2020年07月04日

アップグレード



 復讐が、<起動>する――。


 ぐあ、眠い。
 最近は人と関わることが多すぎてつらい。ソーシャルディスタンスしようぜ、距離取ろうぜ。むしろ私の外出を禁止してくれ。自宅謹慎でもいい、そういう目に僕は合いたいんです。
 Netflixで呪怨のドラマが始まりましたな。私は真夜中に興奮した兄貴が全編ネタバレしてくれる目に合いましたがこれ書き終わったら観るんだ。


■あらすじ
 愛する妻と平穏な日々を送っていたグレイは顧客である天才発明家エロンの車を修理し、届けた後の足を失ってしまうため車で妻にもついてきてもらった。
 しかし、その帰り道に突然現れた男たちによって妻は殺され、自分は四肢が麻痺して車椅子生活を余儀なくされてしまう。
 事件現場はドローンが撮影していたが犯人が特例できず、絶望から自殺未遂まで行なった後でエロンからAIチップ「STEM(ステム)」を埋め込むことでまた歩けるようになると話され手術を決意する。
 ステムの力で動けるようになったグレイだが、このステムは意思を持ちグレイに話しかけて、グレイの望み通りに妻を殺した犯人の捜索を手伝ってくれる。
 だが、ステムの完璧な捜索で犯人の男たちを追い詰め、拷問し全員に復讐するそれは最初のグレイの望みとかけ離れていく。

■感想
 ひっさびさに超好みなB級映画でした!
 冒頭の幸せはすぐに叩き落とされ、ステムという強制的な同居人が次第に相棒となっていき、妻殺しの犯人たちを追い詰めていく。人間ではない機械的アクションと最後の展開には歓喜しまくり!
 これは去年映画館行っとくんだったなって後悔するほどだったとも!

 あらすじにほとんど流れは書いちゃったからもう順を追っては書かないけど、舞台は近未来。と言っても、ドローンやAIが生活を支えている程度でそこまでSFじゃない世界。
 グレイはこの世界ではAIとかほとんどつかってないアナログな人間で、レトロとなった車の修理をしていた。

 しかし、突如男たちに襲撃されて妻を殺され自分も動けない身体に。
 そこに救いの手を差し伸べるエロン。埋め込んだチップ、AI・ステムによって動けるようになるがステムは特定不能だった犯人たちの手がかりをも見つけてしまう。

 ステムの存在は秘密なので、妻殺しの証拠を手に入れるために犯人の家に侵入。しかし、帰ってきた犯人と出くわしてしまう。殺されかけた時にステムは「助けが必要なら言ってくれ」と言う。
 そして、許可した途端に始まるステムがグレイの身体を使ってのアクション。ノールックで殴り、相手の動きを予測して殺す。
 まさか、殺すまでやると思っていなかったグレイは困惑するが、ステムが他の犯人へと繋がる情報を手に入れる。
 ここでステムがネットにない情報に困惑しているところを可愛いと思えた時期は平和だった。

 犯人がいるバーに乗り込み、またもステムと倒す。
 ステム、AIなんで惨い拷問とかさっくりやっちゃうんだよ!
 しかし、ここでエロンがステムを強制停止するために動き始める。ステムの存在がバレないために。

 だが、ステムはそれも予測済み。
 強制停止を解除するハッカーに目星をつけ、グレイに情報を書き留めさせた。グレイはステムが動かなくなる=自分で動けなくなるまでにハッカーの元に辿り着くが、追っ手も殺された仲間が残した視覚映像で迫ってきていた。
 あ、書き忘れてたけど、敵は銃を身体に一体化させたサイボーグなんだ。

 ここでさ、帰ってきてくれた時は「ステムぅっ!」って頼もしい相棒の帰還と感じていたわけだが、事態はきな臭くなっていく。

 妻殺しの事件を担当していた刑事・コルテスが疑っていたグレイの行動に気づいていた。
 グレイの方もステムに突き動かされる形で復讐の続きに行くが、そこでのカーチェイスで決定的なシーンが訪れる。
 ステムが手伝ってくれると言った瞬間、妻が乗っていた車と同じAI運転していた車が突如エラーを起こし、コルテスの車とクラッシュする。

 なぁ、おい。待てよ、相棒。
 このエラー画面、グレイたちの車がおかしくなった時にもあったよな?
 ハッカーにステムのプログラムコードを変更させて再起動で帰ってきてくれた後で、ステムはグレイの許可がなくても自分の意思で動けるようになっている。

 自分たちを守るためにと最後の一人・フィクスのところへ向かい、仲間にならないかを蹴って戦闘へ。
 チップが埋め込まれたことによりアップグレードしたグレイは今までステムで無類の強さを誇っていたのだが、フィクスもチップを埋め込んでいて逆に予測されて攻撃され回避され、初めてステムがグレイに助けを求める。
 グレイは前に殺したフィクスの弟のことを出して動揺させてフィクスを殺す。ここで「ありがとう」っていうステムが、ステムが!

 フィクスの発言からあの事件は妻を狙ったのではなくグレイを狙い脊髄を攻撃して今の動けない身体にすることであったと知ったステムは電話記録を調べるように言い、殺しの依頼はエロンがしたものだと知って最後の復讐に行く。
 ガードマンなんかノールックでステムが射撃だぜ。

 しかし、エロンの元にはコルテスがいてグレイは捕縛されたと思いきや、ここでもステム無双。
 でも、復讐に関係のないコルテスを手にかける気はないグレイはステムに抗い、コルテスにテーザー銃を打たせることで自分ごとステムを無力化。

 そこで明かされるのは、黒幕がエロンではなかったこと。エロンも初めからステムに言われたまま行動していたことが分かる。
 ステムは自在に動ける身体を求めていて、フィクスたちのような中途半端なアップグレードで汚れていない肉体としてグレイを選んだのだった。
 襲撃の計画も、助けに手を差し伸べたことも全てステムが仕組んだことだった。

 ここでステム復旧。グレイがステムを止めるために自分の手に刺していたナイフでそのままエロンを殺す。
 喋りすぎた以前に他のシステムを作る可能性のあるエロンは不要だった。

 続いてコルテス。
 彼女だけは守ろうとグレイはステムに抗い、自分に向けて引き金を引く。

 そして目覚めるとグレイはベッドの上にいた。
 四肢は動き、笑顔の妻から交通事故の後で2日間意識が戻らなかったことを知らされて抱き締めたグレイは安堵で泣き崩れる。

 ああ、なんてハッピーエンド。
 お前の中ではな。

 ステムによって心の中に閉じ込められたグレイは幸せな夢の中に落とされた。あとはステムが身体を引き継ぎ、コルテスに向けて銃を撃つ。
 無表情のグレイ=ステムはそのまま立ち去っていく、というバッドエンドなわけですよ。なにこれ最高か!

