「この物語の主役は君だからさ。都村育人くん」
うー、風邪が治りきっていませぬ。ずっと咳が止まらない感じですが、なんとか生きてます。FGOもGEREOもイベントギリギリ通過って感じですが、GE3体験版は自キャラ作っただけで終わっている。引き継げないからきちんと作っていないんだけど、キャラメイクがどんどんきれいになっていくなー。自キャラ作れるゲーム好きなんでもっと増えていってほしいものだ。
■あらすじ
服を作るのが好きな都村育人は生活環境から夢を諦めて就職の道へと向かおうとしていたが、そこで低身長ながらもモデルの道を諦めないクラスメイト・藤戸千雪に出会う。
育人の作った服を着た千雪の写真が雑誌に掲載されたことからファッションデザイナーとしての道を進み始める。
■感想
あらすじはもうそろそろコピペしたい。いや、でもはじめからこのスタイルだったからなー。頑張るしかないなー。
この漫画を手に取ったのは、去年にちょうどFateの映画を見に行った帰りにお試し漫画をもらったんですよ。マガジンの新連載って。
私は、こういう自分と全く縁のない世界というのが好きでして、ファッションのことなんかてんで分からないし、学生時代はお前は料理以外はするなと家庭科教師に言われるほどの裁縫力なので読んでて面白い。特にファッションショーとか、全く知らなかったからね。服を作る育人とモデルの千雪の両方からこの世界を見れるのはいいですね。
低身長でもなんとかモデルに復帰したい千雪は育人の服を着て返り咲くんだけど、育人の服を着た写真が雑誌に取られてネットで拡散されたことから千雪の父でモデル事務所社長の目に止まる。
そこで夢が叶うかと思いきや、高校生という年齢がネックで雇って貰えず、それでもと食い下がって独立したデザイナーを紹介される。
東京コレクション前日の柳田の元へとアシスタントに行った育人はそこでファッションショーを知る。そして、そこでいかに身長が武器なのかも。
柳田のモデルが一人来れなくなり、ピンチヒッターは千雪。低身長であることから柳田はキレるが、千雪にとってはこれはチャンス。育人が必死に直して、千雪がランウェイに立つ。
ここで他のモデルさんたちがファインプレイしてくれるのはグっときた。「いってらっしゃい」って千雪を送り出したときには何の心配もなくて、成功したのも千雪はやるだろうって感じでさ。ファッションショーって楽しいんだなぁと思った。いや、縁がないのは今もですがね。
モデルはランウェイじゃ笑っちゃいけないのにこの漫画のタイトルは『ランウェイで笑って』であり、その意味が分かるので手に取ったら2巻まで絶対に読んで欲しい。
この後から育人の母親が女で一つで兄妹たちを育て、病気で入院していることが分かっていき、服飾芸華大学の授業に参加する機会が貰えることに。ファッションデザイナーの夢を追うが、やはりそこでネックになるのはお金のことであり、母親の治療費などで首が回らなくなっていく。芸華祭ショーの予選は面白いが、やっぱりお金かあああ、と私も苦しい。
どんどん一緒のステージじゃなくなる千雪も育人もお互いに影響し合う関係はいいなー。
他にもモデルでありながらデザイナーを目指す心や綾野とライバルが出てきますが、私が読んだ6巻ではお金のことは一応解決するので本当に良かった。
それで、最後のショーのモデルを育人は千雪に頼むんだけど、モデルとして逸材である心にデザイナーを諦めさせようとするマネージャーが育人を買収しようとしていたことを千雪が知ってしまうんだ。
低身長を貶され、足を引っ張るだけだのハンデだと言われた千雪はキレて心のモデルを引き受けることに。
千雪というハンデがあっても勝てれば認めるんだろうな、である。なんだよぅ、めちゃくちゃわくわくしちゃうじゃないか!
さっき知ったのですが、7巻は今日発売だったようですね。ちょっと今週末にでも買ってきます。
知らない世界は楽しいので、是非手に取って欲しい作品です。
では、ここいらで今回のお気に入りへ。
フランスにまで行ってもモデルとして必要とされず、落ちていた千雪の元に育人がモデルを頼みに来るんですが、今回はその時の千雪の心情から
藤戸千雪(わたし)というモデルを必要としてくれる場所はない
現場も 実の父親も 憧れの人からだって一度身離された
それなのにどうして
どうして 君は いつだって
いて欲しいときにそこに現われて
「千雪さん! 僕のショーに出てくれませんか…!?」
わたしは君の言葉に救われちゃうんだ
この辺で少し千雪は育人を意識しだしたようですが、次は心と組むのにバチバチしたりするんだろうか。
でも、願わくは千雪と育人の対等な関係が好きなので、心さんは恋愛を強く出してくれないといいな。
ランウェイで笑って 1〜6
猪ノ谷言葉
講談社