「里香ちゃんの呪いを解きます」
土曜日仕事だったのだが、仕事終わってからほぼずっと寝てしまった……。金曜は上司に嫌がらせするのに本気を出しすぎた。とあるゲームで上司の武装を破壊するのに本気を出しすぎたんだ。その上司の元でギルド戦とかホント無理。だって俺、あの人の主武装全部破壊したんだぜ。
おかげでPQ2は進んでません。やっとP3メンバーと合流しましたが、キタローとアイギスはまだ。けれども、この時点での主力メンバーが番長、千枝ちゃん、真、ハム子、ゆかりっちという趣味丸出し過ぎて笑う。
本当は万能な直斗も入れたいんだけどね、回復のゆかりっち、連撃特化させた真、クリティカルアタッカー千枝ちゃんは外せないのだよ。
■あらすじ
幼い頃に結婚の約束をして死んでしまった少女・里香に取り憑かれて苦しむ少年・乙骨優太は教師・五条悟により都立呪術高専へと転校して、呪術を学ぶことになる。
一癖も二癖もあるクラスメイトとともに怨霊に立ち向かいながら里香の呪いを解くために頑張る優太の元に、呪術師の楽園を築こうとする夏油傑による新宿と京都に襲撃する百鬼夜行が行われる。
だが、その真の目的は優太を殺して里香を奪うということであり、手薄になった高専に夏油が現われる。
■感想
ひゅー、本屋で見つけてとりあえずタイトルが好みだから全部買うわと0巻から最新刊まで買ってきました。でも、まだ0巻しか読んでないよ! 0巻ということもあり、今回は本編の前述譚だよ!
もう、すっげー好みですね! お化けや怨霊大好きっていつからこんな人間になったのか。確実に教授の影響かと。
私の好きな古典でとある男女が「生まれ変わっても一緒になろうね」と約束をする話がある。ざっくり言うと、人間に転生した女の元に蛇に転生した男が会いに行き無理矢理犯す的な話なのですが、この話の教訓は無責任な約束はしちゃいけないってことだと認識している。特に愛が関わる約束は絶対に、だ。強すぎる約束は呪いだってことを僕は理解している。
これは誰もが経験があるであろう幼い時の約束が呪いとなった物語。幼い頃に結婚の約束をした少女が死に、少年に取り憑いた。それも最大級の怨霊として。
いじめられっ子の優太に手を出した奴を里香は掃除用具に仕舞い、優太が自殺しようとすればそれは許さない。
死刑を望む優太を都立呪術高専の教師・五条悟は転校させて、自らの生徒として迎える。他の三人のクラスメイトと共に呪術師として学んでいくことになるのだが、クラスメイトは女子、男子、パンダ。――パンダwww
残念ながらパンダの話はなかったのですが、エリート呪術師家系の落ちこぼれである禪院真希、強すぎる呪言ゆえに普段の会話はおにぎりの具材のみでこなす狗巻棘、仲間をよく分かっているパワーファイターパンダの三人には短いながらもすげー好きになりましたね。ま、里香ちゃん出てきたら君が一番だけどな!
里香を顕現させてしまうと制御できないので、里香の呪いを刀にこめて戦うことを選択した優太ですが、大物が出てきてしまうとそんなことは言ってられない。
力を持たない人間を猿と呼び、皆殺しにして呪術師だけの世界を作ることを目論む夏油傑が現われ、各地に呪いを放つことを宣言する。
都立呪術高専の教師たち、呪術連が出てくるこの襲撃が成功しないことなどは夏油も百も承知。真の目的は優太のガードを薄くして里香を奪うこと。特級過呪怨霊・折本里香にはそれだけの価値がある。
狙いに気づいた五条がパンダと狗巻を優太と真希の元に送るが、真希は既に重傷。パンダの速攻も狗巻の呪言も効かず、満身創痍のクラスメイトを見た優太は怒りのままに里香を顕現させる。
いやー、ここから戦闘は大好きですね。
里香が嫉妬から真希に攻撃しようとするんだけど、キレたからか完全に制御しているしね。攻める優太に里香がサポートしつつ戦っていたけれども、夏油が奥の手を発動する。里香に自分を捧げることで呪力の制限を解除するというね、もうここからの本気モード里香ちゃん見たかったなー!
辛くも逃げた夏油は五条にやられ、優太は里香とともに逝こうとしますが、そこで里香の呪いは解けていた。里香が優太を呪ったのではなく、優太が里香を失いたくなくて呪って傍にいさせていたのだったから。優太が菅原道真の遠縁ということもあり素質があったんですな。
里香ちゃん、消える前に「この6年は生きている間よりも幸せだったよ」って言うんですが、里香の生い立ちはかなり闇深いんですよ。指輪は優太の元に残ったけれども、里香がいなくなった優太の呪術師としてのこれからはどうなるんかねー。本編の呪術廻戦の方にもここでのメンバーは出てくるらしいので楽しみです。
では、ここで今回のお気に入りへ。
今回は本気出して殺しに来た夏油に優太が里香の制限を解除するシーン。優太大好きな里香に心も未来も全て捧げると宣言する優太に夏油は言う。
「そうくるか!! 女誑しめ!!」
「失礼だな 純愛だよ」
真希に嫉妬する里香に「何をしている、里香」って怒るところも好きなんですけどね、ここで純愛と言えるところが捻子外れてていいなと思うのですよ私は。
呪術廻戦 0: 東京都立呪術高等専門学校
芥見 下々
集英社 (2018/12/4)