2010年09月28日

STEINS;GATE ドラマCD α「哀心迷図のバベル」ダイバージェンス0.571046%



 「それは、伝えちゃいけない言葉だから」


 あらすじ
 本編Chapter10「因果律のメルト」より、牧瀬紅莉栖視点でおくるα世界線最後の物語。最後の瞬間を前に彼女が向かい合うことになったのは、己の存在意義と父親との確執。そして、過去の伝えられなかった想いを受け取った時、彼女も伝えられなかった想いのために走る。


 感想
 くぅ、本編のネタバレを阻止するようにあらすじを書こうとすると死ぬな。たったこんだけなのに、書くのにずいぶん時間がかかってしまったぜ。
 感想は本編のネタバレ回避は難しいので、避けように頑張る程度で許していただきたい。

 こいつぁやばい、まさかドラマCDで泣くことになるとは思わなかった。
 物語の始まりはChapter10「因果律のメルト」でオカリンから事情を聞かされたところから。まゆりを助けることのできるβ世界線では自分が生きていられないことを知り、オカリンの前では吹っ切れていたように見せていた彼女だが、そんなことはなかった。まゆりに声をかけて気づいてもらえなかっただけで、あの紅莉栖が折れてしまうところは辛かった。いや、元々は打たれ弱いことは知っているが、だからこそ辛かった。抱きしめてやってよ、オカリンーっ!

 まゆりに連れられやってきたメイクイーンで紅莉栖とフェイリス初対面。あの、ルカ子の時の誰とデートするのかの云々が好きだったのだが、やっぱりなかったことになってるんだよなあ。ゲームやり直していてもメールでしたやり取りがなかったことになってたり、話が噛みあわないのは悲しいかった。

 ドラマCDの話に戻ると、紅莉栖とフェイリスの父親は関係があったらしい。そしてここにもう一人嬉しい人物が関わってくるのだが、フェイリスパパによるカセットで、三人が何を作ろうとしていたかを紅莉栖は知る。
 そしてどうせ自分は消えてしまうのだから、と思いきって父親に電話するのだが……案の定だよちくしょうめ。もうこのパパは駄目だ、昔はどんなに想いに溢れていたとしても、もう戻れないところまで来てしまっている。プライドというか自己顕示欲が高すぎる。

 オカリンとのこと以外では踏んだり蹴ったりで向かえていた別れのシーン。ここは本編でのオカリン視点が脳内で再現されて泣きたくなるが我慢する。秋葉原駅で最後の時を待つ紅莉栖の元に来たのはフェイリス。そしてとある伝えられなかった言葉を聞き、紅莉栖も言えなかった言葉を伝えるために本編のあのシーンへ。ここのフェイリスは名言すぎて惚れる。でも、私は紅莉栖が好きだとどうでもいいことをつけたしておく。
 というかだな、ブックレットに載っているCGもずるいぞ。見ただけで私の涙腺は崩壊するぞ。初めは真EDにいけなかったからあの時のショックは未だ残ってるんだから。

 このドラマCDは、紅莉栖が秋葉原で過ごした2週間で培った気持ちの集大成。オカリンへだけでなく、ラボメンたちや変わった自分への。EDテーマが合いすぎてて号泣だったが、一番は真EDへの願いと信頼。もう、この助手は本当に岡部大好きっ子すぎる。
 紅莉栖メインすぎて、オカリンの出番が少なすぎる。そして、紅莉栖のダルに対する扱いがついですぎる。まあ、全ては助手が可愛かったから良しとする!

 今回の好きなシーンは、服をくれると言ったフェイリスにサイズが合わないかと付け足された紅莉栖。


「それはバストのことか? バストのことかっ!?」
「身長の話ニャン」
「……あ、オーマイガッ! 今の忘れて……」


 言った! 本編でのオカリンの予想通りに「オーマイガッ」って言った!
 さすがアメリカ育ち。紅莉栖はいろいろ完璧なのに、こう近しい存在に思えてしまうのはお約束を外さないとこだろうな。特に趣味はね、是非履歴書に書いてほしい。

 ……しかし、まだ熱が冷めないな。
 とりあえず、あとはサントラと主題歌を買おうと思っている。しかし、まさかここまでハマるとはなあ。私は未だ私という人間を解っていなかったらしい。



STEINS;GATE ドラマCD α「哀心迷図のバベル」ダイバージェンス0.571046%

STEINS;GATE ドラマCD α「哀心迷図のバベル」ダイバージェンス0.571046%

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2010/03/31
  • メディア: CD



posted by SuZuhara at 16:30| Comment(0) | CD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月19日

クロノベルト 『 Crouching Tiger/Wonderful after 』 ドラマCD



 「クロノベルト」で登場しなかった“あの男”が、激戦の真っ最中である混沌都市を訪れる――



 買うか否か悩んだ挙句、友人にクロノベルトについての解説をしてもらうことで購入を決めたぜドラマCD。
 別に、『剣の女王』の最新刊がわざわざ足を運んだ大型本屋に入ってなかったからなどという理由ではない。そんなこと解りきっていたから、ちゃんと注文済みである!
 ただ、まだ発送すらされていないというKonozamaを食らっているだけだ、から……。

 簡単に私が受けた説明をまとめると、これは『あやかしびと』と『BulletButlers』のファンディスクである『クロノベルト』のドラマCD。二つの世界が合わさった雲外鏡によって作られマグダラによって引っかき回されたことにより殺し合うことになった混沌都市。
 クリア後を前提して描かれていますが、ギャグの部分は十分楽しめる。あやかしびとを知っているだけの私でも大丈夫でしたが、シリアス部分であるすずやセルマのことは説明してもらわない少々辛い。


・Crouching Tiger
 タイトル通りの虎が主役。
 DVDとCDの2枚組のうち、DVDがこれにあたる。ムービーと本編には出て来なかったという加藤虎太郎先生の話。

 やばい。前々から知っていたが、虎太郎先生格好良すぎる。
 あと、速報ムービーが好きです。歌もいいし演出もいい。見るとめちゃくちゃ手を出したくなるが、私にはきっと無理だろうな。今まで出せてないわけですし、移植されることをただただ願い待っています。

 しかし、本当に歌がいいな。これを機に、燃焼系サントラを買ってしまおうか。


・Wonderful after
 ネタの嵐のドラマCD。
 あらすじはどう書くべきか……、簡単にまとめると物語は二つに分けられる。

 ・はっちゃけたマグダラによって戦闘ルールが変更され、魔法少女になって戦うことになった世界。
 ・セルマを失い、すずのいない二つの世界が合わさった世界でみんな仲良く海に遊びに行こう。

 ……あれ、シリアス感が全く感じられないのはなぜか?
 前者はいないはずの虎太郎先生とすずがいて完璧なギャグ。
 だけど、後者は海に行くという楽しい環境から主人公二人がお互いにとって大切な場所ですずとセルマの事を思うお話。

 小説でしか知りませんでしたが、マグダラが思った以上にはっちゃけてたなあ。こういう人はどんなにエグくても嫌いになれないから不思議。
 しかし、魔法少女は爆笑必須。
 会長が「デュワっ!」とか冴えわたるトーニャとか女性陣呆然の展開にしてコゼット鼻血ものの展開とか。

 ちょっと早いが今回の好きなシーン。魔法のステッキを奪い取り、変身する女性陣。しかし、なぜかみんなチョイスした色が黒ばっかりだった!


「……何で全員黒いのよ? くろくろくろって魔法少女のパステルさとはものすごく縁遠い気がするんだけど!」
「しかも全員適当にブラックをつけただけって何ですか。安易すぎて逆に斬新なようにも見えますが、やっぱり安易です」
「さすがにこの名前は安直すぎて寒いですわね。……想像力貧困なのかしら、私」
「ああ、解った! 全員が腹黒いからブラッ――」


 言わずもがな、袋叩きにされる双七。
 そこはさすがに文字化できない。これが声優の力というものか、素晴らしすぎるぜ。

 あと好きだったシーン。
 ・セルマの手紙でリックだけでなくコゼットも処刑決定。
 ・想像してごらん。世界が、魔法少女の格好をした男たちで溢れかえることを。
 ・釣りを前にトリップ会長「いかんいかん。これでは普段の刀子ではないか」「兄様っ!?」
 ・女たらしだけでなく、モノたらし双七。
 ・案の定、海は修羅場。
 

 あと、海に来ないと思っていたリックに水着を褒められて逃げるコゼットを見ると、やはり報われないタイプっぽいなあ、と思った。いやいや、別に報われない方が面白いなんて思ってないですよー。

 しかし、最後のすずのモノローグは反則。
 シリアスもあったがギャグで終わったなあ、と思ったらこれだよ。すずのいない世界で生きる双七の幸せを、あのすずが願うなんて。
 『あやかしびと』で一番にクリアしたのが遭難ルートの「あやかしびというものなり!」なエンドだったので、すずの双七好きはよく知っているのでなきそうになりました。

 ……まあ、すずルートは九鬼先生のことしか覚えてないのですが。



クロノベルト 『 Crouching Tiger/Wonderful after 』 ドラマCD

クロノベルト 『 Crouching Tiger/Wonderful after 』 ドラマCD

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: propeller
  • 発売日: 2008/09/12
  • メディア: CD



posted by SuZuhara at 13:49| CD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月16日

ドラマCD「ペルソナ4」Vol.3



「こんなことされたら、"テキトー"になんてできない」


 あらすじ
 主人公の家・堂島宅でテストの点が悪かった完二のために勉強会を行いながら、「勉強をする意味」について考え始める自称特別捜査隊メンバー。その延長で迫る体育祭の意義について考える中、主人公は足が速いという理由から突如スウェーデンリレーのアンカーに選ばれてしまうのだが、クラスに蔓延する「テキトーに」という雰囲気によって体育祭は憂鬱でしかなかった。
 菜々子にいいところを見せると約束して臨んだ体育祭当日、クマとユニークなクラスメイトたちによって体育祭が盛り上がる中、怪我をした完二から託された鉢巻きをつけ、主人公が走る時がやってくる。


 感想
 これは、いい青春モノ。そしてこの日、番長は確実に何人か落としたはず。
 まだ秋ということもあってか、女性陣とはみんな友達という感じでしたが、この体育祭は絶対にプラスに働いたよ、と言いたくなるほどのおいしいところを持っていった番長。ゲームでのあんなこっぱずかしい文化祭よりも光ってますよ番長。

 今回は、学生時代の一大イベントである体育祭の話ですが、今回は待望らしい足立さんが登場する。
 冒頭で得意げに勉強に関する知識披露する足立さんだが、彼と同じ絶望を私も味合わされた。最近の高校生は怖いぜ。

 体育祭は一大イベントでありますが、やはり憂鬱の種。男性陣の五キロ走らされるってのも辛いが、女性陣の創作ダンスも辛いよなあ。
 というかこの体育祭は対決形式じゃないのだろうか。ほら、赤と白に分かれるとか、学年ごとにクラスで得点を競うとか。五キロはともかく創作ダンスは採点が難しい……って、もしや、女子の踊りは男子が走っている間のただの余興なのか!
 しかし、体育祭自体が野菜の特売の余興っぽかったりするのだが。

 恒例のお食事タイムでは、今回の被害者は陽介一人。
 番長はまだ誰も落としていないようなので、菜々子と直斗と楽しくお弁当。みんな、飛び火するのを嫌がってスルーしている時点でそのやばさが解るというものだ。

 他にも堂島親子の話とか完二が着々と直斗との距離を詰めている話とか。完二の怪我は格好悪いと言えば格好悪いですが、名誉の負傷です。
 しかし、それでも二人がくっつく姿が思い浮かばないのは、やはり番長の存在か。でも、番長いなかったらみんな死んでただろうからなあ。

 さて、今回光りまくったのは番長でしたが、他にも炸裂した人が。
 その名は大谷戦車。ネーミングがピッタリすぎて笑ったが、もっと笑ったのは彼女に出番があったこと。いやいや、コミュがあるわけでもないのにこの光りようはトキメキかねない。最近、変な物にしかトキメキかない自分が辛いが……。
 以下、女子の騎馬戦にて、直斗を倒した後に標的をりせに定めた大谷戦車を見てのメンバーの会話。


「ちょ、ピンチっすよ先輩。助けに行きましょうよ!」
「落ち着け」
「うん、私たちが何かしたら反則だよ」
「大谷は存在自体が反則なきがするけどな。……あれ、上のヤツいらねぇじゃん」
「ペルソナ呼びましょうよ!」
「相手は人間だぞ」
「一応な」


 大谷に対して本気でペルソナを使おうとする完二は正しいと思う。
 しかし、ペルソナを使っても直斗は負けていただろうと思えてしまう悲劇。完二でどっこいか……って、何で私の中で大谷のスペックが異様に高いのか!



ドラマCD「ペルソナ4」Vol.3

ドラマCD「ペルソナ4」Vol.3

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: フロンティアワークス
  • 発売日: 2010/05/26
  • メディア: CD



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2010年09月14日

ドラマCD「ペルソナ4」Vol.1



「クマの未来、かかってますんで」


 あらすじ
 主人公の転校が近づく中、ジュネスでは家電売り場の縮小化に伴ってテレビの中に入る時に愛用していた大型テレビが撤去させそうになっていた。クマは皆との思い出の詰まったテレビがなくなることを嫌がり、一台でも売って何とか撤去を考え直して貰おうと思い、特別捜査隊メンバーとともに家電売り場を盛り上げようといろいろなことを試みる。


 感想
 おお、あらすじが珍しく短くまとまった。
 ……きっと、おそらくこんなことは二度とないな。ふと立ち寄ったところにあったので1へと遡る。

 今回はクマが光りまくるドラマCD。
 クマの存在がいかにあの事件の中で清涼剤になっていたか解る、そして事件後メンバーの皆が出したこれからへの答えに繋がる物語。こちらの番長は誰ともいい仲になってないのか、精々雪子が恋人未満といった感じでした。
 しかし、番長のことだから油断はできねぇぜ。

 2では堂島親子が中心でしたが、1は特別捜査隊メンバーが中心でスカート直斗と二人でいられておいしい完二。
 ……きっと、ここでおいしい目にあったから2ではあんなことになったんだろうな。ま、ここでも料理する雪子に口出して睨まれていましたが。

 しかし、一年生チームは面白い。
 りせに振り回される形で二人ともいい方向に変わっていくのが微笑ましい。だが、このスカート直斗は番長の前で披露済みと考えていいのだろうか。嫌がってたくせに普通に来たぞ、この子。
 もしや、これは番長に見せるために着てきたと考えるべきか……!

 番長の転校直前という、ちょっと寂しさが漂う感じではありますが相変わらずの仲の良さは素晴らしい。
 いつか、ED後の後日談的なドラマCDも出てほしいものです。

 では、今回の好きなシーンを。
 以下、クマがテレビの件について皆に報告するシーン。番長と完二による鍋パーティーで伝えられる陽介の悲劇と気にしないりせ。またまた細かいところはニュアンスでお願いします。


「それで陽介と話し合って、今月一台でもテレビ売れたら、そのままって約束したクマ」
「してねぇ――っ! おめぇ今スーパー捏造したろ!」
「今月って、あと半分ちょっとしかないじゃん」
「もしもし、何で俺の方がスルーなワケ?」



 勿論、君がそういうキャラだからだよ。
 あと、直斗がやって来た時の「美味しそうな匂いで良かった」という言葉に反応する雪子も好き。陽介のいい事言ったという雰囲気をぶった切るところはもっと好き。

 しかし、豚ロースしゃぶしゃぶ。
 私、昔やられたことあるんだが。誰も食べようとしないから必死に火を通して何とか食べようとした記憶があるんだが。

 一瞬走った悪寒。
 ……これがトラウマというやつか。



ドラマCD「ペルソナ4」Vol.1

ドラマCD「ペルソナ4」Vol.1

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: フロンティアワークス
  • 発売日: 2009/06/24
  • メディア: CD



posted by SuZuhara at 11:31| CD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月13日

ドラマCD「ペルソナ4」Vol.2


「お父さんとお兄ちゃんに、チョコあげる!」


 やはー、なぜか古代の死体遺棄法に関する本ばかり読まされてくらくらするので久々にドラマCDに逃げる。あ、ここにはなるべく読んだものの感想を書きたいと思っていますが、娯楽として楽しんでいないものは省きます。

 しかし、ドラマCDって何かしながら楽しむのにすごくいいものだなあ。高いからあまり買ってなかったのですが、これからは積極的に買おう。


 あらすじ
 事件解決後、二月に入ってから陽介はジュネスのバレンタインの準備に追われていたが、お客さんからチョコレートを貰おうと張り切るクマのせいでさらに忙しくなる羽目に。
 男性陣がジュネスの手伝いをしている間に、女性陣は迫る十四日に誰にチョコを送るかさぐり合っていた。そんな中でバレンタインについて初めて知った菜々子は父と兄にチョコを送ろうと決め、張り切って準備をするのだが、父・堂島の刑事という職故に擦れ違ってしまい、心にもない「嫌い」という言葉を言ってしまう。


 感想
 なぜ2から聴いたかは、単に1が売っていなかったから。P4を最後にやったのは去年辺りだったのですが、本当に良いキャラたちだなあ。特に女性陣、メシマズ属性を知ったのは確か彼女らからだったはず。

 もう、これはナナコンのためのドラマCD。
 菜々子と堂島さんの想いの擦れ違いにハラハラしつつ、その裏で繰り広げられる女性陣の鞘当てにもハラハラする。

 何だろう、すごく怖い。
 女性陣が作る料理は言わずもがなだが、当日の主人公こと番長の身を想うと怖くてたまらない。確かに番長という超人がいるために直斗から本命を貰えない完二は可哀想だが、女性陣全員から本命を送られる番長も可哀想すぎる。
 本編がバレンタイン前夜までで終わってしまったのは酷く歯がゆいが、当日は怖ろしすぎるので丁度いいのだろう。うん、小心者のくせに六股してた私にはこの手のイベント日はブラックデーですから。

 菜々子はゲームでは聞き分けの良い子というか、子供っぽさを押さえている子供という印象がありましたが、今回はついに爆発したようです。
 お父さん大好きなのに上手く伝えられなくて、堂島さんも不器用だから菜々子のことを大事に想っていることを伝えられず、番長たちがフォローという軌道修正を行って、やっと伝え合うことができる。

 こういうドラマCDはいいなあ。ゲームを楽しんだ者なら買って損はない。というか、どうして私は今まで買わなかったのかと過去の自分を殴ってカウンターを食らいたくなる。

 以下、女性陣(直斗は除く)による餃子パーティーでの悲劇を。修学旅行でラーメンをクマにとられたことを思い出した雪子に茶々を入れたせいで標的にされるわ、直斗には誤解されるわで大変な完二。私の耳が捉えたように書いているので、細かいところはニュアンスでお願いします。


「ユ、ユキちゃん……可愛い笑顔が、今なぜか、とっても怖い」
「いつもだろ」
「完二くん?」
「あ、いえ……でもそこがいいっす!」
「……そうなんだ」
「え、ちょ……えぇ!」
「いいから、食べなさい」
「だってこれ、でかすぎじゃないっすか? バスケットボールかよ、なんて……」
「餃子だよ」
「え?」
「餃子だよ」



 番長が女性陣に詰め寄られるとこも好きなのですが、やはり一番は菜々子と堂島さんのやりとりの裏で展開される完二の死刑執行。

 というか、どうやってバスケットボール並の餃子を……。
 まさか、皮から作ったと申すのか!


ドラマCD「ペルソナ4」Vol.2

ドラマCD「ペルソナ4」Vol.2

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: フロンティアワークス
  • 発売日: 2009/12/23
  • メディア: CD



posted by SuZuhara at 17:37| CD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする