2010年09月13日
ドラマCD「ペルソナ4」Vol.2
「お父さんとお兄ちゃんに、チョコあげる!」
やはー、なぜか古代の死体遺棄法に関する本ばかり読まされてくらくらするので久々にドラマCDに逃げる。あ、ここにはなるべく読んだものの感想を書きたいと思っていますが、娯楽として楽しんでいないものは省きます。
しかし、ドラマCDって何かしながら楽しむのにすごくいいものだなあ。高いからあまり買ってなかったのですが、これからは積極的に買おう。
あらすじ
事件解決後、二月に入ってから陽介はジュネスのバレンタインの準備に追われていたが、お客さんからチョコレートを貰おうと張り切るクマのせいでさらに忙しくなる羽目に。
男性陣がジュネスの手伝いをしている間に、女性陣は迫る十四日に誰にチョコを送るかさぐり合っていた。そんな中でバレンタインについて初めて知った菜々子は父と兄にチョコを送ろうと決め、張り切って準備をするのだが、父・堂島の刑事という職故に擦れ違ってしまい、心にもない「嫌い」という言葉を言ってしまう。
感想
なぜ2から聴いたかは、単に1が売っていなかったから。P4を最後にやったのは去年辺りだったのですが、本当に良いキャラたちだなあ。特に女性陣、メシマズ属性を知ったのは確か彼女らからだったはず。
もう、これはナナコンのためのドラマCD。
菜々子と堂島さんの想いの擦れ違いにハラハラしつつ、その裏で繰り広げられる女性陣の鞘当てにもハラハラする。
何だろう、すごく怖い。
女性陣が作る料理は言わずもがなだが、当日の主人公こと番長の身を想うと怖くてたまらない。確かに番長という超人がいるために直斗から本命を貰えない完二は可哀想だが、女性陣全員から本命を送られる番長も可哀想すぎる。
本編がバレンタイン前夜までで終わってしまったのは酷く歯がゆいが、当日は怖ろしすぎるので丁度いいのだろう。うん、小心者のくせに六股してた私にはこの手のイベント日はブラックデーですから。
菜々子はゲームでは聞き分けの良い子というか、子供っぽさを押さえている子供という印象がありましたが、今回はついに爆発したようです。
お父さん大好きなのに上手く伝えられなくて、堂島さんも不器用だから菜々子のことを大事に想っていることを伝えられず、番長たちがフォローという軌道修正を行って、やっと伝え合うことができる。
こういうドラマCDはいいなあ。ゲームを楽しんだ者なら買って損はない。というか、どうして私は今まで買わなかったのかと過去の自分を殴ってカウンターを食らいたくなる。
以下、女性陣(直斗は除く)による餃子パーティーでの悲劇を。修学旅行でラーメンをクマにとられたことを思い出した雪子に茶々を入れたせいで標的にされるわ、直斗には誤解されるわで大変な完二。私の耳が捉えたように書いているので、細かいところはニュアンスでお願いします。
「ユ、ユキちゃん……可愛い笑顔が、今なぜか、とっても怖い」
「いつもだろ」
「完二くん?」
「あ、いえ……でもそこがいいっす!」
「……そうなんだ」
「え、ちょ……えぇ!」
「いいから、食べなさい」
「だってこれ、でかすぎじゃないっすか? バスケットボールかよ、なんて……」
「餃子だよ」
「え?」
「餃子だよ」
番長が女性陣に詰め寄られるとこも好きなのですが、やはり一番は菜々子と堂島さんのやりとりの裏で展開される完二の死刑執行。
というか、どうやってバスケットボール並の餃子を……。
まさか、皮から作ったと申すのか!