2023年08月27日

『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』全国一斉試写会 8/9



「これがあなたの『最高傑作』なのですか?」


 さてはて、珍しく連日更新するとここに書くことがなくなってくる。最近はめっきりゲームできてないがペルソナ3のリメイクが出るのは本当に嬉しい限りですね。一応PS4版で買う予定ですが、これを機にPS5を買うべきか。でも、P3Rが出れば絶対イベントあるだろー、ペルライ予定も出るかもしれない。そう思うと予算は残しておきたい。このブログに買いてはいませんが、去年はペルソナイベントたくさん行ってたんですよコラボカフェとか。
 備えあれば嬉しいなだ、動けるようにしておいた方がいい。あ、語弊じゃないよ。憂いなしよりも嬉しいなの方が好きなんだ。この元ネタ分かる人とは語り合いたいね。


■感想
DSC_0409.JPG
 では、今回は8/9に行なわれた『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』全国一斉試写会に幸運にも参加させていただいた時のの感想を。舞台挨拶付きではなく、職場近くの映画館で上映するっていうから応募してみたところ当たった。まぁ、これは規模のでかい試写会なので当たった人多いだろうな。

 正直なところ、シティーハンターのファンかと聞かれるとファンとは言い難い。キャッツアイとか子どもの時に一通り見た記憶はあるんだけど細部はもちろん覚えていないし、前回の新宿プライベート・アイズは劇場で観たし、コルト・パイソンと言えば冴羽獠かphantomかくらいには思い入れはある。
 まあ、ニワカに毛が生えた程度のファンの感想なので一度畳みます。まだ公開前ってこともありネタバレは気をつけ……れねぇのでご注意を。




続きを読む
posted by SuZuhara at 01:00| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月25日

アークナイツ【黎明前奏 / PRELUDE TO DAWN】全話上映会



「ドクター…また会えて、嬉しいです」


 お家大好き人間なのですが、昨今のおこもり需要でお家に引きこもってばかりも居られなくなる。てか、家にいると誰かしら来る。なら、家に居なきゃいーじゃんという極論主義者なのでいろんなところに行ってたりする。
 でも、何気に今年に入ってから映画はまだ観れてなくて歯痒い思いをしたまま、今回行ってきたのは映画館でアニメ・アークナイツを全話観るというイベントである。


■感想
 まず私はゲームのアークナイツをやっていない。うん、基本ソシャゲはFGO、そして最近はコードギアスのロスストだけ。ゲーム版主人公はライじゃないと……と思っていた俺を横からぶん殴るような女性主人公がいるから楽しくやっている。たぶん、次の更新でクラリスさんは死ぬと思っているくらいには楽しんでいる、うん。

 アークナイツはアニメがやっていることも知ってはいたんだけど、如何せん公開してから長いゲームだし、10月あたりだとアニメをしっかり観る気力がなかった。昨今の配信環境も『いつか観ればいいか』で終わってしまうからな。
 そんなこんなで全く観てなかったんだけど、上映後のゲストにReoNaさんが来るという……うむ、抽選申し込んでみるかで行ってきた。
 考えようによっては、初見で映画館とか最高じゃないか。

 まあ、いろいろあって久々の新宿で迷ったりしたが無事に着く。4時間缶詰の長丁場、わっくわくでしたが、私の席はC36という前方上手右端。こんな位置で観るのは初めてでしたが、人嫌いには素晴らしい席だったわ。覚えとこう。

 では、ざっくりあらすじ。ちがってたらすまん。
 伝染性の死に至る鉱石病(オリパシー)。多くの感染者が所属する「ロドス」は感染者非感染者に関係なく争いと迫害からの保護を目的とする組織であるが、迫害を受け続けた感染者たちの組織「レユニオン」が数々の都市で暴動を起こしていた。
 そんな中、コールドスリープで眠っていたロドスの3トップであるドクターを救出に来たアーミヤだが、再会したドクターは記憶を失っていた。記憶がないままでも依然と変わらぬ指揮能力を見せるドクターにアーミヤは信頼を置いていて、仲間たちも不安げながらもドクターの能力を認めレユニオンとの対立、鉱石病感染者の向き合うことになる。


 ざっくりまとめるとこんな感じかなー、と思うんだが、ゲームもまだ始めたばっかりだから許してくれ。
 アニメ自体は全8話ってこともあり、休む暇もなくキツい戦闘の連続。特殊な世界観の説明も加わるから少しテンポ悪いかな、と思わなくもなかったが、ゲーム自体も同じ流れだからすごく分かりやすく纏まっている。キャラ萌えとか考える間もなく襲う絶望。Aceさあああんっ!
 でかい画面といい音という最高の環境で観れたので没頭して観れましたね。てか、3話が終わったら10分間のトイレ休憩とか聞いてないよ。早く続き観たい。

 OPEDのキャラが出てくる度にこれはまだ出てないなー、とか思いながら観る。ただ、ドクターの指揮力とかあんまり目立たないのが、ドクター自身が物語に関わってこないのがちょっと残念だったかな。序盤、仕方ないことだけどピンチ→待たせたなの展開が続くのも気になった。

 しかし、それ以前に全話観ても登場キャラたちのほとんどに謎が多い。記憶喪失ドクターはもちろんアーミヤのこともほとんど分かってない。2期も決まってるから当然なのかもしれんが待てないのでゲームをはじめたわけである。
 そんな感じで、私としてはすごく面白かった。いろいろちゃんと知りたいと思う作品だった。まだ2章ですが頑張って追いかけます。

 だが、映画は本編だけでない。
 ゲスト登壇のトークショーがある。覚えている限りで細部、特に言葉が違うかもしれんが備忘録として書き出す。

 チェン役の石上静香さん、オープニングテーマ「Alive」歌唱 ReoNaさんにMCの山口慧さんで行なわれたんだが、これがめっちゃ面白かった!
 特に山口さんが最高だったな。好きなシーンReoNaさんホシグマの龍門スラングのことをチョイスするんだけど、石川さんが収録時の裏話を教えてくれる。広東語の完璧な監修でりテイクがすごかったという話は興味深く聞いてたんだけど、次の石川さんチョイスの好きなシーンは最終話の最後、慟哭するアーミヤにチェンが覚悟の話をするところだったんだけど、「あそこはアーミヤと同じ顔になったよね」「ここも黒沢ともよちゃんと一緒に収録してたけど、同じ顔になってた」ゲスト二人の背後にその顔を見せられているこっちは思わず笑ってしまったわw

 監督のビデオレターでゲストの2人が見やすいようにしゃがんでくれて、けどなかなか映像が出ないと「おーい監督ー」みたいなこと言ってくれてすごい上手い人だなーって。

 あとはBDの宣伝トーク。
 BD限定版にはアーミヤの指輪レプリカが付くよ!
「つまり10個買うと」(アーミヤは全ての指に指輪をしてる)
「でも、入んなかったらどうするんですかね。親指とか」
「黒沢ともよちゃんがいいこと言ってたよ。『そういう時は大切な人にあげてくださいね』って」
「大切な人がいない場合は……っ!」
「お、お母さんとか……?」
「なんだよ2次元じゃダメなのかよっ」

 ここは爆笑してたw
 ReoNaさんが言ったんだったか、推しのアクスタにあげようってことで平和的に収まったww

 ワンチャン映画館でAlive聴きたいなーだったんですが、さすがに歌はなく、でも捌ける出入り口前だったらみなさんじっくり見れてよかった。楽しかった。こういうのは詳しくないからとか言い訳してないでバンバン行くべきだな。

 では今日はこの辺りで。
 とりまアークナイツのアニメまではストーリー進めような。








アークナイツ【黎明前奏 / PRELUDE TO DAWN】Blu-ray BOX 数量限定生産版



posted by SuZuhara at 21:26| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月17日

マスカレード・ナイト



「いや、慎重と言うよりかは手慣れていると思いませんか?」


 前回更新2ヶ月も空いてて自分でも驚いたw
 一応生きてます。急遽仕事が立て込んで出張やら研修やら試験やら立て込んでました。しかもですね、仕事中の自分は傍目からみるとコミュ力MAXな人らしいのですが、そんなん無理してるに決まってるんで反動で人嫌いが加速するする。
 宝具4止まりだったモルガンのために福袋で初の星5宝具5を達成し、再度来たピックアップではLV.120にするために6枚目を引く。もうどうせ戻れない、行くとこまで行くんだとバカなことをやって狂ってる言われましたが、ようやく通常運転ですのでちょっとずつブログも再開します。
 月姫もプレイしたのでがっつり書きたいですが、感想書くの久々なので今日観た映画の感想を。


■あらすじ
 とある一件の殺人事件について警察に密告書が届く。そこには12月31日にホテル・コルテシア東京で行なわれるカウントダウンパーティー「マスカレードナイト」に犯人が現われるというもので、刑事・新田は再び潜入捜査官としてホテルの立つことになる。そして、フロントクラークからコンシェルジュとなった山岸と再開することになるのだが、刑事として犯人を見つけるために全て疑う新田とホテルマンとしてお客様を信じる山岸は相変わらず相容れないままでありながらも協力して犯人に近づいていく。
 

■感想
 今まで最低限しか休みがなかったのでもらった休暇で初日に行ってきた。家族が木村拓哉さん好きなのもあるが、僕は東野圭吾さん作品が好きなのだ。
 前作を観た時も原作を読めてなかったが、今回もやっぱり読めてないのだった。もうちっと落ち着いたら全部読みたいが、積み本結構あるんだよな……。

 初めに思ったのはやっぱり豪華な映画だなぁ、と。
 映画でよくあるネタバレというか、俳優さんでオチが予想できるということは多々ある。犯人は誰かって?この中に一人だけ大物俳優がいるの怪しいやろ、みたいな。
 しかし、どんどんやって来るメンツの豪華さにそんな浅はかな推理は通用せず、ホテルという独特なルールの世界に仮面舞踏会の要素まで入って誰も彼もが怪しくなっていく。
 次々と無理難題を押しつけてくる客、普段浮気相手と使っているホテルに家族で泊まりに来る客、宿泊二人で予約しているのに一人しか姿を見せない客、挙動不審でマスカレードナイトに出席しないはずなのに様子を聞いてくる客などなど、まあこんな感じで誰も彼も怪しいんだよな。

 前作でホテルの世界観はやったのでそこをもう一度詳しくやる必要はないのは確かだが、今回は刑事の捜査の方が全面に出ていたのがちょっと残念だったな。
 物語上で意味はあるんだけど、新田がフロントマンとして行動することを禁止されちゃうから変装している刑事でしかないんだよな。お客様の部屋に強引に入ったりするシーンも多く、ホテルマンになった潜入捜査官じゃないのは結構良さを殺してるんじゃないかなって。
 僕は犯人が誰かは最後まで分かりませんでしたが、結構早い段階で伏線には気づいてしまった。私自身が時間を気にする人間でもせいだと思うが、一度タネ明かしすることでもうこれ以上疑われないというのも前作と同じ展開だったからな……。

 そんなこともあって豪華な映画というのが今回の一番の感想になってしまった。面白かったけれども、作品の特異性がなくなったことがとても残念だった。
 今回も新田と山岸さんの関係は相変わらず歯痒い感じですが、前作の終わりよりは今回の方が自然な気がしました。しかし、刑事が二股という可能性に気づかないのはどうかと思いましたが……。バディものの凸凹を補う感、女性視線が欲しいにしても弱いというかもっと支え合ってほしいぜ。

 では、ここらで今回のお気に入りへ。
 結末のネタバレに近いので詳しくは説明できないのですが、今回の騒動に加担していた者が警察に掴まり、共犯者の身が危ないと知って取り乱すのだが、相手は刑事でありその時の反応を見過ごさず、それが嘘であることに気づく。
 そして、その人物は犯人に脅されていた洗いざらい吐いた後で言う。


「こんないい提案、断れると思いますか?」


 嬉々として答えるところが最高でしたな。
 だって、犯人がやってくれるって言うんだよ。こっちは脅されてるんだから協力を断わる理由がないもんな。



原作小説

マスカレード・ナイト
東野 圭吾
集英社 (2020/9/18)
posted by SuZuhara at 22:28| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月30日

Cruella



「生まれつき最高で、最悪。ちょっと変なだけ」


 本当に月1更新がやっとな状況ですが、仕事の山場がやっと終わったぜ! やっとだ、やっと自由になれる。6月までという短い時間だけどな……。
 まぁ、これまでのようには追い詰められないのでぼちぼち遊んでいきます。ゲームしたいし、本も読みたいんだ。
 今まではものすごく更新とかしにくい状況だったんだけど、ちょこっと改善できそうな感じなのでえっちゃら遊ぼうな。その辺りの近状はまたいつか。今回は、今回も映画の感想ですが、早くもことイチ候補なんでBD、サントラも買う予定です。


■あらすじ
 白と黒の髪を持つ少女・エステラはとんでもなく破天荒で、その奔放さにいつも母を悩ませていた。住む場所を追われて母曰く「融資してもらう」と訪れた屋敷で行われていたファッションショーに魅入られるが、自分の行動が原因で母を死なせてしまうことになる。悲しみの中逃げた先の公園でコソ泥をしていたジャスパーとモーリスと出会い、親のいない者同士で組んで泥棒として生きていく。
 そんな中でもファッションへの情熱を捨てられなかったエステラは憧れの百貨店リバティロンドンに潜り込むことに成功するが、それは掃除係としての採用だった。どんなに提案してもファッションに関われないことに嫌気が差し、酒の勢いも合間って好き勝手にやったウィンドウディスプレイがロンドン一のカリスマデザイナー・バロネスの目に留まり、彼女のチームに引き抜かれることになる。
 バロネスの厳しい要望にエステラが見事に応えていき、自分の立場を確かなものにしていくが、バロネスが子どもの頃に失くした母の形見のペンダントをしていることに気づき、ファッション界での成功よりも母のペンダントを取り戻すことに執着していく。
 そして、エステラとしてではなくバロネスが嫌う自分よりも目立つ才能のある存在・クルエラを名乗り、その圧倒的な存在感を持ってバロネスのプライドを、社会的地位も失墜させていく。


■感想
 うわー、めちゃくちゃ面白かった。正直、舐めてましたね。クルエラというキャラクターをこんなにも魅力的に描けるなんて思ってもいなかった。

 クルエラと言えば『101匹わんちゃん』ですが、本作品に犬に対する残酷行為などは一切ありませんのでご安心を。むしろ、犬好きは必見。クルエラに興味がなくても可愛いわんこが観たいという理由だけで行っていい。後悔はさせないと請け負おう。バディとウインクという最高に賢いわんこたちが出てくるシーンも今か今かと待ってしまうぜ。

 さて、相も変わらずネタバレ満載で行きますので一回畳みます。



クルエラ オリジナル・サウンドトラック
WALT DISNEY RECORDS (2021/6/23)



続きを読む
posted by SuZuhara at 20:52| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月18日

ザ・スイッチ/FREAKY



 史上最悪の入れ替わり<女子高生⇔連続殺人鬼>


 おい待て、月1更新になってるw
 いやはや、なんつー体たらくだ。でも、5月終わりまでは俺死んでるから。基本死んでるから。
 しばらく好きな本が読めない生活をしていたり、やりたいゲームがなかったりで腐っていましたが、勧められてモンハンライズやってみた。
 しかし、正直これはいかんな。ゴッドイーターの操作に慣れすぎてすぐ納刀しちゃう。ガッテム。武器に操虫棍を選んだらめっちゃ驚かれましたが、ジャンプしたいのだよジャンプ、とちょこっとだけ進めました。
 けど、どうにもこれ以上は進められそうにないな。5月下旬には解放されるんで、早くいつも通りに戻りたいもんです。


■あらすじ
 父親を失ったことからアルコール中毒になった母と正論をぶつけてくる警察官の姉の間で板挟みになる主人公・ミリーは高校でもいじめられていた。親友のライラとジョシュのおかげでなんとかやっていけているが、内気な性格からはっきりモノも言えず、どこでも我慢を強いられる日々を送っていた。
 そんな中、同じ学校の生徒が惨殺される事件が起こる。アメフトの試合後、母の迎えを待っていたミリーはそこで連続殺人鬼ブッチャーと出会ってしまい、肩をナイフで刺されてしまう。
 駆けつけた姉のおかげでブッチャーは逃げ出すが、次の日目が覚めると知らない場所でミリーはブッチャーに、ブッチャーはミリーにと入れ替わっていたのだった。
 ミリーは指名手配されながらもなんとか学校に忍び込み、親友二人を説得してブッチャーを捕まえようとするのだが、再び入れ替わるためのタイムリミットが一日であると知り、ミリー=ブッチャーの殺人を阻止し身体を取り戻すために奔走することになる。


■感想
 公開するの超待ってた。てか、今年初映画にするって決めてたくらい待ってたんですよ僕はっ!
『ハッピーデスデー』のクリストファー・ランドン監督最新作、ポップでグロくてだけど笑えるなんて映画イケる全ての人に勧めたい映画。

 てか、キャスリン・ニュートンだよ楽しみだなぁって思ってたんだが、今作はヴィンス・ヴォーンが全部持っていく。私は今作で彼を初めて知ったのですが、速攻でFilmmarkでフォローに入れた。時間ができたら過去作漁るんだって思ったくらい。
 きちんとは観れていないのですが、この前までやっていた今作と似たような内容のドラマ『天国と地獄』でも高橋一生さんの女性としての演技には脱帽だったのに、ヴィンス・ヴォーンはめちゃくちゃすげー!って感動しっぱなしでしたね。

 さて、ざっくり内容。
 大方はあらすじで語ってますが、今作の入れ替わりの魅力はただ入れ替わっただけじゃない。お互いの男と女の身体についての言及だけでなく、身体に精神が引っ張られているというのが面白かった。

 ミリーはブッチャーのでかくて不潔な身体が嫌でしょうがないんだけど、ブッチャーの身体にはパワーがあって内気なミリーもいろいろなことを前向きに考えられるようになっていく。
 一方、ブッチャーの方はミリーになって今までの地味な服は着ずに姉のクローゼットから赤ジャケットを拝借。嫌がらせを受けていた女の子の印象はなくなり学校ではブッチャーに襲われたと言うこともあって注目を集めるが、ブッチャーの目的はあくまで殺人。
 この辺りの目的の理由とかは語られないので気にしない方がいい。ナイフの謎とか声についても語られないけど、ハッピーデスデーの時から分かっていることだ。続編を待とう。
 話を戻すが、ブッチャーはミリーの身体で殺人を続ける。――が、ミリーの身体はあまりに弱かった。今までのような力技では無理なので、何度も殴られながらも教師を殺すシーンはちょっと同情したくらい。殺すために頭を使い出したからやべぇなとは思ったが、そんな展開にはならない。

 ミリーの親友二人と和解するまでがすっごい面白い。
 いや、普通にブッチャーなんかが来たら逃げるし、二人のこと知ってるって言われても信じないよw
 二人は協力して武器を取りブッチャーを攻撃するがミリーは信じてもらうために攻撃はしない。盾を振り回したりちょっと押すだけ――なのだが、力強すぎて吹っ飛ばされるw
 でも、二人と和解するシーンはめっちゃいいです。人生で友達は一人できればいいと僕の好きな歌にあるのですが、ミリーはこんな友達二人もできて良かったよなぁ。
 黒人のライラ、ゲイのジョシュという親友は一風変わっていて、正直ホラー映画では序盤に死ぬキャラと言っても過言ではないのですが、二人はブッチャー=ミリーを守りながら最後までずっと一緒に居てくれるんだ。お前ら最高だな!

 しかし、ブッチャーの見た目だけでかなり大変な道中。
 ミリー=ブッチャーを見つけたと思ったら、向こうが悲鳴を上げて「殺人鬼よ!」なんて言ってきたら逃げるしかない。ブッチャーがこれをやっていると思うとかなり楽しいw

 そんな中、ミリーの想い人の男子・ブッカーがブッチャーの標的になってしまう。それを親友二人とブッチャーの腕力で阻止したミリーはブッチャーを捕縛することに成功する。あとは警察が保管しているドーラのナイフを奪ってブッチャーに刺せば入れ替わりが戻るって展開になるが、ここからが本当に面白かった。

 ライラは警察署でミリーの姉と対峙、ジョシュはミリー=ブッチャーを縄で縛ったのを監視する中、ミリーは車の中でブッカーといい感じになっていた。
 前にロッカーに入れた詞を贈ったのが自分であることをブッチャーになってから言えたミリー、ミリーだったらいいなと思っていたと告げるブッカー。
 二人は照れ臭そうに笑いながらキスをする――うん、ミリーはブッチャーのままな。俺、なんで男同士のキスシーン観て感動してんのwとか思ってしまった。
 いや、別に同性がだからどうたらって言うつもりはないんだ。それ以上にヴィンス・ヴォーンの乙女演技が突き抜けすぎていて女の子にしか見えてなかったんだよ。

 この後もいろいろあるが、ミリーはなんとか自分の身体を取り戻す。
 ブッチャーになっている間に母親と話せたことから母親とも向き合えるようになってめでたしめでたし、と終わることはない。ブッチャーはミリーだったのだ。ミリーの家も、家族についても知られている。
 ミリーは舞い戻ってきたブッチャーと対峙することになるが、もう強い身体はない。入れ替わりでミリーの弱さを知ったブッチャーは精神的にも的確に攻めてくる。しかし、ミリーだってブッチャーの弱点を知っている。
 このラストの伏線回収――本当にそれ伏線だったのかよwって思えることなんだけど、納得の結末で文句なしに面白かった。
 どこかで書いたけど、ブッチャーが殺人をする理由とかドーラのナイフから聞こえる声については語られないけれども、あくまで物語の焦点はミリーだからこれで良かったと思います。BD買おうな、楽しみだな。


DSC_4662.JPG

 上映時間遅くて観てからじゃ売店やってないから先に買っといたんだが、これは良判断だった。
 キャラクターについてやあの犬小屋作りについてとかも書かれているから、世界観に浸りたい人は是非。ま、変形サイズなのと縦横で表記変わるからちょっと読みにくいがファンアイテムとして買っといたほうがいいよ。

posted by SuZuhara at 22:29| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする