青春に、別れはつきものだ。
四連休と言ってもやることは特にないのが俺クオリティ。笑え、笑えばいいさ。なんか知らん間に外国人野球選手のフィギュアとか押しつけられている俺を! これどうしよう? てか、どうすればいいの?
最近、自分が周りにどんなキャラで見られているのか心配になってきたぜ。
■あらすじ
大学受験が差し迫った二月、阿良々木暦は自分が吸血鬼化していないにも関わらず鏡に映らないことに気づき、事態を呑み込むために専門家である影縫余弦と斧乃木余接と接触する。
そこで明らかになったのは頻繁に吸血鬼化していたために吸血鬼にちかづいていた暦。これ以上吸血鬼化すれば完全に吸血鬼になってしまうという状況で火燐と月火、神原が影縫と同じ不死身の怪異の専門家である手折正弦に攫われてしまう。
■感想
お、あらすじがコンパクト。
ははは、月火と阿良々木の混浴シーン、長すぎるところに触れなかったからな!
火燐の歯磨きの時も思ったのですが、この妹と兄の常識を超えたスキンシップが苦手です。正直、軽く気持ち悪く感じてしまうほど。
だからあんまり触れないけど、お互いの髪を洗いっこしていたら自分が鏡に映らないことに気づいた阿良々木さん。
忍と相談しても上手く状況がつかめず臥煙さんを通じて影縫さんたちに接触……って、さんづけ多いな今回!
調査の結果、今までの、特に千石を探して夜を駆けていた時の吸血鬼化が災いして阿良々木さんは吸血鬼に近づいてしまっていた。戻る方法はない。もう吸血鬼にならないことが、本当に吸血鬼とならないための唯一の選択。
そんな中、影縫さんに会うため月火を神原の家に退避させていたことが災いし、阿良々木さんを退治しようとした専門家・手折正弦に姉妹と後輩がもろもろ攫われる。駆けつけようにも今までいかに吸血鬼の力に頼っていたかを思い知らされつつ、斧乃木ちゃん正弦の元へ。
今更だが、この話は最終章の序章である。本当に最終章なのかはしらんですが。だから、阿良々木さんの敵としてキャスティングされた正弦との戦いはあっさりしたものだった。
正弦はなぜ自分が阿良々木さんを退治しなければいけないのか「分からない」と言った。そして、忍野がいれば「ちゃんとしなくてすんだ」と。吸血鬼化できないことで阿良々木さんは戦闘を避けようとしていたのだが、正弦は斧乃木ちゃんに止めてもらうことをねがい殺された。
今回分かったのは物語の終幕には忍野が必要不可欠なこと。そして、やっと尻尾がちらついて来た扇ちゃんが出てきたこと。あの、忍野がいれば「ちゃんとしなくてすんだ」、いなければ「ちゃんとしなければならない」というのが気になりますなー。うーむ、抑止力的なもんが働いてんのかなこの世界でも。
最後にガハラさんとのバレンタインがあり、月火がUFOキャチャーでとってきた斧乃木ちゃんが阿良々木家に来たところで終わりでした。
では、この辺でお気に入りシーンへ。
今回は正弦が死を選ぶ前に行った最後の言葉を。
「駒のように配置されて、駒のように動かされて、駒のように動くのは――もううんざりだ。僕は君を吸血鬼にするための手助けなんかしたくない」
謎が謎を呼ぶ台詞だった。
扇ちゃんが吸血鬼化を望んでいるのか、それに関わってくる「ちゃんとする」とは……。人間であることが強調されていたから怪異、人外の存在が関わってくるのだろうが……ああ、予想なんて意味ないな。
ただただ、楽しみに待ちましょう。
憑物語
西尾 維新
講談社 (2012/9/27)
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