2021年05月30日

Cruella



「生まれつき最高で、最悪。ちょっと変なだけ」


 本当に月1更新がやっとな状況ですが、仕事の山場がやっと終わったぜ! やっとだ、やっと自由になれる。6月までという短い時間だけどな……。
 まぁ、これまでのようには追い詰められないのでぼちぼち遊んでいきます。ゲームしたいし、本も読みたいんだ。
 今まではものすごく更新とかしにくい状況だったんだけど、ちょこっと改善できそうな感じなのでえっちゃら遊ぼうな。その辺りの近状はまたいつか。今回は、今回も映画の感想ですが、早くもことイチ候補なんでBD、サントラも買う予定です。


■あらすじ
 白と黒の髪を持つ少女・エステラはとんでもなく破天荒で、その奔放さにいつも母を悩ませていた。住む場所を追われて母曰く「融資してもらう」と訪れた屋敷で行われていたファッションショーに魅入られるが、自分の行動が原因で母を死なせてしまうことになる。悲しみの中逃げた先の公園でコソ泥をしていたジャスパーとモーリスと出会い、親のいない者同士で組んで泥棒として生きていく。
 そんな中でもファッションへの情熱を捨てられなかったエステラは憧れの百貨店リバティロンドンに潜り込むことに成功するが、それは掃除係としての採用だった。どんなに提案してもファッションに関われないことに嫌気が差し、酒の勢いも合間って好き勝手にやったウィンドウディスプレイがロンドン一のカリスマデザイナー・バロネスの目に留まり、彼女のチームに引き抜かれることになる。
 バロネスの厳しい要望にエステラが見事に応えていき、自分の立場を確かなものにしていくが、バロネスが子どもの頃に失くした母の形見のペンダントをしていることに気づき、ファッション界での成功よりも母のペンダントを取り戻すことに執着していく。
 そして、エステラとしてではなくバロネスが嫌う自分よりも目立つ才能のある存在・クルエラを名乗り、その圧倒的な存在感を持ってバロネスのプライドを、社会的地位も失墜させていく。


■感想
 うわー、めちゃくちゃ面白かった。正直、舐めてましたね。クルエラというキャラクターをこんなにも魅力的に描けるなんて思ってもいなかった。

 クルエラと言えば『101匹わんちゃん』ですが、本作品に犬に対する残酷行為などは一切ありませんのでご安心を。むしろ、犬好きは必見。クルエラに興味がなくても可愛いわんこが観たいという理由だけで行っていい。後悔はさせないと請け負おう。バディとウインクという最高に賢いわんこたちが出てくるシーンも今か今かと待ってしまうぜ。

 さて、相も変わらずネタバレ満載で行きますので一回畳みます。



クルエラ オリジナル・サウンドトラック
WALT DISNEY RECORDS (2021/6/23)



DSC_4837.JPG



 さあさあ、またパンフ買っちまったぜ。
 パンフは買わない主義とか言ってたのが呆れるレベルですが、今年観た中で買ってないのはエヴァくらいかな? いや、今年も全然行けてないんだけどね……。

 パンフを買うかどうかってなかなか悩むと思うんですが、クルエラのパンフはサイズもB6判より少し大きいくらいで保管しやすいのでオススメ。
 クルエラ――もといエステラのアイディアスケッチのようにデザイン画もある。もっとも重要なインタビューも面白いので満足だが、バディとウィンクに関してだけ解せぬ。バディはなんとかクルエラとの写真あるけど、ウインクはイラストだけじゃねぇかよぅ。残念すぎる。あの眼帯チワワ最高に可愛いのにさっ!

 さて、本編。
 冒頭はコメディちっくに始まる。てか、生まれた瞬間の産声から始まって驚いたら、エステラのナレーションも「え、ここから始める?」とか驚いてて笑ったw
 ま、終わってみればこれも意味のある伏線なんですけどね。

 あ、いつもは字幕で観ますが、今回は上映時間が合わなかったので吹替版で観てます。柴咲コウの吹き替えは結構合っていたと思います。
 
 幼少期、常に母を悩ませていた問題児は母の言いつけを破って潜り込んだ先で行なわれていたファッションショーに心奪われ、番犬だった三匹のダルメシアンに追いかけられることになる。そして、逃げた先にいた母にダルメシアンズがタックルをかましたことで母は崖から落ちて死亡する……。ここ、バディ(エステラが拾った子犬)がいなかったらつらすぎたな。バディがいたからエステラは必死にバディを守って逃げていったもんな。
 僕、ロンドンとか詳しくないので有名らしい、母と行くと約束していた噴水公園に辿り着いたところで力尽きてしまうんだけど、そこでジャスパーとモーリス、そしてウインクという同じ年頃のコソ泥で出会う。
 ここでちょいうろ覚えだが、「ママは死んだ」『私が殺したことはカットした』みたいなナレーション入るの本当に好きw

 ジャスパーたちと組んで生きていくと決めたエステラが髪を染めるところで、時間経過、最高に美人なエマ・ストーンに会える。エステラ、めちゃくちゃいい女だと思うんだよなぁ。
 ここで手際よくスリをする手口、特にウインクの活躍を拝めるので刮目せよ。

 けれども、ジャスパーたちとの泥棒として楽しく生きていてもエステラのファッションデザイナーへの夢は捨てきれず、インチキでリバティロンドンに就職してからのサクセスストーリーは純粋に面白い。
 僕には全く関係ない世界だからこそ、知らない世界を知るっていうのは本当に楽しいんだ。

 バロネスに認められてエステラは成功したが、母の形見のペンダントをバロネスがしていることに気づいてからおかしくなる。ジャスパーも心配していたが、エステラがママのことになると退かないことを知っているので、ここからはミッションインポッシブルである。
 エステラが囮になっている間に、ジャスパーが金庫――赤外線センサー付きを解除し、モーリスとウインクが侵入して盗むというもの。
 バロネスの注意を引くために白と黒の髪を持つクルエラとなり、奇抜なファッションセンスを見せつける。ここのシーンはCMでも使われているので是非観てほしい。

 ネックレスはバロネスがしていたから盗みは上手くいかないんだが、一人で逃げたと思っていたウインクがやっぱり可愛いのだった。
 バディもクルエラの側に隠れて、クルエラが盗んだネックレスを回収するのだが、ここでのダルメシアンズは怖い。バディにタックルかましたときは殺意が沸いたね。

 この調子でいくとまた書くのに一時間コースになるからざっくりで行きますが、ネックレスを飲み込んだダルメシアンズを盗み、クルエラの方はバロネスの地位を追い詰めていく。
 クルエラとして知名度が上がると同時に暴虐にもなっていき、まさしくバロネスそのものになってしまったことにジャスパーたちは困惑。気持ちが離れてしまったところで、バロネスにクルエラ=エステラ、ジャスパーたちの存在がバレてしまう。
 ジャスパーたちは警察へ、クルエラは家ごと燃やされることになる。バディとウインクが必死に助けますが、バロネスの腹心であるジョンが命を救ってくれていた。

 そこで明かされるネックレスとエステラ出生の秘密。案の定、エステラの本当の母親はバロネスだった。
 そのことでエステラは苦しむことになるが、ジャスパーたちを助けて謝罪して家族に戻り、バロネスを倒すために最後の勝負に出るのだった。

 とまぁ、こんな感じ。
 エステラの話はすごく良かったと思うのだが、あの二人にダルメシアンを贈ったのがクルエラというのはちょっと無理がある気が。
 マレフィセント続編の件があるから続きを作って欲しくないんだが、わんこが相棒だったクルエラが犬の毛皮を作ろうと思えるまでの過程というのがちょっと気になるな。

 いやー、本当に面白かった。
 エマ・ストーン好きすぎるからちょっと過去作漁ろう。でも、『教授のおかしな妄想殺人』は観てた。このタイトルで手を出さないはずなかろうw




posted by SuZuhara at 20:52| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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