2025年04月20日

アマチュア



 “殺し”は、アマチュア。
 “ミッション”は、妻の復讐――



 最近かなーりなんもせずにぼーっとするのが好きで困る。
 いや、基本的に全くなにもしないことはできないので昔買った本を読んだり好きなゲームを再プレイしたりなのだが、ブログに書けるようなことはしてないんだなこれが。
 ……いやいや、本当は本とか数十冊単位で一気に読んでしまうからいちいち書くのもなー、と日和っているだけだったりもする。えっちゃら動かんとな。


■あらすじ
 CIA分析官チャーリーは愛する妻との平穏な日々を過していたが、妻が仕事でロンドンに訪れた際に無差別テロで殺されたことによりその日々は終わりを告げる。
 持ち前の技術により防犯カメラと当時の音声を元にテロリストの素性を明らかにするチャーリーだったが、CIA幹部のムーアはそれを相手にしない。とある情報提供者からムーアが書類を改竄し、自爆テロと見せかけたドローン攻撃をしていることを掴んでいたチャーリーはそのネタを使って交渉し、妻を殺した犯人に復讐するため自身に特殊スパイとしての教育を要求する。


■感想
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 僕の部屋のホワイトボードに2ヶ月以上貼りながらずっと公開日を楽しみにしていたのですが、公開日には行けずに一週間遅れて観てきた。行けて良かった……ここに罠があるとも知らずに。

 僕は基本的に映画館では字幕で観る派なのですが、コナンの上映が始まったこともあり吹替版は消えてた。字幕も1枠しかなかった。いくらコナンが人気でも4スクリーンも取るとか、強者すぎだろうよぅ。吹替で観て坂本真綾さんボイスの妻を失うという心にクる感覚を味わいたかった。いや、僕はマゾではないよ。

 初っ端からシンプルかつセンスの良さを感じるタイトル表記でわっくわくしていましたが、妻が亡くなるまでは結構早い。チャーリーの悲しみと怒りはラブ・リーガルを思い出したね。
 CIA幹部のムーアのヤバいファイルを見つけてしまい、同僚からも「俺らは分析官。分析するだけだ」と言われて目を瞑るはずが、自分の仕事部屋にはムーアがいる。バレた?と焦る中で連れて行かれるCIA長官室。ドキドキ中に伝えられたのは妻の死。そして妻が殺された時の防犯カメラ映像。悲劇というのは準備を許さず襲ってくる。

 チャーリーは深い悲しみと怒りで犯人を特定する。これは怖かったね。今の技術の高さは分かっているが、肉声一つでも残せば足がつく。用心して声を出さずとも、映像一つで特定されるんだ。昔からハカーキャラは怖いと決まっている。
 その情報を得てもムーアが動かないのはテロリストと繋がっているから。チャーリーはその証拠を突きつけ、ついでに自分が死ねば公表されるように仕掛けて特殊スパイとしての教育を望んだ。

 ここで自分の想像と違っていたのは、チャーリーvsテロリストではなく、vsCIAだな。チャーリー教育中に他のCIA分析官たちでチャーリーが本当に公表できる仕掛けを持っているのか探っていく。
 CIAの訓練教官としてムーアの命令に忠実なヘンダーソンがチャーリーを教育するが、チャーリーにスパイとしての才能はなし。人は殺せない。だが、爆弾とかなら教えればちゃちゃっと作れちゃうインテリの怖ろしさよ。

 ムーアの方でチャーリーの言がハッタリであると掴んだとき、ヘンダーソンに殺せと命令が下る。だが、チャーリーはもういない。必要な教育と偽造パスポートを得てチャーリーは居場所が判明している一人の元へ向かっていた。

 チャーリーの演技はけして上手くなく手口もスパイとしてはお粗末だが、確実にこなしていく様子が面白かったな。一人目のテロリスト女子に情けをかけたら腕力でひっくり返されたり、追ってきたヘンダーソンにマジビビリしたりね。
 メモ帳を持って行くのを忘れたのでちゃんとメモれていないが、ここで今回のお気に入りに行こう。
 一人目を偶然にも殺して携帯を奪ったが、その携帯の位置情報でヘンダーソンに居場所がバレてしまう。出入り口を塞がれたバーのトイレであたふたした後でヘンダーソンに向き合った時の会話。以前に復讐の成功率は五分五分と言われたについてチャーリーは言う。


「それは俺の得意分野を考慮したか?」


 なんだこれ格好よ死するわ。ちょっと台詞のニュアンスがちがっていたらすまんな。得意分野でトイレ爆発させて逃げていくのはめっちゃ良かったよなー。本当に格好いいわ。

 その後はインクワラインという、チャーリーのチャット相手でありムーアの秘密を掴んだ相手を頼るが、まさかの女性だった。私が本を渡す、が僕的にピークである。
 次の相手は番宣でも代替的に殺されるプールのシーンである。ここは番宣で知っているせいもあり感動はありませんでしたが、インテリが2人になると強い。ここでもヘンダーソンがいるが、ムーアを不審に思ったCIA長官が別のCIAを送り込んでいて、ヘンダーソンとの肉弾戦に。これ、俺がよく知るCIA映画だ! ヘンダーソンが勝ちますが、撃たれてしまって退場。
 ここのヘンダーソンはどっちだったんだろうな。チャーリーに擁護的でもあるし仕事に感情を入れるような人でもないだろうしで、チャーリーが後に友と呼ぶのもあって切ない。

 復讐相手はあと2人。プールの男をSNSの投稿から特定していて本当に怖いのだが、ムーア率いるCIAの方もチャーリーのチャット履歴からインクワラインの存在を掴んで襲撃してきていた。鳥の警報は絶対発動すると思った。
 この襲撃でインクワラインを失うが、チャーリーはインクワラインが繋いでくれていた2人目の男の元へ。おそらく、自分の顔データを防犯カメラに映る他人に貼ることでCIAの目眩ましをして殺しに行くのだが、この辺りの説明はちゃんとしてほしかった。あともっと代替的に騙していくのかと思ったけど、チャーリーは基本地味に殺すので爆弾を使って情報だけ得ると自爆してもらう。

 さあ、これで最後だ。
 最後の1人の潜伏先に行くと、CIA本部でチャーリーと話していたスパイと出会う。彼はチャーリーに命を救われた過去があり、今度はチャーリーを救うために来ていた。ここで辞めるなら逃げられる。こいつとの関係も言葉だけなので推測しかできないのがつらい。どれだけ本気なのかとか相手もムーアの手先かとか考える暇もなくチャーリーは断り、最後の男を探っていると後ろから襲われる。カメラアングルが後方に行くと絶対に殴られるよねー。

 最終戦も地味に堅実に行く。
 そのプログラムは俺が作ったが来るが、その凄さが全体的に強調されないので拍子抜けで終わってしまう。復讐を終えたチャーリーだが、ムーアの告白者として守られると言っても殺しているから最後のフライトで殺されると思ったがそんなことはなかった。ヘンダーソンが生きてて再会できただけでハッピーエンドではあるが、いろいろ分からんことが多くてパンフを買いに行く。

 ここで、最大の罠。
 俺が観に行った日はコナンの上映開始日だった。
 物販コーナーは常に長蛇の列。ちょっと待とうか、トイレにでも行こう。その間にコナンの上映が終わり物販に人が増える。
 ……うむ、諦めたよ。並ぼうにも最後尾ここじゃないです状態だと並ぶ気力もなくなっちまうのだよ。





アマチュア
原題 The Amateur
配給 ディズニー
公開日 2025年4月11日


posted by SuZuhara at 10:51| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年04月05日

アークナイツ×ダンジョン飯 コラボイベント テラ飯




「これは……オリジムシの幼虫か? 甲羅ができたばかりみたいだ。まだ比較的柔らかいな。そのうえ、甲羅を固めるために必死で粘液を分泌しているから、体温がかなり上がっている。頭に這わせているとぽかぽかして気持ちいいぞ。マルシルも試してみないか?」
「……絶対にいや!」



 相変わらず胃は死んでるし風邪も引くしていろいろ終わってますが、生きてます。3月とかほぼアークナイツづけだったダンジョン飯コラボの感想を今更ながら書いておく。


■感想
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 アークナイツは大陸版の先行情報のおかげでダンジョン飯コラボが来ることは分かっていた。石は貯めてある。キャラを使うかは分からんがばっちこいで迎えたコラボはもう最高の一言でした。

