またまた食らっちまったぜkonozama!
やはり大型の本屋が近くにないのは辛いなあ、とちょっと買うか買わないかをギリギリまで悩んでいたりしました。
いや、DVDはいらないからもうちょっと安い方がいいなあ、なんて。
でも、買ってみたら満足の行く一冊でした!
感想
では、ざっと内容を引用。
○吉川達哉によるラフや設定画が満載
○野島一成書き下ろし小説『七騎士の世界』解禁
○制作スタッフ&ボイスキャストインタビュー
○神谷浩史(ジグ役)・中村悠一(ファズ役)によるボイスドラマ含む
完成披露会の模様等を収録したDVD封入
中身は嬉しいオールカラー。
カプコン限定版であるプロダクションノートは知らないので比べようがないのですが、中身は非常に充実していました。キャラクターの初期原画がたくさん収録されているのが非常に嬉しい。
貴公子のようなジグとか噂のミニスカレンとか。地味に気になっていたレンのボディペインティングは、防御力上げる呪術的効果があるものと考えられていたらしい。もし、この設定が生きていたなら、攻撃的ペインティングとかもあったのだろうか。というか、やはり防御力はネックだったんだなレン。あの装備は薄着ーーいや、必要最小限すぎるもんなあ。
しかし、設定資料で一番のツボはセンゴク。
吉川さん曰く、センゴクは山籠もりしていることから銀シャリに目がないと想像していたらしい。そして、いざ包みを開くと飼っている小動物に食われているという……。
銀シャリネタ、だと……?
何そのペットに一歩先に行かれるという可愛さ。センゴクは七騎士ではまともな印象があるが、そんなことはなかったな。可愛いよセンゴク、いや可愛いよ小動物。
あと、七騎士の武器に名前があるってのは嬉しい誤算。どうせなら他のメインキャラの武器名も欲しかったところですが、あともっと武器に種類があれば良かったのに。
不覚にもトキメいたのは、新納さんのプレゼン用企画書。
初めはジグかレンを選んでプレイできる予定だったらしい。ジグのスタイルスイッチは精神病から三通りの自分がいて切り替えるとか、こういうのがあるから設定資料集を買うのはやめられないな。
さて、一番楽しみにしていた書き下ろし小説「七騎士の世界」について。
むしろ、ユーリの世界と言うべき。時系列的には、ジグがタイロン一家に入りカンタレラ襲撃が起こる前の話。
簡単なあらすじ。
カンタレラに興味を持った七騎士・ユーリは官史・ドラスコをカンタレラに送り込む。ゲームが始まる前を書いた小説「旅立ちの決意」の出来事があったこともあり、余所者に敏感なカンタレラの人々だったが、ファズはガンドアから来たドラスコをジグのことが知りたい一心で迎え入れてしまう。
ユーリの元に戻ったドラスコはファズの人柄と自分が抱いた感情を元にカンタレラのついて好意的な民族であることを伝えるのだが、それを壊すことこそがユーリの楽しみであった。
うむむ、上手くまとめられない。
「旅立ちの決意」も軽く鬱になる話でしたが……スロンとかスロンに殺意を抱くとことかで。今回はもっと鬱になる。スロンのことは許してあげよう、そして合掌しよう。
話の中心はユーリとファズ。
ユーリがファズに、どうしてミシーに執着を持つことになった解る話なのですが、カンタレラの民は本当に運がない。
そしてファズはジグのことしか考えてない。いついかなる時もジグのことしか考えていない。
ちょっと小説には関係ないのだが、インタビューでの新納さんの言葉を引用しよう。
松川さんは「レンの出番が少ない!」って言ってたんですが、僕の中でヒロインはファズだったので問題なかったんですよ(笑)。レンは、いるだけでいいんですよ!
もう、この時点でというか、初めからレンに勝ち目はなかったのか。幸薄そうだもんなあ、レン。
確か、小説はあと他に二本あるそうなので是非是非出して欲しい。
そして、続編については真剣に検討していただきたい。
LAST RANKER 公式設定資料集 STARTING POINT (エンターブレインムック)
- 作者:
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: ムック