「自分がどうすればいいのか、もう、私には分からない……」
体調が絶不調でーす! 身体とかいろいろおかしいですが、それよりもゲームが出来ない現状に精神が参ってます。もうやだ、やりたいノベルゲーが2本とPQ2がまだ途中なのにできない。でも今はRPGやりたい。KHは無理だ、今の状態じゃ理解できる気がしない。ルルアのアトリエは買わないと悩みに悩んで決めたのに、トトミミの情報公開ですっげー気持ち揺れるけど発売3月だから今の俺は癒やされない。
つまりなにが言いたいかというと、ゲームしたいなと思いながら生きてます。キャサリン発売まで持つかな……。
■あらすじ
ハートレスの目的がイスカンダルの召喚であることが分かり、同じ願いを持つロード・エルメロイU世は苦悩することになる。そんな中、現代魔術科の学術都市スラーがハートレスとフェイカーに襲撃されてしまう。生徒たちの避難をフラットに任せて、ライネスとスヴィンはハートレスたちを追うが、そこで蒼崎橙子と出会うことになる。
冠位決議(グランドロール)の前に明らかになっていく君主(ロード)たちの陰謀と霊墓アルビオンについての真相。エルメロイU世はこれまでの多くの出会いに支えられ、霊墓アルビオンへハートレスを追うことを決意する。
■感想
毎回楽しみにしているU世の事件簿最終章の中巻。
読み終わったのは水曜あたりだったりするのですが、体調悪くて感想を書くのが遅くなった。なのでテンションが僅かに収まっているのは勘弁してほしい。
さてさて、前回のスラー襲撃からの続きとなりますが、今のところハートレスの過去でしか現われていないクロウの話はどこか不思議と惹かれるところがある。どうにもハートレスを敵というか悪というか、そういう区別が私の中で出来ないのは彼の存在があるからかもしれませぬな。
フェイカーのスラー襲撃を目の当たりにしたライネスはU世不在のために自ら調査に出ることになる。
スヴィンがすぐさまライネスを『姫様』と呼び、上下関係を構成するのはライネスも言ってるけど実に犬っぽくていいですな。U世がいない今、スヴィンの忠誠は頼もしすぎるけれども、グレイのことを引き合いに出して遊ぶことを忘れないライネスが好きw
破壊された現代魔術科の旧学舎、封印されていたというその奥に進んでいくとハートレス&フェイカーvs蒼崎橙子というわくわくマッチが起こっていた。てか、橙子さんは出てくるだけで嬉しすぎるのだがな!
今回のカラーイラストにですね、橙子さんの戦闘シーンがあるのですが、もう格好いいのである。トリム装備スヴィンと共闘とか、もう最高すぎるのである。
けれども、僕の乏しい感性ではその戦闘シーンを完全に想像できないので是非コミック版を待ちたい。あ、感想書いてないけど漫画版も読んでます。
騒ぎを聞きつけたU世がスラーに戻ったときには全て終わっていた。ハートレスたちはアルビオンに行ってしまい、ライネスはスヴィンに守られて無事でしたが、案の定スヴィンはダウン。
橙子さんに預かり物であるタバコを返したことと、意気消沈U世に「興醒め」発言からもう出てきてくれないのか? でも、この辺りはイスカンダル至上主義としてはもうこれ以上は言ってくれるなと思わないこともなかったのである。
沈んで引きこもってしまったU世の元にやってくるのは死んだアトラムからの手紙、そしてルヴィア。
アトラムの存在は意外でしたね。でも、高貴な方の考えは説明されると納得。しかし、私の中ではそのあとに来るルヴィアさんの存在でほとんど印象がないw
ルヴィアがですね、かなり好きなんですよ。元々凛派ではあるのですが、二人揃っているとハンパなく嬉しい。まだ凛と会っていないルヴィアの高貴さが高くて素敵ですね。
そしてグレイたんのビンタで復活したU世はハートレスの真意を探ることに成功しますが、正直そんなことより迫る冠位決議での民主主義派の動きの方が気になる。
メルヴィンが見せしめとして巻き込まれたトランベリオとイノライの茶番。使い魔での覗きがあると分かってながら情報を出し、そしてメルヴィンの心さえ折るトランベリオの出力とアシュアラさんが娘という告白。
前回書いたかは分からないのですが、トランベリオ自体は好きなおじさんです。私ならばこの人の存在で民主主義派を選ぶほどには。
しかし、アシュアラがこっちにつくとなると予想が難しくなってくるな。
アルビオンに行くと決意したU世が戻るとライネスと連絡がつかなくなるのですが、それはライネスが冠位決議に臨む決意をしたからこその情報規制であり、ライネスとメルヴィンの悪あがきからU世の元へは魔眼蒐集列車と魔術師フリュー、清玄、ルヴィアがいた。
たった二十四時間でアルビオン攻略とハートレスたちを打倒するというミッションが始まることになるというところで今回はお終い。
グレイが「最初のメンバーですね」とちょっと嬉しそうなのが可愛い。作中でもしも自分が事件簿を書くのであれば、時系列は故郷のことが始めでも剥離城を最初に選ぶと言っていたりする。その気持ちはめちゃくちゃ分かるので、どうしてアニメは魔眼蒐集列車からなのかとも思うがね。
うーむ、いつも以上に支離滅裂に書いている気がしますが、体調おかしいので勘弁してもらおう。背中の痛みは選手生命の危機だ。なんでか背中が痛すぎるんだよぅ。
では、ここいらで今回のお気に入りへ。
今回は引きこもってしまったU世を見守るグレイのけなげさを一つ。
いてもたってもいられなくて、だけど、今だけは待っていたかった。
この人が何かを発しようという気持ちになるまでは、どれだけでも待っていよう。たとえ、結果としてこの心臓が砕けても、足が萎えて立ち上がれなくなったとしても、それだけのものをこの人からもらったのだから。
日が傾くまで待って、いろいろな人に支えられているU世を最後に勇気づけてくれるグレイたんはマジヒロインでした。一緒に来いと言われるだけで嬉しいとか……スヴィンになりたい。
事件簿は本当に好きなので次で終わると思うと悲しいですが、それ以上に早く続きが読みたい。その後で全巻読み直すのを楽しみにしてるんだ。
ロード・エルメロイU世の事件簿9 case.冠位決議(中)
三田誠(著)坂本みねぢ(イラスト)
TYPE-MOONBOOKS (2018/12/31)
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