「わたしも行く。パートナーだから」
Fate/UBWのキャス子の追加、そしてイリヤ関連のエピソードはズルいと思う。やめろ、ギルはキャラ的に好きだけど本気では好きになれないトラウマを増やすんじゃない。やめて、最近EXTRAばっかだったから、ここ忘れてたのに!
今期もアニメをほとんど見れていませんが、アルスラーン戦記と兄貴オススメのアニメは頑張ってみている。戦闘シーンは楽しいなぁ。
■あらすじ
ソードアート・オンライン。死ぬかクリアするまで逃れることのできないデスゲームが開始されて一ヵ月、プレイヤーたちは第一階層のフロアボス直前まできていた。
その攻略会議に同じくソロで戦う女性プレイヤー・アスナを誘って参加したキリトはフロアボス討伐隊の末席で参戦することになるが、ベータテスト時にはなかったボスの動きに指揮官を失い戦況は混乱し、LAボーナスを得たキリトはベータテスターとのことでビーターの汚名を自ら背負うことになる。
■感想
発売日に買ったけど読んでなかったSAOプログレッシブ。
本編の方が読めなくなって大分経ってしまったのですが、うん、アインクラッドの世界観が好きでこっちの方が読みたいと思ってしまったから。
この本には三作の話しが入っているのですが、最初の一話である「星なき夜のアリア」はアニメで初めて見た時は心躍ったなー。
デスゲームが始まり、初のボス攻略戦。
その前にがむしゃらに戦い続けるアスナを助けたことが縁でキリトは組むことになるのだが、MMOとはやらないのでアスナに説明するキリトの話はなかなかに興味深い。
ま、不覚にも黒パンにヨーグルトクリームもきゅもきゅのシーンは可愛いと思ってしまったのだが、小説ではアスナさんの入浴シーンもあり必見ですよ。うん、僕は服を着てない状態に興味はないが。最近潔癖具合が増してきている気がするな……。
ソロの二人組とのことで末席で取りこぼし狩りに甘んじていたフロアボス戦ですが、情報屋のアルゴがベータテスト時の情報をまとめていたことで討伐隊優位に進んでいく。
しかし、指揮官・ディアべルがLAボーナスでレアドロップを得るために自らとどめを刺そうとしたところで、ボスがベータ時にはなかった動きをしてディアベルが死んでしまう。
キリトは最後でディアベルが同じベータテスターであると、その思惑の全てに気づくが、ボスを倒すためにアスナとともに前線へ出る。
そして、LAボーナスを得たことでキリトがベータテスターであること、ボスの情報を知っていたくせに漏らさなかった、LA狙いだのというあてつけを受けキリトはそれを受け入れ、LAボーナスで得た黒コートを羽織り、ビーターを名乗るのだった。
うわー、キリトさん格好いい。
アスナやエギルも周囲にのまれず対応していて素晴らしいが、アスナさんはこの時点で結構キリトへの好感度高いよね。
SAOは結構飛び飛びで読んでしまっているからもう出ているかもしれんが、キリトさんとアスナさんが決闘する云々はどうしてなるんだろうな。まぁ、どう見てもべた惚れですしょうがね。
幕間は情報屋アルゴの話。
アリアでの最後の約束の話でもあるが、キリトさんが相変わらず女性にモッテモテでずるいぜ。
アルゴはいい奴なので好きですなー。
最後の儚き剣のロンドは鍛冶屋の話。
強化失敗で武器が壊れるってのはキツイな。こういうシステムのゲームは苦手だ。俺も武器には愛着を持ってしまうタイプで、昔のドラクエみたいに攻撃力だけを重視するならバンバン変えるが、最近のゲームでヴィジュアルまで出てしまうともう駄目だ。
それでGEではカリギュラ装備大好きだったもん。GEは神機のマイナス面のスキルも含めて好きだったのだが、やっぱりスキルインストールは好きになれないよなー……と、脱線した。
鍛冶屋の前でばったりアスナと出会ったキリトは、成功率をあげるために素材集めを手伝い、上限いっぱいまで揃えていざとケーキをらーぶらーぶに食べた後で向かうのだが、有り得ないはずの剣が消失するという現象で失うことになってしまう。
意気消沈しているアスナを見送った後で考えていたキリトはそのトリックに気づき、まだ初期設定のギルド・パーティ開錠化だったためにこじ開けてアイテムを全てオブジェクト化することでその中から失った剣を発見する。
なんでも強化詐欺にあったらしく、簡単に言うと鍛冶屋に預けている状態だが長時間手放すことで所有権がなくなるというもの。取り戻すために所有アイテムオールオブジェクト化したということらしい。
なるほど、分からん。いや、本編を読めばきちっと説明してくれているのだが、悪知恵というのはいつだってどこだって働くんだなー。
まあ、この強化詐欺にもちょっとした悲しい話があるのだが、レアアイテムを鍛冶屋のネズハに騙し取らせていたギルドがいて、ネズハはフルダイブに適応しきれず遠近感が掴めないため前線で戦うことがですず、言いなりになって生きていた。
しかし、キリトがチャクラムを渡したことで次のフロアボス戦には参加でき、やったことは許されることではないがすぐ責任取って死ねという奴らにはうんざりするな。簡単にその言葉を使うんじゃねぇと言うのだ。
この話はちょいときつかったですが、フルダイブしてしまったらこういう諍いは絶えないんだろうな。もう現実だもんな。
面白かったです、プログレッシブ!
キリトさんは初期時代から強いですが、もうこういうの見せられるとアインクラッド攻略のゲームしたい。キリトさんプレイじゃなく自キャラでしたい。キリトさんと戦いたいぜ。絶対楽しいと思うのになー、でないかなー。
さて、今回のお気に入り。
今回はいろいろと情報を持っていて教えてくれるキリトさんに対してアスナさんが抱いた感想を。
「あなた、色々知ってて便利ね。一家に一台欲しい感じ」
どの一家にもキリトさんいたら怒るくせにーw
なんだかんだでずっとコンビを組んでいた二人ですが、次巻は表紙の褐色の女性がパートナーになるのかな? 買ってあるけどまだ読んでなく、そんでもって三巻もはやいところ買ってこないとなー。
ソードアート・オンライン プログレッシブ 1
川原 礫(著),abec(イラスト)
アスキー・メディアワークス (2012/10/10)