2017年10月01日

オーバーロード12 聖王国の聖騎士 上



 悪逆無道の魔皇。


 ひっさびさにがっつり風邪を引いたようで熱が出るわ声は出ないわ咳が止まらないでびっくりでした。
 しかし、風邪=休めるということでパソコンの前に座るぜひゃっはーといつもならブログとかもろもろに顔を出しているところなのですが、ベッドにいないと犬に切ない声で鳴かれるという初めての事態。風邪が移るといかんと離れていたのだが、脱走してでも私の傍にいようとするガッツ。……これが忠犬という奴か。
 まだ本調子じゃないですが、元気になったら『The Coma: Recut』やりたい。超やりたい。
 

■あらすじ
 城壁によって守られていた聖王国の平和は突如襲撃してきた亜人連合軍、魔皇・ヤルダバオトによって崩れ去る。
 争いを望まなかった聖王女・カフカを守れずに逃げることになった聖騎士団団長レメディオスはかつてヤルダバオトが現れた王国に助けを求めるが、王国にもアダマンダイト冒険者チーム・蒼の薔薇にもそんな余力はなかった。最後の望みをモモンにかけて魔導国、聖騎士が嫌うアンデッドへと助けを求める。
 しかし、魔導国でも芳しい答えが得られずに終わることになるかと思いきや、ヤルダバオトのメイドを求めてモモンではなくアインズが聖王国へと向かうことに。
 同行を許されていた従者ネイアは聖騎士ではないが鋭敏な感覚に恵まれていてこれまでの道中を助けていたが、断腸の理不尽な八つ当たりに辟易としていたところにアインズ・ウール・ゴウン魔導王と出会い、その考え方に惹かれていくようになっていく。


■感想
 体調悪いからあらすじとか無理なんだよ、と言い訳しても残念ながらいつものことである。
 楽しみにしていたオーバーロードの最新刊ですが、今回は上巻ということもあって準備段階。聖騎士団長嫌いだなー、この人は上司に似ている。殺意しか抱けない。毒にも薬にもならない副団長も同様だがな。
 このせいで大変機嫌悪く読ませていただいたので、打撃武器聖王女とかワクワクする最低加減でしたw

 初めは聖王国に攻め込むデミウルゴスから。聖王国に凄そうな人がいても関係ねぇである。聖王国は聖王女、聖騎士団長、神官団長というトップ3が女という珍しい国。……ここでの会話も聖騎士団長の脳筋加減には嫌気が差したがな。私も戦闘スタイルとして選ぶのは脳筋だけど、考えないのは違うだろうよ。
 ここで単独で攻め込んできたヤルダバオトを追いつめますが、変形して形勢逆転。これがデミウルゴスの最終形態? いや、こんな面白ないところじゃ出さないだろうから違うだろうな。

 結果、聖王女と神官団長はおそらく死亡で聖騎士団長は逃げ延びる。僅かな聖騎士団を連れて王国に助けを求めるがダメで魔導国へと向かう。犯罪者の目つきをしたネイアに対する扱いがムカムカしますが、第三者から見た魔導国は新鮮でした。ナーガこんなとことにいたんか!
 アインズ様との謁見でアルベドさんがなにに喜んでいたのかは僕には高度すぎて分かりませんでしたが、アインズ様は単独で聖騎士たちに接触して協力体勢を取ることに。
 要するにヤルダバオトのメイド強いらしいから欲しいんだよね、というわけですが、これは蒼薔薇の面々に顔が割れてるからかな?
 アインズ様が聖王国に行くということで、ネイアがその世話係を押しつけられる。平民にはドッキドキ展開ですが、ネイアはアインズの何気ない気遣いに心惹かれていて少しづつ心酔していく。これはずるいなー、弱っている時にやられると惚れてしまうね。

 デミウルゴスは実に楽し気に実験しているようですが、捕虜開放戦線はあまり面白くなかったな。アインズ様も死亡フラグ必死に立てていますが、主軸にいないからあんまり気持ちが分からないし。
 つまりなにが言いたいかというと、早く続きが読みたいな、と。アニメ二期が一月ならその辺りで発売されるといいな。

 さて、ここらで今回のお気に入りへ。
 今回は特にこれといったところはなかったので、好きなところを。特に説明はしないので想像するか、読んでいただければと思う。

「一目見た時から丁度いい武器になると思っていたのだ」

 ひゃふーっ、この女たち好きじゃなかったからさすがだぜデミウルゴス!と歓喜した僕は最低です。百も承知だよ。






オーバーロード12 聖王国の聖騎士 上
丸山 くがね(著),so-bin (イラスト)
KADOKAWA (2017/9/30)
posted by SuZuhara at 22:06| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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