 ちょいちょい違和感はあったのですが、ステムの頼もしさもあって信じたくない気持ちでいっぱいだった。でも、やはり決定的だったのはハッカーにプログラムを変えさせたこと、車のエラー表示だよなー。
 AIの怖さを描く物語ではありましたが、どうしても共存はできなかったのかを考えてしまう。
 でも、無理だよな。ステムは身体を求めて最適な肉体を持つグレイを追い詰め、密かにプログラムコードを書き換えさせて自由を得た。グレイは必要ない。
 まだ、ステムがヴェノムのように宿主に愛着を持てばと思わなくもないが、グレイも妻を殺したステムを許すことなんかできるわけはないもんなー。

 ああ、素晴らしい映画だった。
 惜しむらくは、敵に恐怖を抱かなかったことかな。近未来なのに80年代風な世界でAIとのバディもの、そして全てを仕組んだ黒幕であるAIが宿主の精神を壊して解き放たれた恐怖の終わりでした。

 では、ここで今回のお気に入りへ。
 今回はやっぱり停止したステムがハッカーによる再起動で帰ってくるシーン。
 動けない中、敵はもうすぐ側に来ていて「起きろ、ステム」と呼びかけ続けたグレイの声に応える。


「グレイ、ただいま」


 もう、この瞬間は有り余る頼もしさで歓喜したのになぁ。続く戦闘でステム△だったのに、全部仕組まれたモノだったんだよ。
 今回は吹き替えで観ていましたが、「ただいま、グレイ」だったらごめん。もうちょっと我慢出来なくて書きながら呪怨観てるからBD見返せないのだ。B級映画好きは是非観てほしい。確か、今ならAmazonプライムでも観れたはず。







アップグレード
監督 リー・ワネル 出演 ローガン・マーシャル=グリーン, メラニー・バレイヨ, ベッティ・ガブリエル, ハリソン・ギルバートソン, サイモン・メイデン
Happinet(2020/04/02)
posted by SuZuhara at 18:07| Comment(0) | BD&DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月28日

ブリガンダイン ルーナジア戦記


“果てなき戦場のファンタジー”


 うむ、6月が終わろうとしている。今年も半年終わるのか。
 映画とか全然行けてないからかなりすぎるのが早い気がしますが、最近は本当に時間がない。8月にはドロヘドロ原画展のために大阪に行きたいけど、コロナ云々以前に仕事が多くて行けないかもしれない。ぬぅ、行きたいんだけどなぁ。
 でも、先日ドラネッツ通販戦争に見事勝利できたので、次の休みにはキット製作するんだ。その時はディズニープラスも契約して観てないシンプソンズを観るんだ。
 え、次の休みはいつ? 海の日辺りって聞いてるよ……。

■あらすじ
 古よりルーンの神が人間に与えたマナが降りそそぐ大陸ルーナジア。ルーンにより剣や魔法、モンスターを召喚する力を者を人々はルーンの騎士と呼んでいた。
 五つのマナストーンが埋め込まれた特別な鎧ブリガンダインは国家の思想の象徴となっていた。
 正義・高潔・自由・誇り・自我、そして持たざる国の六人の君主とルーンの騎士たちは大陸統一を目指して戦禍へと身を投じていく。


■感想
 今回のあらすじは、体験版に書いたののコピペ。やー、書く時間の短縮短縮ぅ!
 はい、すみません。でも誤変換だったの直したから許して。ネタバレあるし、スチルも貼ってるからるから注意。

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 結局直前まで誰からやるか決められなかったのですが、初志貫徹というか王道っぽいガイ・ムールから。主人公はかわいい子がいいんだよ! そして最近私の傾向が金髪好きになりつつある。おかしいな、セイバーさん派じゃないのに。

 ガイ・ムールは大陸で一番大きい国なのでいろいろと歴史があるのですが、始まりは現大統領の娘・エルザが実は有名バレエダンサー・ジルであることから始まる。評議員とか鬱積の溜まるエルザの立場から唯一自由になれる姿ってわけですな。
 その公演時に傭兵として警護に来ていたシノビの国のタリアと出会い、正体がバレてしまう。
 あれやろ、身体――筋肉の動きとかで分かったんやろ? とか思っていたら、エルザをつけただけっていうことにがっかりしたのは俺だけだろうよ。

 タリアから他国のきな臭い状況を聞き、その後マナ・サリージア国から使者の死体を送り返されたり、ルビーのとも父王を殺されたことで兵を挙げてたから大陸制覇すっかと戦争開始。うん、間違ってない。

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 ブラックバードという種族については興味深かった。
 でも、仮面をつけることが義務づけられているみたいなことを言っておきながら二人とも普段からつけていないっていうね。
 男の方・ダリアンが仮面をつけずにエルザの前でいたことを怒られるシーンがあるんだけど、この辺仮面ってなんだって感じだった。でも、ブラックバードの短命と子ども作ったら死んでしまうというのは女の方・ケイトは初め軽く言ってたんだけどこの辺りであああだったなぁ。
 そんなエピソードの後にこのスチルで説明が入るから順序おかしい感じがしたんだが、これって使ったユニットで変わるんかなぁ。

 物語は地域制圧すると進んでいくんだけど、ちょっと話の流れが分かりにくかったかな。
 兵に引き入れたトゥマって奴がいるんだけど、グスタフでいきなり父の仇と出会う。お、おう、この辺りもストーリーあるのか。回収ががが。
 とか思っていたら、その後だいぶ経ってからなぜか父を殺された仇を探しているというストーリーが入る。うん、もうそいつ倒したぞ。
 やっぱ使ったユニットが関係すんのかなぁ。ちょいちょい必死に防衛しないといけないからキャラを動かしにくいんだけど。

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 まぁ、そんなこんなで制圧しながら物語が進んでいく。
 私が思っていたとおり、カインはめっちゃいい奴。昔からエルザと比べられててひねくれてるけど、根が素直な子どもなのでムウア老並にいじりたい。昔にムウアから教わったカードでモンスターを整理しているところで、これは強いからエルザのためには使わない。でも、今使わないでいつ使うのよ。ってな感じでここではムウア老にカインが終始オタクオタクっていじられてて楽しいw
 

 床に伏している大統領の真実、今回の功績でエルザは大統領となること、そしてケイトとエルザの好きな人の話――。この辺りはすごく上手いなぁ、と。誇りというよりもこの国こそ自由がテーマなのでないかと。
 エルザの恋は大統領という立場では自由にできるものではなく、ケイトはその結果が死でありブラックバードの戦士には許されていないこと。二人が泣いてるところは本当によかった。

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 大陸制覇前にカインのぼやきそのまんまなケチがつきますが、無事に大陸制覇。
 カインが大統領補佐官になってて笑った。まさか、お前の赤面顔が見れるとはw

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 さて、ケチとはオーロラとエンドリアンという存在。
 いきなり、お前たちはルーンに振り回されている。お前らはルーンのマナのせいで戦闘民族だ、とまでは言っていませんが、そんな感じでいきなりやってくる。マナは人間を反映させるんだけど最終的に戦争に発展していくんだってよ。ふーん。
 うん、まぁ、ちょこちょこ情報あったから分かっていたけど、いきなり全員石化で負け試合とか萎える。しかもその後彼らのエピソードとかされてもあんま興味ない。俺は、戦争が、したいんだよ! 神みたいな存在はいらないんだ!

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 とか思っていたら、本物の神が来たー!
 もうこの辺で僕は大分苦笑いだったよ。この後、ルーンの神につくかオーロラにつくか選択を迫られる。

 え、どっちでもいい。

 うん、本気でそう思った。
 でも、神と敵対するとルーンの加護がなくなるからむっかしいよって書いてあったからエンドリアンから倒し、その後神も倒した。
 なのに、どっちもあっさりした終わりだったから苦笑しか出来ねぇ。なんだかなー。
 
 戦闘システムについてだけど、まずマップの初期配置が敵から遠すぎるのが気になった。
 うえへぇ、2ターンかけて的に届くか否かってとこ。侵攻戦防衛戦で何度も何度も戦闘するのにこれが面倒になる。あと、職も少ないから上級職行ったらユニット育成も楽しくなくなる。モンスターの進化で強くなっていくのはありがたいし、ビジュアルも好みだったけど種類が少ないから進化先へ悩んだりしなくてそこはもったいなかったかな。
 命中は90%とかでも余裕で外れるので地形効果とかバカにできない。そういう意味では平地最強とばかりに使ってたメインのメンツが弱体化したシノビの国が一番キツかったかな。
 あとね、スイッチの画面では小さすぎて見にくいのは難点だ。テレビに繋いでやってたけど、それでも細けぇという印象だったからね。

 とりあえず、ガイ・ムール国は終わったので次はマナ・サリージア国へ。
 これの感想は書くか分からないけど、君主の武内くんボイスを聞くとアマプレでの高いテンションとのギャップに驚いた。そして、ガイ・ムールでもそうだったけどこの国でもルビーのノーザリオ国が「なにかと正義正義って言い出す国」扱いで笑った。あ、イエナを倒した時ルビーに謝ってて可愛かったです!

 では、今回のお気に入りへ。
 大陸制覇後のガイ・ムールでのこと、エルザがひとりひとり労いの言葉をかけていたシーンで。
 憎まれ口しか叩かないがカインは戦闘中にめっちゃエルザを援護していたらしい。


「ほんとほんと。エルザお姉ちゃんを助けるために、すっごいモンスター、召喚してたもんね」
「ば、ばか。
 だからそれは、ガイ・ムールの騎士として当然のことをしたまでだと…」
「あれまぁ、カイン大統領補佐官様、ほっぺが赤くなってますよぉ〜だ」


 FE風花雪月のフェルディナントといい、最近カインみたいなキャラがすごい好きなんですね。
 ストーリー部分は短いけど、キャラのひとりひとりの個性が出ていて楽しかった。でも、オーロラと神、お前らは許さん。




ブリガンダイン ルーナジア戦記
ハピネット (2020/6/25)
posted by SuZuhara at 22:05| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月21日

Fate/Requiem 1巻『星巡る少年』



「私は死神――サーヴァントを殺す仕事をしている」


 一ヵ月は自由だああっ!と羽を伸ばしていましたが、そろそろタイムリミットが近くてつらい。
 でも、昨日今日はちょっと趣味の日として映画三昧して本を読んでた。サブスクは便利だけど、映画の冒頭切りができちゃうのがつらいな。『ザ・サークル』という映画は公開時に見に行きたい候補だったのだけど結局行けなくてNetflixにあったから観ようと思うが、二十分くらい動きがないと飽きてしまった。なにかで昨今は内容を理解するまでの時間を惜しむとかなんとかという記事を読んだが、そんな感じなのかねぇ。
 まあ、僕の方は相性が悪すぎて私の言葉を全く認証してくれないアレクサがかけてくれたおすすめのブリトニー・スピアーズを聴きながらえっちゃら感想を書いてます。


■あらすじ
 誰もが聖杯を持ちサーヴァントを使役する世界で、宇津見エリセだけはそれを持っていなかった。
 聖杯を持たず悪霊をその身に宿すエリセは死神として反社会的なサーヴァントを殺す仕事を請け負っていたのだが、仕事でヘマして川へと沈んでいく中で金髪の少年サーヴァントと出会う。
 自分のサーヴァントなのではと思いもするがエリセには令呪がなく、少年の反応もたどたどしい。一時的に保護することになった彼をプラムと名付け、友人のカリンと街を歩きながらプラムにいろいろなものを見せて行く。
 祖母・チトセに一方的に仕事を控えるように言われても単身情報屋の元を訪れ、令呪狩りのことを知ったエリセは学校で知り合ったコハルが参加する聖杯トーナメントの会場で暴走するサーヴァントたちを目の当たりにすることになる。


■感想
 やー、FGOのコラボイベが面白かったので本買ってみたよ。
 もう紅葉さんがめっちゃ好みなんだよね、恐竜だし! もう一臨から変えるつもりはないねw エリセもコラボイベで屈折しているがめちゃくちゃ可愛かったのでボイジャーもゲットしようぜと回すが爆死。おかげでせっかくのラムダ復刻も石がないという自体に陥ったのだ……。
 早いところ友人にデータを引き継いでもらいたいのですが、双六やカジノイベントの厄介さを伝えたら断わられるっていうね。いやいや、これくらいはまだかわいいものですよ……。

 では、内容へ。
 と言っても、あらすじの通り。あまり上手く行ってないけどな!
 誰もが聖杯を持ち、そしてサーヴァントを使役する世界。そこでエリセだけは聖杯も令呪も持たず、サーヴァントを呼べない。代わりに座に刻まれもしないような無名の悪霊たちに好かれて身体を蝕まれており、人の身でサーヴァントを喰らうことができる死神。
 聖杯を持たないというコンプレックスが強く、仕事に対する勤勉さは承認欲求の現れなんだろうな。サーヴァントを殺したくないけれど、これしかできないからってやつだ。

 読んでいて一番感じたのは、読みにくいってこと。
 よく小説を読む人には文章の合う合わないってのが結構重要なことは分かってもらえると思うけど、これとはちょっと違って情報がよく分からなくなるって感じ。
 プロローグのエリセの仕事真っ最中で始まるけど、誰もが聖杯を持つ云々だけでなく不死者や船長、前髪礼装にクンドリーの投影と初っ端から情報過多。Fateの世界観補正があってもちょいと難しい。でも僕はすぐに理解しようとしない性質なのでそのまま読み進める。

 金髪少年、まだ名前は分からないけれどもボイジャーと出会い、エリセはカリン&紅葉に救われる。紅葉さんさすがや、とか思っている間に、エリセは風呂を知らない少年と入浴タイムへ。
 うん、何言ってるか分からないと思うがってやつだ。
 その後、エリセの先生――カレン・フジムラ。おう、フジムラ。そしてカレン。え、AI? カレンがいっぱいいるとかある意味天国で悪夢ですね。少女聴講生のコハルや祖母チトセと出会っていく。

 上手く説明ができないんだけど、少し読んでは「あれ、今の彼って誰だ?」みたいに数行戻るってことを繰り返したんだ。これが僕には読みにくい。すんなりと入ってこない。
 エリセ一人称だから完全な説明なんてないんだけど、結構言葉が省略されている。にも関わらず、今続けて読んでいる2巻の途中で分かるコハルのギャラハッドがオルタであることは1巻のカラーページで既に書かれていたりする。
 ん、腑に落ちぬ。ちぐはぐというのが正直な印象。その世界で生きる君たちは分かるかもしれないが、俺はちょっとよく分かってないぞ! 一人称は狂言回しの可能性もあるから気を抜けないけど、エリセはコンプレックスと厨二の塊なのでちょっと安心するがね。しかし、エリセは英霊いっぱい知ってるかも知れないがな、こちとら世界史なんて丸暗記乗り切りだから覚えてねぇんだぞw
 でも、エリセのすぐにカリンから離れようとするところはいただけないな。友達は大事にしてくれ。カリンと紅葉の存在は双六空間でも君を支えたじゃないか。

 聖杯トーナメントなど興味深い催しはあるが、やっぱり情報過多で処理できないまま進むとトーナメントがすぐさま壊れるから悲しくなる。始めギャラハッドが女騎士のように書かれていたと思ったら、次はマスターをも煽る皮肉屋な男として、次はコハルとギャラハッドが英霊憑依(ポゼッション)してマシュのような女騎士として――。うん、エリチは英霊憑依を知ってたけど始めそんな説明なかったやーん! 断片で英霊憑依とか女騎士でギャラハッドは男とか考えることはできるけど、なんかしっくり来ないんだよぅ。

 死を経験したことのあるものを操ることができるンザンビとの戦闘はコハルを煽ってボコボコにするのが楽しいという嗜虐心をくすぐられるw
 ゾンビの起源となる神霊だが、なにをすることでゾンビとして操れるとかはよく説明されてなかったのが残念だ。

 最後はボイジャーと契約することができるが、カレン・フジムラは死んじゃうし敵も出てくるけどそれはなにも語られずに終わる。うぬ、序章ということですな。

 ファイヤーガールの時もそうだったけど、章が終わるごとにイラストがあるのはとてもいい。紅葉さん可愛いw

 むぅ、さすがにコラボイベの方がエリセのキャラが立っているかな。
 よく分からない世界をよく分からないまま覗いているというのが今作の僕の印象でした。2巻を読んでこの印象が変わるか楽しみにしていますが、紅葉さんが出ていればそれでいいような気もしている。

 では、今回のお気に入りへ。
 ボイジャーがエリセに連れられて学校を訪れ、そして初めてカレンに出会ったシーン。
 少年は先生、エリセ、そして自分自身のズボンを念入りに見比べてから言う。


「あのひと、はいてないよ」
「静かに」
 先生は最高なんだ。


 この三行めっちゃ笑ったw
 エリセとカレン、チトセやルキウスの関係は断片しか語られないんだけど、そのままカレンが死んじゃうのはエリセのように悲しめなくて悲しかったなぁ。




Fate/Requiem 1巻『星巡る少年』
星空めてお イラスト・NOCO
TYPE-MOONBOOKS (2018/12/29)
posted by SuZuhara at 18:04| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月20日

ドロヘドロ Blu-ray BOX 下巻 初回生産限定版



「カイマンよく聞け、口の中の男は栗鼠だったんだ」


 世間ではついにラスアス2が発売したようですが、私が買うブリガンダインまではついに一週間切ったよ!
 久々にゲームを発売日に買うからめっちゃわくわくする! まだどの陣営からやるか決めてないし、休みも取れないらしいけど、そんなもの知るか俺はゲームするんだああと何度も言っているので大丈夫だろう。マジ本当に頼む。
 とまあ私の方はvitaの方にDLしただけで忘れていたゲームを消化しようかな、と手に取ったのですが、評判のよかったゲームをやっていないことに愕然としながら始めると、チュートリアルが長すぎてダメだったことを思い出す。
 本当に無理なんだよ、やっていくうちに理解するタイプでどうしても分からなければヘルプなり調べるけど、強制的に説明されるのが無理なんだ。


■あらすじ
 トカゲ頭に変えられた男・カイマンは自分に魔法をかけた魔法使いを友達のニカイドウと探していたが、自分に付き合い怪我をするニカイドウを見てこれ以上は巻き込めないと一人で魔法使いの世界に行ってしまう。
 それを追おうとするニカイドウだったが、煙に時を操る魔法使いであることがバレてしまい、ブルーナイトで強制的にパートナー契約させられてしまう。
 ニカイドウが煙のパートナーになったことを知ったカイマンは友達を助けるために変わってしまったニカイドウと拳を合わせることになる。


■感想
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 やー、下巻も買ったぜ! 待っていたぜ、魔のおまけ!!
 もう多くは語らず、内容コピペに行く。Amazonの商品ページより引用。


【初回生産限定特典】
1原作・林田球先生描き下ろしBOX
2キャラクターデザイン・岸友洋描き下ろしデジパック
3OVA「魔のおまけ1~6」(総尺約30分)
4オリジナルシューピアス

【初回生産限定特典】
1原作・林田球先生描き下ろしBOX
2キャラクターデザイン・岸友洋描き下ろしデジパック
3OVA「魔のおまけ1~6」(総尺約30分)
⇒新規アニメ映像!
4オリジナルシューピアス
⇒スニーカーの紐に付けられるアクセサリー!

【初回・通常共通特典】
■映像特典
PV、CM、ノンクレジットED

【収録話】
第7話~第12話+OVA(総尺約30分)



 このシューピアスってのは私、Lotus兄貴のも持っていたりするんですが、センスがないから持て余していたりする。
 てか、私基本的にアクセサリーは重いのでつけられないんですよ。指輪とか絶対にダメ、指動かなくなるのは無理すぎる。だから大人しく飾るんだぜー。
 Amazonの方には乗っていないけどカスカベ博士のタトゥーシールもついている。使ったら終わりだから使えないがね。

 さて、本題だ。OVA魔のおまけについて。
 僕は原作大人買いしたのだが、コミックに収録されているおまけ漫画のアニメ化。

・魔のおまけ1「仮面格差」
 魔法使いの仮面作りに関するお話。
 心や能井たちエリートは悪魔が作ってくれるが、藤田たち下っ端はそうはいかず、なんとか賄賂を渡して特性マスクを作ってもらおうとする話。
 能井の「チョコチョコチョコ」がめっちゃ可愛すぎたw

・魔のおまけ2「店舗for you」
 まだ餃子を手売りしていた頃のニカイドウが魔法使いが好むお茶を出す店で用心棒を始め、その後、空腹虫となる店舗を譲ってもらう話。
 ニカイドウがここのお茶好きなのも言わずもがなだったんだろうね。

・魔のおまけ3「下っ端青春グラフィティー」
 転んで怪我をした恵比寿が運び込まれた能井の部屋でたくさんの写真を見つけ、煙が写真好きでよく撮るのだと教えられる。自分の写真も欲しくなり煙に頼むがファミリーではないからダメだと断られ、自らカメラマンところに向かうことに。そして、カメラマンから藤田を含めた煙ファミリーの下っ端たちとともに写真を撮ってもらう。
 何気にランニングしている心先輩と普通に部屋に入れる能井が超好き。恋愛とかじゃないのさ、そうあることが当たり前なのがいいのさ。そして、煙や心からご飯をもらっても味に辛辣な恵比寿w

・魔のおまけ4「あなたの知らないギョーザの怪」
 空腹虫に住み着くギョーザ男は店主であるニカイドウも知らないうちに客が餃子を堪能できるように暗躍する。ある雨の日、ニカイドウが寝込んでいるうちに換気扇の掃除をしているととある来客がやってくる。
 ギョーザッザッ、とあの声を聞いたら忘れられないぞ。
 どちらかというと僕はこの続きの話の方が好きなのですが、ギョーザ男が動いているという謎の感動につつまれるのだったw

・魔のおまけ5「オドル魔ノウタゲ」
 煙から舞踏会を開くと言われ、心はまだファミリーに入ったばかりの頃に体験した舞踏会を思い出す。そこで会った女の子のことを気にかける心をダンスに誘う能井の姿に10年前のことを思い出すのだった。
 心と能井がメインですが、MVPはどう考えても煙さん。そして、「チチヲダス」もちゃんとやってくれる恵比寿とMAPPAが好きw

・魔のおまけ6「夜風に吹かれて大葉記念日」
 カイマンが取ってきた大葉と生姜でニカイドウは大葉餃子を作ることに。二人で作った餃子を屋上で食べることにする。
 髪の短いニカイドウなので出会って間もない頃、これでカイマンが大葉ギョーザ好きとなったかと思うと感慨深い。それも、本編で二人の出会いとかやった後だからね、おまけの最後として相応しい感じでした。

 おまけ全編がアニメとは違ったタッチで作られているのだが、この辺りは詳しくないのでお門違いなことを言っていたら申し訳ない。アニメは3Dモデルで作られているようだけど、おまけは違う。たぶんイラストなんじゃないかな? いや、色のタッチが違うだけかな?
 上手く説明できないけど、初めは少しの違和感とこれもいいなと全面肯定w それくらい楽しかったのである。

 アニメ本編の方がみんな大好き野球回から最終話まで。
 ドロヘドロでどの回が一番好きかと聞かれると、リビングデッドデイなのですが、楽しいのはダントツで野球回。恵比寿のシャークスダンスと最後のニカイドウの打ち方がマジでいいんだよw

 カイマンが魔法使いの世界に行ってからの擦れ違いはちょっとつらい。カイマンがいなくなったことで空腹虫は繁盛するけどそれじゃあ物足りなくて、探しに行くと決めた途端煙に囚われる。
 ブルーナイトでカイマンは知らぬ間に心先輩を助けていたりするが、ここでのスーツの能井超好き。グラグラも登場してるぜ!
 カイマンの遥か頭上でニカイドウは無理矢理煙と契約させられてしまう。もう、煙さんのこういうスマートじゃないところ好きだぜかなり。

 煙との契約でかつての自分を失い煙に言われるがままとなってしまったニカイドウを助けるためにカイマンがパイマンになりながら、ニカイドウとともに煙屋敷に囚われていたカスカベ博士らはかつて助けた心と再会して匿われていた。この状況で屋敷を歩き回れるカスカベ博士もすごいが、心の恩人ならとすぐに仲良くなる能井もすごい。こういうところぐちゃぐちゃ言わないから心と能井の関係はいいんだよな。

 最後に変わってしまったニカイドウを取り戻すために戦うことになる。落ちた穴の中で何者かに背中を切られたことで煙の契約書が取れて正気を取り戻すニカイドウだが、カイマンがそれを信じずに喧嘩腰なの楽しいw ここはさ、鳥太とアスも面白いんだよね。
 でも、迎えに来た煙がキクラゲとニカイドウの扱いが一緒でそれをツッコむ鳥太のセリフがなったのは残念だ。
 最後のEDはこの後のこと、毒我たち十字目幹部が出てたり、心に内緒で煙屋敷を出たカスカベ博士たちの冒険やニカイドウになった鳥太にベタベタされて喜ぶ煙さんとか素晴らしいし、ラップの入ったEDソングもめっちゃ好き。サントラも俺DL済みですよ、夢の花煙〜♪


 既にいっぱい書いてるからこの辺りでやめるけど、めちゃくちゃ面白い作品で、町並みに張られているチラシとか小物に注目するだけでも製作者さんの愛に溢れていることが分かる最高アニメでした。続編是非とも作って欲しいそのためなら俺、煙さんマスク買うよつけるよ近所くらいでならw

 では、ここで今回のお気に入りへ。
 今回はやっぱり最終話の「ボーイミーツガール=バトル!」より、このサブタイをそのまま使ってくれた時点でももう好きすぎるけど、バトル時にニカイドウとカイマンが交わすこの会話が好き。


「どーした、女が相手じゃ本気が出ないか?」
「テメーを女と思ったことは一度もねェわ!」


 二人が恋愛っぽくなることもないことはないけど、それ以上に友情が強いのがこの辺の信頼がハンパなくて好き。
 二期も三期もやってくれ、是非とも最後までやってください!






ドロヘドロ Blu-ray BOX 下巻 初回生産限定版
監督・林祐一郎 出演・高木渉、近藤玲奈
東宝(2020/06/17)
ラベル:ドロヘドロ
posted by SuZuhara at 09:36| Comment(0) | BD&DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月14日

ソードアート・オンライン プログレッシブ1〜7



「ひとりで格好つけないで。パートナーでしょ」


 うん、無理だ。常日頃から思っていたことを実感したのでもう無理をしてしがみつくのはやめよう。
 なんの話かというと大まかに言えば人付き合いですな。お前、前からやってねぇだろ? 全くもってその通り。でも、今回私が言いたいのはネット上でも無理だったということだ。もう変身考えるの疲れちゃうからやめようね!
 最近はファンクラブとかも交流が必須じゃなかいか。大学で偶像学っていうのを取ったが、僕は偶像との接点を求めていないんだよ。テレビの前だけ、ライブの間だけ会えればいい。極論、それが実在していようといなかろうともどっちでもいい。繋がることを求めていない。ツイッターで本人に話しかけるとか、正気かと思ってしまう人間なんだ。このズレが僕は耐えられない。
 今は時代的に繋がることをさも当然と求められるから僕には生きにくい。ならいっそのこと全部やめようぜ、と行動を畳んでいこう。この決断をするのに五ヵ月くらいかかったけどな!


■あらすじ
 ゲームとは無縁の優等生だった結城明日奈は、VRMMORPGソードアートオンラインのサービス開始初日にログインしてしまったことからクリアするまでログアウトすることのできないデスゲームに囚われてしまう。
 ゲームに囚われ現実世界の出来事に置いて行かれることを怖れた明日奈=アスナは百層攻略という先の見えない戦いに自暴自棄になりながら戦っていたがソロプレイヤー・キリトやアルゴに助けられて細剣使いとして頭角を現していく。
 そして、βテスターとして先の展開を知っていながらも秘匿していたビーターとして悪名を広めることになるキリトに臆することなく付き合い、時には振り回しながらアスナは攻略組最速の細剣使いとしてSAOの世界で生きていく。


■感想
 うわー、ごめん、あらすじ本当に下手だああっ!
 ま、天下のSAOのあらすじ、しかもこの辺境でのものを読んでいる人なんていないと信じている。

 さて、いつも通りざっくりと説明。
 ここのところ漫画を読む機会が多く、1クリックで全巻買えちゃう電子書籍には大変お世話になった。紙の本派だったけど収納に困らず携帯さえあればいつでも読めるという利便性はいいね。不便なのはコレクションが分かり憎いこと、携帯端末の電池依存と最終的にハズレだった場合に売れないこと。あと実体のないデータだけにも関わらず大して値段が変わらないことかな。
 まあ、いろいろ言ったけど今のところ小説と呪術廻戦以外は電子書籍移行しつつあったりするのだった。

 では、内容へ。
 ソードアートオンラインプログレッシブはSAO第一層からの話ですが、これはアスナ視線でのコミカライズ。隠しログアウトスポットの噂に踊らされて死にかけるアスナさんは初々しいですが、いつでもどこでも助けてくれるキリトさんはこれはもう恋に落ちるレベル。だが、この本編では外野からは公認カップルでもそんな雰囲気にならないので私のようにリア充死ね派も安心。
 というかですね、ちげーから!ってあたふたしている時期が一番楽しいんだよ、イチャイチャしすぎると食中を起こす。映画はたぶん二度と観れないと本気で思っている。6巻あたりに収録されている漫画作者さんの脳内キリトアスナの映画を観た反応の方で映画一本分みたいw

 漫画は全七巻でキズメルのエルフクエスト第二層終了まで。
 続きは他の作者さんに引き継がれているようだけど、掲載誌が休刊で止まっているようなので未読。あくまでこの七巻までの感想です。

 家庭環境から成績上位であることを強いられていた明日奈はSAOに囚われたことで現実の受験戦争から置いて行かれることを怖れて隠しログアウトスポットなんて怪しい噂につられてしまうアスナだが、この一件で知り合ったアルゴから攻略本をもらい戦い方を知る。
 それでも自暴自棄は変わらず、一人迷宮に引きこもってすり減りながら戦い、危ういところをキリトに助けられる。この時点でキリトヘルプは二回目。
 だが、アスナも既にバーサーカーの片鱗があるのでピンチに離脱ではなく殲滅をチョイスするのは笑ったw アスナは可愛いって描かれ型が多いけど、戦闘時の凜々しさ? 怖さもちゃんと描かれているのがいいなぁと思う。
 あと、アルゴの出番が多いのは素晴らしいよね!

 初めてのボス戦攻略会議。これは騎士・ディアベルの鼓舞と大人気キバオウによるβテスター晒し上げ。エギルの攻略本でβテスターは情報を提示していたことを指摘されて場は収まりかけるが、ボス戦攻略本に『情報はベータテスト時のものです』という但し書きがあったことから発行者のアルゴこそβテスターだと盛り上がってアルゴを突き出せという展開に。
 さすがのキリトも静観はできないと飛び出すが、ここではアスナの方が早い。速いことはいいことだ、とクーガーさんも言っていた。

 アスナの「感謝以外何をすると言うの?」発言で――いや、女の子の存在により固まる男性プレイヤー笑ったw うん、分かる。フード装備とはいえ可愛い子いきなり来たら固まるわな!
 そんで、自由にパーティ組め発言であぶれる展開も分かるw 分かるよ! いっそ強制にしてくれよ頼むからああって思うよマジで。

 このあとはキリトさんの宿でお風呂イベント。
 おい、サービスシーンだぞ。買え、であるw アスナさんが勝負下着買うシーンもあるよw

 モンスタードロップで店売り武器よりもいいウインドフルーレを手にしたアスナさんは装備を調えて初めてのボス戦へ。
 人数あぶれで雑魚狩り担当のキリトとアスナだったが、攻略本の甲斐ありレイド戦は終盤へ。
 しかし、ここでベータ時との相違点が。ボスの副武装が異なり、一人トドメを刺しに――ラストアタックを狙った飛び出した元βテスター・ディアベルが死亡する。リーダーを失い統制を欠くプレイヤーにキリトはアスナだけでも逃がそうとするが、アスナさんは狂戦士だ退くわけないだろ!

 ここでの共闘、アスナが攻めてキリトがボスのソードスキルをキャンセルして戦うところは燃える。助けに来てくれるエギルさんもカッケーのである。
 撤退に傾きつつあるプレイヤーたちをアスナは「騎士ディアベルの最後の指示」を語り、キリトにリーダーを引き継がせて続行することに。

 ディアベルのシーンは原作にあったか覚えていないんだけど、ディアベルがアルゴと接触してβテスターとビギナーについて考えていたことが明かされる。なんだ、ただの目立ちたがり屋じゃなかったんか……。

 キリトとアスナのコンビネーションでボス戦は勝利するが、ディアベルを失った穴は大きく、ヘイトはβテスターのキリトに向かっていく。ここで既に扇動を煽る影があるのな。キリトはアルゴともグルだ、とβテスターは悪、ベータどもの肩持つアスナもグルだ、と悪い流れになっていく中、キリトさん渾身の悪役演技。
 LAボーナスの黒コートを身に纏い、ただのβテスターじゃないチートを合わせたビーターの名を自ら名乗って嫌われ者を演じて去って行く。ここでエギルだけじゃなくキバオウもちゃんと分かってるから嫌いになれないんだよなぁ、あいつ。



ソードアート・オンライン プログレッシブ1〜2

 ここまでが2巻中盤辺り、次の第二層ではアスナはソロ行動中にキリトと同じ武器を使う剣士と出会う。キリトかな、って思って近づいてアルゴと会えばキリトのことを聞いてしまうからネタにされる。アルゴ本当にいい、隣で一緒にニヤニャしたい。
 プレイヤーの鍛冶屋が出てきたという情報提示でフィールドボス戦へ。スキルで隠れていたキリトを一発で見つけ出すアスナさん本当にすげーです。

 正直、この話はあんまり好きじゃないんだけど、トッププレイヤーが強化失敗で武器を失い、低レベルの強装備プレイヤーチームが出てくるあたりで事情は察しろ。
 アスナさんも強化詐欺に合ってウインドフルーレを失いかけますが、キリトさんに下着開示することで難を逃れる。え、違う? 分かるだろ、これで合ってるよ!

 犯人はプレイヤー鍛冶屋・ネズハ。フルダイブ不適合で遠近感が掴めず、前戦は厳しい。そんなネズハを見捨てなかった仲間たちを攻略組から遠ざけてしまったことを悔やんでいたネズハにある日黒ポンチョの男が強化詐欺について教えてきたのだという。ここ重要です。
 飛び降りたネズハを掴んだアスナを掴んだキリトは筋力パラメータが足りずに二人を持ち上げられないが、アスナのスカートペロンブーストで助かるw もうホントこういうの好きww
 そして、キリトはネズハにフィールドボスLAボーナスのチャクラム、システムアシストが効きかつ戻ってくる投擲武器を提示し、体術スキル獲得クエストへと導くことに。道中のネズハのキリトアスナいじりはGJとしか言えないw
 しかし、このアスナさんは喧嘩っ早いのでNPCに煽られて体術スキル獲得クエストへ。

 だが、このクエストは終わるまで山を降りれない。キリトでも三日かかった時点で二日後のボス戦は絶望的だった。
 けっどなー、ここでのネズハのアスナと二人で岩割りチャレンジはいいよなー。この思い出だけで一生生きていけるね。

 そして、アスナを欠いて第二層ボス戦へ。
 ネズハのチーム・伝説の勇者達(レジェンド・ブレイブス)がきな臭さバツグン。でも、ボス戦前にイヤイヤながらもキリトの話を聞くキバオウは本当に嫌いになれないね。見た目は好きじゃないがな!
 アスナいないのにアスナの名前を呼んじゃうキリトさんにニヤニヤしたいのでエギルさんのチームに入りたい。別々の方法でディアベルの跡を継ごうとしているリンドとキバオウはいがみ合いながらも攻略という根っこの部分で分かり合っているのがいいよな。
 そして今回のベータ時との相違点、ジェネラルの後からキングという新ボス登場に終わったと思った時に颯爽とアスナさん登場。体術スキルが蹴り重視なのらしいが、アスナ一人の追加でどうにかなるものではない。ひとり敵を引きつけたアスナを庇ってキリトまで死にかけるが、ここでやっとチャクラム装備のネズハが追いつく。
 アルゴの調査で分かったことだが、このキングはチャクラムでブレス攻撃を無効化できるのである。ここからの戦闘はかなり好きですね、レジェンド・ブレイブスたちがネズハを守ったりキリトとアスナのダブル弦月からのフィニッシュは格好良すぎじゃないすか!

 コングラチュレーションに浸る間も惜しく、ネズハ断罪へ。
 リーダー・オルランドの自死寸前の決意表明とキバオウが扇動者を収めてくれたことからなんとかなるが、貶めようとする存在はあんまり良い気分じゃないな。でも、度々発揮されるアスナさんの女子校スキルはすげー! ここでアルゴとアスナさん、ていうかキリトさん以外が連携した鎮圧模様は人の付き合い方を分かってらっしゃるんでしょうね。



ソードアート・オンライン プログレッシブ3〜4

 次は第三層からのエルフクエスト。
 森エルフと黒エルフの戦いに遭遇してどちらの味方をするかでクエスト分岐、本来であれば味方をしたエルフが自爆技で敵を倒すところをさすがのアスナさんとキリトと黒エルフ・キズメルで倒してしまう。
 ここまでは原作と一緒だったけど、敵の鷹使いが現われ、こちらは狼使いが参戦して秘鍵の奪い合いに。ここ、原作にはなかったよね?
 この鷹使いとキズメルには因縁があって、キズメルの妹・ティルネルの仇。そして、狼使いは妹の夫。この物語に巻き込まれていく形になるんだけど、狼使いがアスナを守って死んじゃうからキズメルのダメージが大きいよおぅ。

 ここからは黒エルフの天幕での話とキズメルをパーティメンバーにクエストへ。
 ギルド結成クエストとは関係ないにも関わらず他のプレイヤーたちもエルフクエストをやっていることを疑問に思いながらも、プレイヤーたちは二つのギルドに別れていた。ALOとDKBですな、キリトとアスナにコンビ解消してどっちかに入れなんて言葉にアスナさんブチギレ寸前。キリトは分かっていなかったけれど、キバオウとリンドはキリトが第三のギルドを立ち上げないかを心配していた。そういうのすぐ分かっちゃうさすが女子校育ち。
 前後しちゃうけど、アスナの剣作りはわくわくするのとキリトの発狂超分かるw 自分も欲しいけど、それ細剣だしぐぬぬぅになるわなー。

 森エルフ拠点への潜入クエストで、キリトは裏で暗躍していたプレイヤー・モルテを誘い出して決闘へ。その間に、アスナとキズメル、アルゴで潜入する。パーティメンバーNPCキズメルを前に興奮するアルゴ可愛い。
 モルテの目的は二大ギルドを操り、森と黒、夜警と潜入で対立させること。そして、キリトとHP半減決着決闘することで合法的PKをしようとすること。キリトさんの戦いも面白いが、やっぱりキズメルとアスナの潜入戦の方が盛大で楽しい。二人の共闘はアルゴが見惚れてしまうくらいのもので、リンドの気持ちも超分かる。今際の際に思うことは「乳でっか」で森側でやろうっていった奴に殺意沸くよな、うん。

 その後はプレイヤーたちが協力してキズメルの味方になり仇も討てる。もう、ここでトドメを狼に譲るところキズメルさあああん状態だよ。
 こうして、エルフクエストはキリトとアスナに一任されて二大ギルドは迷宮攻略へ。この後のキリトアスナキズメル狼のパーティは楽しい。「また《秘鍵》を盗られた!? 何回目!? 学習して!!?」なアスナの気持ちも分かる分かる。
 第三層ボスはさっさと終わり次の階層へ、で終わり。えー、ここで終わっちゃうとか悲しい。もっと見ていたかった。

 久々のSAOだったんですが、物語のレベルが高くて面白かったです。
 こうやってアインクラッドを見る度に実際にやりたいと思うよなぁ。自キャラ作ってゲームしたい。キリトを動かすんじゃなくね。ソシャゲにそんなゲームあったけど、あれもちょっと違う。スキルごりごり組み合わせたい。武器強化したいキリトにケンカ売りたい……。魔法がない世界ってのはすっごい魅力的だと思うんだよなー。

 では、今回のお気に入りへ。
 キリトとアスナに一任するエルフクエストでなにか攻略情報が得られた場合、アルゴが責任を持って共有すると約束するとリンドが問う。


「そこまでしてアンタは何を得る?」
「……逆に聞くけド
 夢のファンタジー世界に来たってのニ デスゲームだ攻略だってあくせくさせられテ アンタら飢えていないのかイ? 『物語』に
 ヒロインの間近でそれを見られるんだヨ? こんな役得他に無いネ!」


 アルゴ好きだな、本当に。
 物語は重要だ。だって、僕らはいつだってこのゲームの世界に憧れているんだから。デスゲームで逃げられないなら尚更楽しみたいと思うじゃないか! 






ソードアート・オンライン プログレッシブ5〜7
川原 礫 (原作), 比村 奇石 (漫画), abec (キャラクターデザイン)
KADOKAWA
posted by SuZuhara at 14:27| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする