2019年01月14日

テロール教授の怪しい授業 1



「つまり皆さんはカルトに引っ掛かりやすい テロリスト予備軍でーす!」


 Fate/HF2章観てきましたー。
 ……いやー、エロかったわ。とりあえず、来場者特典がフィルムになったら後半行こうと思ったね。あ、濡れ場じゃなく戦闘シーン狙いでね。絆ヘラってこんな恐怖なんだろうなという強さとそれ以上の魔力無尽黒王、冒頭から魅せつけてくれるイリヤの可愛さ、姉さんと呼ばれた凛の照れ顔、ライダーの図書室戦とイリヤと凛は必ず守るアーチャーは格好良かった。あ、一応士郎のことも助けてたわ。あとは藤ねぇの言葉は桜を救いつつもイリヤのことも救ってて泣きそうだったぜ。……え、桜? 僕がエロい人を直視出来るわけないだろw
 来春という最終章が楽しみで仕方ないのですが、最後ちょろっとでもルヴィアさん出てきてくれないかな、時計塔関連出てこないかなとも期待しているのだった。


■あらすじ
 大学に入学した佐藤は新歓の勢いに呑まれまくっていた。そんなところに助けてくれた先輩に心を許しかけるが、割って入ってきたティム教授が彼らが学生ではないこと、カルト等の勧誘であることを看破して再度助けられる。
 教授は強面ながらも優しく、自分を変えたいと思っていた佐藤は教授のゼミで開かれる新入生相談会へ参加することに。
 そこで聞いた教授の言葉、優しいTAの存在に背中を押されゼミにはいることを決めたのだが、教授の第一声は「このテロリストどもめーっ!!!」という強烈なものだった。
 カルトや宗教の勧誘方法でまんまと引っかかってしまった佐藤たちゼミ生は脱落=テロリスト認定という過酷なゼミへと入ってしまったのだった。


■感想
 幼女戦記等の作者であるカルロ・ゼンさん原作の漫画で、ずっと読みたかった漫画です! 次々と潰れていく近場の本屋と最近通販面倒というどうしようもなさから変えなかったのですが、映画を観た後で初めて入った本屋にあってくれた!
 女性店員さんが表紙絵に絶句。顔を二度見した後で目を逸らされながら「カバーは……」と言われた時は人間不信が加速したがねw いいじゃん、教授は顔怖いだけだって。私も無言でいると怖いらしいが基本はチキンですよ……。

 そんなこんなありつつも、さて中身に行きましょう。
 1話についてはあらすじで書いたとおり。厳ついが優しい教授のゼミに入ったかと思えば、脱落と同時にテロリスト認定されて通報され、米国国務省の要注意人物化する。
 それってヤバいのか? どうせハッタリだろ?と思うかもしれないが、理路整然と言われれば萎縮するのが通常だろう。教授にどこまで出来るかなんか分からなくても、だ。

 もうちょっと詳しく説明すると、テロリスト=頭がおかしい人ではない。頭が良い=高学歴の人も沢山いる。漫画でも例に挙がっているけれども、電車で事件を起こした某宗教なんか特にそうだったらしいですしね。
 つまり何が言いたいかというと、テロリストに対して無知であることは防御策を持たないということなんだ。知らない間に信者となってしまうことが有り得ることを理解しなければいけない。
 甘言にひょこひょこと釣られてしまうような生徒を教授の反テロリズム教育で勉強していきましょうね、というもの。

 これから大学に行くという人は是非読むといいよ。勧誘多いからね。私も大学時代にあったなー、暇つぶしに聞いてみたけど声の抑揚がおかしくて「この人、本心じゃねぇな」って思って指摘して敵対心持たれたことがあったんだけど、教授の講義であの人の状況がこれだったら申し訳なかったなぁと思ったよ。

 佐藤は嫌々ながらもテロリストになりたくなくてゼミに参加するが、教授はそれを見てため息。科目登録手引きに「2コマ目までは変更可能」と書かれており、今回に来なければ変更できたということ。
 ショックを受ける佐藤たちゼミ生は楽しく反テロリズム勉強へ。写真を見て誰がテロリストだ?とやるのだが、そもそもテロリストとは?
 一方ではテロリストと呼ばれても、もう一方では正義の人。善悪は見方によって変わるというヤツだ。テロリストは?という言葉だけでは当てはめられない。歯車が狂えば誰でも、特に教養が高い者こそそっちに転ぶ可能性があるということ。