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 さすがに全部は貼らないけれども、これだけでも見てもらえれば分かるように、ライオスたちはテラの大地で通常運転していたw
 ダンジョン飯に対する理解度が高すぎる上に、それを完全にアークナイツの過酷且つ難解な世界観に落とし込まれているのってどうなのよ! 俺なんか彼此れ2年やってるけど歳とか全然分かってねぇよすごすぎんだろと感服ものだった。

 このシナリオがアーカイブにも残らないとか悲しすぎますが、ざっくりストーリーを振り返ってみよう。
 ひょんな事からテラに来ていたライオスたちは、ファリンを救うためにも迷宮に戻る方法を探すが、どんな時でも腹は減る。そこでビック・ボブの手も借りつつオリジムシ食うぞ!からこの物語は始まる。

 深刻な鉱石病が蔓延する世界でその塊でもあるオリジムシを食うことにアークナイツユーザーは戦慄したらしいが、そこはほらセンシもいるからちゃんと下処理して食べるよ。違う、問題はそこじゃない。ちょっと美味そうなのは本当にどうにかしてw

 戻る方法は分からないが、ロドスならば力になってくれるのではという情報を得てライオスたちはロドスを目指してテラを彷徨うことに。
 さっきも言ったが、僕は2年やっただけのにわかなので歳とかシーボーンとかサーミとか全然分かってないが、なんかやべぇヤツくらいの認識はしている。なのになんでライオスは墨魎たちと分かり合えてんのよw ダンジョン飯でも絵画の中に入る話はあったけど、コラボ内では全員が入っててライオスも自覚無いまま追い出される形でも攻略出来るとか、いろんな意味で戦慄したよ。こんな展開よくできるな、しかもいろいろライオスならばありえるし。

 コラボストーリーで重要なケオベについても僕はほとんど知らないのですが……持ってないからね。ケルベロスになるとか有識者も知らんことが出てきていたらしく、アクナイはどれだけやっても初心者から抜け出せそうにないぜ。

 ほぼテラ中を歩き回って、ライオスたちはロドスに辿り着く。
 ケオベの知り合いだし、マドロックがビック・ボブから五年前に店を始めたときにお世話になった聞いたみたいなことを言っていて、ライオスたちがどれだけ彷徨っていたのかは謎だが、ファリンも心配になるが、ケルベロス化したケーちゃんをなんとかすることでロドスで受け入れられる。
 ケルシーに「君は卵生なのか?」とか聞いてドン引きされているライオスには本気で笑ったし、高身長組と酒を飲むチルチャックとかやっぱり人気者のセンシとかロドスのオペレーター生活に慣れてるの本気ですごい。
 マルシルのデータのところなんかさ、迷宮のことがなんとかなったらテラの鉱石病についてなんとかしに戻ってくるって書いてあるし、センシも食生活心配だからちょくちょくロドスに来てくれるとか、もう本当に君たちが大好きだ。
 しかも、ライオスだけやらかしすぎてて給料マイナスになってたりケルシーにMon3trと部屋に閉じ込められても「世話を任された!」とか思ってるんだぜ。なんだかんだでライオスが一番強いよw

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 センシは配布ですが、ちゃんと全員お迎えしています。珍しくマルシルはコーデも買っちゃったくらい。
 キャラ性能はなかなか脳筋な僕には使いにくいのですが、チルチャックはサルカズローグでめちゃくちゃお世話になった。ドクターに文句を言いつつも信頼してくれているとことか、本当にチルチャックすぎて好き。

 ライオスたちが迷宮に帰れるかとか、そういうことはどうまとめてもいいから是非またやって欲しいコラボだった。ファリンとイヅツミも連れてきて切実に。みんなでずっとテラ飯しよう。

 ここで今回のお気に入りに行きますが、大量に取ったスクショの中でも選ぶの難しい。そもそもいっちゃん最初の文章も初めて会話で紹介になってるしな。
 なので今回は僕が微妙に好きなライオスとマルシルの関係が出てるところを。シーボーン関係のステージだったと思うんだけど、現地民に洞窟のことを教えられて入るが、どうにもそれじたいがチルチャックには怪しくて気が乗らない。ライオスは役割分担を説明しつつも嫌がるチルチャックを説得するんだけどもマルシルにはしない。


「……ねえ、ところで、ライオスは当然私が言うことを聞いてくれるものと思ってるでしょ」
「えっ?」
 マルシルの言った通りであることは、ライオスの表情を見れば見当がついた。
「はぁ、もういい。じゃあ、耳を塞いで」


 実は原作を全部読んでもこの二人に恋愛感情とかあるのかは全然分からないのですが、ライオスのマルシルに対する信頼度はピカイチだと思ってるんですよ。首狩りうさぎの時とかもね。

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 二人してこんな顔しててもなwww


アークナイツ×ダンジョン飯コラボイベント テラ飯
2025/03/10 16:00 〜 03/24 3:59まで







posted by SuZuhara at 17:14| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月30日

HUNDRED LINE -最終防衛学園- switch体験版



 よくやったね、澄野拓海クン。
 もちろん”転入試験”は合格だよ。



 今年こそは、月1以上映画に行くと決めていたのに3月で挫折した。
 くそぅ、俺の胃が全然治らねぇ! 『ミッキー17』は観たいのに!!
 ゲームするか本読むかと思っていたところに最終防衛学園の体験版がswitchにも来てたからやってみたぜよ。


■あらすじ
 時折鳴り響く警報とドームの天井に覆われた『東京団地』で平凡な日常生きていた澄野拓海は突如現われた襲撃者によって壊される。襲われる幼馴染みのカルアを守るために「SIREI」を名乗る謎の存在から戦う術として我駆刀を得て戦うことに。
 転入生として合格をもらった拓海は、自分と同じく転入生となった少年少女たちとともに謎の襲撃者から学園を100日間守るために戦うことになる。


■感想
 ダンガンロンパメンツの新作なのかな? すまない、詳しくは調べていないし、ダンロンなら極力前情報は入れたくないというジレンマよ……。

 実はswitchの体験版を今か今かと待っていたのですが、steam版は2月には出てたし圧倒的に好評だったからね。セーブデータが引き継げるなら、買うハードでしたいやんか。
 けれども、やってみた僕の感想としてはあまり手応えのあるものではなかったりします。
 ……面白くなかったわけじゃない。むしろ、ダンロンのノリとか懐かしいしオマージュが良い方向に作用していて分かりやすい。状況は前後しちゃうけどこことか特に。

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ⒸAniplex, TooKyo Games

 この力ってなに? ペルソナとかスタンドだよ!
 ――分かりやすっw いや、何かしらゲームやアニメに触れているという前提ではあるけれども、前提がある人の方が大半だから、心の力がどうたら〜的な説明は省いていい。そんでもって、この辺りに重要なことを隠していても流せる。良い説明だなー。

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 ちょっと脱線したが、ゲームの話に戻ろう。
 平凡な日常と言いつつ、警報でシェルターやドーム内住みという特殊な環境で暮らす拓海とカルアのやりとりから始まる。既にラブラブである。けれど、この銀髪系ヒロインは絶対なんかあるダンロン的に!

 シェルターでイチャイチャしたあとにカルアが犬を追いかけたことからSIREIに会ってといろいろあるが、まあそれで日常は終わりを告げて侵入者に襲われて殺される人たちの中を逃げることになる。気を失ったカルアが襲われそうになった時に出てくるSIREIと選択肢。戦う? 戦わない?
 これ、戦わないを選んでもすぐに選択やり直しだからやってみてもいいけどわざわざやんなくてもいいくらいの差違だった。うん、BADEND直行選択肢はとりあえず踏む派。

 チュートリアル戦闘ですが、何度も言うけどその画像はない。
 俺は戦闘の時は戦闘に集中するからスクショを撮るはずがない。うん、失敗したと何度も後悔する!

 刀で自分の心臓をブッ刺して変身は格好いいですが、このシーン何度も見せられるからくどい。スキップも+だったか長押しでめんどい。しかも一括スキップできないのが100通りだかエンディングあるのであれば相当やりにくいとげんなりしてたりいる。

 無理矢理学園に行くと恒例の自己紹介だが、双子のキャラが強すぎんかw 妹はアンニュイかと思ったらエロネタにはめっちゃ食いついてくるんだがww
 この後また学園メンツと襲撃者である侵攻生との戦闘へ。使えるメンツは拓海を含めて4人。体験版だし序盤だから制限があるのは当然ですが、なかなか全員個性尖ってて楽しい。
 厄師寺はバイクでの機動力と動いたマス分のシールド付与。ガンガン敵陣ツッコませるの楽しい。
 雫原はなんといってもでかい攻撃力だが、敵を倒した分攻撃力+1はそんなに使わなかったな。一番多い敵が体力1だから専らクマ殺ししてもらってたw
 最後は怠美。彼女が一番使いやすい……っ! 鬱でトリガーハッピーな子なのだが、攻撃後の疲労状態で攻撃範囲が変わる&この状態で攻撃すると疲労回復してまた普通に行動できるようになる。そんでもってボスに有効な飛行タイプに攻撃力プラスだぜ強すぎ。キャラクターとしても一番好きですね、話していて楽しいしどんな状況もゲーム用語で話してくれるの最高だな。メリザンドに続いてファイルーズあいさんボイスのキャラは好きになりやすいのかもしれない。

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 戦闘は拠点防衛戦なわけだが、この辺りの評価システムはまだよく分かってないですね。ナイスDEATHまだ全然分からん。あと、絶対に致命傷時の必殺技は後々なんか設定が出てくると思う。死んでも大丈夫? んなわけなかろう。

 戦闘ができるところは少ないのですが、そもそも強化もろくに出来ないからこの辺りの評価は難しいですね。仲間との会話で取得するための基礎学力、素材は探索で。この辺りをせめてがっつりやらせて欲しかったな。
 このゲームはざっくりと立絵のある会話パート、校内を移動する探索パート、侵攻生との戦闘パート、あと素材探しのすごろくみたいにスタイルが変わっていくんだが、どれも一長一短。探索ははっきりいってわざわざ歩かなくてもファストトラベルで飛んだ方が迷わないし、戦闘はザコの自爆特攻が多いので処理がめんどい、すごろくで集めた素材は使えるほど体験版は範囲がない。

 だから、正直なところ今とても判断に困っている。
 予約はしてあるんだけれどもわざわざ発売日に買う必要はないとも思いつつある。あの拓海がであった人間もちょっと拓海っぽい気がしてて、なんとも……むぅ、シナリオ目当てでやるには時間を食いそうだからなー。春だからそろそろやらねばならんこともあったりする。

 では、この辺で今回のお気に入りへ。
 怠美のことを好きだなと思った台詞を貼っておこう。

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 ここね、確かになーって納得しちゃったんですよ。
 納得させたら君の勝ち。だから僕は怠美が好きだ。今までの行動原理をたった一言で説明するなんてすげーヤツだよ。






HUNDRED LINE -最終防衛学園- 【メーカー早期購入特典】 小高和剛監修オリジナル書き下ろし小説 付
HUNDRED LINE -最終防衛学園- 【メーカー早期購入特典】 小高和剛監修オリジナル書き下ろし小説 付
2025年4月24日
posted by SuZuhara at 22:32| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月16日

神曲奏界ポリフォニカ THE BLACK EPISODE 1



 傷ついた魂が罪の涙と出会う時 物語はここからはじまる。


 最近やたらとPS5を買えと言われるのですが、モンハンにハマっていない僕にはあまり魅力的じゃない。真・三國無双ORIGINSの方が興味を惹かれる。自キャラ主人公もの好きだからね。戦国無双chronicleがすっごい好きだったからなー。
 でも、俺の部屋に新たなゲーム機を置く場所はない。そもそももうセッティングする気力がない。配線を増やしたくないんだ。
 それでもいろんな人が誘って来られるとグラグラ揺らいじゃう意志薄弱なんだよなー。


■あらすじ
 旅客機の墜落事故で唯一の生存者である少女、マチヤ・マティアは巨漢の精霊・マナガに助けられた。医師・ティグレアの奮闘もあり一命を取り留めたマティアだが、事故以前に両親を失っており身寄りがおらず本人も心を閉ざしてしまっていた。
 一方、自由精霊だったマナガはマティアのために住所や職を見つけて人間と関わっていくことになるのだが、ティグレアからリハビリとして病院にいられる期間のリミットが180日であること、そしてマティアがマナガにしか自分から話しかけないことを知ってある決意をする。


■感想
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 さてはて、BUNBUNさんの個展の時に話した黒ポリを読み返そうと思ったのだが、せっかくだからこのキネティックノベルから読もうと思う。二人の出会いだ、時系列的には最初だしね。

 パケ裏曰く、キネティックノベルとはパソコンでなければできない技法で『読ませる』『魅せる』『楽しませる』物語のこと。全キャラボイスつきで2,800円となかなかリーズナブルである。他のキネティックノベルはやったことはないけれども、表情差分もたくさんあるので僕は好きでした。今もあるのかな?
 二人の出会いの物語自体は『プロミスト・ブラック』で書籍化している。書籍の方が小説らしく詳細な描写があるが、こっちは声優さんの力と音とスチルの演出があるからいつか比べてみたいもんだ。

 こちらのキネティックノベルは2話の話が入っているが、今回は1話目だけの感想で。だってこの話めっちゃ好きなんだもん語らせろよぅ。

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 始まりは飛行中の旅客機での異常。
 なんか変なの隣に飛んでると思ったら襲われて墜落、な流れだが、ここは非常に重要なので赤ペンを持つんだ。マティアは阿鼻叫喚な飛行機の中、ひとりだけ神に感謝していた。父も母も既に亡くなっている彼女にとって、死は父と母に会えることを意味していたからだ。
 けど、自称・通りかかった巨漢の精霊と女医が唯一の生存者であるマティアを助けた。スチルのたくさん浮いてるボウライとか単身楽団とか、このシーンは精霊楽士のいる世界観を理解するのに分かりやすかったのがよく記憶に残っている。
 加えて言えば、単身楽団は黒ポリというかマティアには必要なモノじゃないのでビジュアルとして理解しにくい。なんかの拍子にアニメかなんかで見て、そのロボットアームっぷりがちょっと僕は好きになれなかった……。カッコヨクナイ。

 サダメキ・ティグレア医師――イデの方が馴染みがあるが、ここに来た医師がティグレアだったというのが二人にとって最大の幸運だろう。めっちゃいい人でいい女である。何度も言うけど、僕のいい女の基準は賢いことなので、機転も冗談も解す彼女はすごーく魅力的だと思うんだがなー。ちょっと元夫の神経を疑うね。

 そんな彼女でも強敵な患者になるのがマティアだ。
 現時点で11歳の少女は既に両親を失っており、しかも母親の葬儀後すぐさま飛行機に乗せられていた。死んで両親の元に行きたいと思っていたところを助けられてしまった。
 助けた精霊、マナガは人間と関わってこなかったことでちぐはぐな交流になるが、マティアは彼にだけは感心を示す。意味はあるけど、現時点では伏線なんて必要ない。

 マティアとマナガの交流はね、ティグレアが言うように本当に玉砕覚悟で誘った高校生男子みたいな亀の歩みで進むが、それでも精神的に死んでいたマティアを動かすものがあった。夜空のスチルは今でも何度も思い出すから本当に自分この話好きだなって感じるよ。

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 自由精霊――人間社会と関わりを持っていなかったマナガはマティアのために連絡が取れるよう住所、そして仕事を得るのだが、天涯孤独となってしまった少女が唯一自分にだけ反応すると知って市民権を得るためにお見舞いに来なくなる。
 マティアも自分で動けるようにリハビリを頑張る。マナガに心を、ティグレアに身体を支えられてながらも180日過ぎてしまうんだ。

 結局動けないマティアは強制退院で施設行き。
 マティアがティグレアの引き取りを拒否したのはマナガを待っているから、という、ああああ、となる展開であるがそこはあれ。

 ギリギリで巨漢の精霊は間に合う。
 法の定める特殊職に就くことで市民権を得られるのだが、精霊警官となったマナガが迎えに来たのだ。
 しかし、問題はまだある。マティアに歩けないという障害がある。マナガでは扶養という面での環境がない。

 ここでマティアがリハビリの成果を見せたところを奇跡だと喜ぶティグレアの言葉を否定するマナガの台詞を今回のお気に入りとして紹介しよう。


「先生も、勉強が足りておられんようですな」
「な……なによ」
「もっと小説でもお読みになった方がいい。こいつは、奇跡なんかじゃありません」
 そしてマティアと視線を合わせてから、彼は言った。
「こいつはね、お約束、ってぇんですよ」


 そんでもって二人は二人の家となるアパートに帰るわけだが、カリナさんとかさぁ、本当に一度知ってから読むと優しく見守られているのが分かって感慨深い。
 その後は今日がマティアの誕生日であること、マティアのブルース・ハープが返却されてマナガとの契約となる。僕はふわっとしか理解していないのだが、この世界の精霊は楽士が奏でる新曲を独占するために契約を行なうらしい。

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 原理はこれ。ただ単身楽団抜きに自力で演奏できる者がもういないとされていたのに弾けちゃうマティアは天才だとここでは思っていてくれればいい。
 契約でキスシーンがあるわけだが、このシーンをロリと巨漢かと思ってしまった時点で自分は汚れちまったな……。

 最後は今後のこと。
 マナガが警官であることから楽士警官を目指すというマティアは帰り道でめちゃくちゃ考えていた。カリナのお手伝いして参考書を買う約束も交わしていてマナガも口を出せない。
 だって、いつもいっしょだと約束したから。
 一緒にいるためのことに異論など挟めるはずがない。

 そんなこんなで三年後、精霊警官となったマティアとマナガで1話はお終い。2話はマティアの親友となるシェリカとの出会いだが、また次の機会にプレイしよう。

 なんつーかね、本当に思い知らされた。
 自分の書く文章がめちゃくちゃ影響を受けていることがよく分かった。自覚あるだけでも「備えあったら嬉しいな」はシェリカの言葉でよく使うが、改行の仕方はもろ影響受けてますね。まぁ、僕にとっては教科書みたいなものですからね。

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 こちらのキネティックノベルは初回版にCDがついていまして、主題歌「hurting heart」はfripSideさんが歌っている。マジマティアの曲なので是非一聴を。猫耳マティアはあざとすぎるぜこんちくしょうありがとうございますっ!






神曲奏界ポリフォニカ THE BLACK 〜EPISODE 1&2 BOX EDITION〜
神曲奏界ポリフォニカ THE BLACK 〜EPISODE 1&2 BOX EDITION〜
2007/8/10

ocelot/KuroCo



posted by SuZuhara at 12:03| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月15日

アークナイツドラマCD「風雪一過」(通常版)



 雪と旧習に捕らわれた、聖なる山在す雪境(ヒーラ)
 山神イェラガンドが望むのは……停滞か、変革か。



 もういい、やめよう。
 俺は――ロスストをやめる。コードギアスというかナイトメアは好きだ、ゲーム主人公・ディゼルの戦意満載の正確も好きだ。
 けれどもな、イベントやって更新がある度に俺の携帯じゃアップロードに時間が掛かるんだよ! すぐにダウンロードに失敗するんだよ!! 電池だって食いまくるし、待ち時間が長いと寝る性分なんですよ俺は。
 諦めろ、縁がなかったんだ。どんなに頑張ったデータであろうとも、ダウンロードが終わらない時点でもう続きは出来ないのだよ。


■あらすじ
 雪山に囲まれた宗教国家イェラグはオリジニウムによる天災とオリパシーの影響を受けずにいたが、それ故に外界から取り残されていた。
 イェラグはイェラガンドを祭る蔓珠院とシルバーアッシュ家、ブラウンテイル家、ペイルロッシュ家という三大名家が支配する旧来の宗教国家であるが、シルバーアッシュ家の当主エンシオディスとその友であるノーシスは古い掟と戦うべく茶番劇を開始する。
 エンシオディスの妹であるエンシアことロドスのオペレーター・クリフハートとロドスのドクターはイェラグの主権奉還に巻き込まれていくことになる。



■感想
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 ドラマCDといろいろついてきた特典。
 最近はアクスタめっちゃもらうけど、俺の机は4人の甘利田先生でもういっぱいだよ!

 さて、僕はドラマCDが好きだ。
 こうして文字を書きながら聴くというスタイルなのでテレビみたいに映像があると目が散るし、ラジオにしちゃうと気が散る。ずぅっと書くならドラマCDがいい。2時間越えだとなおいいね。それをエンドレスリピートするのがいいんだ。
 最近ドラマCD出ないので今回の発売は嬉しかったな。しかも「風雪一過」だ。アークナイツのイベントに関しては、ゲームをやったことがあるなら分かるだろうが、めちゃくちゃ設定細かいので未だに完全に理解できない。シルバーアッシュのこの話は人気だそうですが、僕的にはドクターが出ることとSharpが好きなので買うわな。そしてこの話、一度読んで何度か聴いたけどまだ完全に理解できないから聞き流しながら考えられるのが楽しいのだった。あれー、結局集中出来てないぜよ。

 感想に入る前に、まず僕は彼此れ2年ほどゲームをやっているが、ゲームの設定が難しい上に今回は宗教問題が絡んでくるから間違った解釈していたら申し訳ない。

 物語はエンシオディスとノーシスの会話から。
 この後、公の場では仲違いしている二人が組んで何かを起こすことを示す会話なのだが、要するに「イェラグをどこよりも強い国に」という誓いを果たすために、現在の変化を求めない蔓珠院や重鎮たちを排除しようとしているというもの。
 エンシオディスの妹・エンヤに巫女にしたのもこの一環だったようで、頭の良いヤツらの長期計画って怖いよねな始まりであるが、この背景はよく分かんなくても今回はオレらのドクターがここに招待されているのでこれだけでわっくわくだよね。

 しかし、この話は思った以上に宗教が関わってくる。そんでもってイエラグという国の特殊さがかなり大きく関わってくる。
 もうね、これまで何度も感想を書こうとしても私のアークナイツ理解度では説明できるほどまとめ切れない。正直に言って、この記事を書こうとしてから2,3週間掛かってる。だから本当に僕の感想だけになってしまうのはご容赦いただきたい。
 辞書みたいな分厚さで設定資料ください。それでも理解できる気がしないけれども……。

 一応ゲームでシナリオは読んでいましたが、やはりドラマ仕立てで聴くと分かりやすい。僕はアニメから入った身ですが、ドクターの印象はアニメよりももう少し大人だと思っていたのですが、声だけで聴くとなかなか印象に合う。登場人物多いのに個性が分かりやすくて混乱せずにじっくり聴ける。Sharpのスベりまするギャグも展開の緩急にはいい箸休めになるから不思議だ。

 今作のメインであるシルバーアッシュことエンシオディスですが、その真銀斬には僕も大変お世話になった。うちのロドスに来てくれたのは最近で専らサポートにお借りしたのだが、この男、そして家族である兄妹の関係は複雑なんだが分かっているからこそと言うかこれくらいやるみたいな読み合いが面倒くさいのに楽しいw
 一方で僕にはノーシス関連がよく分かっていない。……我がロドスにいないせいかもしれん。

 自分は主人公を中心に物語を捉える性分なので、ドクターが出てこない物語というのがなかなか見に入らないのですが、今回のようにがっつり巻き込まれてくれると楽しい。ディスク4枚とBGM収録という長さも作業中に流せるのでとても良い。
 だが、この話を楽しいと思えるのはいくら僕がアークナイツと言えども、それなりにイベントをこなしたおかげでこの続きの展開なども知っているから繋がりが分かって楽しめているのだと思う。ここから入る人はいないだろうが、全くの初めてにはオススメできない。アニメは履修した? アニメでやったところとは全く違う毛色の話だ。国や組織で180度レベルで違う。
 うーむ、他のドラマCDも聴いてみるかな。この壮大な世界観、いつかちゃんと理解してみたいもんだぜ。

 では、この辺で今回のお気に入りへ。
 物語終盤、イエラグの問題に首を突っ込むドクターにSharpが苦言を呈すシーン。耳コピなので少し違うかもしれん。


「ドクター、この大地では毎日至る所で人が死んでいる。だから俺は救うことや守ることはほとんど意味のないことだと思っている。このイェラグの地で何人助けるつもりかは分からん。それを今日、あなたが約束する勝利の価値だと考えて良いのか?」
「勝利の価値など私は考えたことはない。ただ向き合うだけだ。正面から、この残酷な大地と」
「――っ、その言葉は」
「分かってもらおうとは思わない。だから君にはこう伝える。――残業だと思ってくれ」
「……フッ、初めっからそう言ってくれドクター。仕事ならば仕方ない。了解した、オーロラと合流。すぐに状況を開始する」


 Sharpがね、ものすごーく好きなんですよ。アニメで初めて観た時もAceが好きだったのだが、ゲームをある程度やった後ではScoutが好き。
 なんだ、ただのエリートオペレーター好きじゃないか。






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アークナイツドラマCD「風雪一過」(通常版)
2025年2月14日
原作/監修:Hypergryph
企画:Yostar・Aegir




posted by SuZuhara at 16:40| Comment(0) | CD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする