2019年01月26日

幼女戦記 12



「我が第二○三遊撃航空魔導大隊の損害を報告いたします」


 『マスカレードホテル』を観てきました。東野圭吾さんの作品は大分ご無沙汰だったりしたのですが、ホテルという舞台もあって大変興味深かったです。「お客様がルールです」というのは僕には無理だなー。
 展開的には比較的分かりやすい伏線だったと思うのですが、松たか子さんの存在には写真を見るまで気づかなかった。
 まあともあれこれで、今のところ全てのFGO映画館礼装は貰えてるんだぜw


■あらすじ
 新兵を押しつけられたターニャは「新人を殺すな」という上の以降を履き違え、「損害を出してでも訓練させるべき」と考え、新兵の一部を連れて作戦を実行する。
 戦場で先輩たち、そして白銀の姿を見たグランツたち新兵は軍人として成長するが犠牲を二人出してしまう。それと同時期、ターニャ自慢の古参兵からも一人の脱落者が出てしまう。
 物資潤うアレーヌ市でラインでは考えられない食事を楽しむこと一時、上空からフランソワ共和国兵が襲い来る。


■感想
 やー、幼女戦記の漫画はスパンが早くて嬉しい! けど、今はペルライチケット代払って金ないから正直きついw

 さて、ライン戦線にて新兵を押しつけられたターニャは「殺さないようにラインを経験させてやってよ」という遠回しな言い方を「被害を出してもいいから経験させろ」といつもの如く履き違える。
 部下たちとの会話でも「兵を第一に思われている」と勘違いされたまま夜間浸透襲撃に新兵の一部を参加させることに。脳筋よりのセレブリャコーフ少尉可愛い。あとここの作戦内容説明の狼たちがいつも以上に好き。礼儀正しくノックしよう。ショベルで素早く念入りに。殺さないように、それでも起きないように念入りにってことだろw

 一方、新兵たちの方は少々不満を抱いていた。
 戦争時なのにマニュアルとは違う行動、魔導師なのに徒歩で何日も歩いて帰還、ジャガイモばかりの生活は思い描いていた英雄の道とは程遠かった。
 召集命令が響き、士官学校でターニャの噂を聞いていたグランツの班が急いで駆けつけると、そこには既に完全武装の先輩たち。グランツの班他三班は早く集合したため、塹壕送りを免れるが先輩たちと夜のピクニックへ。敵の塹壕に行ってお友達(捕虜)を連れてくるよ大作戦であるw

 そこは魔導師として華々しく活躍する場ではなく、ギリギリまで魔導力を使わずにただ任務を遂行する軍人の姿だった。その姿にグランツも心を決め、ショベルノックでターニャに名前を覚えられる。良いことなのかは正直分からんw
 捕虜を取られたフランソワ共和国は情報漏れを恐れて計画を早めることに。

 一方、ターニャは新兵を二人犠牲にしてしまったことに少ないな名指揮官と喜んで上司に報告し、勘違いのまま乗り切るw
 だが、二○三部隊の熟練兵からも損害が出ていた。

 謎の苦しみを訴えるタイヤネン准尉はなんと食あたりで脱落。ジャガイモが古かったんだ……。
 これはですな、正直笑えないんですよ。兄貴の手作り料理(腐った豚肉料理)を食って入院した経験がある人間としてはな! ……兄の初料理がメシマズレベルじゃねぇとは思いつつも傷つけまいと全部食った勇者にこの仕打ちかよともう一人の兄貴と入院したからな。ちなみに本人はこんな料理食う人間の気が知れないとか言ってたけどな。

 ターニャがそんなこんななっている間に上層部も動いていた。ゼートゥーアがかつてターニャに語った世界大戦について説き、敵の戦闘継続能力の粉砕へと目標を写していくことに。ここでゼートゥーア少将って呼ばれているんだけど、准将じゃなかったか? 好きなタイプのおっさんではないから見逃したのかもしれん。

 そして、ターニャはアレーヌ市で部下と食事中――正直、みんなと食事していることに驚いたw
 食事中にフランソワ共和国の戦法がかつて自分がしたことの真似であることに気づいており、他に真似をするとしたらこのアレーヌ市で……と思い至ったところに司令部からの呼び出し、アレーヌ市の上空からフランソワ共和国の襲撃で続く。

 今回も面白かったですが、いつもいつも良いところで終わるなー。
 二○三大隊の面々は面白いのですが、新兵たちが入りどう変わっていくかが楽しみですね。グランツとアレーヌ市はなにか関係があった気がするんだけど、アニメは大分前に流し見しただけなのでほとんど覚えてなかったりする。ほら、キャラも大分絵柄が違うから上手く擦り合わせられないのである。だから映画にはあまり興味がを惹かれていないのだが、特典が漫画の時に行けたら行くかもしれない。うん、でも2月は忙しかったりするんだけどな!


 では、ここいらで今回のお気に入りへ。
 今回は召集命令から三分以内に整列できた新人の班に対してのターニャたちの会話から。


「やけに早いのが三個小隊分いたようだが?」
「普段の成績も優秀です」
「少佐殿と同じ士官学校卒が小隊長です」
「鼻が高いな」
「少佐殿の噂をさんざん聞いたおかげでは?」
「…耳が痛いな」 


 ここ笑ったww
 このくらいのことならケロっという部下たちとの関係がすごく好きなんですよ。決して、セレブリャコーフ少尉だけではないのだよw








幼女戦記 12
東條 チカ(漫画)カルロ・ゼン(著)篠月しのぶ (デザイン)
KADOKAWA (2019/1/25)
posted by SuZuhara at 23:48| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。