2023年03月26日

終電前のちょいごはん 薬院文月のみかづきレシピ



 気づかないふりをしていただけなのだ。現実を見ないように、いつまでも変わらないと。


 ちょこちょこと過去の私からは信じられないことに、ほぼゲームに触れていない。まぁ、ソシャゲは別な。あれは義務みたいな物であり、FGOのホワイトデーはまだ手をつけてない。だって、アークナイツのイベント最後がクリアできてないんだもん!
 ゲームの発売情報とかも全然確認していないので自分も変わったもんだなーと。クリアできてないゲームも多いしちょっとずつやっていきたいもんだ。ずっと苦しめられていた試験が終わったからな、もうゲームやったって誰にも文句は言わせねぇのだ。


■あらすじ
 福岡薬院の裏通り、三日月から満月までの帰還だけオープンする本が読めて手紙が書ける店『文月』。家に帰る前ちょっとどこかに寄りたい、話がしたいという時に店主の文と季節のちょいごはんが寄り添うお店。


■感想
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 完全無欠の表紙買いでした。最近というか、料理モノの物語が好きなこともあり、この特別カバーじゃなかったから、本来のポプラ文庫の表紙だったらおそらく目には止まらなかったんじゃないかな。うーむ、本来のが好きじゃないのではなく良くも悪くもよくある雰囲気なのでスルーしたと思われる。
 このシリーズはもう1冊あるみたいなのだが、読み終わって続きを本屋に買いに行ったら棚からなくなってしまっていたので縁がなかったのでしょう。

 じゃあ、ざくざく行くぞ。

・月夜のグリューワイン
 独立して以降、自分のデザインが認められてやってきた店舗デザインの仕事に全力を出す澤井だったが、予算などの都合があり思い描いたとおりには行かない。それでも予算内でできるよう案を練り続けるが、クライアントの希望と上手く一致せずに案件自体が採用されずに終わってしまう。

 まず福岡弁というのが私には新鮮だった。てか、大阪弁とかと違って脳内で上手く再生できないって初めて知った。知らないからできないわな。関西や東北の方とは接点あったけど、西に行けば行くほど私には遠いらしい。ふむふむ、実は4月に福岡に行く予定があったのだが見送ってしまい、なんだか惜しいことをした気分だ。

 澤井の話は一仕事人として一生の問題じゃないかと。
 輪っかを回るハムスターのようにがむしゃらに仕事をしても上手くは行かず、にっちもさっちもいかない状況に苦しんだ澤井はちょっと前に知った文月でグリューワインを出してもらい、文から「疲れて横見たらそこに洞穴があるかも。ダメだと思ったらそこに逃げ込んで、休んで元気になったらまた輪っかに戻ればいい」という話をして、気持ち改めて次の仕事に向かうという話。
 ……え、輪っかに戻んなきゃダメですか?1w


・森のカクテル
 唯は自分が立てた完璧な計画通りに行動するため、結婚相手に相応しい人物として浩行を選んだ。婚活パーティーで出会った二人は唯の計画通りにサプライズプロポーズの場所として文月を選ぶ。サプライズといいながら全てを唯が進行しているところに周りには奇異な目で見られていたが、唯は自分の計画通りの幸せのために当日を待ちわびていた。

 正直、気持ち悪いと思ったw
 いやだって、計画なんて計画通りに行かないってのが私の考え方なもんで。無理だよー、なんだよこの人ー。結婚とか、お前の意志だけのもんじゃねぇし浩行の意志が一切ねぇじゃんかよーって震える女性だった。

 もちろんプロポーズはなし。
 だって唯は浩行のことをなんも知らないし、ちゃんと会って話をしようってところから始めることになるんだが、いやーこの人無理ーとしか思えませんな。


・本とおさかなのスープ
 福岡の小さな出版社に務める大城は昨今の出版事情、小説を読まない人が多いことを悲しく思っていた。時代の移り変わりで仕方ないと思っていたが、自分が福岡の出版社に来たときのこと、編集者になった時のことを思い出す。

 ……ちょっとあんまり長い文章を書いてなかったから、もう書くのつらくなってきた。

 私は小説を、本を読むという行為を最近難しく思えてきている。文章の合う合わないがあることは何度か書いてきたけど、それを見つけるのが難しいんだよ。
 例えば、アニメを観て原作読もうって思っても文章読めないことが最近は多い。アニメは時間の都合もあって原作が端折られているって印象があったんだけど、昨今は逆に保管されていたりするから両方見なくてもいいかってなっちゃうんだ。電車移動中とかはラジオ聴いてた方が楽だったりすることもあるから、本を読む機会ってのはやっぱり減ってますね。

 でもだからってゼロになわけじゃない。
 漫画とか電子書籍を使う機会は増えたけど、やっぱり本がいいって作品も多い。
 なので、大城さんたちのお仕事を僕はいつまでも応援しています。


・池田飲みとしろくま
 実家の和菓子屋の手伝いをしながら燻っていた祐介だが、同窓会で元カノの千晴と再会したことをきっかけに自分の将来を考え始める。店を継ぐ弟の結婚が決まり追い詰められている中で千晴と連絡を取り合っていたのだが、福岡に戻ってきた千晴に文月を紹介しようとすると生憎その日は休み、店は彼女の方から指定してきた。

 ビールジョッキに氷入りワインを池田飲みというらしい。自分は味が分からないのでお酒は飲まんのですが、こういうの知るのか見るの好きなんで本物を見てみたいもんだ。

 さて、祐介の話は耳が痛い。きっと同世代ですわ。
 結婚とか将来とか言われなくてもチクチク刺さる。同級生の子ども、しかも病気とかなっちゃうとかける言葉もない。どうせ上っ面にしかならないんじゃないかってね。
 元カノの千晴との再会、そんでもってお互いにフリーともなればあわよくばと思うのが人の心情でしょう。嫌いで別れたわけじゃないし、子どもだったからこその自然消滅なら尚更再熱しても仕方ない。

 けれども、千晴が宗教勧誘に来るとは想像できんかった!
 なにか買えは本当にだめだ。むしろ、祐介のSOSに速攻で応じた諏訪という友人を大切にすべきだ。
 都合のいい話なんか転がっていないという現実ですね。でも、祐介が新たな道を決められたのだから笑い話としていい過去だったのでしょう。


・柚子と適燗
 かつての同僚、そして定期的に会っていた友人・さかもっちの唐突な訃報は平井を動揺させた。結婚退社をし子どもを立派に育てていた彼女の死因は特になく、ストレスの可能性が高いという。力になれなかったことを後悔する平井だが、一周忌の際に彼女の夫が再婚すること、相手女性は今月にも子どもを出産すること聞いてしまう


 くっそつら。
 主人公となる平井が得られる情報は伝聞でしかないので本当のことは分かりませんが、家族ぐるみで長い付き合いにあった人が後妻に、そんで子どもも生まれるとなると勘ぐるのは仕方ないですな。

 けど、彼女が亡くなってしまう一年前、いい文の日に文月に来ていたさかもっちは文月でやっていた1年後に届く手紙を平井に宛てて書いていた。1年後に文がポスト投函、もしくは店に来た時に渡すってものなのだが、内容は他愛もなくて大まかに言えば『あなたに会えてよかった』というもの。

 だから、平井の選択は間違いじゃない。間違っているなんて言える奴は他人だけだろう。
 私だけは二人のことを絶対に許さない。むしろ君の選択は人間くさくて好きだよ。

 しっかし、文も言っていたが「いい感じで」という注文の仕方はいいな。熱燗とぬる燗の間のいい感じの適燗。こういうの知るのは本当に面白いや。


・スルメとてんとう虫
 人事部に配属された頃は新人だった鈴音も上司の下田の元で十年仕事をやってきた。後輩もできベテランになりながらも下田には支えられていたのだが、下田が早期退職するという一報が入る。突然支えがなくなってしまったことに不安を覚えならがらも、育ってきている後輩たちが提案する将来のためにも、守られるのではなく今度は自分が守る番であることに気づく。

 ざっくりですがまとめたとおりの話。
 じんましんをきっかけに化粧をしなくなったとか、きちんとした身なりでとか、そういう小言を言ってくれる人の大切さは失ってからじゃないと気づかないものでしょう。気づきたくないんだよ、失ったら悲しいからね。


・バレエシューズとうすぎりショウガハイボール
 莉絵は同じ会社に務める長谷部と親しくしていた。毎日「おはよう」などのメールを交わしながらも相手は妻子ある身なのでなにかあるわけではなく予定を合わせて文月に行く。
 だが、社内報で見た長谷部の唐突な一報に驚くことになる。

 すまん、正直この話はよく分かっていない。
 不倫略奪NTRは知っているが、私にこの選択肢はないので莉絵の感情が分からないんだ。長谷部とどうにかなりたかったのか、なんで妻子ある人と毎日メールとかする?って理解できないってシャットアウトしてしまうんだよ。

 でも、良かったんじゃないか。前に進める選択ができたんだから。もしも自分が莉絵だったなら、そんな大事なことを社内報で知らされたこと、友人とも思われてなかったのかとショックを受けるかもだが。
 

・新茶と煮物
 結婚して子どもを産む、それが女の幸せだと信じているかのような母親にうんざりする葵は実家に帰ることが少なくなっていた。仕事が楽しいこともあるが、自分が放任主義だった父と父に従うばかりだった母を見て育ったことから結婚に理想も何もなかったのだ。
 そんな中、母が事故に合ったという一報を受け、改めて母と向き合ったことで自分たち家族の在り方を知る。

 だからこういう世代的に一致するのは胸が痛いぜ。
 結婚は自分もできないと思っている人間だが、葵の母がなんとしても相手を見つけたかったのは自分が父と出会えたことがすごく嬉しいことだったから、そんな相手を見つけて欲しいと思っていたから。今は元気でいてくれればいい、亡くなったお父さんも葵は一人でやっていける子だって言っていたから。
 放任じゃなくて信じていたんだってこと、言ってくれなきゃ分からないけど分かる時には相手はいないんだよな。


・七月のみかづき
 テレビショッピングのカスタマーセンターで働いていた文は仕事をする毎日に疲れてしまっていた。生まれた頃に母を、育ててくれた父を社会人になってすぐに失った文は父の故郷である博多に行くことにした。
 そこで物件を探していたところ、現在の文月の物件を紹介してもらい、母が残してくれたレシピノートを使って三日月から満月までというささやかな間だけ開く営業期間の理由が明かされる。

 やはり同世代じゃないか、就職氷河期の正社員とか本当に逃げられないからな。東京ですり切れてしまった文の姿はつらいが、悲しいかなよくあること。逃げるか壊れるか適当に乗り切るかしかない。俺は適当です!
 自分が稼いだ分と父が残してくれた分で資産はあったから、不動産屋さん勧められるまま喫茶店としてお店を、ゆっくり息をするための充電期間としてのお休みを。そんなお店があってもいいじゃないか。


 ふー、全部書いた。
 今回はあまり料理には触れていませんが、お客さんの話は全部文月で繋がっていて添えられるように料理があるという感じでした。読みやすかったのですが、福岡弁のニュアンスが分からないことだけは勿体なかったな。

 さて、今回お気に入りへ。
 新茶と煮物の葵さんから、結婚結婚言っていた母が事実婚でも別居婚でもいいから相手を言い出したときの反応を。


 なんてわかったふうなことを言う。でも特定の相手をあてがいたいという考えは同じだ。この年になると一からの恋愛はもとより、自分のペースを乱される存在がいるなんて想像するだけでげんなりする。多少寂しいことはあっても。いまの自由に比べたらどちらがいいか歴然だった。


 まー、これに尽きるわな。
 面倒はなるべく抱え込みたくないんだよなー。




終電前のちょいごはん 薬院文月のみかづきレシピ
標野 凪 (著)
ポプラ社 (2019/6/5)
posted by SuZuhara at 15:43| Comment(0) | ライトノベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月25日

キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘



「誰のためでも、同じことをするわ。私は誰も、特別扱いしない」


 やっとのことで行った今年初映画は『BLUE GIANT』でした。もうそろそろすずめの戸締まりも行かんととは思うのですが、今作は何が何でも映画で観たかった。テレビで観るのはやっぱり違うだろうと。
 私の原作歴は4巻あたりまでだったのでちょうどバックボーンは知っている感じで……そして終始アキコさん気分で観てた。音の熱さとか分かるほど耳が肥えてるわけじゃないけど、玉田のドラムが良くなっていく様子とかやっぱ音がいいんだよね。ライブ中のCGの違和感はハンパないけど、観に行った方がいいと大手振ってオススメできる作品でした。


■あらすじ
 “パパの戯言”と“ママの法則”を携えた女子高生・玖渚盾は人類最強の請負人・哀川潤に誘拐されて玖渚機関が持つ世界遺産・玖渚城に連れてこられてしまう。
 そこで待ち受けていたのは母親・玖渚友のかつての姿と同じ青髪青眼の少女・遠と近、初めて会う祖父母からかつて母が打ち上げた人工衛星の修理を依頼されるという無理難題だった。
 家族を家族とは思っていないかのような玖渚一族に直面することになった盾だが、この場から逃げる前に自分が泊まるはずだった部屋で殺人事件が起こってしまう。


■感想
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 ちゃんと買ってました戯言シリーズ最新作にして正当続編、いーちゃんと友の娘・盾ちゃんの話。
 ――いや、盾ちゃん可愛すぎんか!? これはヤバい可愛い!なノリで表紙買いでしたね。発売日には買っていたから読み終わって少し時間が経ってしまっているんだが、えっちゃら感想行きますか。

 始まりは交通事故。
 実家に帰ろうとする盾ちゃん、いーちゃんたちに会えるんかという期待を裏切り、盾ちゃんが哀川潤が乗る車に轢かれて重傷を負うところからである。
 哀川潤のインパクトは変わらんな。私は戯言シリーズ自体は全部読んだんだが、最強シリーズは読んでない。戯言シリーズも大分昔だし、クビシメロマンチストが好きだった気がするけど細部というか大雑把にも覚えていないのであしからず。

 自分を轢いた相手だろうと盾ちゃんは哀川潤のことを両親から恩人であることを知ってたし、自分の名前の由来になった人だから悪印象はない。ここでの二人の会話は小気味よくて好きですね。哀川潤を通して盾ちゃんがどんな人物か分かるのだけど、物凄く化物語っぽさを感じたかな。
 化物語も途中までしか読んでいないけど、何と言えばいいのか、語り部の脱線というかフェチシズム的な部分が長いと飽きてしまうとこがあって序盤は「ああ、いーちゃんの子だな。妙なこだわりあるんだよな。こういうところは阿良々木さんもだよなー」くらいで正直思い出補正が強いのは否めなかった。

 盾ちゃんはメイド見習いの千賀雪洞、従姉妹で玖渚友のような青髪青眼の姉妹・遠と近、伯父の直、祖父母と出会うことになるのだが、請負人は世界遺産を壊さないためにと一緒には居ない。勝てる気がしない。
 しかも、玖渚友が打ち上げた人工衛星を直せとか言ってくる始末、あの玖渚友の子どもなのだからと持ち上げられることから逃げてかつて母が入っていた座敷牢に引きこもったわけだが、ここが曰く付きだった。

 かつてここにいたのは玖渚友ではなく弟の焉。焉の亡骸から作られたクローン人間が遠と近。二人でなんとか人工衛星は保たれてきたけど、もう保たない。
 遠ちゃんはかなりズバズバ言うので盾ちゃんとの会話が好きですね。ひいさま、なんて言いつつバカにしているのかと思えば尊重してるし、近のこともぞんざいなのかと思えば……である。
 そう、殺されたのは近の方。彼女に関してはどんな子なのか分からないまま首を切られていた。

 盾ちゃんは名探偵じゃないからいっぱい間違えるし、遠と近が入れ替わっているという推理も外してくれるけど、捜査中も盾ちゃん遠ちゃんの会話が愛しいのだった。これが百合の良さというものかw

 解決パートで明らかになるのはママの絶対法則『機械に触るな』の意味。
 戯言遣いではない盾ちゃんには動機を語らせることが出来ないのだけども、人工衛星のリモコンに触っただけで壊した。

 そう、だから機械に触るな。
 玖渚盾は機械とっての天敵であり、人工衛星は盾を狙うかのように玖渚城に落ちてくるのだった。

 結果は通りがかった請負人が助けてくれたのだが、祖父母からは絶縁、直が盾ちゃんの使い道に思考している間に遠ちゃんに逃がして貰って脱出した盾ちゃんは請負人の車で帰路につく。
 犯人――てか、ぼかしても出てきてない人物でバレバレなのだが、動機とか両親の言葉を思考したりして終わりになるのだが、遠ちゃんとの別れの言葉尊すぎない? 機械使えない盾ちゃんのために手紙書いてくれてさ、手鞠唄で遊ぼうの約束だぜ?
 うむ、この二人のために次も買おうと思ったのだったw

 冗談はさておき、面白かったですキドナプキディング。
 戯言シリーズ履修は必須ではないけどしていた方が望ましいのでハードルは高いけど、肩肘張らずに楽しめる作品だったかと。

 さて、今回お気に入りへ。
 最後の大一番、犯人に対して自首を望む盾ちゃんの心境を。


 舌先三寸口八丁。
 立てば嘘つき座れば詐欺師、歩く姿は詭道主義。
 玖渚友の娘であり――戯言遣いの娘。


 もうこういう表現好きすぎてわっくわくだった。
 詭弁を弄せ、舌先三寸で立ち向かうのが最高に格好いいとおもっている人間だから、フェチ感強い展開があっても西尾維新作品は読みたくなるんだよなー。





キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘
西尾維新 (著), 竹 (イラスト)
? 講談社 (2023/2/8)



posted by SuZuhara at 16:35| Comment(0) | ライトノベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月11日

ReoNa ONE-MAN Concert 2023「ピルグリム」at日本武道館 〜3.6 day 逃げて逢おうね〜




 アークナイツ、スカルシュレッダーが倒せない……。
 オペレーターたちを育てるのが大切だって分かってるけど、育成に金がかかりまくる。素材ストックなどない、イベントとか復刻されても走れるレベルじゃない。……ふむ、FGOとかやはり長くやってるってのはそれだけでアドバンテージだったんだな。
 私はいつになったらアニメの続きが読めるのだろうか。


■感想
 ReoNaさんのファンブログ化しちゃってるけど、武道館のライブに行ってきたのでその感想を。
 私は仕事帰りで行ったので物販もガチャも枯れてて笑うしかなかったぜー! くそが、仕事なんて行かなきゃ良かったw

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 さて、去年はなんだかんだでライブに4回ほど行っていたのですが、待ちに待った武道館ライブでした。アルバム発売も控えているし、その後のコンサートもチケット取ったしで当日は楽しむだけとわっくわくして行きました。
 当日の私の動きとしては、1時間休みをもらって会社出て武道館へ。予定では、アルバム予約で抽選券→CD販売所でAliveポスター→ガチャ→物販の優先順位で行動予定だった。物販は先行通販あったしね、抽選はせっかくだから参加したい、Aliveポスター格好いいから欲しい、ガチャはまあ枯れんだろう、と。

 これはね、めっちゃ読みが甘かった。
 CD予約はすんなり終わった。QR読み込んでこっちへと誘導されるままに通過し終わり。うっしCD行くぜー、とここが1番の罠だった。
 なんと全然動かんw ちょい前に発売した本の限定グッズ付きとかあったせいかめっちゃ混んでる。でも、会場まで1時間あるから平気だろう→このまま並んでると開演間に合いませんアナウンス。
 もうね、並んでられない。だって、会場内でハチパレのラジオ生放送やるんだよ。そっち行きたいよ。
 この段階でガチャは枯れてたw アクスタ欲しかったけど、しゃーない。

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 無事にハチパレには間に合いまして開演までがこんなに楽しかったことはなかったな。てか、ReoNaさんのライブに始めて行った時にBon Jovi「These Day」が開演まで流れていたことを思い出して浸ってました。私は洋楽を自分からは聴かないんだけど、こうやって勧められて聴くのは好きなので。

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 ちなみに席はアリーナのセンターでこの辺でした。良き良き。

 セトリ

1/ピルグリム
2/怪物の歌

 ピルグリム1曲目はあるかもと思っていましたが、PVバックで怪物の詩を聴くと迫力がありますね。神崎エルザの出るガンゲイルオンラインアニメは視聴していますが、当時のファンではなかったので初期の歌を生で聴けるのは嬉しい。

3/forget-me-not
4/SWEET HURT

 SAOはユージオたちのアリシゼーションはちゃんと観ても読めてもいないのですが、この曲は盛り上がるよなー絶対歌うよなーからのSWEET HURTだったので私的にめっちゃテンション上がったw
 初めて行ったReoNaさんのライブのトリがこの曲でさ、私は失礼にもそのライブで「生きているだけでえらいよ」を聴いた時に辛い曲すぎて次は来ないだろうと思った。絶望系ってこんな感じか、と。共感できなかった? いや、言葉にしにくいんだが、その状況に向き合いたくなかったんだろうな。
 けど、反対に「SWEET HURT」はめちゃくちゃ刺さりまして、はい。アニメの方は全く観れていないけど機会があったら観たい。この曲を聴いてなかったらこの場に来てなかっただろうから聴けるだけで嬉しい曲。

5/ANIMA
6/生命線
7/Alive
8/ないない
9/シャル・ウィ・ダンス?

 約束された勝利の楽曲たち。
 絶対聴けるとは思っていましたが、当日は満月に近かったので月をバックにした生命線すごく良かった。
 ないない→シャル・ウィ・ダンス?はダンサーさんたち、リアルアキバボーイズさんたちも来てみんなで踊る。俺も踊れるぜ、何度踊ってきたと思ってやがるw

10/トウシンダイ
11/虹の彼方に
12/LOST

 まさかのLOST。
 嬉しい。嬉しいけど、セトリにBelieverがないことが確定した瞬間だった。歪行っといて良かったぜ。

13/Someday
14/HUMAN
15/VITA
16/Till the End
17/Rea(s)oN

 Somedayはライブタイトルから絶対歌うよな。
 HUMANではこれまでのReoNaさんの歩みと人との縁が映像で、VITAはSAOの新作ゲーム映像とともにだったので観るのと聴くので忙しいくらいだったのでBD早よということにして耳の方に集中してました。

 アンコールのないReoNaさんのライブは自分的にすごくやりきった感が好きで、最後まで駆け抜けるような、且つ日本武道館という場所に相応しい演出で本当に楽しかったです。彼女は一人ひとり1対1でお歌を届けるという言葉を口にするのですが、まさにそれで立って騒いでも座って聴いても良しな空間は変わらないでほしいですね。

 終わって規制退場中、ハチパレDJ豊田穂乃花さん再登場でゆっくり話を聞いていながら待っていたのですが、アルバム予約した際に貰った抽選会の当選発表。
 毎回サインがもらえるのですが、今回は購入したCDジャケットではなく額縁に入った直筆サイン入りアルバムジャケットとサイン入りコンサートポスターである。計20名だけども、いつも以上に対象者多いので参加するだけでいいんだよである。

 うん、当たった。サイン入りポスター当たったあああああ!

 嘘だろ、幻聴だよ。え、Twitterで当選番号を確認できる? ちょっと待ってよ、Twitter繋がんないんですけどおおおお!!!

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 はい、無事に当たっていました。当日の戦利品です。
 終演後にCD販売所でAlive買おうと思ったら完売、てかほぼ完売ばっかでだったw で、JAMMER欲しいからシャル・ウィ・ダンス?アニメ版買うと店員さんに「本当にアニメ版ですか?」となぜか念を押されたり、生命線買って月姫ポスターも貰えば良かったと後悔したり、そもそも仕事なんてうっちゃって物販に来てれば……けどそれじゃあサイン入りポスター当たんなかっただろうがよおおと悶えたりしましたが、最高に楽しい1日でした本当に。
 アルバムも届いてますし、本も買っているんでえっちゃら読み始めますが今年もライブにたくさん行きたいですね。俺は推しという概念を知ったのだったw








HUMAN (完全生産限定盤) (特典なし)
ReoNa
ソニー・ミュージックレーベルズ(2023/3/22)
posted by SuZuhara at 22:51| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする