2020年11月07日

BURN THE WITCH 1



「今のはちょっとカッコ良かったです」


 やーはー、もう言い訳のしようがないほど久しぶりですが生きてます。てか、この前でも生存報告している時点で終わってますね。
 近状報告をすると、私自体はなんともなく無事であります。ですが、ゲームにも本にも触れてなければ映画も観ておりません。社畜はつらいぜ、ガレリアまでは耐えてみせる。
 だからブログを書くことも出来なかったんだけど、ここで更新しないと年末の繁忙期と新年には試験官業務があるから時間作れなくなって本気で死んだと思われかねないと思い直した次第である。
 今日は漫画の感想から再開していきたいと思う。


■あらすじ
 ――ドラゴンは架空の存在などではなく、確かに存在する。
 ロンドンにおける死因の大半にドラゴンと呼ばれる“異形の存在"が関わっているとされるが、『表側』フロント・ロンドンの住人にはその存在すら見ることができないために、『裏側』リバース・ロンドンの住人たちによってドラゴンの保護と管理を行なう自然ドラゴン保護管理機関「ウイング・バインド」(通称WB)が存在する。
 そのウィッチ(魔女)/ウィザード(魔法使い)のみが、ドラゴンと直接接触する資格を持っており、保護官である新橋のえるとニニー・スパンコールは表側では普通に生活しつつも裏側ではウィッチとして生活していた。


■感想
 わあああ、なんで久々に書くのにこんなあらすじ難しいの。世界観の説明は少スペースじゃ無理な上に、いつもに失敗してんじゃんかよおおっ!
 ま、失敗はいつものことだから気にしてないがな。

 さて、説明なんか言わずもがなでしょうが、『BLEACH』の作者である久保帯人さんの最新作でBLEACHと世界観を共有するファンとしては嬉しい作品。
 かく言う私はですね、BLEACHはルキア救出前で止まっています。剣ちゃんが好きです。読まなかった理由は特にないんだが、なんか環境の変化でもあったのか、その辺りで私が一度ジャンプから離れてるんですよ。有名作品軒並み読んでなくて、きちんと帰ってきたのが最近の呪術廻戦やアクタージュからだったので機会があれば読みたいと思ってはいる。……アクタージュ、アクタージュはなぁ。

 今作を手に取った理由は単純にドラゴンだから。俺は、ドラゴンが好きだと何度でも言うとも。
 コミック1巻にしては厚く、他のジャンプ作品とは異なるオサレなカバー。アニメ映画も同時公開とは祭りじゃないかとテンション上がったのですが、都合がつかなくて映画には行けなかったのでアマプラで視聴しました。その辺はまた後で。

 僕は圧倒的にのえるちゃん派ですが、初っ端の制服で歩く姿ののえるちゃんは恋に落ちる勢い。バルゴ、もっとやれ。
 のえるちゃんが学校の先輩・バルゴに「パンツ見せてくれ」というちょっとアレな愛情表現をいなしながらも、電話ボックスから裏側へと向かうことで、なんとなーくこの世界を察する。
 私としては、本来秘密であろう(推測)裏側への移動をバルゴに見せる意味とか考えるが、特に裏側もドラゴンの存在も秘密でもなんでもなかったのでのえるちゃん的にここでは見られようとどうでも良かったのだろう。

 WBでは笛吹き隊(バイバース)で1等保護管なのえるちゃんと2等保護管のニニーちゃん……もうちゃんづけやめるけど、二人がドラゴンの収穫に関わる仕事をする。鼻のところにある木からブドウを収穫とかね。
 この、WBでの今回役割はあまり語られないので是非とも詳しく知りたいですな。笛吹き隊はドラゴンの保護と飼育らしい。

 そんな二人にとってはいつも通りの中、表側でバルゴが拾った犬・オスシちゃんの中からドラゴンが出てきてしまう。位置がのえるが電話ボックスで移動したところだったため、直通できるのえるたちが派遣される。

 そして、そこには人の負の感情を吸収して害を為すようになったダークドラゴンが「パンツミセテエー!」と叫んでいた。

 ここで真っ赤になってバルゴに怒るのえるちゃんのかわいさがヤバい。主任の着信音がドラゴンボールのあらすじとか、本当にこの子はたった数ページで心を奪ってくれるのかとw

 犬のオスシちゃん自体は既に死んでいて成りすましていたドラゴンだったのだが、成りすましは一匹じゃなかった。バルゴの幼馴染みのセルビーも、十年間成りすましていたドラゴンだったのだ。

 うわぁ、つれぇや。
 でもさ、バルゴも言うけれど、本物よりもセルビーやってる時間が長いってことは大切なのはお前なんじゃないかって思うんですよね。
 でも、和解はできずのえるたちに処理され、バルゴはドラゴンに噛まれたのでドラゴン憑きとしてWBで保護することにという感じで物語が始まる。うん、ここまでが読み切りですって。あとはちょっと巻きで行くな。

 次の短期連載はニニーがメインに。
 アイドルグループのリーダーらしいニニーの出勤風景から、バルゴとオスシちゃん、二人を保護というか起こす問題を対処するのえるとニニー。
 ある日、ドラゴンの違法飼育されているらしいという情報からドラゴン憑きのバルゴを連れて元凶探しに出るが、それはニニーのアイドルグループから脱退したメイシーだった。

 ここからは結構怒濤の展開で、魔陣隊長官インクスがどさくさ紛れにバルゴ殺しに来るがメイシーのドラゴンが童話竜(メルヒェンズ)シンデレラであり、ロンドン破壊を始めるので共闘。しかし、歯が立たずバルゴとメイシーだけでも守ろうとしたところでバルゴが笛吹き隊の笛から剣を出す。
 驚いている間に実は英雄の息子であるらしい主任が長距離射撃でシンデレラを倒し、メイシーもドラゴン憑きとして保護するよ、で終わる。

 な、怒濤の展開だ。疑問は解消されない。え、週刊連載なら待てるけど続きいつですかあっ!
 バルゴはちょっとまだ謎が多すぎてよく分からないんだけど、のえるとニニーのコンビは良いキャラなのでどんどんこの世界を教えてほしい。ここに浸りたい。

 のえるちゃんクリアカード欲しかったけど映画には行けなかったのでアマプレでアニメを観ましたが、内容というかアニメになった範囲は同じ、構成がちょっと違う。
 間髪入れずに観たおかげかイメージと違うと言うことはありませんでしたが、映画として観るとなると未完なのがつらいですね。序章だからどうにもモヤモヤするというか、原作買っても続きは読めないのでこの辺りは消化不良ですな。

 ま、僕はのえるちゃんがかわいいだけでオッケーですがw
 なんかめちゃくちゃドストライクなんですよね、のえるちゃん。僕は大抵のキャラが好きなんだけど、性癖に刺さるというか無条件に好き。アニメのラストは本当にオスシちゃんグッジョブだと思う。僕はオスシちゃんになりたい。

 では、ここらで今回のお気に入りへ。
 バルゴ抹殺命令がなくなってホッとするのえるちゃんにしようかと思っていたのですが、今回は一番初めの意味深ポエムを引用しておこう。


 見てほしいのは 完璧な姿
 愛してほしいのは ありのままの姿
 見て見ぬふりをしてほしいのは
 ふたつの間でふらつく姿


 さて、これは誰にかかっているのかな。
 おそらく誰にでもかかってくるんだろうけど、誰かを当てはめてもう一回読んだりすると実に楽しいので是非。

 しっかし、見て、愛して、見て見ぬふりをしてってことはさ、結局は全部見ろってことだからそれが許される存在ってのはなんとも羨ましいね。




BURN THE WITCH 1
久保 帯人
集英社 (2020/10/2)
posted by SuZuhara at 21:54| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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