2012年11月26日

神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター 2



 その声は、オレに助けを求めていた。オレにだけ聴こえる声で。


 今日はいい二郎の日とのことで、私の誕生日だったりします。
 わーい、誕生日に仕事したくないから有休をとってやったぞー。そのかわり今週末は休日出勤だぞうへーい!
 ……はぁ、どうしよう12月は買う予定のゲームがないから希望がないや。大神は今裏切ったなスサノオぉーっ! 彼女作りやがったとか、嘘だろ? 嘘だよなぁっ! ってとこなんだが、持つかな?


■あらすじ
 バイクで走行中、無茶な運転で川に転落した女・アニィを助けた精霊・レオンガーラだったが、レオンが彼女を追って来た追手に構っている間にバイクを奪われてしまう。翌日バイクは見つかったのだが、それとともにアニィは死体で見つかった。
 生前にアニィがレオンのポケットに忍ばせた鍵を手にレオンは水没した車からクーラーボックスを引き上げ、そこに精霊の手によって作られた心臓を発見する。


■感想
 偶然にも出会ってしまったので買ったレオンニ巻。BUNBUNさん絵の印象に愛着がありすぎていまいちレオンと認識できないのですが、一巻を読んでからかなり期間が空いたせいかちょっとレオンの背景が分かりきれてなかったりするので注意。

 前回もそうだったが、レオンは黒ポリと違ってかなりグロい事件という印象。マティアがいないからだなw
 今回はあらすじで書いたような経緯から精霊作の心臓を手に入れることになったレオン。それをティグレアに検証してもらった結果、理論的には移植可能。だが、医学的には移植しても機能しないという回答を得る。

 心臓を奪い返しにやってきた殺し屋精霊にレオンが負けるというまさかの戦闘後、今回からのレオンの相棒である猫の精霊・セブニエーラの力を借りて奴さんの本拠地に辿り着く。

 ちょっと思いから簡単に行くが、そこの主は娘を多発性臓器不全という病気で失っていた。いや、彼に言わせれば娘はまだ死んでいない。
 全てを精霊の物質化で作った少女のレプリカに、顔と脳だけ残されて生かされている少女を降臨させようとしていた。
 その間、少女はずっと夢を見ていたという。何も見えず聞こえない、そんな夢。少女の絶叫はレオンだけに届き、なんとか手術をやめさせようとするが間に合わない。

 一人の精霊医師が命をかけた蘇生は成功した。
 少女は暗闇から抜け出し、やっと会えたパパとママに抱きついた。
 精霊の作ったケタ違いの肉体で。――結果、パパとママを壊した。

 酷い光景、って奴だろうな。
 レオンは悲しみと絶望で暴れる少女を寝かしつけるようにとどめをさすのだが、この話に関してはなんて言っていいか分からんよ。
 いったいこのことで何人が犠牲になった? どうしてこんなことになった? そう言って誰かを責めたいような気分に襲われる。
 親の深すぎる愛が招いた悲劇だが、そうまでして生かされたいものだろうか。少なくともこの少女はそうじゃなかったはず。だって、自分が死がどんなものかも分かんないような歳だぞ。やめてあげてくれよ、娘のためじゃなくあんたのエゴのための蘇生なんて。

 相変わらずのモテモテレオンですが、今回はちょっと内容が重すぎた。セヴニエーラとの軽快な皮肉のやり取りは今思えば癒しでした。

 では、この辺でお気に入りシーンへ。
 この主がこんな思考に辿り着いてしまったのには殺し屋・ロザムの入れ知恵があった。初めは安楽死をさせようとした主にロザムはひょんなことから方法を提案してしまう。忠告だけはしたというロザムに力づくで止めることもできたとレオンが糾弾した時の返答。


「殺せってか?」
 冷笑が、変わった。
「俺はそれほど優しくねェよ」
 無残なまでの、それはあまりにも禍々しい笑みだった。


 ここはとても印象的でした。なんつーかな、大迫さんの本を全部読んでいるわけじゃないけど、ロザムは毛色の違うキャラだったから。
 だが、レオンに勝ったロザムを圧倒する精霊製肉体。それを削られながらも殺したレオン。やっぱり、分かっていたけれども救われんな。




神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター 2
大迫 純一
ソフトバンククリエイティブ (2008/5/15)
posted by SuZuhara at 08:00| ライトノベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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