 次の講義で新歓で勧誘している人たちを見に行くってのがあるんだけど、勧誘させる→なんかヤバい人→孤立させて退路を断つという目的があるんだそうだ。そしたら後は過激化させるだけつー、怖いね。対処法とかも解説されているからきちんと読もうな。
 私という人間はそもそも人嫌いなので群れることは出来ず、そういうものに関わらずにいられましたが、この先もとは限らないからなー。

 なんだかんだびくびくしながらも教授の授業についていく佐藤だったが、教授の忘れ物のドーナツを届けに行った時にTAの川島さんが英語で罵倒されているところを見てしまった。恐る恐る教授に聞くと黙れの一言。
 ここから佐藤と幹事の村河、秋川とアカハラの現場を押さえようとするわけですが、実際はTAさんが受けているアカハラ、セクハラを教授が知りキレて対抗策を打っていたというもの。

 教授の頼もしさハンパねぇ……。僕はですね、パワハラでちょっと壊れかけたので。録音は出来なかったから証明するのが大変だったんだけど、証拠を提出した後で人事に「パワハラすごい上司だから壊れない部下を与えたんだけどダメだったかぁ」と言われた時は殺意しかなかったね。クッキーやるから許してとか……俺に至るまでに壊れた人の数を聞くと主犯はこいつだと思うよ。根本的におかしいんだろうなあの人。

 教授に利用されつつもTAさんの問題が解決して次は合宿へ。次が楽しみですが、1話冒頭の件はなんなんだろうな。教授はなにを忘れた方がいいんだろうか。授業もだけどゼミ生たちの関係も面白いので次も楽しみに待ってます!

 では、この辺で今回のお気に入りへ。
 今回はシズナイズナを助けてJUDAの一員としてスーツを着た浩一に社長秘書・緒川がかけた言葉を。


「往々にしてお馬鹿さんは予防接種を過小評価しまーす!!
 病気と同じ! 手洗いうがいを大切に!!
 みなさんはテロリスト適正が抜群に高い!! だから予防接種は必要です!!
 個人としての「自我と自制心」をしっかりと持ってくださいね!!」 


 本当に無策はいけない。ラスボス行くのに装備を調えないのはうちの親だけだと信じてる。ボス倒してと言われて装備がひのきの棒でやくそうなしの状態を渡された時のことは今でも忘れない。
 そう考えると予防接種=対策の必要性が実感できるゲーム脳なのでした。








テロール教授の怪しい授業 1
カルロゼン(原作),石田点 (漫画)
講談社 (2018/12/21)
posted by SuZuhara at 18:18| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月09日

呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校



「里香ちゃんの呪いを解きます」


 土曜日仕事だったのだが、仕事終わってからほぼずっと寝てしまった……。金曜は上司に嫌がらせするのに本気を出しすぎた。とあるゲームで上司の武装を破壊するのに本気を出しすぎたんだ。その上司の元でギルド戦とかホント無理。だって俺、あの人の主武装全部破壊したんだぜ。
 おかげでPQ2は進んでません。やっとP3メンバーと合流しましたが、キタローとアイギスはまだ。けれども、この時点での主力メンバーが番長、千枝ちゃん、真、ハム子、ゆかりっちという趣味丸出し過ぎて笑う。
 本当は万能な直斗も入れたいんだけどね、回復のゆかりっち、連撃特化させた真、クリティカルアタッカー千枝ちゃんは外せないのだよ。


■あらすじ
 幼い頃に結婚の約束をして死んでしまった少女・里香に取り憑かれて苦しむ少年・乙骨優太は教師・五条悟により都立呪術高専へと転校して、呪術を学ぶことになる。
 一癖も二癖もあるクラスメイトとともに怨霊に立ち向かいながら里香の呪いを解くために頑張る優太の元に、呪術師の楽園を築こうとする夏油傑による新宿と京都に襲撃する百鬼夜行が行われる。
 だが、その真の目的は優太を殺して里香を奪うということであり、手薄になった高専に夏油が現われる。


■感想
 ひゅー、本屋で見つけてとりあえずタイトルが好みだから全部買うわと0巻から最新刊まで買ってきました。でも、まだ0巻しか読んでないよ! 0巻ということもあり、今回は本編の前述譚だよ!

 もう、すっげー好みですね! お化けや怨霊大好きっていつからこんな人間になったのか。確実に教授の影響かと。
 私の好きな古典でとある男女が「生まれ変わっても一緒になろうね」と約束をする話がある。ざっくり言うと、人間に転生した女の元に蛇に転生した男が会いに行き無理矢理犯す的な話なのですが、この話の教訓は無責任な約束はしちゃいけないってことだと認識している。特に愛が関わる約束は絶対に、だ。強すぎる約束は呪いだってことを僕は理解している。

 これは誰もが経験があるであろう幼い時の約束が呪いとなった物語。幼い頃に結婚の約束をした少女が死に、少年に取り憑いた。それも最大級の怨霊として。
 いじめられっ子の優太に手を出した奴を里香は掃除用具に仕舞い、優太が自殺しようとすればそれは許さない。
 死刑を望む優太を都立呪術高専の教師・五条悟は転校させて、自らの生徒として迎える。他の三人のクラスメイトと共に呪術師として学んでいくことになるのだが、クラスメイトは女子、男子、パンダ。――パンダwww
 残念ながらパンダの話はなかったのですが、エリート呪術師家系の落ちこぼれである禪院真希、強すぎる呪言ゆえに普段の会話はおにぎりの具材のみでこなす狗巻棘、仲間をよく分かっているパワーファイターパンダの三人には短いながらもすげー好きになりましたね。ま、里香ちゃん出てきたら君が一番だけどな!

 里香を顕現させてしまうと制御できないので、里香の呪いを刀にこめて戦うことを選択した優太ですが、大物が出てきてしまうとそんなことは言ってられない。
 力を持たない人間を猿と呼び、皆殺しにして呪術師だけの世界を作ることを目論む夏油傑が現われ、各地に呪いを放つことを宣言する。
 都立呪術高専の教師たち、呪術連が出てくるこの襲撃が成功しないことなどは夏油も百も承知。真の目的は優太のガードを薄くして里香を奪うこと。特級過呪怨霊・折本里香にはそれだけの価値がある。

 狙いに気づいた五条がパンダと狗巻を優太と真希の元に送るが、真希は既に重傷。パンダの速攻も狗巻の呪言も効かず、満身創痍のクラスメイトを見た優太は怒りのままに里香を顕現させる。

 いやー、ここから戦闘は大好きですね。
 里香が嫉妬から真希に攻撃しようとするんだけど、キレたからか完全に制御しているしね。攻める優太に里香がサポートしつつ戦っていたけれども、夏油が奥の手を発動する。里香に自分を捧げることで呪力の制限を解除するというね、もうここからの本気モード里香ちゃん見たかったなー!

 辛くも逃げた夏油は五条にやられ、優太は里香とともに逝こうとしますが、そこで里香の呪いは解けていた。里香が優太を呪ったのではなく、優太が里香を失いたくなくて呪って傍にいさせていたのだったから。優太が菅原道真の遠縁ということもあり素質があったんですな。
 里香ちゃん、消える前に「この6年は生きている間よりも幸せだったよ」って言うんですが、里香の生い立ちはかなり闇深いんですよ。指輪は優太の元に残ったけれども、里香がいなくなった優太の呪術師としてのこれからはどうなるんかねー。本編の呪術廻戦の方にもここでのメンバーは出てくるらしいので楽しみです。

 では、ここで今回のお気に入りへ。
 今回は本気出して殺しに来た夏油に優太が里香の制限を解除するシーン。優太大好きな里香に心も未来も全て捧げると宣言する優太に夏油は言う。


「そうくるか!! 女誑しめ!!」
「失礼だな 純愛だよ」


 真希に嫉妬する里香に「何をしている、里香」って怒るところも好きなんですけどね、ここで純愛と言えるところが捻子外れてていいなと思うのですよ私は。
 








呪術廻戦 0: 東京都立呪術高等専門学校
芥見 下々
集英社 (2018/12/4)
posted by SuZuhara at 23:18| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月24日

幼女戦記 11



「白銀!! 白銀だ!!! 銀翼突撃章!!! ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐の第二○三遊撃航空魔導大隊だ――!!!」


 大の大人が泣きじゃくる様を、思えば初めて見ました。
 大声で人目を憚ることなく泣き叫ぶその人を見て自分は、ただただ感心していました。よくもまぁ感情をここまで表せるものだな、と。そして、その後でその感受性に嫉妬して、そんなことしか思えない自分に劣等感を覚えた。
 泣いて泣いて立てなくなったその人を担いで歩いた中でもずるいとしか考えられなかったのに、そんな自分は端から見れば『優しい人』なんだそうだ。こんな自分が優しいなんて世も末だろ。


■あらすじ
 ライン戦線へと戻ることになったターニャと第二○三遊撃航空魔導大隊は、現われることを予測して万全の対策を練っていたフランソワ共和国の精鋭をいとも簡単に打ち破る。
 それを目の当たりにしたビアント中佐はターニャたちが行った戦略をそっくりそのままやり返し、帝国に一撃を食らわせた。帝国のやり方が通じると分かったビアント中佐は帝国がレガドニアに行った後方の物流拠点攻撃を行うため、市民たちのパルチザンを利用したアレーヌ市解放作戦を行うことを宣言する。


■感想
 冒頭変なことを書いたけど元気です。いや、最近は寒さに震えてるかな。お出かけする気がなくなっていつも以上に引きこもってますよ。

 さて、前回からわりかし直ぐに出た幼女戦記11巻。
 ですが、今回も話があんまり進んでないですなー。やっぱり3話は入れて欲しい。今回収録の29話、30話の内、ページ数の多い29話はライン戦線の悲惨さと新兵の前振りなんだもの。僕たちは勘違いで追い込まれていくデグさんが見たいんだよw

 意欲に満ちた新兵たちがライン戦線へと送り込まれていく中、現場は地獄そのものだった。今まで習ってきたことが碌な知識ではないことを実戦で知り、唯一頼りの上官も目の前で呆気なく死ぬ。
 期待と誇りなんてものはとっくになくなり、ここが地獄だと理解したとき、白銀が戦場に舞い降りる。

 と、格好良く言ってみましたが、絶対的強者が味方にいるというのはなんと頼もしいことか。今、ちょいと英雄の苦悩的なゲームをやっていますが、その他大勢からしたらそんなことは知ったこっちゃねーのである。さくっと買っていただき、勝ち馬に乗りたいのである。
 ここは歩兵の視線で描かれているのですが、戦場描写がすごすぎて震える。

 ターニャたちが戦場を蹂躙していく中、現われた援軍の奇妙な飛び方をする彼を見た瞬間、ターニャと同様に笑ってしまった。ショーンズが生きてそこにいてくれるだけで僕ぁ感動だよ!

 前回現われたフランソワ共和国のビアント中佐のシャワーシーンという誰得な3ページで、ラインの悪魔殺すよ!と言ってくれますが、ターニャは逆に蹂躙してビアント中佐を悔しがらせてくれます。いや、お前は早く服を着ろ。もうその腹筋しか印象にないよw

 そうしている間に新兵・グランツもライン戦線に到着する。
 束の間の平穏とばかりにターニャとセレブリャコーフ少尉のイチャイチャしているようにしか見えない朝の風景がありますが、段々少尉がたくましくなりすぎている気がするぜ……。

 新兵器を前にターニャが魔導師砲のフラグを立てた後で補充魔導師が来たという連絡が来るが、大隊に損耗はなし。セレブリャコーフ少尉の同期情報からターニャたちに教導隊をさせたいという話であることを知るわけだが、ヴァイスは本当に頼もしくなったなー。
 戦場で新兵の弾よけをしろということかと副長であるヴァイスが激高することで部下たちの不満を抑え、セレブリャコーフ少尉が暗にターニャをディスって場を取り持つ。ターニャも狙いが分かったから少尉の新兵時代の話をしたりしてね、もう本当にこいつらだけでいいじゃん。異分子は入らないよと根暗は思うのである。

 けれどもそういうわけにはいかず、やるしかないと決意を決めて新兵の前に行くと、予想以下に幼い新兵たち。規律も理解していない有様だった。

 そんな中、ビアント中佐の報復戦は上手くいった。僕はショーンズが生きているなら何も文句はないよ。
 ターニャのやり方で帝国に一撃を食らわせたビアント中佐は、帝国が補給拠点として整備し終えたアレーヌ市に目をつける。市民たちの暴動を利用して補給路を断つつもりである。帝国がレガドニアにやったことのフランソワ版をお見せいただけるというところで今回はお終い。やー、せめてグランツが隊入りするところまでは観たかったです。

 そう言えば、大分前に幼女戦記のアニメは観ました。
 正直、セレブリャコーフ少尉が可愛くない時点で大分気分は萎えていたことは否めませんが、大分違うんだなと実感する。スー大佐の見た目も展開もかなり違ったけど、今回の新人魔導師であるグランツくんはどこかで聞いたことがあるな、と。
 そうやって記憶を辿ると、グランツに待ち受けるものやアレーヌ市の結末も知っているわけで、どう描かれるのか楽しみだったりするのですが、ほとんどアニメの内容は覚えてなかったりもする。
 ……やばいな、好みの女子がいないとこの有様だよww

 では、ここで今回のお気に入りへ。
 今回はターニャが新兵たちに演説する中でのこと、突如入り込んできた損失報告にざわつく新兵にターニャは言う。


「――とまあ、リアルは地獄だ。
 殺したり殺されたりする日常だが、ひとまず諸君の仕事は邪魔にならない事である。
 さてさて諸君、
 短い付き合いだろうが仲良くやろう」 


 この言葉の真意を測れない者なんていないだろうが、夢と希望と誇りを胸に詰め込んだ新兵たちは何人残るのでしょうね。
 ま、期待は全くできないけどね。








幼女戦記 11
東條 チカ(漫画)カルロ・ゼン(原作) 篠月しのぶ (キャラクターデザイン)
KADOKAWA / 角川書店 (2018/11/24)
posted by SuZuhara at 23:49| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月17日

うちのトイプーがアイドルすぎる。



 家に帰るだけで世界で一番喜んでくれる。


 GE3OP観たよー。ソーマさんがいる! アリサは? アリサを見せてくださいっ!と取り乱しましたが、出すなら本編だよな。本編で会えますよね!?
 そんなことを喚いていますが、最近は買うと決めたゲームの記事とかほとんど見ないで買うようにしています。情報過多すぎて疲れてしまうと言うのもあるけれども、宣伝で結構なネタバレしていることが多いので。キャサリンのPVは観ないんだ! キャサリン大好きだから、観ないで我慢するんだ!


■あらすじ
 動物嫌いだった作者の元にやってきたトイプードル・クーさん。
 表情豊かであざといくせに甘えん坊でありながらけなげでもあるトイプーの観察記録エッセイ。


■感想
 pixivコミックでちょこちょこ読んでいたトイプー漫画が本になり、しかも出会い編が入るとか言われたら買わざるを得ないぜ。

 読むとですね、すげーよく分かるんですよ。
 わんこのあざとさと賢しさがね、どこの子も一緒なんだなーとニヤニヤしながら読んでいました。特にプロローグの、なぜ顔に座ったはめっちゃ分かる! 仰向けに寝て本とか携帯とか触っているとやってくるんだ。

 珍しく読んですぐ感想を書こうと思ったけれども、クーさんの可愛さを説明するのは難しく、読めば分かると言いたい。あざといくせに人間側のちょっと変な行動に理解があったり、うさぎの人形を殺しにかかるのは共感しすぎて笑ったw うちも母親が買ってきたうさぎの人形もお気に入りみたいだけど、首を重点的に狙っているからな。

 書き下ろしのクーさんが家にやってきた話は、ちょっとつらかったですね。犬からすればいきなり連れてこられた家なんてものはつらいよなぁ。うちは吠えませんでしたが、吠えない子なのかと思ったら初めて父親の顔を見た時に吠えた。それも遠吠えの勢いで。狼の遺伝子からのなごりに感動したのは内緒。怖い顔してるもんな、あの人。
 動物嫌いの作者さんがクーさんに歩み寄っていくところは、変な共感をしてしまった。僕もですね、初めは地声低いくせにめっちゃ高い声で接しましたよ。兄貴に「こんなテンションの高いお前初めて見た」と言われるくらいでしたよ。
 家に来たばかりの頃、ご飯を食べてくれない時があってペットショップの人に相談したら「チワワはテンションを上げてあげないとご飯食べないんですよ。歌を歌ってあげるとかいいですよ」と軽く言ってくれて必死に歌ったよ。そんな俺に家族はドン引きだったよw ちくしょう俺のキャラ崩壊だww 今でもトイレ成功の度にめっちゃテンション上げて褒め称えているよwww
 今じゃガツガツ食べてくれますが、冷蔵庫にジャーキーがあることを知っているのでそこにいると綺麗なお座りしてるんだよなー。

 猫の方が多い中でこのエッセイは大変面白かったです。わんこの行動も、人間側の考え方も共感してしまうのはずるいぜ。
 でもって最後にいつも願うことは、いつまでも元気でいてくれよってことなんですけどね。

 では、ここで今回のお気に入りへ。
 今回はこっちが反応しないと野太い声で吠えてくるところも好きなんだけど、地味に共感してしまったところを。


 クーさんは撫でられるのが好きだ
 だが…
 撫でるのをやめるとめっちゃ見てくる


 そうなんですよ、めっちゃ見てくるんですよ!
 なんでやめた?みたいにね。分かる分かる。最近はパソコンに向かうだけで怒られるんですが、今は俺の後ろでいびきかいて寝てるんで今日はパソコンで遊ぶんだ。








うちのトイプーがアイドルすぎる。
道雪 葵
KADOKAWA (2018/11/16)
posted by SuZuhara at 23:29| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月13日

鉄のラインバレル 完全版 3



「見てみたかったんだよ―― 正義の味方が誕生する瞬間ってヤツをさ」


 何度も言っているけれども、ブログを書く一番時間がかかるのがここ。私の近状である。だって、特に何もない人生を送っているからね!
 年末に向けて忙しくなるので毎日帰っては寝るを繰り返しているので、ゲームを買う予定のモノも減らすかもしれん。
 え、家族がキムタクゲームを買うからPS4をよこせって? その日はGE3も発売なんですよ。――よろしい、戦争だ。


■あらすじ
 加藤機関に掌握された米軍の衛星兵器を破壊するために在日米軍基地へと訪れた浩一と山下は米軍と協力して宇宙へと向かう。偶然ラインバレルのファクターとなっただけだった浩一はそこで自分が手にした力は世界を守れる力であることを知り、正義の味方としての道を歩き始める。
 一方、未だに浩一に思うところがある城崎だったが、道明寺たちが作った早瀬をサポートする『早瀬軍団』に加入させられてしまう。浩一のことが好きな理沙子にライバル視されながらも、一緒に過ごした時間は楽しかったと感じて変わろうと思い始める。
 そんな中に加藤機関の王政陸がJUDAを襲い、浩一を苦しめるために城崎を攫う。


■感想
 かなり時間が空いてしまったけれども、ラインバレル完全版3巻。衛星兵器破壊戦から浩一が城崎のことを思い出すまでですが、王政陸とか、全く覚えてなかったよ。

 衛生兵器を破壊するために宇宙へと出るラインバレルと浩一ですが、この話が結構というかかなり好きだったりする。力を手に入れて調子に乗って粋がっていただけの少年が、力の使い方に気づかされるんですよ。山下クンの葛藤もあって、ざっくり言うと力の良し悪しは使い方によって決まるとでもいうべきか。力の使い方を決められる権利というのは、すごくいいよなー。

 浩一も宇宙に出て、衛生兵器という名のアルマと戦うことになる。そこで地球を背に戦うことで自分が守るモノを知り、山下クンとの協力プレイで無事に帰還。正義の味方の誕生である。

 そして、道明寺の面白全部のおかげで早瀬軍団誕生する。
 ここでの花壇制作はなんてことないシーンですが、今後の展開を知っていると歯を食いしばらざるを得ない。

 想像力が足りない、な王政陸戦は前述しましたが、全く覚えていませんでした。ヤオヨロズは覚えていたんですけどね。相変わらず、人の顔と名前が覚えられないんですよ。
 正直、かなり噛ませ犬なので高校の推薦へと迎う浩一の元に城崎が攫われたという一報が入る。しかも、ラインバレルが呼んでも来なくてあたふたするわけですが、ラインバレルは既に城崎に呼ばれていた。
 ラインバレルに乗って王政陸を一蹴する城崎。けれど、ここではまだ分からないけれども、城崎は短時間しかラインバレルに乗れないのでとどめを刺すまでには至らない。殺したのは沢渡。はっきり言ってトカゲの尻尾切りである。

 ラインバレルに乗る城崎を見て浩一は思い出す。
 浩一が一度死んだその直前、浩一を踏み潰したラインバレルに乗っていたのは城崎だった。

 ひゅー、城崎も加藤機関も動き出して楽しくなってきましたね。
 ラインバレル完全版の最終巻前の3巻がプラモ付きとか僕殺しとしか思えないね。内容も最後が好きなんですよ、城崎は髪を切ってからが本番なんですよ! お金貯めつつ買うかどうか考えます。

 では、ここいらで今回のお気に入りへ。
 衛生兵器破壊戦より、いつの間にか世界を背に戦うことになった浩一があの言葉を言ってくれたところです。


「ナイスな展開だよ
 世界を救い人類を守る――悪くないじゃないか!!」 


 このね、「ナイスな展開だよ」は浩一が言ってくれるとわくわくしてしまうよな。いずれ城崎も言うようになりますが、逆境でこの言葉を言えるような人間はやっぱり正義の味方なんでしょうね。








鉄のラインバレル 完全版 (3)
清水 栄一,下口 智裕 (著)
ヒーローズ (2018/2/5)
posted by SuZuhara at 22:17| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする