「……簡単だ。失われた知識の再現をお願いしたい」
ご無沙汰してました。元気ですか?って聞くのはやめてくれ。ちょっとかなり忙しかっただけだよ。
ま、これから12月にかけてもっと忙しくなるのでそろそろ遊ぶのは今やっているので終わりにしましょうかそうしましょう。実質三週目な二週目P5が終わりましたが、特に目新しい発見はなかったな。とりあえず、真が出るドラマCDをください。ヨハンナフィギュアください。
今日の私はたまっていた詫び石で回したFGOガチャでまさかの金アサシンカード。え、クレオパトラ? い、いいや、どどどうせカーミラだろと覚悟したところでまさかのジャックちゃん召喚でひゃっはーしているのでテンション高めで行くぜ!
■あらすじ
ドワーフと面識があるリザードマン・ゼンベルを案内役にアインズはアウラとシャルティアと共にドワーフの国に向かう。
道中で出会ったドワーフ・ゴルドよりルーン工匠について聞いたアインズはクアゴアに侵攻されつつあるドワーフの国を救い、技術を手に入れることを決める。
今回はシャルティアの試験も兼ねているためアウラと共に二人にクアゴアの制圧に任せつつ、アインズはドワーフの王都に住み着いたドラゴンに挑む。
■感想
映画かするらしいオーバーロード最新刊。
え、マジでwとテンション上がりましたが、総集編のようなのであまり興味は湧いていなかったり。新作が見たいです、新作が。あ、でもクルシュは勘弁な!
前回が裏工作の回だったので今回はアインズ様の冒険ターン。私個人としてはアルベドやデミウルゴスの暗躍が好きなので歯痒いですが、相変わらずのアインズ様の行き当たりばったりオーケー感は素晴らしいぜ。
そういやザリュースの子どもが生まれたらしいよ。クルシュの子どもだよ、という一方を聞き、リザードマンの住処に訪れるアインズ様。いや、ドワーフの件でザリュースに会いに来たのが正しいけれど、ここでのザリュースとの移住の話は興味深い。後々、アインズ様がザリュースを尊重することがレアなリザードマン=クルシュとの子の父親として大切と見ているという表記がされるが、ここ読み違えてザリュースは浮気してるのか。クルシュにバレたら怖かろうにと思っていたことは内緒。
どうもクルシュが係ると私の目は狂うな。そんなに嫌いなのか。
帝国が属国とか言い出したけど考えたくないから留守にしよう、とドワーフの国に向かうことにしたアインズ様。アインズ様からの伝言が来てすぐに来ちゃうアウラは可愛いな、と思いながら今回はシャルティアも連れて行くことに。
血の狂乱があるからと使わないのではなく、いろいろと経験を積ませようというものだった。
道中で衰退しつつあるルーン技術に執着するドワーフ・ゴルドと出会い、国の現状とルーンについて、クアゴアという敵対種族について知ったアインズ様はルーン技術から肩入れするのはドワーフと決める。
クアゴアに攻め込まれているドワーフを助けて懐に入ったアインズ様はドワーフのトップ・評議会の連中とザリュース用の武具の作成とこれから国交についての話をまとめる。
そして、裏ではゴルドに頼んでルーン工匠を集めると自分の持つルーンの刻まれた武器を使い、ルーン工匠たちの心を掴んでしまう。ゴルドを味方につけているからな、この辺は全く心配せずに読めました。
国交の条件に王都奪還を依頼されたアインズ様はゴルドを案内役に、クアゴアとバックにつくドラゴン討伐に向かう。もう、この世界のドラゴンが頭悪くて嫌になるぜ。
クアゴアの王はドラゴンに媚びを売りつつもいずれ反逆を狙っており、いきなり攻めてきたアインズ様のデスナイトの存在からドラゴンとぶつけようとしていた。
ドラゴンの王の子どもの中でも本が好き=知識を重視するヘジンマールがアインズ様の前に立ちますが、速攻で降伏。ドラゴンとか珍しいから殺して素材剥ごうと思っていたアインズ様だったので一命を取りとめ、父に反逆することに。
父は頭良くないので速攻で殺され、最強のドラゴンが殺されたことに他のドラゴンも降伏。こうしてアインズ様とゴルドはドワーフの王都、奪われていた宝の奪還に成功する。
ざくっと書くとドラゴンが可哀想だが、もっと可哀想なのはクアゴアである。
アインズ様は絶対者で時に容赦はないけれども、基本的に慈悲がある。けれども、アウラとシャルティアにその辺は皆無だった。
世界級アイテムでクアゴアの全ての民を捉えた二人は降伏勧告をする。クアゴアの王もそれを受け入れることは構わなかった。次はアインズの下で牙を研ぐだけだからだ。
けれどもどれだけ強いか分からないのでは、と前置きしたら最後、なら数を減らして支配しろと言われてるから残り一万引きになるまで殺し合え。そしたら支配下に入れてやる、という交渉の聞かない状態になってしまう。
クアゴアの戦士たちが突貫しては血飛沫が舞う光景に王は現実を受け入れ、一万匹まで数を減らすしかなかった。
何もかも上手くいったかのような今回の遠征ですが、ここれネックになるのは、この世界のアダマンダイトとか弱いからこっちの使ってよ、と差し出したインゴットを盗んで鍛冶職人が逃走したことだ。
アインズ様にとっては大したことないけれども、ここに来てこの展開は嫌な予感しかしない。
これからどうなるのか。なんかエピローグでアインズ様死んじゃったらしいけど、次回はヤルダバオトが出るらしいから蒼薔薇の面々も出るのかな。楽しみだなー。
では、今回のお気に入りへ。
なんてことないシーンなんだけど、アインズ様がドワーフたちにザリュースの防具制作を頼むシーンを。
後で息をのむ音がした。
「そうだ。ゼンベル」アインズは肩越しに振り返り、息をのんだリザードマンに話かける。「ザリュースに贈ろうと思っている。出産祝いという奴だな」
ここに至るまでゼンベルはアインズ様を信頼しているとは言い難かった。自分たちの支配者であることは理解しているが、ドワーフを問答無用で滅ぼそうとするなら反抗に意志を見せていたくらいだ。
けれども、ここで完全に掴んだよな。アインズ様交渉はきちんとするし。これから魔導国がどうなっていくのか、本当に楽しみだー。
オーバーロード11 山小人の工匠
丸山 くがね (著),so-bin (イラスト)
KADOKAWA (2016/9/30)