2018年08月20日

バニラ 審判の園



 生と死と、その狭間の楽園で あなたは自分の罪を知る――


 シンプソンズの監督マッド・クレーニングの作品がNetflixで配信と聞き、またNetflixを再開する。シーズン1を全部観たけれども、あの世界観好きだ。サーフソンズの時みたいに戦闘とかしてくれてもいいのよ! あの話もっと観たいんですがが。
 シンプソンズは子どもの頃から大好きなのですが、日本でDVD発売していないのは観れていないので、コミックガイが結婚とかクラバーベルが死んでるとか、すごい気になるんで日本ファンにも救いをくれませんかねマジで。
 
 
■あらすじ
 記憶を失った青年は白い少女に連れられて、とある城へと導かれてそこで暮らす三人の少女と出会う。
 全ての罪が許されるという白き楽園の中で、彼は少女たちの罪を知り、自分の犯した罪と向き合うことになる。


■感想
 今回はフリーゲームをプレイしたことのある人ならばお馴染み、CHARONさんが夏コミで販売したゲームを買ったのでその感想を。
 私も沢山やらせていただいているのですが、今年の五月頃『偽物ワールズエンド』でフリゲは最後というのは寂しいと思っていた時に、ファンティアというクリエーターを支援するファンクラブのようなものがあることを知り、そこで作者のねこふじかおるさんを支援できることを知りました。
 処女作「PARANOIA」をやりたかったのとちょうど五周年企画をやられていたので参加しましたが、いやー、すごい方だなー、と。ゲームも本も作って、サイン色紙まで短時間で書き上げてくださる。今回のバニラの制作模様、先行体験版と楽しませていただいていたので、発売を楽しみにしていました。コミケには行けないので予約通販したんだ。

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 ほろびのゆりかご本は欲しいなと思っていたのとラフレシアも好きなので購入。人生経験に打ちのめされそうになったけれども、バニラをやる前に読んで良かったと思う。
 ついでと言ってはなんですが、少しだけやっていたtwitterに上げていた私が書いてもらった色紙画像も上げておこう。いいだろうという自慢であるw 宛名は本名なので隠してあります。

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 さて、感想に行こう。
 先日のシャレマニのようにネタバレ厳禁ではないのですが、これはすごいから是非やって欲しいとあまり沢山のことを語りたくないです。リリスが好みからな、いやもうそんなのバニラたん一択じゃないですかっ!とプレイした直後のテンションでお送りしたいと思います。

 いやー、演出とかグラフィックが今まで以上に力が入っているのは分かっていましたが、声が入るというのはここまですごいのかと、声優さんの力には圧倒されました。
 ただただすげーと思いながらプレイして、もうキャラの誰も彼もが生きているみたいで、願わくば真実と向き合う前にもうちょっと楽園での共同生活をしたかった。
 リリスのテンプレツンデレはこいつめっちゃいいヤツだな、と安心を覚えるほど彼女が好きでした。

 記憶喪失の主人公・シロは罪と向き合うことになるわけですが、自分の罪は思い出せないまま、告白してくれた少女たちを許すか裁くかの選択を迫られる。
 一見ハッピーエンドなのがバッドエンドであるのがCHARONさんのゲームなのですが、今回もそれは変わらず。
 一人ずつ少女たちの罪を裁いていくことでゲームは進んでいきます。

 個人的に、グロ注意のマークがエロ描写のことだとは思っていなかったので度肝を抜かれましたが、シーマの過去はきつかったな……。リリスの最後も、夢のおかげで穴を埋める感情についてよく分かるので妙なテンションになってしまいましたが、ソヨだけは雪丸この野郎っ!と思っていた。みことにっきのゆきまるさんと同一人物ならば、この男は殺しておくのが正解ですよみこと先輩!

 バッドエンドを見てから物語りを進めていきましたが、今回のホラーは確実にシーマ。あの笑い声には声優さんがCHARONゲームを分かってらっしゃるとわくわくしましたな。

 ちょこちょこと読ませていただいたねこふじさんの制作秘話とかファンティア記事で言っていたのはこのことなんだなと実感して痛い思いをしながら辿り着いたバニラたんの元。私はノベルゲーはクリック派なのですが今回だけはAUTO進行していて、最後とシンクロと言うか、完全にマッチして進む展開には震えてしまった。サントラも一緒に買っておいて良かったああ!
 TRUEENDがBADじゃないなんてっ、と驚きましたが、それ以上にこれは買って良かったと心から思った。「Rain of sin」初めから好きなのに最後の畳かけがさっ! ああ、もう最高すぎる!

 私は無知なので声優さんたちや楽曲のRyo Lionさんのこともよく分かっていませんでしたが、作品を通して知ることができて本当に良かった。冬の新作も楽しみに待っています!

 では、ここで今回のお気に入りへ。
 今回はなー、どこも抜き出せねぇよ。台無しになるもん絶対。だから好きなシーンはだけざっくりと、最後にバニラたんが伝えてくれる全てです。最後に笑ってくれたから、悲しい終わりでも良かったなと僕は思うのです。




バニラ 審判の園
CHARON (カロン)
http://nekocharon.jp


posted by SuZuhara at 01:00| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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