2010年10月17日
エヴォリミット『Summer Snow』ドラマCD
夏に降る雪のようにありえない、そんな幻のお話――。
夏コミで発売したという東出さんの書き下ろしドラマCDを友人から頂く。
……しかしっ、私はエヴォリミットに関しては全く知らないのですが。クロノベルトの時みたいに多少は知っているのレベルでもないんですが、聴いていいのだろうか……?
ま、手元にある時点で聴かずに我慢するとか無理なので、感想はそれを前提にお願いします。
あらすじ
環境調整パッチの暴走により、夏なのに外では雪が降っていた。地球と違い火星にはネットやゲームなどなく、上手く暇を潰す方法がない。そこで、不知火義一と一条雫は家ではコタツの中で温まりながらのんびりとダベることに。次々と集まってくる仲間たちも引きいれてコタツの中でそれぞれが物語を語り出す。
うむ、このドラマCDから入るのは危険だと思った私は体験版を落とすことにした。
……友人にあのシーンはないよな、体験版にあのシーンはないよな! と問い詰めまくったことは既に周知の事実。小心者には刺激を与えないでください。
体験版の感想としては、全体的にギャグが中心になっているので私的には好み。しかし、最後の最後であんな熱い展開にしておきながら続きは製品版でなんて……くそぉ、移植はいつだ?
さて、ドラマCDの感想に入ろう。
ゲームをクリアしていなくてもいけるかと否かというと、否だな。基本ギャクなので本編を知らなくてもそこそこいけますが、最後のトラックは絶対にクリア後推称だろう。やってない子は聴いちゃいけない。東出作品は女よりも男との関係の方が見どころなんだから。
キャラたちが暇つぶしに物語を語るお話は以下のとおり。
・雫、怖い話。
・チャペック、泣ける話。
・リーティア、燃える話。
・校長、クトゥルフ話。
あとは不知火くんが見た夢の話といったところ。
てか、みんな興味示さなかったけど、不知火くんによる火星開拓時代の話が聴きたくてたまらなかったんだが! みんな興味ないのか? いや、それ以前に主人公なのに不知火くんの扱い基本的酷いよね?
しょっぱなのレナートくんの印象が強すぎてあれなのだが、それぞれが話す物語より合間合間のキャラたちの掛け合いの方が面白かった。雫はおそらく最後に攻略できるヒロインのはずなのに、レナートくんと不知火くんで妄想できるとこは猛者すぎる。
ヒロインで一番興味があるのが雫なのだが、雫は嫉妬とかしない性質なのかな? あ、ちなみに男性陣は校長です。言っただろ、犬には弱いんだ。
では、今回の好きなシーンなのだが、これだ!っていうシーンはなかったなあ。ところどころ面白かったたくさんあって選ぶのに困る。
アクアがおしるこ食べまくって雫がキレる寸前のシーンが一番好きなのだが、そこは長いのでパスしまして、冒頭で度肝を握りつぶすような発言をしてくれたレナートくんが不知火家にやってきて迎える不知火くんと雫のシーンを。
「君、玄関まで迎えにいってやれよ」
「えー、寒いからなあ」
「はっはっは、出迎えがなってないですよ不知火さん。せめて這いつくばってください」
「せめての基準が解らん」
うわあ、こんな子だった狂ってなくても勝手に婚姻届出すな。
いじめられたいとかではなく、どんな反応を返してくれるか楽しみじゃないですか。是非、友達の友達辺りになってください!
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