2018年01月21日

UNDERTALE



 誰も死ななくていいやさしいRPG


 正月から私としては真面目にFGOしていましたが、あとから始めた友人に「もっと真剣にやってくださいよ!」と怒られる始末。いや、邪ンヌ出たから育てるのに精一杯だったというか……。
 モンハンも勧められていたりしますが、この調子でいろいろ手を出すと中途半端で終わる気がするのである。今は文字が読みたいのである。


■感想
 今回は以前にDLしたゲーム『UNDERTALE』のパッケージ版、コレクターズエディションを買ったよという報告だけなのでゲームの内容については割愛。以前のに遡ってくれ。

DSC_1791.JPG
 コレクターズエディション、どーん。ちなみにPC版を購入。

DSC_1792.JPG
 中身はオルゴールとPCソフト、サントラ。イヌみくじは見事に犬凶だけれども内容は犬好きとしては最高だったので良し。あとは特典のシール2枚でした。イラストカードと缶バッチもついてくると噂で聞いていたのですが、僕にはないというね。ウザい犬欲しかったのだが……。

 実はサントラもDLしてたんだけど、予約開始日に予約していました。そして、PC版予約者の一部の発送が遅れているというメールで発売日には届かないというリアルバッドラックが発生したりした。……ま、その日に邪ンヌ来たからいいけどね! ちょっと本気でへこんでたよ!

 私が買ったのはPC版ですが、PS4/PSVも同様にパッケージ版があります。購入できるのはFangamer Japanだけなので注意。
 オルゴールロケットが覗く外箱は持ち手がついていてスライドして取り出す式です。目玉であろうオルゴールロケットは裏のゼンマイを回すと『Memory』のワンフレーズを奏でてくれます。けれども、ロケットとしてはでかいのでファンアイテムですな。

 PCソフトの中にストーリーブックがついていますが、OP部分だけだったのでもうちょい欲しかった。てか、Fangamerさんは日本版アートブック販売してください頼みます!
 個人的に一番嬉しかったのはサントラですね。DLで買っていましたが、それにプラスで4曲入っているとか神か。disc2の『別れ』が好きすぎるのだが、37曲表記しておきながらさりげなく38曲目があるとかいいよね。
 ブックレットとしてスコアがついていてToby Foxの解説付きとのことだったが、曲の説明と言うよりも演奏する側としての言葉でなんだか新鮮でした。

 肝心のゲームの方はまだインストールすらできていませんが、サントラ聞きつつアンテの世界に浸ろうと思います。私的に同じゲームをバージョン違いだからと何度も買うことは好きじゃないのですが、アンテは別格で好きなので早くアートブック頼みます。言い値で買いますから!

 さて、今回はちと頑張って写真UPなどしてみましたが、このブログだと違和感がハンパないなw
 基本文字だらけで行きますが、気が向いたらまたやろうと思います。



「UNDERTALE」 PS4 / PS Vita / PC コレクターズエディション
2018/1/11



posted by SuZuhara at 20:40| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

スチームプリズン -七つの美徳-



「さあ、どうしてだろうね? 君も僕も駒に過ぎないからさ」


 くそぅ、映画行こうと思ったのにやっぱり無理っぽいや。こうなら大人しく家で引きこもりライフと行くしかないですな。
 しかし、今思うと体調が回復した頃にLotus juice兄貴のワンマンに行けたのは良かったな。奇跡的に前の方に行けたし、バンドでの『Touch That』が聴けたのとかギターの千鶴さんがCOOLすぎるとか楽しい一夜でした。
 ただ楽しいからこそ、英語が分からないということがとても歯痒く感じたりもする。辞書や機械翻訳とかを駆使すればだいたいは分かるけれども、細かいニュアンスまでは正しいか分からない。俺はこう受け取っているけれども、それでいいのかな、と何度も何度も自問してしまうのはきっと一生終わらないんでしょうね。 
 

■あらすじ
 過去、大洪水から逃れるために人類は天井に楽園・上界を作った。そして、上界に逃げた人間と大洪水で全てが流された地上に住む人間と分けられることになる。
 キルスは上界で生まれた貴族であり、女性ながら強い正義感を持ち警察官として働いていた。しかし、深夜の自宅で突然何者かに襲われ、気がつくと両親が殺されていた。弁明の機会もなく楽園=上界から追放され、犯罪者の世界とされる下界へと落とされる。
 そこで自身が今まで信じて来た正しさの弱さを思い知らされながらも自身の正義を貫き、自分を陥れた犯人や世界の不条理に立ち向かうことになる。


■感想
 今年はやることが多いな乙女ゲーム。
 この作品を知ったのは、クラウドファンディングで資金集めしていたのがきっかけだったんじゃないかな。その時にざっとあらすじ読んで独自の世界観が気になってvitaに移植されたら買おうかなと考えていた。ちょうど風邪でダウンした時の発売したから暇つぶしに買ったんだが、誰か俺がハマれるゲームをくれ頼む。

 このゲームは非常に興味深かったです。
 がっつり恋愛を求めている人には物足りないでしょうが、主人公であろうともガツガツ死ぬ非情な展開は私好みである。バッドエンドひゃっはー!である。

 まず世界観についてざっくり説明すると、かつて地上で暮らしていた人類は来る大洪水から逃れるために上界を作った。イメージとしてはドラゴンボールのカリン塔。うん、カリン塔やないかコレ!と笑ったのは内緒。
 しかし、全人類を許容することはできないので髭られたのは僅かな人類だけで、多くは地上に残って災害に遭った。だから下界は人間の住むところではない、犯罪者が送られる汚い世界と支配者と支配される者の関係にあった。

 主人公・キルスは上界出身の貴族で警察官なのですが、こいつはたまげたことに乙女ゲーム主人公のクセにキャラが性質まくっている。恋愛感情には鈍感と言うか、上界の自由恋愛は罪という考え方からそういうのはてんで分からないが、ずかずか言うことは言うし、「承知した」と剣を振るう姿はまさに騎士様。
 強い正義感から融通が利きませんが、初めは女の子らしくなくどう感じていいか分からずともこういう奴なんだと受け入れられる。
 でも、一枚絵は可愛いのに立ち絵はいまいちなのはどういうことか。ルートによって服が変わるというのは基本的に主人公スキーとしてはたまらないものがある。受刑ルートのキャスケット姿可愛いなー!

 キルスたち警察官は二人一組で行動という原則があるんだけど、この理由も進めていくと分かるようになる。
 キルスは相棒・フィンとともに下級警察官から中級警察官に上がるの視察として一度下界に訪れる。ここで初め不思議だなーと思ったのは、上界は中世の騎士たちが暮らす生活でありながら下界へ降りるためのリフトが存在すること。エレベーターって言った方がいいかな、つまり機械だ。
 下界を管理する警察官、通称HOUNDSが支配する犯罪者の保護地区はなんと例えればいいのか、ホームレスと配給の関係にある。家は空いていれば住んでいいし、なければ路上生活。食事はハウンズからの配給があるが毒入りでハウンズの薬=解毒剤に依存していくようになるという支配者としてやりたい放題。
 どうでもいいことだが、前にキルスが助けた少年に下界での暮らし方を教わるのだが、この親子はどう足掻いても絶望なのがつらすぎる。

 初めは問答無用で下界行きなので、情報屋であるウルリクに雇い主を紹介してもらうか、保護地区へ生きることを決めるかでルート分岐。ハウンズについて知りたかったので保護地区に残り、ハウンズのリーダー・ザクセンに牢屋にぶち込まれる日々へ。……ここでな、脱いだ警官の服とか治療室にいる先客とか嫌な予感しかしなかったけど、その通りだったよ。

 ハウンズの副リーダー・イネスのルートはなぜか二人で家庭教師ごっこ、オムレツ教室と平和すぎてぽかーんだったが、良識人イネスが猟犬としてザクセンの指示の元で人殺しを許容するのはハウンズとなった人間が上界に戻る方法がザクセンの許可と上界の許可を得ることだったから。
 ハウンズの人間は元警察官であり、パートナーが犯罪者になった等で失った場合、連帯責任として落とされるのだという。イネスのパートナーは貴族のことを調べて不審死し、イネスは下界送りとなり、それを調べるためにも上界になんとしてでも行きたかったのだ。
 キルスは断髪の決意を見せ、イネスの部下として上界へついていくことに。そこ知るのは貴族の人身売買だけでなく、自分に罪を着せた犯人の存在。実行犯はキルスの元婚約者で、貴族の重鎮の父親の指示だったんだ。あと、警察官自体もグルなので相当腐っていやがるなのだった。
 上界は400年以上生きる聖人、ユネ・セキエイをシンボルとして回っているが、政治にノータッチだったユネ様が本腰を上げ上界の立て直し誓い、キルスとの決闘で負け自害したザクセンの代わりにイネスは下界へと戻ることを決める。リフトでイチャイチャするのはやめて、恋愛禁止だったけど発禁本で知識があるとか生々しいわw

 最後にハウンズ入りしたキルスとフィンが再会するのだが、ここで初めて下界のフィン、比較的マイルドな状態に出会ったからこの後がいろいろと衝撃的だったぜ……。ザクセンの洗礼で人殺しも死体の部位集めも出来ちゃう狂犬になってしまっているのだった。
 ま、この後すぐにバッドエンド回収で猟犬化したフィンに殺されるんだけどね!
 このルートはザクセンの非道さの理由とかイネスのザクセンへの信頼とか分かって楽しかった。

 じゃあ、次は保護地区から出てみようかー、とウルリクの依頼を受けて下水道から保護地区を出てみると、外に広がるのは保護地区ではない本当の下界で機械都市・リベラリタス。ここでは銃も流通しているから、上界は意図的に技術を排除された世界だったことが分かる。
 リベラリタスは下界の中の一つの地区に過ぎず、そこの代表であるエルトクリードがキルスの腕を買って護衛役として雇いたいという。
 ここでは下界での上界差別が分かりますが、隙あればキスしまくるので読んでて恥ずかしくなったわw ま、エルトの人柄とキルスの恋愛無知感と振り回されるウルリクの関係は楽しいことこの上ないのだが。

 エルトは個人的感情を全て殺さねばならないほどの重い立場に押しつぶされそうになりは自殺紛いの特攻を強いられるが、キルスが力技で解決していて笑うしかないw さすが俺の騎士様ww

 個人的にはウルリクルートの話の方が好きですね。ウルリクはエルトが贔屓にする情報屋ですが、ほぼ何でも屋状態。人嫌いで上界嫌いなのでキルスに初めキツくあたるが、彼のフェリエという家系がその原因の一端となっていた。
 ウルリクは上界を作ったアルセンクライムの末裔というヤツなのだけど、人付き合い下手同士が少しづつ距離を近づけていく様子をエルトと一緒に野次馬気分で見てるのは最高に楽しい。……ま、バッドではエルトとウルリクの関係が分かってると苦しくなるがな。てか、キルス並の頻度でウルリクも死ぬよねコレ。

 次は下界の闇医者アダージョに行って、ハウンズの医者であるグリッサードの人体蘇生実験の素材にされそうになりながら、聖人ユネには親殺しの罪を買われて殺せないユネ本人を殺せと命じられる。基本、どのルートでもフィンを無視したり、中途半端に優しくすると監禁されたり殺されるよ! 他のルートでも殺された恋人の横でどう見ても犯されるとかあるんだけどね。
 え、そういうの苦手じゃないのかって? 絵がなければ大抵のことは平気ですよ俺は。

 最後にフィンルートが解禁されたと思うんだけど、正直彼の狂犬具合を見て楽しみにしていたんだけど、ここではキルスの両親を殺したと供述して下界落ちするだけでハウンズ入りしてないのでザクセンの教育も受けていなので面白くないのだった。
 保護地区で暮らすフィンとパートナーを失いハウンズ入りしたキルスの保護地区脱走系ラブストーリーよりも、狂気に染まるフィンとの関係の方が興味あったんだがなー。

 そして最後の最後にグランドエンド。
 キルスが両親を殺害される前に剣を装備していて、未然に防げるというもの。その後、ユネからの依頼で上界と下界の代表で新たに議会を発足するから下界の代表連れてこいと言われて今までの恋愛対象を連れてくると、貴族の重鎮が反旗を翻していて警官たちとのバトルすることに。
 キルスの両親も死なず新しい世界が始まっていくというグランドエンドらしいエンドでした。アフターストーリーも含めるならもうちょっとハーレムっぽい方が楽しそうな気がしましたが、堅物キルスじゃ無理なんでしょうな。

 エンド後のアフターストーリーもキャラ紹介ページでバッド後の話とか、スチルシーンでの男目線とかあってなかなか充実していました。
 恋愛が物足りないだろうと前述しましたが、世界観が好きになった身としては恋愛に入るよりももっとがっつり世界の謎に迫って欲しかったりもした。なかなか難しいね。

 いやー、なかなか面白かったですね。
 正義の騎士様が不条理と銃の世界に落とされて世界を見つめ直すみたいな感じで。もうちょっと恋愛なり狂気方面なりに振りきれてくれたらいろんな意味で忘れられない作品になったでしょうが、世界観のしっかりした秀作という印象でした。
 あと私は好きだがキルスの好き嫌いは分かれそうだなー、と。だが、興味を持ったなら一度はやってみて損はないと思う。

 では、ここらで今回のお気に入りへ。
 ユネルートでフィンに会うかと聞かれて断ったら、夜道に襲撃されるというバッドエンドから。
 キルスは狂ったフィンに拉致されそうになっているところを上界人嫌いの下界人が暴行目的助けられるが、良心を刺激されて慌てて戻るとフィンともども撃たれてしまう。
 キルスが撃たれたことで相手を滅多刺しにするフィンだが、死ぬ間際のキルス元に戻ってきて言った言葉を。


「ああ……大変だ、こんなに血が出てる……どうしよう、止まらない……はは……。俺もほら、血……一緒ですね……ふふ……」


 この『一緒』には狂気しか感じないが、キルスの後を追って死ぬ→追いかけるのは慣れている→ずっと一緒と続くのはフィンの感情を思うときついものがあるな。
 自由恋愛禁止、それでも唯一自分を認めてくれた人を想わずにはいられない。この身は彼女のためにあるはずなのに、彼女は誰かのものになるなんて……最悪の状況に置かれて唯一の支えを失ったならもう狂った方が楽だもんなー。





スチームプリズン -七つの美徳-
dramaticcreate (2017/10/26)
posted by SuZuhara at 11:51| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月06日

UNDERTALE



 これは誰も死ななくていい優しいRPG。


 勇者をダメにするというスライムクッションがありましたが、私をダメにするのは確実に犬だと思う。パソコンの前に座っていると、ベッドの上に乗って腹を撫でろとばかりにこっちを見てくる。そんなことされたら、行くしかないじゃないですかーっ!
 そんな感じでほとんど一緒に寝てしまうのですが、やることはちゃんとやっている。ゲームはな!
 

■あらすじ
 魔物たちが住む地下世界へと落ちた人間が元の世界へと戻るために歩き出し、そこに住むへんてこな魔物たちに触れていく。途中で出会った魔物たちを倒すも逃がすも自由であり、ボスと友達になることもできるRPG。


■感想
 あらすじは最後まで簡潔に書くべきだと言われますが、こんな最高に面白いRPGは是非とも予備知識なしでやったほうがいい。今回私は3ルートクリアした段階で書くけれども、もちっと掘り下げるために周回する予定です。まだ深い考察とかはしていないので解釈違いがあったら申し訳ない。
 あと感想はネタバレありで書くのでこれからプレイする予定の方はバック。

 気がつくと地下に落ちていた主人公は、可愛い黄色いお花・フラウィに出会ってこの世界での生き方を教えてくれる。ボクの愛を受け取って!と言われたので落とさないようにするゲームかと思った瞬間、愛に触れたらダメージ。
 謀ったのかコノヤロウっ!と思う前に、残忍な顔をしてくれるフラウィ。すぐにトリエルさんが助けてくれるが、俺は一番初めに抱いた感情に従う性質だ。覚えてろよフラウィ。

 死ななくていいRPGなのでなるべく逃がす方向で進むように心がけるが、トリエルの攻略法が分からず面倒になってうっかりkill。……この決断を後悔することになるとは思いもしなかったんだよ。

 トリエルを殺したことに取り返しのつかないことをした感があったが、そのまま進む。愉快な骸骨兄弟サンズとパピルスには笑わせてもらったぜ。
 シューティングというか、ひたすら避けるゲームなのだが、パピルス攻略のジャンプものは苦手だった。左右やめて左右と何度もリトライしてアイテムなくなりましたが、これ避けきれなくても回数トライでクリアできるらしい。おい、後半のアイテム不足泣きそうだったよ!

 次のアンダインはモンスターの子どもがいいキャラでしたね、すっげーズレてるのに大切なことは分かっているのが。傘を差さない理由が手がないからというのは笑ってしまったぜ。
 アンダインは比較的簡単でしたが、2週目で友達になるとぶっとんでいて笑った。さすがパピルスとトモダチなだけあるー。

 1週目は助けただけでラボに進み、そのまま王の元へ。
 助けてくれたアルフィーのことも分からないまま王と戦う。あれ、この王様が言ってるいなくなった王妃ってトリエルのことじゃねぇの、と気づく。そしてサンズが味方をしてくれる約束となったおばさんも、どう見てもトリエルだと……。
 うわー、俺あの人だけ殺してるよぅ! 後悔してもどうしようもない。でも、レベルが僅かでも上がってなければラスボスには勝てなかった。

 王妃殺しちゃったから王は見逃そうとしたらやって来るフラウィ。いいとこどりして神となったフラウィ戦はひーひー言いながらやりましたが、途中記録されるのでトライ&エラー精神で行けば乗り切れる。
 しかし、迎えたEDは不穏なものだった。
 無事に地上には帰れたけれども、サンズの手紙から新たな王となったアンダインが人間の魂集めて地上に行ったら真っ先にお前殺すってよとパピルスが教えてくれるんだ。そして、サンズもおばさんが返事をしてくれないと……。

 フラウィから次は誰も殺さずEDを迎えろと言われる。
 トリエルを救えばいいだけだから簡単かと思ったが、レベル上がらないからHPが低い。無敵時間延長装備と回復でごり押しするっきゃない。
 パピルスだけでなくアンダインやアルフィーと友達になることでこの世界の真相が分かってくる。特にラボの奥に入っていくと、どんな研究がされていたか分かってくる。

 人間の魂は取り出せる。しかし、魔物の魂はすぐに地理となってしまう。取り出して他の器に入れられたら……?
 うわ、アルフィーコノヤロウ!と思いましたが、ここちょっと矛盾がある。この後、トリエルとアルフィーが出会いますが、初対面みたいなんだ。けれども、研究レポートには王妃が出ていったことが書かれている。そして、フラウィのことも。

 以前にも落ちた人間がいて、王の子ども・アズリエルがその人間を拾い、兄弟のように暮らした。しかし、人間は死んだ。アズリエルは人間の身体を地上に連れて行ったが、魔物を恐れた人間にボコられる。地下に戻った時にはこと切れて、その悲劇から王は地上に出るために人間の魂を集めるって宣言したんだけど、この優しい王はそんなことはしたくなかった。
 だから、王の元に友達になったみんなが集まった時、それで終わるはずだった。

 ここでやって来るフラウィ!
 パピルスがフラウィらしき存在を知ってたから嫌な予感はしたんだ。実際はフラウィにはアズリエルの魂が入っているんだけどね。
 みんなの魂を取り込んだ後、アズリエルがなぜこんなことをしたか教えてくれる。セーブ&ロードができるから何度でも主人公を殺してこの場に引き留めるためだった。

 ここで死んだとされる人間が自分かと思ったが、アズリエルがそう思っていただけで主人公の本来の名前は違う。仲間に訴えて打ち勝った主人公と魔物たちは地上へと出て暮らすことに。EDの魔物たちの後日談最高でした!

 最後はフラウィの記憶を消して再プレイ。目指すは最強である。僕の愛を受け取って、を避けまくるの最高に楽しいw
 ステージの全魔物を殺して回るとトリエルを殺した時に、この子ヤバい子だと気づかれる。けれどもフラウィは大喜び。最強になる方法と全員殺せ作戦が始まりますが、サンズが気づいててヤバい。パピルスも無視するから友達認定してくれないが、殺すので関係ないという勢いで進む。

 ただ、モンスターの子どもに対する仕打ちだけはきつかった。言っただろ、私は最初に抱いた感情を重視するって。
 覚醒アンダイン強すぎて泣きそうですが、無敵時間で乗り切る。殺られる前に殺るのである。

 みんな殺して最後にサンズが立ち塞がった時、君はヒーローだったんだなぁ、と感動する。強すぎ、けれども俺を舐めるな。トライ&エラーだけはな、得意なんだよ。何度もやって暗記して最弱の敵に挑む。こうげきをつづけろ。
 サンズが諦めたとしても関係ねぇんだよ。なにもかもリセットされたとしても、だ。俺はEDが見たいんだ。

 強くなるとだんだんフラウィがこちらを窺うようになる。
 そして最後には王をkillして言うんだ。協力するから、殺さないで、って。
 うん、最高にいい気分だった。何度も言ったじゃないか、俺は最初に抱いた感情を重視するって。お前がこの体になにを抱いていようとも関係ない。この瞬間のためだけにこのルートに来たようなものなんだからな。
 全部殺した後は、主人公が話しかけてきてくる。そしてこの魂はやっぱり親友のものだったんだな。
 ああ、了解だ。次に進もう。もう戻れないんだからな。
 ま、受け入れない選択肢の展開超好みだがな!

 うん、実に面白かった。
 サンズがどうして記憶を持っているとか、前述した報告書のこととかいろいろ気になるからもうちょっとやるけど、最高に面白かった。
 誰も死ななくていいという優しい世界を綺麗事だと言い切ることはできるけれども、それを壊すこともできる自由さは楽しい。正しさを貫くことも落ちることも自由であってほしいんだ。
 
 このゲームはMOTHERと東方にインスピレーションを受けた作品らしいですが、東方は分からないが、MOTHER感はすごく分かる。ゆきだるま好きだなー、Gルートでの彼の結末とか特に。
 実に楽しい作品すぎて何もかも好きすぎてサントラ購入したね。俺、犬のポロシャツ欲しいもん。是非日本でもグッズ販売してほしい。非公式パッチの日本語訳の方が格好いいと教えてもらったので機会があればやろうと思います。

 では、ここで今回のお気に入りへ。
 ネタバレ箇所は省くとすると大分絞られるのですが、G――虐殺ルートでサンズと初めて会った時に言われた言葉が印象的だったのでそれを。


「このままニンゲンのフリしててもらえるとたすかるぜ」


 だんだん顔が笑っていない、凄惨な笑みを浮かべているようになる主人公の根っこを見抜いて言った台詞です。
 パピルスのノリに乗らずパズルをスルーした後で、パズルを調べたりすると主人公の良心を信じてくれたりして、パピルスを殺されても最後に立ち塞がっても信じてくれていたサンズとかズルすぎる。
 けれども、関係なんかない。ここじゃない場所で親友と呼んでくれたお前も何度死に続けても殺したい敵でしかないからな。





UNDERTALE
2017/8/16日本語版配信開始
posted by SuZuhara at 16:21| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月30日

喧嘩番長 乙女〜完全無欠のマイハニー〜



 もう一度、拳で愛を語り合おう。


 悲報、俺ドラクエ11で酔う。
 ……ちょっ、大神さんの悪夢再来じゃねぇか! カメラの設定とか直したけれども結局酔うのでまた1年コースのようです。おかげで廃人化しなくてすみそうだよこんちくしょうっ!
 今はFGO二周年の闇鍋ガチャに課金して翁を狙うか考え中です。え、ホームズ? 爆死したに決まってるだろうが……予定調和だよ。


■あらすじ
 児童養護施設で育った中山ひなこは、高校入学時に突如再会した双子の兄・鬼ヶ島ひかるとしてヤンキー校・獅子吼学園に入学し学園を制覇するトップとなることを強いられる。
 そして、トップとなるための一年を過ごした後のアフターストーリーとひょんなことからセパタクロー部の助っ人となることになったひかるたち獅子吼の生徒はセパタクローが分からないまま夏合宿を行うことになる。


■感想
 あらすじは、本当に難しい。
 ドラクエが届く魔での間やろうと思ったら、ドラクエが来たのが18時だったのでもうとっくに終わってたというね。前回も楽しかったのですが、今回はFDとは言え続き物だし、ちょいと辛辣なことも言うよ。

 今回は大きく分けて、前作ED後のアフターストーリーとひかるたちが一年で全員で夏合宿に行く話。アフターストーリーはそれなりの長さがあってびっくりした。偏見かもしれないけど、乙女ゲームのFDって短い印象があったので。

 アフターストーリーの方をプレイした感想は、冴えカノで加藤が言っていた「転」って厄介だなというのが一番でした。
 簡単に言って、イチャイチャする→転発生→擦れ違い→元通りという展開なのでちょっと飽きる。それになぜか、今回ロードが長く音楽ぶつ切りで変わるのでぐぬぬって感じだったが、それ以上にモブの立ち絵使い回しが多すぎてだんだんよく分からなくなってくる。
 あれ前回敵だったヤクザが鬼ヶ島組にいるよ、セパタクロー部の部長は一年トップも兼任するよ、先輩も一年を兼任しちゃうよ、と。せめて色を変えてくれないか。
 二年の先輩が三人だけはなんで名前も立ち絵も個別にあるちょい役なのか。もうちょっとどうにか頑張ってほしいものだ。

 アフターストーリーはやっぱり鳳凰さんが一番面白かったですな。鳳凰さんって言うか、鬼ヶ島組が。
 いけ好かない若にげんなりしていた組員の前に現れたひなこという甲斐甲斐しい女子高生。そして、敬愛していた鳳凰の嫁となった女子高生。
 組員としてはひなこがいるだけでひゃっほう状態だが、それはいないモノと自分に必死に言い聞かせていた娘が生きていて一緒に暮らせることになって浮かれる親父。こんなに濃いメンバーなのに変わらぬ存在感を放つ坂口は流石だ。ひかるもいるから、この家族本当に好きだな。

 新婚旅行的に二人で旅行に行こうとしたら家族旅行になったり、ひかるが男として暮らすことでどんどん元気がなくなったりしていきますが、一番の問題は社会人となった鳳凰が周りにひなこと結婚したことを隠していること。
 そのことに悩んでひなこがブラジル格闘技修行とか傭兵になろうとしたり、「実家に帰らせていただきます!」「ひなこは頭よくねぇのか」「いろいろ残念なんだよ!」だったり、面白かったなーw

 最終的には浦島組を殲滅するために鳳凰さんが奔走していて、そしてひなこと結婚したことがバレて狙われないように結婚のことを伏せていたという擦れ違いだったんだけど、そうとは知らずに入れ替わっていたことを告げずに獅子吼メンバーと再会した時は嬉しかったな。
 ま、ひなこがひなこだと分かった吉良先輩がひなこに触った時の鳳凰さんは怖かったが。
 そして、獅子吼生徒全員の前でトップ鬼ヶ島ひかるがひなこであると明かすシーンは良かった。ああ、こんな馬鹿な奴らが好きだからこのゲーム好きだったんだなって思えたくらい。「ひかるくんが女の子だって関係ねぇ。俺らはダチだ!」「もう一つ話がある」「もうなに言われたって驚かねぇよ」「ひなこは俺の嫁だ」「「「ええええええーっ!」」」な展開が面白くないわけがないわな。

 次に面白かったのは斗々丸ですね。唯一、みんなにひなこが女バレしているルートなのですが、馴れ馴れしいモブヤンキーたちがいい味している。
 鳳凰ルートでも思ったが、ひなこの女子高での友達、アンズとモモものレベルが異様に高いんだよ。この辺のキャラって声優さんが棒だったりすることがあるけど、この二人はそんなことなくて立ち絵がないことが本当に悔やまれる。
 どのルートでもカノジョになると男は誰にも触らせない、喧嘩もさせない俺が守る状態になりますが、このルートで背中を合わせて戦うシーンは良かった。
 斗々丸の彼女としてひなこが人質に取られるシーンがあるんだけど全員爆笑。永久欠番とされているトップがそこにいるんだから。

 あと面白かったのは未良子先輩かな。
 二人でデートしているところを写真に撮られて絶体絶命なアイドルヤンキーを救うためひなこが取った行動は――ひかると一緒にツインズアイドルとして一夜限りのデビューをすること。二人とも女の格好をして先輩に演技指導してもらっていたという展開なのだが、「男とか女とかどうでもよくない?」というその時に言った台詞をひかるの前で言うモブヤンキーたち。本当にお前ら楽しいなw そんなこと言ったらボコられるに決まってるのにww
 あと、ファンの女の子たちの演技すげー。

 あとの金春と吉良先輩は面倒だなと思ってしまった。一緒にいるとキスしたくなっちゃうから試合終わるまで離れるとか、俺が守るから女に戻ってくれとか。
 そもそも自分の彼女が最強だったら守りたいとは思わないだろ。だって、こっちが戦うより強いし、強さも含めて好きになったんだろう、と。だから吉良先輩のこじらせ加減は疲れてしまったな……。

 楽しみにしていた夏合宿はワイワイ加減はあっても短い。
 セパタクローという競技を初めて知ったが、格闘技とか結構コアなの入ってて笑う。
 ひかると坂口さんと家族なEDもあって良かった良かった。

 こうやって振り返ると、私はモブヤンキーたちと鬼ヶ島組が好きだったんですな。坂口のフルスロットル加減は見てて安心するし、ひかるが入れ替わったままでも男に戻ったままでも毒舌で切り開いていく感じはこれが好きだったんだなとしみじみ思う。吉良がひなこの意志を尊重しないと例え彼氏でもばっさり行くからな。
 流石にもう続かないと思いますが、存分に楽しませていただきました。続くなら是非とももっと戦ってほしいぜ。

 では、ここいらで今回のお気に入りへ。
 今回は鳳凰ルートでひなこと入れ替わろうとするひかるとそれを止める鳳凰との会話から。


「はぁ!? 獅子吼を制覇した人間がどんな危険な目に遭うっていうのさ! ボクの方が危ないよ!」
「バカヤロウ! ひなこが女とバレて見ろ! ヤロウどもがみんな惚れるだろうが!」
「ホント死んで! 何、ボク相手にノロケてんの!? 死んじゃええぇえ!」


 その気持ち、超分かるwww
 しかし、話は変わるがvitaのメニュー画面でこのゲーム「喧嘩番長乙女 MHP」って表記されるんだが、普通に「モンハンポータブル」って読んだ自分の脳はどうかしていると思う。






喧嘩番長 乙女〜完全無欠のマイハニー〜
スパイク・チュンソフト (2017/7/27)
posted by SuZuhara at 23:09| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月24日

フラれ回避



「ねぇねぇ、俺くん。なにこれ?」


 やっべー、この時期から暑くて死んでいる。
 朝は犬の散歩して昼は暑いから寝て、夜は夜だから寝る。なんてこった……っ。
 ゲームしたいゲームしたいと言い続けて何個かアプリゲーをしたのですが、やっぱり共闘系のゲームが苦手ですね。強い人に助けてもらうよりも僕はちまちまレベルを上げてクリアしたいんだ。
 オンライン要素のないRPGをしたいんだけど、なんかないかなー。


■あらすじ
 カノジョと過ごす日々で遭遇してしまう修羅場。
 なんとかカノジョに浮気がばれないように、もう一人の彼女・カノジョ2にもバレないように、そして彼女の女友達・カノ友との関係もバレないように言い訳を駆使して乗り切る修羅場ゲー。


■感想

 ――ああ、めちゃくちゃ楽しかった。

 大好きな三角関係シリーズの新作があると知って嬉々としてやりましたが、こいつは正当進化ではないか!
 前作までの難点は周回しにくいというところだったと思うのだが、今回はステージで区切ることでテンポよく楽しめました。音楽もいいね、カーンってボクシングの試合かのように言い訳戦が楽しすぎた。
 けれども最後のシークレット行くのはきつかったぜー。

 僕らの最低クズ主人公・俺くんにもついにイラストがついたぞ!
 カノジョとイッチャイチャしていると浮気の証拠、1話では歯ブラシ二つとかが見つかってやってくる修羅場。
 俺、言い訳得意だよ! 中学時代の将来の夢は詐欺師だったからな。あれ、最高に格好いいと思っていた厨二時代。俺の嘘つきな部分が火を――はい、速攻で論破されました。

 俺くんが馬鹿っていうこともあるけれども、カノジョの力技な言い訳戦は楽しい。基本、カノジョが言うことは正論なんですが、結構傍若無人で手も足も早くて歴代のカノジョたちの中で一番好きですね。
 てか、この子好きだ。ホットパンツにはなにも思うところはなかったが、今はめちゃくちゃ可愛いと思ってるもん!

 カノジョがね、ものすっごいハイスペックなんですよ。イケメンに目を奪われる自分を棚に上げて他の子を見る俺くんを責めたり、飛び蹴りしたりバッドフルスウィングしたり、残像で躱したり……なんだこれ、最高じゃないか。
 だが、俺くんは他の子も好き。カノジョ2はいまいち印象がありませんが、あのカノジョの執着をかいくぐってカノ友と付き合えるところはすげー。

 さらにすごいと思うのは膨大なバッドエンドが伏線的につながっているところだな。
 メシマズでカノジョの料理を食べれなくて俺くんがハゲになるまで食べて続けるバッドエンドがありましたが、シャンプーで俺くんの薄毛が発覚したり。浮気を隠すのに協力してくれるカノ友が俺くん以上のゲスだったり、俺くんがちょっと男の話をすると現れるヒデキエンドの多さも。
 てか、ヒデキエンドがまんざらでもないのはなぜだカノジョよ。

 俺くんの馬鹿な言い訳をばっさり切るカノジョに笑いつつも二人の最後は嬉しすぎましたね。
 でもね、最終ステージがエンド回収率90以上って厳しいわ! 200近くあるじゃんこのエンド!

 ま、見ましたがね。最後、俺くんとカノジョの結婚式だぜ? なんとしてでも見るわ。
 最後の最後まで面白いゲームでした。エンド後の女教師風カノジョがしてくれる解説も楽しいので私にしては珍しくコンプまでいったほどです。

 いやー、楽しかった。
 このシリーズ、本当に好きだなー。

 では、ここで今回のお気に入りへ。
 このゲームは会話のテンポあってこその面白さだと思うので、ちょっとグッときたエンド解説から。
 浮気現場に乗り込んできたカノジョだが、俺くんの言い訳にほだされて許してしまう。そんな言い訳のプロエンドでの解説から最後の一文を。


「…今まで酷いこと沢山言ってごめんね? 大好きよ♡」


 もう散々酷いこと言われまくったし、私自身はそういう言葉に傷ついたりしないのですが、最後にちょっと優しくされるとコロッといってしまうからちょろいぜ俺。
 しかし、私は今まで浮気ができる人が理解できなかったのだが、だって複数の人を恋人=大切な人として気にかける労力を割くという重労働だぜ? 面倒すぎる。
 だが、カノジョの楽しい反応を思うと本命のいろんな反応を見たいがために浮気するにかもしれないと思ったな。
 うん、つまりなにが言いたいかって言うと――僕はカノジョがかなり好きだということだ。
 





フラれ回避
フラれ回避

無料
posted with アプリーチ



posted by SuZuhara at 22:43| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする