2025年06月03日

ビーキーパー


「何のために働くか、自分で決めろ。司法か、それとも正義か」


 もう依存症レベルで胃薬がないと生きていけない。薬が切れると死ぬ、痛みで。
 でも、痛みで仕事にならないから自宅で映画とか観れる。楽しい嬉しい、現状でもいいんじゃなかろうか。どうせ大して動けないんだ、遊べばいいんだよ! 俺はもう、仕事しねぇ!!


■あらすじ
 アダム・クレイは養蜂家として隣人に蜂蜜を届ける日々を大切に思っていたが、その隣人がフィッシング詐欺にあい、全財産と事業資金まで失ったことを苦にして自殺してしまう。彼女にはFBIの娘がいたのだが、犯人は手がかりすら掴めない。
 しかし、群れを攻撃されたとして養蜂家であるクレイは詐欺を行った組織を壊滅させるが、それは末端でしかなく、報復としてクレイに刺客を送るが返り討ちにされる。クレイは「ビーキーパー」という秘密組織に属していた人間であり、警察上層部がビーキーパーにクレイを止めさせようとするが働き始めた養蜂家はもう誰にも止めることはできなかった。


■感想
 クッソ面白かった! 私はここ最近アクション映画を見ていなかったんだけど、やっぱ楽しいよな! ステイサムの無敵アクションとシリアスになりすぎない復讐劇として最高の娯楽映画だった。くそぅ、正月に映画館に行っとけば良かったなぁ! ムビチケ買ってステイサムアクスタもゲットしておくべきだったな!!

 ざっくり説明すると、自分に優しくしてくれた隣人がフィッシング詐欺にあって自殺するとこは開始5分とか10分で来る。超展開。この辺りは番宣で知っていたが、これって養蜂家じゃなくてもステイサムならなんでも良くない?と思っていた自分が浅はかだった。これは養蜂家であることに意味がある。

 一度犯人かと疑われたステイサムだが、もちろん無実。相手が警官の娘でも手が出せない犯罪組織であることに歯噛みしていたが、ステイサムには関係ない。昔の仲間に電話一本で特定させて乗り込む。
「3つ数えるぞ」「ワン、ツー、スリー。俺が数えた」のシーンからわっくわくしっぱなしのステイサム無双で支店が壊滅されますが、この後で詐欺組織が深追いしちゃうからいけない。ボコられるですんだ三下が強い仲間揃えて乗り込むが、一人ひとりアサシンkillされる。消えていく仲間に恐怖して半狂乱で銃連射するもステイサムは頭を屈めもしない。こんなものは当たらないという強者感よ。

 この犯罪組織は主にフィッシング詐欺を行っているのだが、トップが怖いもの知らずの若造である。彼の尻拭いをしている男が養蜂家が相手だと知っていてどうにか止めようとし、現役ビーキーパーを引っ張り出すことに成功するがあっさり返り討ち。
 秘密組織ビーキーパーとは単純に言えば法で裁けない者を処理してきた暗殺者だ。なんでビーキーパーかというと蜂の生態と人間社会になぞらえていて、これはちょっと唸ってしまった。僕も大学で蜂の生態を少し囓ったしね。

 そして狙われたトップな若造は大統領の息子であることが判明。蜂の生態から女王蜂をすげ替えようと大統領まで狙われる。いや、ステイサムは無関係な人間は逃がしているからそこまではないのでは?とハラハラしたな。
 対する息子の方は、マッマには手を出せまいここは安全。傭兵も警察もたくさん用意したぞと万全の体勢で臨むが、それすら越えてあっさり侵入するステイサムに惚れ惚れする。

 この傭兵のボスがちょっと頭おかしいのではないかと思うくらいの真っ黄色な格好をしているのだが、こいつとステイサムとの戦闘がめっちゃ格好よかった! 善戦するだけでなく足を切られても最後まで抵抗するし、ステイサムのナイフ裁きが引き出せるだけで俺は喝采をおくりたいよ。

 そしてこの話は終始、法を守る娘と法を破ってでもやるステイサムの対比が行われるわけだが、分かりやすいそしてステイサムアクションで極上のエンタメ映画と言える。復讐劇ならジョン・ウィックだと思うが、あれはちと重すぎる。軽い気持ちでは観れないが、ステイサムなら安心して観れる。くそぅ、本当に映画館で観たかったなあああ!!


 では、最後に今回のお気に入り。
 俺は拷問して殺すのシーンか最後まで悩んだが、せっかくなので大統領のいるパーティ会場に乗り込んだことがバレて、手を頭の後ろにして座らせるシーン。大人しく座るステイサムだが、その手にはなにかのスイッチ。そんでこの前になにか仕込んでるシーンあり。
 例の傭兵が娘に「こいつは生きているだけで危険だ」と殺そうとするシーンで養蜂家はいう。


「蜂が死んだ、働く」


 ここから怒濤のステイサム無双劇に彼が去った後は台風が通過したと言われるのも納得だった。
 実に気軽に手が出せるのに、作業したいから吹替で観たのに鮮やかすぎるステイサム無双に目を離すなんて暇なんかなかったのさ。





ビーキーパー - デヴィッド・エアー, カート・ウィマー, ジェイソン・ステイサム, ジョシュ・ハッチャーソン, ジェレミー・アイアンズ, エミー・レイヴァー=ランプマン, ボビー・ナデリ, ミニー・ドライヴァー, テイラー・ジェームズ, ジェマ・レッドグレーヴ
ビーキーパー - デヴィッド・エアー, カート・ウィマー, ジェイソン・ステイサム, ジョシュ・ハッチャーソン, ジェレミー・アイアンズ, エミー・レイヴァー=ランプマン, ボビー・ナデリ, ミニー・ドライヴァー, テイラー・ジェームズ, ジェマ・レッドグレーヴ
公開日 2025/1/3
配給 クロックワークス

posted by SuZuhara at 21:26| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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