ロード・エルメロイU世、最後の事件。
幸運なことに当選したのでGE3体験会に行ってきました! やばい、超楽しい!!
がっつりとした感想はアンケートに書いたので省きますが、不安そうなクレアの声とかジークのエンゲージ能力の名称格好良すぎた。新神機もだけどアラガミの捕食攻撃の厄介さとか、体験できたのは本当に良かった。捕食でバースト時間減少とか、覚えとかないと厄介すぎるからな。
あとGEの新グッズ展示があったのだけれども、腕時計スキー、文字盤スキーとしては見逃せないのでアリサモデル買うために金を貯めねば。
■あらすじ
エルメロイ教室一ヶ月停止の報を受けて驚く中、ロード・エルメロイU世は生徒たちから身を隠し、開かれることになった冠位決議(グランド・ロール)とハートレスを追っていた。
能力的に騙すことのできないスヴィンとフラット、イヴェットにだけは協力を要請し、U世は妹ライネスと共に冠位決議前に民主主義派と貴族主義派から招待される会合に、ハートレスの跡を追うのはグレイたちととも向かいギリギリで切り抜けながらも、ハートレスが何をしようとしているのかまで辿り着く。
■感想
毎回楽しみにしているけれども、下巻が出ないまま呼んだことを後悔するU世の事件後最終章。
正直、全てを理解しているとは言いづらいのですが、時計塔や生徒たちのやりとり、そして兄いじりをするライネスが大好きなのです。
今回はハートレス問題を抱えているところに冠位決議が開かれる一報が。エルメロイにとっては鉱石科のロードの座を奪われ、現代魔術科を与えられたのもこの冠位決議であり、この前哨戦である二大主義派との会合は胃の痛くなるわくわくでいっぱいでしたw
いやー、ライネス本当有能。こういう政治的なやりとりを彼女視点で知れるのはいいですなー。
手札が足りないことからトリムマウの機能を使い、ミニU世となってグレイ、スヴィンとフラットたちとともにハートレスの弟子の元に向かうのですが、ここで嬉しい橙子さんとの再会。今回は敵に回っておらず、興味を持ってくれているために知恵を貸してくれるのは安心感ハンパない。
別れてからもスヴィンでもホームでないと関知できない使い魔を使って見ているので、下巻で暴れてくれるのを期待してしまうのは致し方ないことだ。
ハートレスの弟子たち五人が全員時計塔の迷宮・霊墓アルビオンの生還者(サヴァイバー)であること、そして実際に会った二人を含めて死亡、もしくは謎の失踪していく。
この問題にぶち当たりながらエルメロイの名を背負い、派閥問題まで出てくるんだからU世の胃も痛くなるはずだ。オルガマリーは出てくるだけで癒やされるが、新所長の癒やし度には負けると実感するw
ハートレスがわざと残した資料から彼らの目的がイスカンダルの召喚であることを知ってU世が驚愕するところで今回はお終い。しかも、フェイカーたちがスラー襲撃する瞬間とかやめてーっ!
zeroでのイスカンダルとウェイバーを読んで、もう我が王はイスカンダルだと誓い、FGOでも聖杯もフォウくんも全て捧げましたが、だからこそフェイカーの気持ちはつらいなー。
U世を否定する気持ちも、偽りでしか王に尽くせなかった存在も。うわあーっ、早く下巻読みたいよっ!
では、ここいらで今回のお気に入りへ。
ハートレスが弟子たちに言っていた言葉は、ちょっと学生時代に言われたら世界が変わりそうだったので心に残っている。今回はここを。
「君の人生を、最も輝かしいものに捧げたまえ」
生還者にしてハートレスとの出会いや弟子になる経緯が描かれる少年にして、今回は出てこなかった最後の一人がいる。その少年の現在は一切語られないのだが、どう関わってくるか楽しみでたまらないや。
ロード・エルメロイU世の事件簿8 case.冠位決議(上)
三田 誠
TYPE-MOONBOOKS (2018/8/12)
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