2021年09月17日

マスカレード・ナイト



「いや、慎重と言うよりかは手慣れていると思いませんか?」


 前回更新2ヶ月も空いてて自分でも驚いたw
 一応生きてます。急遽仕事が立て込んで出張やら研修やら試験やら立て込んでました。しかもですね、仕事中の自分は傍目からみるとコミュ力MAXな人らしいのですが、そんなん無理してるに決まってるんで反動で人嫌いが加速するする。
 宝具4止まりだったモルガンのために福袋で初の星5宝具5を達成し、再度来たピックアップではLV.120にするために6枚目を引く。もうどうせ戻れない、行くとこまで行くんだとバカなことをやって狂ってる言われましたが、ようやく通常運転ですのでちょっとずつブログも再開します。
 月姫もプレイしたのでがっつり書きたいですが、感想書くの久々なので今日観た映画の感想を。


■あらすじ
 とある一件の殺人事件について警察に密告書が届く。そこには12月31日にホテル・コルテシア東京で行なわれるカウントダウンパーティー「マスカレードナイト」に犯人が現われるというもので、刑事・新田は再び潜入捜査官としてホテルの立つことになる。そして、フロントクラークからコンシェルジュとなった山岸と再開することになるのだが、刑事として犯人を見つけるために全て疑う新田とホテルマンとしてお客様を信じる山岸は相変わらず相容れないままでありながらも協力して犯人に近づいていく。
 

■感想
 今まで最低限しか休みがなかったのでもらった休暇で初日に行ってきた。家族が木村拓哉さん好きなのもあるが、僕は東野圭吾さん作品が好きなのだ。
 前作を観た時も原作を読めてなかったが、今回もやっぱり読めてないのだった。もうちっと落ち着いたら全部読みたいが、積み本結構あるんだよな……。

 初めに思ったのはやっぱり豪華な映画だなぁ、と。
 映画でよくあるネタバレというか、俳優さんでオチが予想できるということは多々ある。犯人は誰かって?この中に一人だけ大物俳優がいるの怪しいやろ、みたいな。
 しかし、どんどんやって来るメンツの豪華さにそんな浅はかな推理は通用せず、ホテルという独特なルールの世界に仮面舞踏会の要素まで入って誰も彼もが怪しくなっていく。
 次々と無理難題を押しつけてくる客、普段浮気相手と使っているホテルに家族で泊まりに来る客、宿泊二人で予約しているのに一人しか姿を見せない客、挙動不審でマスカレードナイトに出席しないはずなのに様子を聞いてくる客などなど、まあこんな感じで誰も彼も怪しいんだよな。

 前作でホテルの世界観はやったのでそこをもう一度詳しくやる必要はないのは確かだが、今回は刑事の捜査の方が全面に出ていたのがちょっと残念だったな。
 物語上で意味はあるんだけど、新田がフロントマンとして行動することを禁止されちゃうから変装している刑事でしかないんだよな。お客様の部屋に強引に入ったりするシーンも多く、ホテルマンになった潜入捜査官じゃないのは結構良さを殺してるんじゃないかなって。
 僕は犯人が誰かは最後まで分かりませんでしたが、結構早い段階で伏線には気づいてしまった。私自身が時間を気にする人間でもせいだと思うが、一度タネ明かしすることでもうこれ以上疑われないというのも前作と同じ展開だったからな……。

 そんなこともあって豪華な映画というのが今回の一番の感想になってしまった。面白かったけれども、作品の特異性がなくなったことがとても残念だった。
 今回も新田と山岸さんの関係は相変わらず歯痒い感じですが、前作の終わりよりは今回の方が自然な気がしました。しかし、刑事が二股という可能性に気づかないのはどうかと思いましたが……。バディものの凸凹を補う感、女性視線が欲しいにしても弱いというかもっと支え合ってほしいぜ。

 では、ここらで今回のお気に入りへ。
 結末のネタバレに近いので詳しくは説明できないのですが、今回の騒動に加担していた者が警察に掴まり、共犯者の身が危ないと知って取り乱すのだが、相手は刑事でありその時の反応を見過ごさず、それが嘘であることに気づく。
 そして、その人物は犯人に脅されていた洗いざらい吐いた後で言う。


「こんないい提案、断れると思いますか?」


 嬉々として答えるところが最高でしたな。
 だって、犯人がやってくれるって言うんだよ。こっちは脅されてるんだから協力を断わる理由がないもんな。



原作小説

マスカレード・ナイト
東野 圭吾
集英社 (2020/9/18)
posted by SuZuhara at 22:28| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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