2015年12月17日

ロード・エルメロイU世の事件簿2 上巻



「我が師に問う。――魔術における究極の美とは何か、と」


 ありのまま起こったことを書こう。
 今日の朝のことだ。サンタオルタシナリオが読みたくてFate/GOを起動し、ログインボーナスで貰った呼符でガチャしてみた。どうせ礼装だろと思いながら来た金のカードに思考停止した瞬間やってきたのはマリーさんで、ピックアップ仕事してたのか! 慎二ばっかで泣きそうだったよ!
 そんなこんなでマリーさんを手に入れた私は他のライダーたちように残していたピースを全てつぎ込んだのだった。
 ……マルタを育てようと思ったこともあったんだ。でも、レベルアップ時の照れ顔が苦手だったんだ。


■あらすじ
 ロード・エルメロイU世の義妹、ライネス・エルメロイ・アーチゾルテは至高の美を持つという双子の姫のお披露目の社交会に参加することになる。
 社交会ならば派閥抗争対策有り得ると義兄の内弟子であるグレイを護衛に連れ出して臨むのだが、そこで披露された黄金姫・ディアドラがエルメロイに亡命したいという話を切り出さした後で何者かに殺されてしまう。
 最悪の状況の中、ライネスは事件解決のために探偵役を名乗り出る。


■感想
 夏に買ったけど、続きが気になるからと今まで読んでいなかったロード・エルメロイU世の事件簿。
 年末には下巻が出るし、もう読んでいいだろうと読んでみる。……ぬかったーっ! 年末までまだ二週間近く会って続きがめちゃくちゃ気になるんですけどーっ!

 さて、えっちゃら感想に行きましょうか。
 今回はライネス視点なので、魔術師のことや時計塔のことが分かって楽しい。フラットが出てくるだけでどうしようもなく楽しいのは、彼が予測不能だからだろうな。fakeも楽しみに待ってます。

 フラットとスヴィンの愉快なエルメロイ教室組を抜けてライネスが義兄の元に向かうと、グレイが靴を磨いている。……ここ、ちょっと共感した。私もここ一年ほどで靴磨きめっちゃ好きなんだ。手入れ道具とか常に揃っていたりする。靴って履き潰すものだと思ってたんだけど、考えを変えることがあったんだ。
 しかし、自分で磨く私と内弟子の女の子に磨いてもらうエルメロイU世とでは雲泥の差があるがなw

 ライネスの要件は双貌塔イゼルマにてバイロン卿が作り上げた究極の美である黄金姫と白銀姫のお披露目会に出席するが、なにがあるか分からないので戦力としてグレイがほしいということ。
 けっして、兄とその内弟子で遊びに来たわけではないのだよ。
 ここで、自分からグレイに頼めないライネスは可愛いですが、ライネスとグレイの身長差がグッとくる。
 尊大なお子様の背中に隠れるグレイとか、想像するだけでいいなw

 ちょっと理解し切れていないので詳しく派閥のことを書くのは避けますが、社交会にはまさかの橙子さんがいた。
 封印指定は解除されているようですが、なんだろうこの胡散臭さ。黒桐じゃなきゃ絶対的な味方だと安心できない。

 ま、橙子さんの師匠もいたりするからこの辺のやり取りも下巻には期待してるんですが、見る者全てを惹きつける美を持つ姫たちのお披露目がされる。
「■しい」という言葉が潰れているのは、言葉にできないほとの美という意味なのかな?
 残念ながら私には美しいものに心惹かれるという経験がないので想像も難しいのですが、きっとこの時の表現こそ心憑かれるという奴なのだろう。取り憑かれたでもしたようにそのことしか考えられなくなる、そんな経験してみたいものだ。

 ライネスが部屋に戻ってグレイと話ができるよやったな!とか思っていると、黄金姫であるディアドラがエルメロイに亡命を求めてくる。
 ここでは派閥がかかわってくるのだが、衰退しているとはいえエルメロイ派に匿ってもらえるという旨みと魔術師として父であるバイロン卿のやり方は効率が悪く自衛のために亡命したいという。

 エルメロイとしては厄介なことこの上ないが、黄金姫が取引を持ちかけている以上無碍に断ることもできずに詳しい話はまた明日へと伸ばされる。
 そして、次の日黄金姫の部屋でバラバラにされた死体として見つけることになってしまう。

 魔術師の間で密室なんてものは意味がなかったが、最後に会っていたのはエルメロイ、見つけたのもエルメロイ、ついでにエルメロイに黄金姫は亡命を望んでいたらしいとバレてしまい、どうにも立場が悪い中でライネスは事件解決のために探偵役を名乗り出る。
 ここで武力行使で正面突破しようとするグレイは可愛いな! すぐに臨戦態勢になっちゃうんだもんな、可愛すぎるだろうよもう。

 ライネスの威勢の良さは橙子さんに気に入られ、その師匠であるイノライ、三大貴族バリュエレータ派の頂点に立つ老女が監視について捜索が開始される。
 イノライさんも結構好意的に見てくれるんですが、大した成果もなく、スパイを名乗るミックからイゼルマ崩壊を勧誘されたりする。

 正直、ライネスは尊大ではあるが年相応で、起こる出来事に兄同様になんとか喰らいついている状況だと思う。
 だからこそ、トリムマウを使った犯人の痕跡追跡中、グレイが押されるほどの人形との戦闘後、嵌められたかのように血塗れのトリムと殺された黄金姫のメイド・カリーナの姿に致命的に追いつめられてしまう。

 そこにやってくるのが、ロード・エルメロイU世だ。
 ライネスが亡命の段階で携帯による連絡を取っていたとはいえ、破格の速さで彼はやってきた。
 致命的な自信のなさに震えながら、それでも義妹と内弟子を疑うことはない。

 エルメロイU世がその場を預かることになり、再度捜索は開始される。
 犯人などには元々興味のない魔術師たちも動き出す。
 パイロン卿はエルメロイU世に黄金姫と白銀姫の術式を暴かれ苛立ちながらも美を追求し、あわよくばエルメロイの責を問おうとし、橙子さんは誰かと手を結びエルメロイU世の敵に回ると決める。イノライとミックも手を組んだようだし、どこが突破口かなんて皆目見当がつかないな。

 しかし、エルメロイU世の元には騒ぎを嗅ぎつけたフラットとスヴィンが調査だけを依頼されたのにやってきていて、エルメロイ教室最優秀生徒が集う。
 フラットはあれだし、スヴィンもグレイたんはぁはぁだけども、この異様な安心感はなんだろう。
 絶対に一筋縄じゃいかないけれども、最終的にはなんとかなるんじゃないかっていうね。
 ここで終わりだよ! やっぱり生殺しかよこんちくしょうっ!

 ま、EXTRAのシナリオブックと一緒に注文したけど問題はいつ届いてくれるかだな。とりあえず、一緒に注文した四冊中では一番最初に読もうと思う。
 ファイヤーガールは全巻揃ったらえっちゃら読み始めよう。まだ一巻上巻しかきちんと感想書いていないしな。ロード読み終わったから明日から再開するのもいいかな。

 では、今回のお気に入りへ行きましょうか。
 探偵役を引き受けたライネスにイノライがエルメロイへの執着を問う。ライネスはそれほどエルメロイが大切なわけじゃなかった。捨ててしまうことだって考えないわけじゃなかった。
 ――けれども。


 だけど、
「目の前に敵がいる。やり合うための手段がある。だったら戦わない理由なんて、私には見出せません」
 と、私の口は告げていた。


 この言葉からライネスことをイノライは筋金入りのファイターだと称しますが、この瞬間彼女がめっちゃ好きになったな。
 結局私は立ち向かう子が好きなんてしょうな。無理でも無謀でも、行動の原動力なんか気に入ったか気に入らないかで十分だと思ってしまう。
 我ながら単純思考だなー。






ロード・エルメロイU世の事件簿2 上巻
三田誠(著),坂本みねぢ(イラスト)
TYPE-MOON BOOKS(2015/8/15)
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2015年12月14日

ピンクとグレー



「どう、私の色。わるくない?」


 昨日はブログを書いている最中に寝落ちしまして。気がついて慌ててアップした深夜1時過ぎに、ちょうど起きていた方と夜通しネットでお話させて頂いたんだが、俺らはなんてどうでもいいことに時間を使ったのか。
 深夜のテンションは怖いね。まさかノート一冊使い切ることになるとは思わなかったさー。


■あらすじ
 親の転勤で大阪から横浜に引っ越してきた河田大貴は同じマンションに住む鈴木真吾・ごっちと仲良くなり、その後の学生生活を二人一緒に過ごすことになるが、高校時代にやっていた雑誌モデルをきっかけに芸能界へ足を踏み入れる。
 だが、ごっちだけが売れてしまい、擦れ違うようになってから二人は決別することになってしまう。
 芸能人・白木蓮吾となったごっちを街角やテレビで苦しく思いながら見つめる日々の後、同窓会でごっちと再会した大貴はごっちの駆け抜けた結末を見ることになる。


■感想
 つい最近知り合った方に勧められた本です。
 映画が好きな話をしたら「今度映画化するから」と化してくれたんだ。いつの間にか借りる約束になっていたようで、かなり面を喰らったのだが。

 さて、私はこの物語のあとがきを読むまで作者がジャニーズの方であるとか全く知らなかった。なので、その辺で無神経なことを書いてしまうかもしれないが、どうかご容赦いただきたい。
 そして、この会えない友人系の話は俺に勧めるのやめてほしいよ。また夢見て発狂したらどうしてくれるんだよぅ。

 大貴ことりばちゃんは子どもの頃から一緒だったごっちが、一人で芸能界で知らない人になっている様子を苦しく思っているところから始まって、二人の出会いから同じマンションの友達たちとの別れ、ごっちの姉の事故から自殺と語られていく。
 わりとごっち姉のことは壮絶だが、そこまで劇的なこともなく進んだ学生生活は雑誌モデルをやったことで芸能界に足を踏み入れたことから変わっていく。

 幼馴染の石川ことサリーと再会してごっちは付き合い、大学生をしながらエキストラする生活はごっちがとあるアドリブを行ったことから変わっていく。
 ごっちだけが売れて、りばちゃんがバーターになっていくんだ。

 売れて多忙になるごっちと擦れ違うようになり、事務所の移籍話を勝手に決めたことからその時までずっと一緒だったりばちゃんとごっちは決別する。
 それからりばちゃんはエキストラとかを細々を行いながら芸能界にしがみついていたが、ごっちこと白木蓮吾はスターダムを駆け上がる。
 そして、同窓会の日に二人は再会して久しぶりに話すことになり、この次の日も飲もうと約束したのですが、その日会いに行くとごっちが首を吊っていた。

 どこに行ってももう芸能人白木蓮吾でしかないごっちはその命を絶つことを決めたのだ。
 ここの死を選択するところはちょっと理解し切れていないのだが、小学生の時に完全自殺マニュアルを読了している私には自殺の選択肢がないせいだろう。なにより家族を悲しませることを私はできない。
 だから駆け抜けた故に白木蓮吾の偶像と自分の齟齬が埋められなくなってしまったんだろうなくらいにしか分かってないんだ。この先を読んでいくとサリーとも別れてりばちゃんもいない、自分を構成していたものを全て捨ててしまっているからな。

 ごっちの死体を見つけたりばちゃんは遺書の願いに従って、用意された白木蓮吾の遺書を選び、ごっちを降ろしてネクタイをつけたりとか白木蓮吾としての死にするために触れてしまう。
 そのことが疑われて警察に捕まるわけだが、死亡時刻等で釈放されて出て来てみれば「白木蓮吾のイケメンの親友」と一躍時の人に。

 そして、りばちゃんが白木蓮吾のことを書いた本は大ヒットして、映像化するにあたりりばちゃんが白木蓮吾役をすることになる。
 その撮影中に白木蓮吾になりきることでごっちの気持ちを知っていく。りばちゃんがバーターを嫌っているのは知っていたが、二人でセリフ合わせをするのが最高の瞬間だった。
 なのに自分だけが売れてしまい、りばちゃんは二人の部屋で皿洗い。そんな姿は見たくなくて仕事を回しても受け入れてくれない。

 親友を失って芸能界を進み続けたごっちはサリーも失う。白木蓮吾に相応しいのは彼女じゃない。だから、その後に同じ芸能人の香凜と付き合うのだが、白木蓮吾のままでいられる関係は楽だった。

 そうして駆け抜けた道で、サリーの結婚の知らせを聞く。
 ごっちはサリーが好きだった。けれども、白木蓮吾では彼女とはいられなかった。
 このことが原因かは分からないが既にガタが来ていたごっちは同窓会でりばちゃんと再会して、その次の日に決めていた自殺をする。

 その最後の首を吊るシーンでごっちに完全にシンクロしていたりばちゃんは、万が一なんて起こるはずがない安全装置のついた麻縄で首を括る。
 意識が遠のく中、ごっちが聞いた喝采と拍手を聞く。そして、誰かに――ごっちに抱きしめられるのを感じながら撮影場ではスタッフの慌てふためく声が響いていた。

 芸能界は全く知らない世界ですが、読んでいて引き込まれる作品でした。特に最後のごっちの気持ちが分かっていくところは止まらなかった。
 りばちゃんの気持ちとかサリーの気持ちとかも分かるけど、ごっちの気持ちも分かるんだよ。特に想像通りに動いてくれない友人とか。おかげでトラウマ刺激されっぱなしだったぜ。

 おそらく自分では決して手に取らない類の作品だったので、今回はとてもいい機会でした。
 けれどもここまで完成されていると、映画の方は見れないだろうな。だってこの作品に対してはもう満足してしまったからなー。

 では、今回のお気に入りへ。
 今回は映画の撮影中、止まっているりばちゃんに苛立つごっちの心情から。


 僕の前にはいつもりばちゃんがいた。いつも僕の手を引っ張っては、先にある茨のつるを素手で避け、僕を守ってくれた。彼は僕のヒーローだった。


 いつも後悔してしまうんだが、ちゃんと伝えておけば良かったのかなと思う。
 ごっちだってりばちゃんへの感情をちゃんと伝えておいたなら決別はなかったかもしれない。決別していなければこの結末にはならなかったかもしれない。
 かもしれないかもしれない、そんな思考に意味はないから、その時その時で伝えるという努力だけは怠ってはいけないと思っている。






ピンクとグレー
加藤 シゲアキ
角川書店(2014/2/25)
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2015年10月08日

掟上今日子の推薦文



 企む芸術家。立ちはだかるは、記憶を持たない名探偵。


 ここ一週間ほどでいろいろありましたが、まず一番に言わなきゃいけないのはGERの体験版をやったよって話。そして、GEBでのキャラが作れないことに絶望した……。
 うーん、GEBリメイクで完全版って言うよりGE2風GEBって感じだな。新要素でストーリーの辻褄が合わなくなっていたり、GEBやってるつもりでいるとマップがGE2準拠で頭が混乱してしまう。アラガミの新モーションも、過去のに慣れていると隙が増えたとしか思えない。
 しかも、今回引き継ぎもないから神機作りも初めからだしなー。
 どうしよ、やる気枯渇した。ちょっと10月は本気で忙しいんで見送ろうかな。


■あらすじ
 念願の何かを守る仕事として警備員となった親切守はとある美術館の警護中にいつも一枚の絵の前で立ち尽くす掟上今日子と出会う。
 だが、ある日急に今日子が立ち止まらなくなってしまい聞き出すと、以前に二億円と言っていた絵の価値が二百万だと言い、立ち止まる価値は無いと言う。
 守るは不思議に思いながらもそのまま警備員として仕事を続け、鉛筆一つで模写する天才少年・剝井陸と出会い、その後にやって来た和久井和久によって絵が破壊されてしまう。
 この一件をきっかけに警備会社を首になった守は和久井の集大成となる作品を作るまでの警護を依頼されることになる。


■感想
 忘却探偵シリーズ第二弾。なんかやたらと感想を聞かれると思ったらドラマが始まるんですね。私はここ最近は海外ドラマしか見てないな。海外ドラマは結構えぐいから好きなんだ。

 さて、シリーズものだけれども語り部が変わっているのでこっちから見ても問題はない。というよりも、個人的には前回の語り部はどうにも掴めなくて苦手だったので有難い。
 今回の語り部となる親切守(おやぎりまもる)は守と名づけなられたように何かを守る仕事につきたくて警備員になった。そして、その美術館で人生を変える三人に出会う。
 今日子さんに出会った経緯はあらすじの通り。
 初めて声をかけた日は二億円に見惚れる今日子さんはとてもらしいですが、ある日を境に二百万まで下がってしまったようでもう立ち止まらない。

 その後、絵を鉛筆一つで模写する剝井くんに出会うわけですが、彼の口の悪さと悪筆は共感を覚えるw 私も今では何とか直したけどかなりの口の悪さだったからな。悪筆はもう治らないけどww
 剝井くんとの会話から守は自分が守っていた絵が地球の絵であることを知るのですが、ここでの会話はちょっと興味深かった。
 地球は綺麗だとみんな言うけれどもあんな色が混じったものは気持ち悪いと剝井くんは言う。
 そうだなー、私は地球を綺麗と思ったことはないが青いとは思っている。厳密に言えば青じゃないけれども、地球は青かったと言うじゃないか、そうかあれは青なのかと子どもの頃に概念として受け入れた。もう詳しくは覚えてないんだけど、幼馴染とそのようなことを話したんだ。特に興味もなかったし、ならそれでって思った気がする。
 ……ふむ、自主性ねぇなw

 剝井くん来訪後に現れた老人が杖で絵を破壊し、驚いて止めるのだがなぜか守が警備会社をクビになることになる。
 確かに絵を守ることはできなかったが、普通よりも多い退職金などは怪しさ満載で、次へと進むためにも自分がクビになった本当の理由を知るために以前にもらった名刺を頼りに今日子さんに連絡を取ることに。

 この段階では忘却探偵であることを知らないのですが、事の経緯を説明して今日子さんは推理する。
 端的に言ってしまうと、絵の価値が下がったのは額が変わったから。額縁が変わったことから今日子さんの目にはとまらなくなり、模写をしに来た剝井くんが額縁匠の和久井に告げたことから乗り込んできたのだ。
 美術館側が変えていたこともあり退職金が上乗せされて責任を取らされた形になっているというわけだ。

 訴訟もできると言ってくる今日子さんに守は首を横に振る。絵を守れなかったのは事実だから受け入れると言うのだ。こいつ、めっちゃいい奴だよな。

 その後、和久井氏から電話があり、自身の生涯の集大成となる作品を作るための警備を依頼されるのだが、偏屈じじいに自分の行動が評価されるというのはなんとも嬉しいな。守、守、と馴れ馴れしく呼んでくるわけだが、それだけの評価を受けたということなんだからな。
 別に脅迫を受けたわけじゃないが警備を依頼したいと言う和久井氏からもう一人雇ってもらうことを許可を受けて今日子さんに依頼するのだが、半年も続く仕事は無理だと断られる。

 ここでお金にくらいつく今日子さんは笑えるw
 セキュリティのアドバイスだけでもと和久井氏の作業場アトリエ荘という名のマンションに向かう。
 地下が作業場で上は未来の芸術家たちの住居として提供されている。和久井氏の応答がなくオートロックを駐車場の塀を乗り越えることで物理的に回避して向かうと、和久井氏が差されていた。
 今日子さんの適切な処置で何とか一命をとりとめて救急車入りしますが、今日子さんは和久井氏がダイイングメッセージを残さなかったことから和久井氏が犯人を庇っているとして犯人に自首をするように促すために犯人捜しを開始する。

 ま、登場キャラが他に剝井くんしかいないので犯人は剝井くんなんだけど、このアトリエ荘はどうなんだろうな。もし私が絵描きを目指していたとしたらこの環境は羨ましいだろう。それだけをできるんだから。でも、暮らすとなると厳しい。だってゲームできないから息抜きができないんだ。何かに触れることが出来なければ自分なんかすぐに枯渇する。
 だから、絵を描くことしか支援しない和久井氏の評判は悪かったが、剝井くんの動悸はつらいよな。

 和久井先生に額を作ってもらうのは彼らにとっては目標で、その生涯の集大成に秘密主義の和久井はたくさんの絵をオーダーしていた。本物を隠すフェイクかと思いきや、その全部を一つの額に収めてモザイクアートのような作品を作ろうとしていたのだった。
 剝井くんに依頼がなかったのは彼が黒しか使わず、黒を使う予定がなかったから。認められていないわけじゃなかったのだが、マーブルの地球を描かせた理由が守の言う通りだったらいいのにな。

 同じような理由から選外になったアトリエ荘の住民たちと一緒にサインを黒で書くことをアドバイスして剝井くんは自首するんですが、ここまでにいたるまでが長かった。
 30階建てのマンション一部屋一部屋当に話を聞いて剝井くんのところに一人で行った今日子さんは階段から落っこちてパンツが崩壊するしww

 和久井氏の怪我で一日が終わってしまいタダ働きとなった今日子さんは後日守を呼び出す。
 相変わらず守を覚えていない今日子さんは掟上ビルディングの警護主任として守を雇用したいと申し出る。他の誰でもない以前の掟上今日子の推薦文があったことから信頼されて守は仕事を受ける条件として、出来上がったアトリエ荘共同作品を一緒に見に行くことを告げる。

 なにこれ、厄介涙目じゃないかw
 ま、私は守の方が好きなので全然構わないがww

 今回も面白かったですが、個人的には備忘録よりも好きでした。剝井くんや和久井氏との会話が面白かったのがよかった。
 次の巻に関してはまだ買ってないので読むかは分かりませんが、次も語り部が変わるだろうからちょっと手を出しにくい。守の何かを守ることに対しての考えとかすっごい好きだったので。

 では、ここらで今回のお気に入りへ。
 今回は和久井氏に依頼を受けてなぜ自分なのかと守が尋ねた時の答えを。


「本当のところはわからん。だが、私はお前が、自分のクビを受け入れた理由は、『納得できたから』なのだと判断した――お前にとって、その解職は理不尽なものではなかった。守るべき絵を守れなかった自分を、自ら罰したのだと思った。そういう人間は信用できる」


 なんつー殺し文句か。
 自分の下した決断が、強がりでやせ我慢にも等しいその決断を評価してくれるって奇跡を与えられたら、どんな無理難題も受けちまうよな。
 この先何があってもこの時に貰った衝撃はきっと忘れないに違いない。
 ってか、守は恵まれてるよな。厄介が依頼してやっとデートができた今日子さんと仕事でなく食事して美術館には行くわ傍で働けるわ……うん、小説を書いてる場合じゃないぞ厄介!





掟上今日子の推薦文
西尾 維新(著),VOFAN (イラスト)
講談社 (2015/4/23)
posted by SuZuhara at 08:56| 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月01日

オーバーロード9 破軍の魔法詠唱者



「いと高き御方、アインズ・ウール・ゴウン様の計画にあなたは必要ないだけ。だから殺す。お分かり?」


 風邪ひきました。
 本当に今年は弱いなー。なんか何度も風邪をひいている気がするよ。しかし、今週はちょいと忙しいのでへばってられない。GER体験版が来る前にうたわれるものの夢幻演武を終わらせる。今ムネチカさん戦なんだが、きっともうちょっとで終わるって信じて終わるまで寝なきゃいいんだよ。


■あらすじ
 ナザリック大墳墓にワーカーを送ってきたことを謝罪させるためアウラとマーレにバハルス帝国へと乗り込ませたアインズは後にナザリック大墳墓にやってきた鮮血帝・ジルクニフと同盟を結び、ナザリックを国とするために行動を開始する。
 帝国とアインズにエ・ランテル周辺を明け渡せと通告されたリ・エスティーゼ王国はガゼフの忠告を無視して開戦することになる。それは領土を巡って毎年行われている小競り合いの延長戦かと思われていたが、アインズによる開幕の超位魔法が発動して虐殺が始まる。


■感想
 ふー、読み終わったよオーバーロード9巻。
 ついに追いついてしまって残念な気がしてしまうほど、面白かったです。ぼちぼち感想に行きますか。

 7巻からの続きから。
 ワーカーを送り込んだ帝国にアインズ様が怒り、帝国にアウラとマーレがドラゴンで乗り込んで何十人か殺しちゃったところですね。
 物語前半はジルクニフによるアインズ様たちの出方を見る様子が描かれている。アウラとマーレという使者への対応、脅迫されたため僅かな部下を連れてナザリックへ行くことに。

 帝国四騎士という四天王的な騎士が帝国にいるようですが、防御特化の不動はアウラたちに殺されていますので、今回はパジウッドとレイナースを連れてきているのですが、レイナースが気になる。
 パジウッドはジルクニフに忠誠を誓っているけど、レイナースの方は契約関係だから条件次第では寝返ってくれるかもしれん。
 拭ったハンカチが膿を吸って変色するなんていうと、顔にどんな怪我をしてるんですかね。なんかすっごい気になるんだよなー。

 ナザリックについてからは帝国陣は驚きっぱなしです。
 メイドが美人だ、飲み物が上手いとか。そんなこんなでアインズ様の前に着くころにはいろいろと自尊心が傷つけられていますが、ジルクニフはアインズとの会話で同盟を結ぶことになる。
 初めはデミウルゴスが言葉で従わせたことから謝罪としてジルにもう帰っていいと告げる。こっちも忙しいんだよ、大人しくしててもお前達みたいなのが来ると分かったから打って出るわ、とw
 それ慌てたジルが同盟を結んだというわけだけども、ここで気になるのはデミウルゴスだ。そして、アクセサリのおかげで言葉で従わせられなかったジルについて分かった以上、あの男はなにもしないということはないでしょう。蛙形態で会っているというのもなにかあるのだろう。
 ちょっ、私のデミウルゴスへの信頼がハンパないなw

 こうして同盟が出来ましたが、ジルクニフとしては建国には力を貸すが、最後には他の国と協力してアインズ様を討つ模様。そのために守護者たちの懐柔を企む。
 しかし、ナザリック大墳墓の守護者たちがそんなものにのるはずもなく、この考えはアルベドとデミウルゴスは看破していた。

 うたわれるものをやっていて思ったんだけど、ナザリック守護者の絶対に主を裏切らないというのは本当に素晴らしい。王と崇めるのなら全てを捧げろというのだ。そうじゃなきゃ、信頼できない。

 ジルクニフが帰った後でいつものアインズ様のアルベドとデミウルゴスの顔を窺いながらの会議が始まりますが、アインズ様が必死に答えを探しても一蹴する二人w
 あ、あとジルクニフが「騒々しい。静かにせよ」と言ったアインズ様の声がすごい支配者級とか言ったりするんですが、実はここ前々回の7巻短編でアインズ様が必死に練習していたポーズだったりするww 笑うしかないだろここは。

 あとここでデミウルゴスがラナーのことを話したりするのですが、もうこれは完全に接触していますね。王国戦でとある三人は殺さないでほしいとアインズ様に懇願してるくらいだから、クライム、レエブン卿、最後は王様かなと見当はつけているんだけど。

 帝国からの宣戦布告状が来て王国貴族はアインズの名を知っているガゼフをちくちくしながらも、戦争を受け入れることを決める。ガゼフは反対するのだが、前回の悪魔戦で王派閥が力をつけたために王は弱い姿を見せることができなくなってしまっていたから。
 この後はガゼフの葛藤やクライムとブレイン、そしてアインズ様を受け入れる帝国軍の模様が描かれますが、アインズと知り合いということでカルネ村に情報を聞き出すと第一王子・バルブロが向かう。

 戦争で手柄を立てたい彼は貴族の兵を用いてカルネ村にやってきますが、警戒して出てこない村人にしびれを切らして火矢を放ってしまう。
 王国民として従おう。けど、アインズ様には大恩があると、躊躇していた村人はこの攻撃から吹っ切り応戦することになる。

 ジュゲムたちゴブリンにオーガ、村人たちで要塞と化したカルネ村で戦っていくが、さすがに多勢に無勢すぎた。
 何とか言いくるめて逃げる組にエンリを送り出せたことからジュゲムたちは本望だったが、エンリが最後の小鬼(ゴブリン)将軍の角笛を吹いた時、三つの条件がそろった時に初めて真価が表れてより強力なゴブリンの召喚で王子を撃退する。ちょっ、三つの条件超知りたい!

 王子の方は見逃してもらえるのですが、ルプスレギナさんがナザリックからゴブリンを召喚してきてkillします。
 でも、僕はルプスよりもソリュシャンの殺し方の方が好きだな。

 そんなカルネ村の攻防よりもひどいのがカッツェ平野での戦争。
 王国軍は数で押そうと意気揚々としていたが、現れたアインズ様が開幕に超位魔法をぶっ放して虐殺。一応、他のプレイヤーを警戒しているんだけど、いないからやっちゃうかとさらっとやってくれる。
 そして、その虐殺を餌として黒い子山羊のようなおぞましいモンスターを召喚する。それが<黒き豊穣への貢(イア・シュプニグラス)>。

 味方側であるはずの帝国ですら震え、逃げ惑う敵の無事を祈ってしまうほどの虐殺に拍手するマーレは可愛いw 本当に癒されるなww

 ラナー側についたレエブン興のことが今回結構語られたのですが、王をガゼフに任せて――ま、押しつけてかな? 見ないふりで逃げまずが、悪魔戦の時に力になってくれた元オリハルコン級冒険者がいても全員死んでいくのだが、レエブン卿の前では停止。アインズ様がデミウルゴスに言われた三人、プラス一人はアインズ様的にガゼフでしょう。ともかく三人のうちの一人は確定じゃないかなって思う。

 王様は兵士が背負って逃げると決め、囮にクライムとブレインがなるのですが、その時にガゼフとアインズ様が開口をはたし子山羊は一時停止する。
 アインズ様はガゼフを勧誘するが断られ、ガゼフは一騎打ちを所望する。ブレインたちが見届け人になるのだけれども、勝敗は案の定。
 人間で最強も、時間停止できてしまうアインズ様には敵わない。

 こうしてエ・ランテルはアインズ・ウール・ゴウン魔導王の国となる。パレードでアインズ様に石を投げた子どもを庇ってモモンが割って入るという茶番を演じて、モモンはエ・ランテルの法の番人となることに。
 アインズ様に刃向った人間を処刑せよ。街の人を無意味に傷つけたら殺してやるの関係で。
 けどその後でエ・ランテルは血も流さない平和的統治がされるって言うんだから驚きだよね本当に。

 さ、こんなところですかな。
 意識が朦朧としてきたからもうこの辺で終わらせたい。
 ついに最新刊まで追いついてしまいましたが、相変わらず面白かったです。寂しいからBDも買って特典小説でも読むかな。
 次はドワーフ戦のようですが、今回の戦争からイビルアイたちがどう動くかが気になるよな。当然、ラナーの動きもだけれど。

 では、今回のお気に入りへ。
 今回は確実に死ぬことを理解していながらもアインズ様に一騎打ちを挑むガゼフを見てアインズ様が言った言葉を。


「……そうか。その瞳は前も見たな。死を覚悟して進む人の意志。強い目だ。憧れるよ」


 もう本人が言うように鈴木悟は残滓しか存在しないんだろうけれども、この感情は鈴木悟のものでしょうな。
 純粋な感想で、むしろそれを素直に表現できるアインズ様にこそ憧れるよ。私はたぶんきっとそういう人を受け入れられないからな。
 そんな強い人が存在してしまったら、俺はなんて矮小な存在なのかと突きつけられてしまうからな!





オーバーロード9 破軍の魔法詠唱者
丸山くがね(著),so-bin (イラスト)
エンターブレイン (2015/6/29)
posted by SuZuhara at 23:25| 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月22日

オーバーロード8 二人の指導者



「一度襲われたから……。無力な自分たちを恨んだから」


 ちょいとやりたいことができたので忙しくなりそうです。ブログの更新はしようと思っていますが、それ以外は後回しにする。一通り区切りはつけられたので大丈夫だろう。
 でも、今週はうたわれるものが発売するからそれが終わってから集中するんでいいかな、と発言した瞬間首を締められるw ちょっ、私だからいいけど他の人だったら怒られるんだからなその対応は。 


■あらすじ
 カルネ村でエンリはアインズのアイテムで呼び出したゴブリンと越してきた友人のンフィーレアたちと暮らしていたのだが、ある日襲われたホブゴブリンのアーグを助ける。
 そして、アーグから東の巨人と西の魔蛇のことを聞いたエンリは冒険者組合に相談するのだが、取り合ってもらえず、取り合ってもらえても破格の料金で頼むことができなかった。
 ゴブリンたちを従え、村の人たちから信頼を得ているエンリが村長の座を継ぐことが決まった時、モンスターたちが村に攻め込んでくる。


■感想
 まず初めに、オーバーロードの小説にはドラマCDつきというものがありまして、私はこれを買っていたんだけど聞いていなかったので今日聞いてみた。ハムスケに癒され守護者に笑ったわw

 特に守護者たちのオークションの話でアインズ様添い寝権にマーレが一億を提示したことに驚くデミウルゴスに「自分ノ愛ガマーレニ届カナイコトニカ?」みたいなことをコキュートスが言ったことにw
 俺、シャルティアにドン引きしてたけど、デミウルゴスはそっちなのか!? いや、マーレに目をつけるとはさすがデミウルゴスw

 ま、冗談なんですがね。
 お前ら、アインズ様出稼ぎに行っているんだからもうちょっと頑張れよww

 さて、オーバーロード八巻です。
 今回は短編といいますか、同じ話の視点違いが二つというべきかな?

 初めはエンリから見たカルネ村にモンスター襲撃事件です。
 ゴブリンたちがエンリとンフィーレアをくっつけようなんてする平和になったカルネ村。薬草採取するために森に入った時に逃げてきたホブゴブリン・アーグを救ったことからエンリたちは東の巨人と西の魔蛇を知る。

 何でも、森の賢王であるハムスケがいたために縄張りが守られていたのですが、それが無くなったためカルネ村の方にも来るようになっているらしい。
 薬草を売るためにエ・ランテルに行った際に冒険者組合に相談しようとしますが、まずエ・ランテルに入れない。

 街に入る前にちょっとしたチェックを受けるのですが、エンリがアインズから貰ったゴブリンの笛を持っていたためにチェックしたマジックキャスターに引っかかってしまう。
 そこにやって来たモモンが口添えして街には入れますが、薬草は売れても冒険者への依頼は上手くいかなかった。金がないのだ。

 それでもゴブリンたちの装備は整えられ、アーグの部族を襲ったオーガを逆に味方につけることに成功して、カルネ村は不思議な共存関係を作っていた。
 そんな村の新しい村長としてエンリが選ばれる。
 ンフィーレアの説明はしっくりきましたな。確かに、ゴブリンたちはエンリ至上であり、最終的にエンリが無事であればそれでいいのだ。だから、エンリが村長となれば最後まで残ってくれるってとこ。

 ああ、書き忘れていましたがこのカルネ村にはあのブリタ、アインズ様からポーションを巻き上げた冒険者が移住してきていました。
 だから村の戦力はゴブリンたちとオーガ、ンフィーレアとリイジー、ブリタと自警団と言ったところです。

 そんな村に攻め込んできたモンスター軍団との戦闘はンフィーレアの決死の告白でもあり、なかなか楽しかったです。アインズ様からカルネ村のことを頼まれていたプレアデスのルプスレギナが参戦して助かりますが、ルプスさんその武器格好いいっす!

 最後はアインズ様のナザリックに招待されてンフィーレアが作成した新しいポーションのお祝い。
 エンリの妹のネムがナザリックを見て、「アインズ様すごい、お仲間たちもすごい」なんて言ったものだから超上機嫌w うん、ナザリックに突っ込むときはアインズ様のお仲間超すごいって言うようにしような。

 エンリとンフィーレアは無事に恋人になったようで、私もネムがアインズ様の保護対象になったようで本当によかったと思う。
 次の話なんだが、アインズ様がルプスレギナに「ンフィーレア、エンリ、リイジーは守れ」と言うんですが、「一人追加だ」ということは完璧にネムでしょう。仲間を褒めたからな、アインズ様ちょろいw

 次はナザリックの休日とアインズ様の魔物退治。
 突如休日を貰ったアルベドたち女性守護者の休みの過ごし方は、正直ないわーと思ってしまう性癖とかが暴露されるのでもう本当に俺の癒しはアウラしかいないんだな、とw

 男性陣の方はアインズ様からの回覧で男だけで風呂に入ろうぜとマーレが嬉しそうに丸をつけるところに癒される。後でアインズ様の前で泣いちゃったりしますが、マーレは本当に可愛いなー。アインズ様が後々にアウラとマーレの結婚のことを想像します。どっちも嫁になんかやらない、絶対だ!

 アルベドご乱心などがありますが、アインズ様がモモンとしてエ・ランテルに向かうとエンリが足止めを喰らっていた。
 それを助けた後でモモンが冒険者組合から依頼の内容を聞くと、冒険者組合は依頼自体引受対象外となっていましたが、内容を聞き出すことに成功する。

 すると、問題になるのはルプスレギナから報告が上がっていなかったことでアインズ様が聞き出すとルプスレギナはカルネ村の価値を理解していなかった。
 ここでのアインズ様は必見ですw 困った時のデミウルゴスもいなくて、アルベドも謹慎中でアインズ様が必死こいてそれっぽいことを言い繕うのは楽しいww

 アインズ様はその後アウラと魔物退治に向かいますが、この「アウラが好きだぞ」発言は後々どこかで意味を成すんかな? 小説読み返しているとデミウルゴスとラナーが接点があるっぽかったりして、なかなかさらっとスルーできないんだよねオーバーロードは。

 さくっと巨人の方は倒して蛇は従えてしまうのですが、ルプスレギナへの試験として蛇の部下のトロールらに村を襲わせたのがモンスターの襲撃の真相でした。
 アインズ様酷いが、そのおかげでエンリが成長したのでよしとしよう。まぁ、エンリにコマンダーとジェネラルがついてしまったのはいいことなのだろうか?

 最後は男同士で風呂に入ろうの巻で、風呂の前で女性陣に出会ってしまう。デミウルゴスが目を開くとかどうしようかと思ったが、女性陣は風呂の入り方どうにかしろw
 おいもう、本当にアウラとマーレにしか好きじゃなくなっちゃうからな!

 今回も楽しかったですが、エンリ達の話は特に面白かったですね。エンリ族長はゴブリンを片手で捻るww エンリがこの後大変でしょうが、僕は楽しいのでよしとします。

 では、今回のお気に入りへ。
 今回はルプスレギナがエンリに村長になることについて語るシーンにしようかと思っていたのですが、ギャグがいいんでアルベドさんのシーンにします。
 アインズ様に「(みんなを)愛している」と言われて暴走してしまったアルベドさんがアインズ様を公衆の面前つーか玉座の間で押し倒したところを。


「な、何をやってるんだ、お前!」
 余裕のないアインズの問いかけを無視し、アルベドはドレスの胸元に両手をあてる。そして「ふん」と言いながら下に動かそうとするが、服はびくともしない。
「魔法の服は面倒です。装備破壊技、もしくは普通に脱がないといけないですから」


 やめてー、普通に脱いで!
 いや、女から行くのはどうかとかは言わないよ。全然行ってくれて構わないよ。けどな、もうこれ以上女性への理想を壊さないでくれよぅ!
 私の中でガツガツとアルベドさんへの警戒心が上昇中ですw




オーバーロード8 二人の指導者
丸山くがね(著),so-bin (イラスト)
エンターブレイン (2014/12/26)
posted by SuZuhara at 22:58| 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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