2014年11月09日

美術手帖 2014年 11月号



 ティム・バ−トンの世界へ、ようこそ!


 いつでも手に届く距離にいて、君がいない毎日なんて想像できるはずがなかった。君に触れられなかった日々なんてなかったから、君を失うなんて考えたことなんかなかったんだよ。
 あ、俺のPSvitaの話ね。
 兄貴に奪われてから一週間ほど経ちましたが、僕はゲームができなくて発狂しそうなんだが。仕方ないから家族に借りたDSで世界樹体験版をやってたら「5分な」とか言われるしw
 もう私はこの世界じゃ生きていけないかもしれないなー。


■感想
 今回はちょっと毛色の違う本で、美術手帖という雑誌のティム・バートン特集を買ってみた。
 この雑誌は美術館の情報とかアートに関する雑誌でティム・バートン展が開催されるからその予習に買ってみた。
 以前にダニー・エルフマンのコンサートに行ったと書いたがやはり初期作は知らなくてさ、そのことが分かればと思って買ってみたのでちょいと感想がてら紹介でも。

 この雑誌を買うのは初めてなので他とは比べられないのだが、特集のティム・バートンに関するページは83ページという全体の三分の一ほど。
 ティム・バートン、とダニー・エルフマンのインタビューは興味深かったな。てか、ほんのちょっとだけどもストップモーション製作現場の写真があったことが嬉しかった。どうしてもナイトメアの方が名作扱いされているけれど、私はコープス・ブライドの方が好きだったりします。ま、どっちも好きなんだがね。

 4つのキーワードから映画作品を解析するという企画があるけれど、私的にはこれは首をかしげざるを得なかったかな。
 4つの記事を書いている人が違うってのもあるんだけれど、この手の解釈を私が好きじゃないせいだろう。この手の記事は育った環境とかと照らし合わせてその存在に辻褄を合わせられているような感覚がするんだ。
 もちろん、全部が全部そうじゃないことは分かっているんだけども、全てを解説されてしまうとそれ以外の答えが出来なくなってしまうのが嫌なんだ。

 ティム・バートンの年表的な歩みは面白かったですな。ヘレナ・ボナム・カーターとの結婚が再婚とは知らなかった。他にもミージックビデオ作っていたりとか、こういうの見ると全部観たくなるな。
 私がティム・バートンに触れたのは『スリーピー・ホロウ』が初でしたね。ナイトメアも観ていたけれど、あの頃は子どもすぎて誰の作品かとかそういう概念がなかった。それにナイトメアが好きだというと変な目で見られたしね。子どものころからブラックスキーだと大変なんだぜ。
 まあ、レンタルビデオ屋でチャッキーとかアダムスファミリーばっかり借りたがる子はどう見ても異端だがなw

 スリーピー・ホロウでティム・バートンを自覚して今でも私の好きな映画の一つですね。ちなみにシザーハンズは今年の夏に初めて観たのだがw
 初期作はほとんど観ていないのですが今はビートルジュースが観たいな。ああ、あとヴィンセントも観てない。私が持っているナイトメアは昔すぎて特典映像が入っていないのでこの機に観てみますかなー。

 あとはアーティストたちのバートン愛とかバートン作品に対する対談とか。対談はストップモーションに興味がある者としては面白かったです。あとバートンに影響を与えた作品の紹介とか。

 その他の記事は上手く説明できない。アートには関しては門外漢なので。
 だけど、やっぱり解説よりもインタビューの方が好きだ。こんなことを考えているんだなと分かるのがいい、面白い。
 バートン好きは買って損はない内容だが、それだけ狙いだとちょっと高いかな。私はコープスブライドの撮影風景の写真があっただけで十分なのだが。

 さて、今回のお気に入りはなしで。
 インタビューを抜き出すのはどうかと思うのと、お気に入りは写真だからな。WOWWOWユーザーじゃないから特番が観れないのが残念すぎる。





美術手帖 2014年 11月号
美術出版社; 月刊版 (2014/10/17)




posted by SuZuhara at 18:21| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする