(――昔より、少し思い出す回数が減ってきた、ような気もするな)
やっとこさ『トップガン マーヴェリック』観てきた。今月は週1で映画観れているという俺的にグッドな展開だが、もう夏の日中には動けなくなってきたのでそろそろ厳しいか。
しっかし、今日ほど隣人ガチャが酷かったのは初めてかもしれない。間引きで一席開けた隣で朝マックを食うわ携帯開くわ腕を振りまくるからアップルウォッチ反応してその度に光る……。くそぅ、あんまり集中できなかった。俺も朝マック食いたくなったじゃんかよぅ。
■あらすじ
アインズは有給休暇と宣言してエルフの国へと向かう。かねてより懸念事項だったアウラとマーレの友達作りが目的なだけだったのだが、既に魔導国の王である身の上で個人的な休暇などとい戯言が通用しなくなっていることに本人だけが気づかないままダークエルフの村を目指す。
一方、魔導国を警戒するスレイン法国は先にエルフの王を打倒するために大攻勢に出ようとしていた。そんな中でエルフの国へとアインズとともに訪れ期待されたアウラはアインズに褒めて貰うためにも、ダークエルフの村へと侵入して信頼を勝ち取っていく。
■感想
久ビザのオーバーロード新刊! 今回は上巻ですが、下巻は今月末なので時期が分かるとゆっくり待てますなー。
アニメの方、既に4期が始まっているので観てみましたが、相変わらず私の好きなシーンはカットされている。ほら、お前たちはぶくぶく茶釜の特別とか冒険者組合に隠れていた男の話とか。くそぉ、また小説読み返しちゃうじゃんか。
そんでもって、ただでさえ既存巻の10th限定カバー羨ましいのにどうしてパンドラズ・アクターのだけもらえるんだよ。こんなん1冊だけでもあったら全部揃えたくなるじゃん! ……ま、私物を減らさないといけない私には関係ないんですがねー。
さて、本編。
ナザリック第六階層、以前ワーカーたちが攻めてきた時にエルヤー・ウルズス――エルフ3人を奴隷のしててハムスケに倒された奴がいたんだが、その時に保護したエルフに情報を得るために接触する。
個人的にここが一番面白かったかな。ナザリックの食堂のことが分かったり、誰かに美味いものを提供する瞬間は楽しい。ま、食堂の料理長は出てきた意味が分からんが。
アルベドに有給休暇宣言してマーレの発言に一悶着あるが、やっぱりアルベドには怖ろしいものがあるな。異様にデミウルゴスを警戒しているし、ここに悪魔ラナーはどう絡んでくるんかねー。
法国とエルフの戦いで火滅聖典がエルフの子ども一人に翻弄されつつもやっとこさ倒すと、エルフの王が現われて全滅するのだが、ここで法国の人間至上主義で他種族死すべしな思考は理解していたはずなのだが、ちょっとだけその考え方に思うところがあった。
ちょっと早いが今回のお気に入りはここ。
死ぬ間際、火滅聖典のヒュエンは最後のあがきで数秒の時間を稼げたことに安堵して思う。
これで誰一人として国に戻れないということはまず起こり得ないだろう。ならばそれはシュエンの敗北にしかすぎず、法国の敗北ではない。
こういう考え方は嫌いじゃない。
あとはアインズ様と双子によりダークエルフの村への潜入計画なのだが、今回のは途中までなので仕込みの時期なんだろうな、って感じ。
この辺りの主的魔獣をアウラが従えて、わざとダークエルフ村を襲撃→ピンチに助けるアウラが丁重にもてなされる計画はいいんだけど、その村のダークエルフが変な方向にアウラを神格化してしまい、アインズ様的にも嫌な展開になっているのだけど、それ以前にダークエルフの名前が、アップルとかブルーベリーなのね。私の貧困な頭じゃダークエルフなんか果物なのか分からなくなってきてしまって……これ、下巻では脳が修正してくれるかな。
上巻だけでは面白いかの判断はできませんが、次は番外席次とか出てくるみたいだし、もう発売まで1週間後だし、ゆっくり待とうと思います。
オーバーロード15 半森妖精の神人 [上]
丸山 くがね (著), so-bin (イラスト)
KADOKAWA (2022/6/30)
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