死んで、死んで、死んで、脱出せよ。
新年明けましておめでとうございます。
三が日ギリギリで近所の神社に行ってきました。うん、犬の散歩でな! 私はどうでもわんこは信心深いかもしれん。別にいつも新年にくれるみかんをもらいに行ったんじゃないよ。
家族が買ったまま放置しているリングフィットのレベルが65になったことを密かに喜びつつ、家中をピカピカに掃除するというよくわからないことをしていますが、今年もよろしくお願い致します。
■あらすじ
自己チュー女・ツリーは見知らぬ男の部屋で誕生日の朝を迎え、その日の夜に仮面をつけた何者かに殺されることになる。
しかし、次にツリーが目覚めるとまた誕生日の朝で混乱しつつも、記憶にある死んだ場所を避けるのだがまたも殺されてしまい、またも誕生日の朝に目覚めることになる。
目覚めた部屋の持ち主・カーターにツリーが自分の身に起こっていることを話したところ、死んでもやり直せるのなら犯人が分かるまで繰り返せばいいというアドバイスを受けてツリーの犯人探しが始まる。
■感想
あらすじは、ざくっとこんな感じ。
以前観たいと言っていたハッピー・デス・デイです。我慢出来ないからBDを買ってきた。続編も買ってるから、この感想を書いたら観るよ。
はっきり言ってビッチな女子大生・ツリーは見知らぬ男の部屋で目覚めて思う。やってしまった、である。まあ、ズボンも脱いでいればやったと思うわな。特にツリーにとってはわりと普通のことだからな。不倫もしてるし。
入っている女子会のリーダー・ダニエルやルームメイト・ロリを邪険にしつつも、医師で大学の講義も受け持っている妻子持ち・グレゴリーとイチャイチャしつつ憂鬱な誕生日を迎えていた。
そして夜道にバースデーソングとともに現われた仮面をつけた輩に殺されてしまう。
ここで思ったのは、想像以上にツリーが強いことですね。いきなりナイフざくーじゃなく、避けて逃げるわ反撃もする。
しかし、殺されて目覚める誕生日をもう一度。
デジャブに戸惑い、記憶の中と同じことが起こることに恐怖して一度目の死に場所を回避するが、サプライズ誕生日パーティーで殺されてしまう。
ここでダニエルが狙っていた男をツリーはその気がなくとも奪っちゃうんだけど、犯人が躊躇なく男を滅多刺しにしてて笑ったw
ここでもツリーはすぐには死なないので好感が持てる。
カーターに自分の体験を話したことで、無限の命があるなら犯人突きとめようぜという話に。
ここを見てると、犯人お疲れ様ですと言いたくなるほど執拗に殺してくる。ツリーは容疑者を一人ずつ潰していくが、死を繰り返していく度に確実に消耗していく。オカリンみたいに精神的にではなく、確実に身体にも影響が出ている。
ぶっ倒れて入院するとグレゴリーから死んでないのがおかしいくらいの傷があるそうなほど。
車で逃亡しても殺されるが、再びカーターに話した後で連続殺人の容疑者があの病院にいたことを知る。そこで殺人犯と対峙したときに助けに入ったカーターは殺されちゃうんだけど、犯人を殺す寸前まで追い詰める。
けど、ここでやり直さなかったらカーターが死んだままになってしまうので。自ら首を吊ってやり直しへ。
全てが分かったツリーは友達関係や不倫関係の清算、母の死で付き合えなくなっていた父とも仲直りをし、カーターともキスなんかして、殺人犯と一人で対峙する。
安全装置ぃっ!とか思っていたらやっぱりでハラハラしたけど、停電を利用して殺人犯を殺す。しかし、病院が簡単に停電するのは如何な……。
カーターとイチャイチャしながら明日を迎えられることを喜んで、ロリが作ってくれたのに今まで一度も食べなかったケーキを食べたのだった。
はて、道理が合わないと思わないか?
だって、殺人犯が犯人だとしてツリーを執拗に狙う理由は何だ? ループの原因は?
納得がいかんと観ていると再びループして誕生日の朝へ。ひゃっはー、そうこなくちゃな!
喜ぶ私とは反対にツリーは発狂寸前。
どこか遠くに逃げようと部屋に戻り、そんなツリーをなんとか落ち着かせようとするロリからまたケーキをもらう。
ここでスーパー推理タイム。
死んだのは毒入りケーキを食べたからだと看破したツリーが仮面の犯人・ロリの犯行を全て言い当てる。看護師として働いているロリは殺人犯が病院に運ばれてきたことをいいことにわざと逃してツリー殺しをなすりつけようとしたなどその千里眼にびっくりだよww
ここからはツリーとロリの殴り合いですが、前も反撃に遭いまくってた仮面の中身なのだから強くはなく、毒ケーキを食わされてのドロップキックを受けて窓から落ちる。
これで一件落着ですが、もう一回初めから観ると犯人=ロリの視点が分かるから二度面白い。ツリーが全然予想通りに動かなくて執念で殺しに来てる。パーティーにいなかったり、ツリーが籠城したはずの自室の中だって自分の部屋でもあるんだから初めから居てもおかしくないからな。
あー、面白かった。
ホラーという側面では怖さはないですが、ホラーコメディとして非常に満足できる一作でした。さぁ、このまま2も観るぜー!
では、ここで今回のお気に入りへ。
今回のお気に入りは殺人犯の前で首を吊る前のツリーの台詞を。
「次は必ずトドメを刺す」
死ぬことに恐怖はあるくせにカーターが死んだままの方が嫌だから自ら死にに行く。かっけーっすな!
繰り返しのリミットや代償について、そもそもループがなぜ起こったのかについては今作では語られなかったので2ではその辺に触れてくれることを期待してます。
あ、あと吹替で観たんだけど、ツリーのことみんなトゥリーって言ってないかな? ロリもローリーだったり……。僕の耳の勘違いですかね?
ハッピー・デス・デイ ブルーレイ+DVD
ジェイソン・ブラム(監督)ジェシカ・ロース (出演)
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン(2019/11/20)