「見てみたかったんだよ―― 正義の味方が誕生する瞬間ってヤツをさ」
何度も言っているけれども、ブログを書く一番時間がかかるのがここ。私の近状である。だって、特に何もない人生を送っているからね!
年末に向けて忙しくなるので毎日帰っては寝るを繰り返しているので、ゲームを買う予定のモノも減らすかもしれん。
え、家族がキムタクゲームを買うからPS4をよこせって? その日はGE3も発売なんですよ。――よろしい、戦争だ。
■あらすじ
加藤機関に掌握された米軍の衛星兵器を破壊するために在日米軍基地へと訪れた浩一と山下は米軍と協力して宇宙へと向かう。偶然ラインバレルのファクターとなっただけだった浩一はそこで自分が手にした力は世界を守れる力であることを知り、正義の味方としての道を歩き始める。
一方、未だに浩一に思うところがある城崎だったが、道明寺たちが作った早瀬をサポートする『早瀬軍団』に加入させられてしまう。浩一のことが好きな理沙子にライバル視されながらも、一緒に過ごした時間は楽しかったと感じて変わろうと思い始める。
そんな中に加藤機関の王政陸がJUDAを襲い、浩一を苦しめるために城崎を攫う。
■感想
かなり時間が空いてしまったけれども、ラインバレル完全版3巻。衛星兵器破壊戦から浩一が城崎のことを思い出すまでですが、王政陸とか、全く覚えてなかったよ。
衛生兵器を破壊するために宇宙へと出るラインバレルと浩一ですが、この話が結構というかかなり好きだったりする。力を手に入れて調子に乗って粋がっていただけの少年が、力の使い方に気づかされるんですよ。山下クンの葛藤もあって、ざっくり言うと力の良し悪しは使い方によって決まるとでもいうべきか。力の使い方を決められる権利というのは、すごくいいよなー。
浩一も宇宙に出て、衛生兵器という名のアルマと戦うことになる。そこで地球を背に戦うことで自分が守るモノを知り、山下クンとの協力プレイで無事に帰還。正義の味方の誕生である。
そして、道明寺の面白全部のおかげで早瀬軍団誕生する。
ここでの花壇制作はなんてことないシーンですが、今後の展開を知っていると歯を食いしばらざるを得ない。
想像力が足りない、な王政陸戦は前述しましたが、全く覚えていませんでした。ヤオヨロズは覚えていたんですけどね。相変わらず、人の顔と名前が覚えられないんですよ。
正直、かなり噛ませ犬なので高校の推薦へと迎う浩一の元に城崎が攫われたという一報が入る。しかも、ラインバレルが呼んでも来なくてあたふたするわけですが、ラインバレルは既に城崎に呼ばれていた。
ラインバレルに乗って王政陸を一蹴する城崎。けれど、ここではまだ分からないけれども、城崎は短時間しかラインバレルに乗れないのでとどめを刺すまでには至らない。殺したのは沢渡。はっきり言ってトカゲの尻尾切りである。
ラインバレルに乗る城崎を見て浩一は思い出す。
浩一が一度死んだその直前、浩一を踏み潰したラインバレルに乗っていたのは城崎だった。
ひゅー、城崎も加藤機関も動き出して楽しくなってきましたね。
ラインバレル完全版の最終巻前の3巻がプラモ付きとか僕殺しとしか思えないね。内容も最後が好きなんですよ、城崎は髪を切ってからが本番なんですよ! お金貯めつつ買うかどうか考えます。
では、ここいらで今回のお気に入りへ。
衛生兵器破壊戦より、いつの間にか世界を背に戦うことになった浩一があの言葉を言ってくれたところです。
「ナイスな展開だよ
世界を救い人類を守る――悪くないじゃないか!!」
このね、「ナイスな展開だよ」は浩一が言ってくれるとわくわくしてしまうよな。いずれ城崎も言うようになりますが、逆境でこの言葉を言えるような人間はやっぱり正義の味方なんでしょうね。
鉄のラインバレル 完全版 (3)
清水 栄一,下口 智裕 (著)
ヒーローズ (2018/2/5)