2016年09月03日

ゲーマーズ! 4 亜玖璃と無自覚クリティカル



「俺はもう、お前と天道の恋を、応援できない」


 珍しく連続更新できているけど、今日に間に合う気がしない。あらすじ部分だけ書いて寝てたよ。せっかくの金曜日なのになんてこった。
 そんなことよりゲームがしたいと切羽詰まってきてしまっているのは悪い兆候でしょうね。うおー、ゲームしてぇ! RPGしたいけど、あと二週間切ったんだから我慢だ。我慢しなければならぬ。
 でも耐えられないから、8月に落としておいたデモンゲイズを全く違うメンバーでやってみるかなー。


■あらすじ
 自分にとってネット上の大切な存在が景太であることを知った千秋は恋であると自覚する。しかし、「のべ」が「MONO」が自分であると景太に明かすことはできず、ひょんなことから妹の心春こそが「のべ」で「MONO」だと言ってしまい、ますます勘違いは深まっていく。
 そして、楽しみにしていたゲームを手に入れることを放ってまで亜玖璃のために駆けつける景太にゲーム同好会は疑惑を深めていくことになる。


■感想
 最近は一日三十分くらいしか読書の時間が取れないんだけど、ゲーマーズはその間で読めちゃうので助かっています。
 しかし、この本は面白いけれども感想が書きにくい。私の語りでどこまで面白さを紹介できているかは知らないが、今日もえっちゃら行くんだぜ。

 前回のことから景太を恋愛対象として意識しまくってしまう千秋。萌えに対するスタンスという一点を除けば最高の相性のいい二人なので、もうそのままくっついちまえよ、と思うことはやぶさかですが、相手が恋人持ちとか辛いな。
 私は友情と恋愛は違うと思うタイプだけど、自分を絶対的に分かってくれる人を欲してしまう感情は分かるんだ。

 景太に対する考えが変わっても自分のHNを明かせなくて、ついつい妹がそうなのだと言ってしまって物語はさらにややこしくなりますが、この千秋の咄嗟の行動はちょっと愛しくなってしまうから困るぜ。

 この物語のキャラクター全員に言えることだけども、みんな言葉足らずすぎる。その影響で上原のたらし疑惑が加速しますが、一番面白いのは天道さんですね。自分を振る方法を彼氏に聞かれたり、まさかのドM疑惑いえドMです、ゲーム部はドMの変態集団とかww

 言葉足らずなせいで千秋を応援するという意味で言った上原の言葉を上原から千秋への告白と取った景太はアグリをゲーム同好会に引き込み、渦中の人物が同好会に集うこと。
 そこで交わされるゲーム談義はちょっとわくわくするくらい楽しかった。

 それはDLCについて、である。
 ゲームをしないアグリからすれば、ゲームって六千円くらいするのに追加で金払うの? なんでちゃんと最後までやらせてくれないの?なのだが、いやこれは僕も同感だ。DLC商法には唸りたくなるね。
 女性陣の言うように服チェンジくらいじゃ財布は明けないが、追加ストーリーとか言われちゃうと心揺れる。うん、上原じゃないから水着とかには絶対靡かないけどな! FGOでは水着じゃなくて、そのキャラクターの方に興味があったわけですよ俺は。結局きよひーしか来なかったけど、ガチャを回すだけのサブアカの方はタマモもモーさんもアンメアもマルタの姉御も来るという……おい、本アカの男率が異常なんだが。息してくれ本アカ。

 アグリにゲームの良さを伝えようと、高難易度追加とか素敵だなって話を天道さんがしてドMと思われたり、千秋のハイパー超展開希望とか楽しすぎたよ!

 そして、景太が予約し損ねたゲームを買いに走っている間に物語は動く。
 景太を好きな天道と千秋、そして二人の気持ちを知っている上原が話をするんだが、いろいろと距離感がおかしいので、その場面をアグリに見られて彼女の誘いを断って他のおんなとイチャイチャしていると思われてしまう。

 そしてアグリはいつも通り景太を呼び出し、景太はゲーム探しを放り出してでも駆けつけたので三人としてはあれれ?なわけです。お前らやっぱりできてんの的な。

 今回はここでお終い。
 私はもう五巻を読了しているのですが、このシーンに関しては言いたいことがたくさんある。けど、それは次の感想の時に。なんて言うか、俺は景太好きじゃねぇわw

 では、今回のお気に入りへ。
 ゲームの課金に対して分かってくれないアグリに景太が上原を使って説明したシーン。衣装を買うだけで上原が違う反応をしてくれたら、イベントが起こせるガチャが一回三百円ならという感じで説明して、三万くらいなら安いものだと財布を開いたアグリが出したゲームに対する結論を。


「うん、亜玖璃、今ので完全に分かったよ。……ゲームって、ホント、クソだね!」


 おっしゃる通りでwww 課金のマイナス要素ばっか教えちゃいかんだろうに。
 いやー、レベル上げとか苦痛なのになぜやるのかとのゲームあるある談義は本当に面白かったです。私も最近ラスボスで寝ることが多いんだけど、それって結局惰性でプレイしているからだもんな。
 苦労してエンディングを迎える達成感は今年ではルフランでしか味わえてないんじゃなかろうか。








ゲーマーズ! 4 亜玖璃と無自覚クリティカル
葵 せきな(著),仙人掌 (イラスト)
KADOKAWA/富士見書房 (2016/3/19)
posted by SuZuhara at 00:32| Comment(0) | ライトノベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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