2024年04月13日

宇多田ヒカル ベストアルバム「SCIENCE FICTION」発売記念 POP-UP STORE & 『ペルソナ3 リロード』× Animax Cafe+ コラボカフェ



 宇多田ヒカル「SCIENCE FICTION」リリースを記念した4日間だけの期間限定となるPOP-UP STORE も東京・原宿にて急遽開催!


 FGOとまほよコラボと聞いて慌てて石を集め始める。450個はあるが、これでは足りないことを俺はもうプレトマイオスで知っている。久々にちゃんと走らねば。
 実を言うと今年は6月まで忙しかったりするんだが、ちょこちょこ忙しいのが楽しくなりつつあるのでなんとか保ってくれ俺の身体……うん、風邪以降いまいち元気になりきれてないんだよなー。


■感想
 遊びに行ってきたよ、原宿ー。
 お分かりだろうが、この街は得意ではなく人が多くて竹下通りとか歩ける気がしないんだが、3月に会場である「UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU」でやっていたBLUE GIANTのPOP-UPSTOREに行きたくて場所だけは調べていたんだ。同時にペルソナカフェも近くだし行ってくっかーという安易な気持ちで行った。これが功を奏したかは正直分からん。

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 中の様子は公式HPを調べてもらえれば動画があるので分かるが、

・AirPods Maxで聴けるアルバム試聴コーナー
 これめっちゃ音良きだし重くなくてヘッドホン欲しくなったなー。
 特に交代時間とか決まっていないので結構待ったけど、光とCOLORSは聴いてきた。自分的に宇多田ヒカルさんと言えばこの2曲とSAKURAドロップスがすげー好きなんで。

・FAN TO ARTIST  デジタルメッセージボード
 宇多田ヒカルさん本人に手書きメッセージを送れるというシロモノだが、あまりに混んでいたのでパスしました。僕は長文にしないと自分の気持ち伝えられんので、ライブ行きますくらいしか書けんしなと。

・海外で話題のフォトブース・MirMir、「SCIENCE FICTION」のキービジュアルをバックに写真撮影。
 やってきた。うん、柄にもなくやった。
 しかしな、写真とか撮り慣れてないので撮って貰った写真を見せた全員が爆笑するシロモノになった。なんでだ。

 他にもCD物販と衣装展示があったので、細いなーと。子どもの頃から知っている人で大きいイメージが存在的にかもしれないけれどあって、思った以上に小柄なんだなという印象を抱いた。
 いやー、なかなか面白かった。こういうイベントは積極的に行った方がいいかもしれん。宇多田ヒカルさんのファンと言えるほどご本人のことを知らないし、昔にバラエティ系の音楽番組に出ていた時は必ず観てたなーくらいの好きなのでファンと言うには烏滸がましいのですが、好きだと思うなら行くべきなんだよな。

 で、そのままペルソナ3コラボカフェへ。

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 店内。

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 注文したメニュー。
・シャドウカレー
・ランダムホットドリンク ココア

 正直、この空間が苦行でな。
 スタッフさんめっちゃ塩対応だし、説明されていないルールがあって、グッズ購入は1回だけってヤツがあったんだけど、いや俺もうこれで帰るんでって言ってもテンプレ会話のようなものをずっと繰り返される。お会計お願いしているのに追加オーダーはできないがいいのかとか言われても……よく分からない。都会怖い。
 前回来た時はこんな対応じゃなかったと思ったんだが……俺にコミュ力がないせいか。

 食事はシャドウカレーはどうしても食べたかったんだ。
 割と辛めのカレーでご飯の量も結構多いのでボリュームがある。けど、盛り付けの関係で冷めるのが速いのが難点だったな。シャドウと戦うことは辛いことなのだと食事で思い知る。
 スイーツも頼みたかったのですが、風邪をひいて以降胃の調子がいまいちでカレーだけでもキツかったので頼まなくて正解でした。絶対に食べられんかった。

 飲み物は俺の好物ココアで天田少年。
 あ、写真を撮るの忘れたのですが、特典コースターは荒垣さんとアイギスでこの3人は私が戦闘で使わないキャラだったりするので、すごい引きだなと思ったw
 ココアはちょい温く底に溶かし残りありだったので、食事の味はアークナイツカフェの方が好きでしたな。

 しかし、いいこともあったんだよ!
 唯一買ったグッズ、トレーディングアクリルコースタースタンドで推しを神引きした。コロマルが俺の机の上にいるよ!! これだけで救われるんだよ。

 以上、原宿道中でした。
 圧倒的に体力とコミュ力が足りていない……っ!




posted by SuZuhara at 23:40| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月06日

ユニコーンオーバーロード



 運命に抗う、絆と愛の幻想戦記


 久方ぶりにがっつり風邪を引いた。熱も出たしメシも食えない。なのに、見舞いに来た家族の夕飯のために餃子を作らされる鬼畜さ。
 なんなん? 病人が作ったメシ食って平気なん? と思わなくもなかったが、メシ食わせれば静かになると知っているので黙々と作る。で、悪化した。
 もうなにがなんだか分からないよ。悲しいことに私という人間は昔から熱があっても普通に動けちゃう人間なので、今は大人しく勧められた『ENDER LILIES』プレイしてるよ。


■感想
 あらすじは体験版感想の時に書いたので割愛。
 ちょっとスクショを漏らしたのですが、確かクリアまでのプレイ時間は63時間でプラチナトロフィー取得済み。3/13にはプラチナを取ってたみたいだが、はっきり言って全くトロフィーを気にしていない私が取れているので難しくない。
 ネタバレありで行くので注意を。


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 さて、体験版から楽しみで楽しみで仕方なかった今作ですが、私の感想としてはそこまで期待したほどではなかった。
 いや、楽しいことは楽しかったんだ。けれども、やはりキャラクター数の多さを謳うゲームってのは掘り下げが少なくてな。自分たちの国が終わったら出なくなるキャラクターが多く、旅をしている感がないんだ。攻略順も自由でもこのキャラが居るから起こるイベントとかもたぶんない。1周でコンプできるのは大変ありがたいが、ストーリー重視としては浅く感じてしまうのが否めなかった。

 一応、絆イベントもあるんだが短編だし、特に女性陣と結婚が関わってくるアレインに関しては主人公ありがちの人たらしでは表現できないほど、彼の人間性が分からないレベルで困惑した。
 うん、告白の場に呼び出して「間違えた」できるしな。こいつはやべぇぜ。

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 先にアレインの話になったので言ってしまうが、基本的に主人公贔屓な私としては驚くほどアレインが分からない。アレインの取り巻く状況は分かる。亡国の王子として国を取り戻すことを期待され、幼馴染みの女の子には救世主とか言われているが、本人は驕らず周りに支えられながら堅実に一歩一歩進んでいくタイプ。処刑とかガツガツできるけど、基本的には許す人。じゃないと仲間増えない。

 ここまで書くと、理想の主人公だな。
 けれども、アレイン自身はどう思ってんの? 期待される役割に疑問とか逃げたいとか、そういう感情は見せてくれない。クロエだったかな? 告白イベントで「王子はいつでも頑張ってるから私の前では頑張らなくていい」「分かった、頑張るよ」ってな会話があったけどまさにそれ、完璧な主人公像なんじゃないかと。
 だからなー、絆イベントとか告白イベントを一気観するとこいつの情緒がヤバく感じてしまった。スカーレットやクロエとかはまだ分かる。けど、フランの絆イベントで一緒にグリフォンに乗った。「あれ以来君が好きだ」は酷くないか? 女性陣は主従関係の主がアレイン好きでも普通にアレインの好意に応えるからな……うーむ。ベレンカリア告白イベントは力入りまくってるのになー。

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 物語としては各国事情を解決しゼノイラの支配から脱却させた後でコルニア王国奪還戦となるのだが、初戦でイレニアとともに戦かったこの2人のイベントが面白かったな。
 支配の術を解いて仲間になったホドリックたちとは違い、この2人は自らゼノイラについた。ゲイリーは割とゲスいし小物だが納得したし、アルチーナに至ってはこの人スカーレットよりもヒロインしとるっ!と思ってしまった。だから、師弟関係にあるヤーナとアレインの展開がほぼ焼き回しなのが悲しい! その展開もう見たぞ!

 簡単に言えば、過去に存在したゼノイラ皇帝ガレリウスは本物。現在の人物の身体に乗り移り、国を再建しようとしていたわけだ。支配の術の正体も支配ではなく過去の人物を乗り移らせていたというわけ。これでアルチーナも過去に失った彼女の陛下、アレインの祖父をそっくりなアレインに入れればと思っちまうのは仕方ないよな。絶対にそんなこと喜ばない。けど、また会えるって誘惑に抗えるかよ。

 ま、暗躍する魔術師バルトロさんの行動とかでいろいろありますが、正直この辺りは興味がなかった。ラストの展開も王道なので想像しやすい。
 あ、エンディングは3種類あるんだけども、悲しいかなイレニアさんを殺した方がより王道な展開。ガレリウスを殺すとその身体はイレニアのもので、今度は呆然とするアレインにガレリウスが身体を奪う。ここでいつも一緒なジョセフも倒れるが、指輪で絆を結んだパートナーの呼び声にアレインが戻って……てな。
 イレニアさんが生きてる方はパートナーは添えるだけなのは悲しい。しかも、戦後もわりとあっさり説明で終わるしな。

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 自分は初プレイ時のパートナーにメリザンドを選んだのですが、これがメリザンドとのED後。これわりといい方でして、他はもっとあっさりしてたりもするから周回はしない。てか、メリザンドはスペック高いんだよねガチで。

 メリザンドは体験版感想を書いた後のプレイで仲間にできたキャラでして、正直に言ってソードマンはあまり強い職種じゃない。攻撃力があまり強くないんだよな。けど、メテオスラッシュは格好いい。連続技でも言うてもダメージ1桁? いいんだよ、格好いいに勝るものはねぇ!!
 回避と会心特化にしていたのでくるくる避けながら戦う姿が好きなのだった。あとメリザンドのアレインに一目惚れして好きということ、他キャラとのイベントでもキャラがぶれないとこが好きだったんだ。
 しっかし、今回は自分の中でも珍しいタイプを好きになったもんだな。これは予想外だった。

 スカーレットも好きなんですがね、アレイン恋愛戦争のことを気にしすぎな幼馴染み枠にして教皇の娘で救世主の導き手という設定もりもりなのに損している感がある。でも、敬語の使い分け方がめっちゃ好き。

 わりと好きなキャラは多いのですが、エルフ姉妹、ヴァージニアとリア、クライブモニカのようにセットで好きでした。ヴァージニアとリアはヴァージニアに指輪渡すとことでED後変わるの良かったな。あれ見て、ヴァージニアは娶らないと決めたくらいだw
 戦闘キャラとしてはダントツでユニフィが好きかな。今作弓強いんだけど全体攻撃も追撃もできて凍結持ちとか、さすが子作り要求してくるだけあるぜw

 戦闘関連は序盤は楽しかったのですが、フィールドが広くなると速い騎馬と飛行持ちばっかリーダーになってしまってちょっと面倒だった。チームでスキルを考えるのは楽しいんだがね。

 こんなところかな。
 すごく良くできたゲームなのでケチはつけたくなかったのですが、どうしてもプレイ中に他作品と比べてしまう。よく比べちゃったのはFE風花雪月。あれほどキャラ同士の交流、ED後も変わるならもっとがっつりやった。あと何気にダンジョン飯。ダンジョン飯を最後まで読んだ人なら分かるだろうが、ユニコーンオーバーロードのタイトル回収が個人的に微妙だった。

 結局、私は物語に入り込めなかったのが悲しいんだな。
 私はおそらく没入型というか、物語に対して透明人間のように入り込むタイプなんですよ。自分が誰かに影響したり、その主人公になりきったりしないけれども感情が手に取れるほど一番近くで見たいみたいな。
 それができなかったのがちとつらいぜ。

 さて、今回のお気に入りは思わず吹いたシーンを貼っておこうと思う。
 詳しく説明はしない。アレインがフランを告白の場に呼んだときのシーンである。

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 グリフォンおるうううううっ!!
 他のキャラはこのいないシーンでは何もないのでめっちゃ笑ってしまった。
 フランの告白イベントは本当にどうかと思うけど、俺はめっちゃ頼りにしていたよフラン。





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posted by SuZuhara at 17:28| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月03日

アークナイツ × TOWER RECORDS CAFE 表参道店



 どうしてもしながわ水族館のあざらし赤ちゃんに会いたくなってえっちゃら行ってきた。幸いにも私が行った際には顔を見せてくれたが、いやー携帯じゃ綺麗に写真撮れんな。……はい、私の技術が無いだけですね。ここに貼ろうかと思ったけど、パソコンで見ると画質酷すぎてな……。
 こういう時、ちょっといいカメラ欲しくなってしまうな。持ち歩くの苦手だから宝の持ち腐れになるのはわかってるんだけどさ。


■感想
 もう開催期間すぎて終わっちゃってるけど、行ってきてたアークナイツコラボカフェ。
 ……いや、フェスに行けなかったことがなかなか堪えていてな。ちょうどMyukさんライブで渋谷に行くしと表参道まで行ってくるか、と。

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 食べたのは
 ・アーミヤの薬膳プレート
 ・アーミヤのクリーミーココア(HOT)

 すげぇ、アーミヤ好きのような感じですが、晩ご飯を兼ねていたので肉が食べたかったのと無類のココア好きなだけだったりします。スイーツも食べたかったのですが、私はアラザンが苦手でして……他は全部食べれる気がしなかったので2品オーダー。
 追加オーダーできませんよ?と何回も聞かれたぼっちドクターは私です。

 店内は危機契約のムービーが流れてて、基本的にお客であるドクターは複数来店だったので私含め1人は3人くらいだった。
 あ、店内では店員さんにドクターと呼んでもらうのですが、最後のレシートに担当さんの名前が「オペレーター○○」になっていたのが地味に素敵でした。

 肝心のお味ですが、めっちゃ美味かったんですよ! 特に肉に塩味がしっかり効いていてスープも飲みやすくて本当に美味しかった。
 しかし、私的1番楽しみだったココアが温かったのだけはがっかりだった。いや、料理食べ終わって、早い人なんか帰り始めたのに来ないなとは思ったんだ。でもね、時間なんていくらかかっても良かったんだ。ココアが温い以外ならなんだって許せたのに…っ。

 食事中、店員さんがテーブルに回ってきて注文数の特典ポストカードお渡し、ダイスを振ってその目のポストカードがもらえるというものだった。ミズキのダイスロールと掛けてるのか、と思うが……実はまだ、ミズキ関連はやれてないのだった。

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 当たったポストカードは複数ので、幸いにも推しがいなかったのでみんなのヤツで良かったなーくらいでしたが、隣の人がガチへこみしていたので憎いヤツよダイスは。複数あるヤツは予約特典なのでは私が貰ったのは2枚です。

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 店内写真とかも全然取れてないので雰囲気程度ですが、店内は小さいながらも居心地は良かったですね。ご飯が美味しいのは本当に素晴らしい。
 グッズがほぼ売り切れだったのは残念だったな。レコード風コースター欲しかった。私の前のドクターが僅かなグッズしかないのにお会計2万行っててすげーくらいに思っていたら、私の番で「お食事だけですかドクター?」と店員さんに言われたのには笑った。たぶん、他意はない感じだったんだけどグッズ買わんでいいの?くらいだったんだけど、最低限オーダーを許さないこの人はきっとエリートオペレーターやでとか1人で思ってたw

 こんなところかな? 私は非常に満足だったのですが、もちっとアークナイツしっかりやらないとダメですね。いや、ケルシーやエイヤがいたら本気出したよ。

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 ちなみに今のうちのロドスはこんな感じ。
 Lv.89で止めてるのはレベルMAX演出を惜しんで。初手バグパイプでなんやかんや持ちこらえてムリおじに全て片づけてもらう脳筋戦法。ケルシーのMon3trは血掟テキサスと同じく高速再配置だと思ってる。
 あとコーデはケルシーのしか買ってない。なのに、コーデ変えただけであれだけドクターに辛辣だったケルシーがデレる(ドクターを頼りにしている)発言するので俺歓喜である。
 何気にプラチナのダウナー感とドクラブ加減好きなんですが、当ロドスで唯一の狙撃だったりした。あ、先日引けたティフォンが強力なので使えるようになりたい。でも、用途が別々なんだよなーこの2人。

 こんなところで今回はおしまい。
 次はたぶんペルソナコラボカフェに行く。うむ、ありがたいことにペルライ当たったからな。もう完全にユニコーンオーバーロードで脳がいっぱいだけど、ペルソナコラボも行きたいんだ。






アークナイツ × TOWER RECORDS CAFE 表参道店
第1弾 2024.2.11来店
posted by SuZuhara at 21:53| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月25日

ネクスト・ゴール・ウィンズ



 負けを知る人々に贈る、人生の応援歌!


 毎年1月になると「今年こそ月1で映画を観る」と目標を立てるのだが、だいたい1月の時点で観に行けないので有言実行などできたことはないのだった。
 今年もそれは例外ではないのだが、こちとらいい加減で帳尻さえ合わせればなんとかなるさというテキトーさだ。1月に1本も観ていないのなら、2月に2本観ればいいじゃんなのである。
 でなわけで、今年2本目の映画に行ってきた。


■あらすじ
 サッカー史上に残る歴史的大敗、0−31の記録を持つFIFAランキング世界最弱と言われた米領サモア。せめて1ゴール、とチームを立て直すために米領サモアのサッカー連盟会長タビタは新監督を募集してやってきたのはロンゲン監督。
 ロンゲンは選手としても指導者としても実力は十分だったが、ある出来事から成績が残せずサッカー界から追放されかかっており、環境と考え方の違うサモアの人々と自分のサッカーができず衝突を繰り返す。
 しかし、ちょっとした歩み寄りから彼らのことを知り、ロンゲン自身も傷ついた心と向き合えるようになっていく。


■感想
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 今年2本目の映画は『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督の新作にして米領サモアで起こった実話の物語。
 ……はい、こんな風に書いてみたが当方はジョジョ・ラビット未視聴。ごめんて、プライムにあるから観ようとは思ってたんだけど、今週中に観ようと思ったんだけど、結局ユニコーンオーバーロードずっとしててな。ああ、キャラのスキルだけでも弄りたいな。動かせなくてもいいから編成だけ触らせてくれ。

 じゃあなんでこの映画観に行ったの?となりますが、単純に勧められたから。だいたい同じ映画が響く人が試写会で観て良きと言っていたのでという感じですが、私は元々スポーツコメディが好きなんですよ。一番好きなのは『コーチ・カーター』。バスケものなんだが、速攻って言っちゃうと相手にもバレちゃうから違う言葉で言おう。でも、みんな覚えない。せや、「ディライラってめっちゃエロくてぐいぐい来る女がおってな」と話をしてディライラ=ぐいぐい=速攻と教え込はシーンは子どもながらにこの人天才や!って思ってた。たぶん、ディライラで名前合ってると思うんだけど、おかげで俺の中でディライラはどちゃくそエロい子だと思ってるw
 そんなスポーツコメディには絶大な信頼があるので気軽に観るにはいいな、と。ハイキューのがっつり満員映画に疲れたというのもある。

 米領サモア――以下面倒になってきたのでサモアと書かせて貰いますが、ほぼサッカーと呼べないシロモノのチームだった。歴史的大敗の映像は最早悪夢。ゴールキーパーがひとりで奮戦するとしか言えない状況だけども誰も助けない。
 現代になってもチームの状況は変わらず、サモアのサッカー連盟会長タビタは「せめて1ゴール」という望みをかけて新監督を募集する。ここに至るまでのやりとりはおもろい。タビタの息子はサッカーチームのメンバーなんだけど、父と子が話している食卓で実権を握るのは母だ。母が新監督を!と強行したのである。

 一方、ロンゲンの方は急にクビ宣告。そしてサモアに行けと言われて渋々来たのでもう機嫌は最悪。
 そんな中でサモアの人々の歓迎の歌、35kmしか出せない車などなど今までと違いすぎる環境に戸惑うのだが、サッカーに対する姿勢もぜんぜん違った。まるで遊ぶようなサッカー、急にコートに入ってくる女性は実は第三の性を持つ選手・ジャイヤだった。
 第三の性、ファファフィネ、つまりトランスジェンダーということか。この辺りはほぼ無知と言っていいほどなのでコメントしづらいのですが、どうにも私は、この場合は身体は男で心は女?それとも逆なのか?と考えてしまったのですが、困惑するロンゲンにサモアのコーチ・エースが「ファファフィネ、いないと寂しい」と言ったのがすごく印象的だったな。どっちとかじゃないんだ、あるがままに受け入れてるんだな、と。この辺りで自分は無意識に差別的だったのかもしれんって反省したよ。男性の中でのジャイヤは確かに花だもんな。
 あとでジャイヤ自身が教えてくれますが、手術はしておらずホルモン注射はしているとのこと。やはり身体的に男性でないと出場できないとのこと。

 サモアの人々にとってサッカーは楽しいものだったので、なんもかんも今までの経験と違い、勝つためのサッカーしかできないロンゲンは匙を投げてしまう。ジャイヤの、おそらく男性名であるジョニーをわざと呼ぶことで挑発して喧嘩したりもしたしね。
 でも、ジャイヤの方から歩み寄ってくれてさ、そこから少しずつチームの問題を分かっていく。サッカーにおける基本、ワンタッチパスや連携とか誰も彼らに教えてないから一切分かっていなかったのである。セリフは覚えていないのでニュアンスですが、ジャイヤと過去の試合映像見て「この棒立ち野郎は誰だ!」「……私よ」が面白かったw

 他にも来たばかりで環境に馴染めないロンゲンに謎の空き缶レディで諭すタビタ妻とか、ロンゲンと遊びながら言葉を教えるコンビニ店員とかおもろい人いっぱいなので、サモアの風潮が嫌いでなければ好きになるってこんな国。

 これ以降、ジャイヤとロンゲンのチーム改革が始まる。
 練習では連携などを教えながら、練習以外でメンバーのスカウト。歴史的大敗のゴールキーパー・ニッキーを再度スカウトするが失敗、成功してもその場で交通事故に合うとか三歩進んで二歩下がる。
 だが、チームとしては確実に前進していてロンゲンもサッカーを楽しむことを思い出していた。

 そして運命の試合当日。
 試合前にジャイヤが発狂。サッカーのために女性ホルモン注射を止めていたいたため、醜い自分に耐えられなくなっていた。けれども、ロンゲンにはジャイヤに対する信頼があった。「チームを率いてくれ」と渡されたキャプテンマークを身につけいざ行かん!!

 前半、ボロッボロだったw
 ロンゲン激高である。だが、チームの言い分は「勝つっていうプレッシャーが強くて耐えられない」。
 ……ああ、これはサモアの人々にとっては感じたことのないストレスだったんだろう。スポーツ選手は常にプレッシャーとの戦い? サモアでは違ったんだよ!

 ロンゲンは試合を投げ出してしまうが、ここでタビタに何度も言われた言葉を言われる。「あなたにも幸せになってほしい」。
 負けたってみんなで負ければいい。初めから彼の願いは勝つことに拘るのでなく、1ゴール決めてほしいなのだから。

 ここでロンゲンの過去が話される。
 娘を事故で失ったこと。自分が側にいられたら、と何度も後悔したこと。ジャイヤをニコールと呼んでしまったのは、サッカーが大好きだった娘の名前だった。
 楽しもう、と始まる後半戦。決まる1ゴール。興奮で熱狂するサモア。歓喜で発作を起こし倒れるタビタ――熱中症よには笑った。

 試合の行方はタビタ親子の会話、サモアの人が過去を誰かに聞かせる形で語られる。
 ジャイヤの2点目、ニッキーのスーパーセーブ。あ、ニッキーは試合前日にカムバックした。みんな長く響くホイッスルの意味が分からない。それはサモアの初勝利だった。

 試合後も続くよサモア生活。
 タビタが神に試合のことを感謝する中、ロンゲンから告げられる他チームからのオファーにみんなしょんぼりするが断わったでうっきうき。でも、サモアを出る発言でそりゃないよ神様って感じで悲壮感はない。それどころか友の門出を祝ってくれるんだからお前ら本当にいい奴だなぁ。

 最後、ロンゲンやジャイヤ、タビタにニッキーの現在が語られる。みんなサッカーに携わってたよ嬉しいな。

 コメディ色が強いので真面目なサッカーを求める人には向かないかもですが、一つの物語として楽しい映画でした。作中のどっかで「吐き気がするほどのポジティブ」って言葉があったと思うんだけど本当にそれで、サモアの綺麗な風景も相俟ってあたたかい気持ちになれたよ。
 あとな、ロンゲンの別居中の妻がエリザベス・モスだったのには驚いた。私のマイベスト映画『透明人間』の主演女優である。久々に会えて嬉しかったなー。

 では、今回のお気に入りと行きたいが、謎の空き缶レディシーンだな。
 海で流されてきた空き缶を拾いながらどんなヤツもリサイクルできる、変われるって諭してくるんだけど、でもペットボトル別!コイツはどうにもできない!って騒いで去って行くの本当に謎すぎてなw
 タビタ夫妻はロンゲンに立ち直りの功績者だけど、ほぼ意味不明だったりするから逆に良かったんだろうな。









ネクスト・ゴール・ウィンズ
監督タイカ・ワイティティ
視聴日 2024/2/23

https://www.searchlightpictures.jp/movies/nextgoalwins
posted by SuZuhara at 17:30| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月24日

ユニコーンオーバーロード 体験版


「だが、今わかった 託されたものの大きさと…その意義を
 …行こう 戦い抜く覚悟ができた」



 久々に書いた文章全部飛んだ。え、やだ。何度も書けない。その時のテンションってものがあるんだよこんちくしょう!!
 ま、今回はユニコーンオーバーロードの体験版めっちゃおもろかったって話なのでさくさく書きます。二度目だからあっさりになって読みやすくなるさきっと。なれ、頼むから。じゃないと立ち直れんだろうさ。


■あらすじ
 コルニア王国の女王イレニアは、かつての将軍・ヴァルモアが皇帝ガレリウスを名乗って新生ゼノイラ帝国を興すした反乱に立ち向かう。聖騎士ジョセフに託した王子アレインはガレリウスの手が届かないパレヴィア島へと逃亡して、いつかのためにと鍛錬を重ねていた。
 ある日、いつも通りに幼馴染みのレックスやスカーレットがいる島にゼノイラ帝国の騎士が攻め込んでくる。そしてその兵を率いていたのはかつてイレニアの近衛騎士だったホドリックであり、戦闘の末に彼がガレリウスによる支配の術で操られていたことを知る。
 コルニア王国に伝わる一角獣の指輪が支配を浄化できることから、アレインは解放軍を率いてガレリウスに立ち向かうことを決める。


■感想
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 今年1番楽しみにしているゲームの体験版が来たぞおおお!!
 うっし、さくさく行くぞ。あ、スクショは貼りますが、戦闘中はゲームに集中しまくっていて一切スクショ撮っていないのであしからず。

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 はじまりのイレニア。
 こんなん、めっちゃ頼もしくて一生ついていきたい女王陛下ですが、やられてしまいおそらく死亡。おそらくってのはこの後、ここに出てくる女王と一緒に戦った騎士たちが敵として支配されて出てくるから。陛下も、陛下もワンチャン……。

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 この場ではガレリウスの狙いがなにかは不明。
 ジョセフに連れられて逃げたアレインは島ですくすく育つ。

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 すくすく? 島にこんな金髪縦ロールで巨乳な子がいて、健全な貴公子に育つのは育ての親がイケオジだからだろうか。

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 ホドリック戦まではチュートリアルのようなものですが、ここまで来るとだいたい流れが分かる。戦闘は基本的にオートなので我々がするのはその前までのセット。HPの低い敵を狙う、とか細かいセッティングができるのでそれをしてワンターンバトルを繰り返すとでも言えばいいのかな?
 ま、気になったらやってみるよろしですだよ。

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 アレインの配下としてジョセフとクロエ、アレインとともにジョセフから剣を習ったレックス、教会の司祭スカーレットは各地に散った解放軍と合流するために島から港町に行くが、そこでまたもやイレニア配下だったルノーが現われてスカーレットを攫う。
 え、なんでスカーレットを!? そんな金髪縦ロールで巨乳な女子が普通の子のはずないだろうがよ!!

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 スカーレット救出のためにも仲間を集めていくわけですが、各地でいろんな人助けをするアレインにBADEND症候群としては、そんな余計なことばかりしてるから本当に大切なことには間に合わないって展開を期待してしまうのだが、そんなことなかった。ちゃんとスカーレットとは生きて再会できる。体験版ではそこまで行ける。

 今回はほぼ仲間にしていくプレイをしていたが、結構人数は重要なので1週目でざくざく処刑しちゃうのはよくなさそう。僕、基本的に雇用が好きじゃないもんで。人数増えれば手っ取り早く戦力増えるからね。

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 で、物語を進めていくとライブラリでどんな人物か見れるようになるんだが、ちょいとこいつをみてほしい。
 <解放軍参加のページ>とあるってことは断わっても続くわけだ。こういうのって組み合わせとかでも変わってくるだろうから、楽しみだよなー!

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 で、こいつがちょっと怖い。褒めてほしいママ、死んでるじゃねぇか……。うーむ、闇を感じるなぁ。わくわくしちゃうなー。

 戦闘はリーダー兵種事に行動回数のあるチームを動かし、エンカウントでオートバトルへ。つまり僕らがやるのはチーム編成、バトル時の行動設定、バトルフィールドでのルート操作。シミュレーションはFEに近いかなと思ったけど、今思うといちいち光るアイテム取る動きとかThe DioField Chronicleににてるかもしれん。ここ通ってとかこの罠発動して、を指示していくとことか。
 ちなみに難易度変えると、この行動力にも差がつく。いくら強くても戦場の真ん中で動けなくてタコ殴りとかザラ。チェンジ使って拠点制圧で回復して、と頭使ってかんとボス戦とか詰む。
 あ、でもスカーレット救出戦で台風使って拠点から敵ふっ飛ばして確保からの篭城戦は楽しかったw


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 トラヴィスの回避盾がお気に入り。基本的にアレインは彼に任せていたのですが、……うん、なんか主人公は一時でも殺したら終わり感があってな。そんなことないのに。最終的にはアレインがトラヴィスを守り、あとは回避回避だった。
 キャラ的にはホドリックが好きかな。ヤーナに子ども扱いされるけど、大盾持ち好きなんだよなー。

 体験版なので使える兵種が限られているのでなんとも言えませんが、騎馬系のスピードの速さはやっぱ強いですね。ドラゴンがどうなるかな。

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 ルノー戦、ガレリウス戦を終えてスカーレットの元に行きますが、なぜかガレリウスが生きとる。こりゃあ、ガレリウスも支配されてるっぽいなー。この辺りは製品版でですが、ここではスカーレットが教皇の娘であり彼女を使って聖典関係のなにかを壊したっぽい。

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 このやりとりおもろいw ラブって感じのない二人ですが、ヴァニラウェア的には固定カプになるんじゃないかな? スカーレットにはスカーレットの事情があることは分かるが、それだけだとアレインと一緒に島を出る理由としては弱いしね。
 でも、俺的にはフラウが好きー。グリフォンとの勝利ポーズいいよな。

 こんなところで感想は終わり。
 実に時間の溶けるゲーム。昨今のリアルタイム戦闘が好きな人には合わないかもだが、戦略とか考えてあなただけのさいきょうチーム作りたい人は絶対ハマる。現に俺は体験版だけで12時間溶けてるからな!
 発売が楽しみだー。てか、これ以上なにもできないまま2週間もお預けとか酷くない?








ユニコーンオーバーロード【予約特典】DLC「アトラス×ヴァニラウェア 紋章セット」 同梱 - PS4
アトラス(2024/3/8)

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posted by SuZuhara at 22:48| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする