「つまり皆さんはカルトに引っ掛かりやすい テロリスト予備軍でーす!」
Fate/HF2章観てきましたー。
……いやー、エロかったわ。とりあえず、来場者特典がフィルムになったら後半行こうと思ったね。あ、濡れ場じゃなく戦闘シーン狙いでね。絆ヘラってこんな恐怖なんだろうなという強さとそれ以上の魔力無尽黒王、冒頭から魅せつけてくれるイリヤの可愛さ、姉さんと呼ばれた凛の照れ顔、ライダーの図書室戦とイリヤと凛は必ず守るアーチャーは格好良かった。あ、一応士郎のことも助けてたわ。あとは藤ねぇの言葉は桜を救いつつもイリヤのことも救ってて泣きそうだったぜ。……え、桜? 僕がエロい人を直視出来るわけないだろw
来春という最終章が楽しみで仕方ないのですが、最後ちょろっとでもルヴィアさん出てきてくれないかな、時計塔関連出てこないかなとも期待しているのだった。
■あらすじ
大学に入学した佐藤は新歓の勢いに呑まれまくっていた。そんなところに助けてくれた先輩に心を許しかけるが、割って入ってきたティム教授が彼らが学生ではないこと、カルト等の勧誘であることを看破して再度助けられる。
教授は強面ながらも優しく、自分を変えたいと思っていた佐藤は教授のゼミで開かれる新入生相談会へ参加することに。
そこで聞いた教授の言葉、優しいTAの存在に背中を押されゼミにはいることを決めたのだが、教授の第一声は「このテロリストどもめーっ!!!」という強烈なものだった。
カルトや宗教の勧誘方法でまんまと引っかかってしまった佐藤たちゼミ生は脱落=テロリスト認定という過酷なゼミへと入ってしまったのだった。
■感想
幼女戦記等の作者であるカルロ・ゼンさん原作の漫画で、ずっと読みたかった漫画です! 次々と潰れていく近場の本屋と最近通販面倒というどうしようもなさから変えなかったのですが、映画を観た後で初めて入った本屋にあってくれた!
女性店員さんが表紙絵に絶句。顔を二度見した後で目を逸らされながら「カバーは……」と言われた時は人間不信が加速したがねw いいじゃん、教授は顔怖いだけだって。私も無言でいると怖いらしいが基本はチキンですよ……。
そんなこんなありつつも、さて中身に行きましょう。
1話についてはあらすじで書いたとおり。厳ついが優しい教授のゼミに入ったかと思えば、脱落と同時にテロリスト認定されて通報され、米国国務省の要注意人物化する。
それってヤバいのか? どうせハッタリだろ?と思うかもしれないが、理路整然と言われれば萎縮するのが通常だろう。教授にどこまで出来るかなんか分からなくても、だ。
もうちょっと詳しく説明すると、テロリスト=頭がおかしい人ではない。頭が良い=高学歴の人も沢山いる。漫画でも例に挙がっているけれども、電車で事件を起こした某宗教なんか特にそうだったらしいですしね。
つまり何が言いたいかというと、テロリストに対して無知であることは防御策を持たないということなんだ。知らない間に信者となってしまうことが有り得ることを理解しなければいけない。
甘言にひょこひょこと釣られてしまうような生徒を教授の反テロリズム教育で勉強していきましょうね、というもの。
これから大学に行くという人は是非読むといいよ。勧誘多いからね。私も大学時代にあったなー、暇つぶしに聞いてみたけど声の抑揚がおかしくて「この人、本心じゃねぇな」って思って指摘して敵対心持たれたことがあったんだけど、教授の講義であの人の状況がこれだったら申し訳なかったなぁと思ったよ。
佐藤は嫌々ながらもテロリストになりたくなくてゼミに参加するが、教授はそれを見てため息。科目登録手引きに「2コマ目までは変更可能」と書かれており、今回に来なければ変更できたということ。
ショックを受ける佐藤たちゼミ生は楽しく反テロリズム勉強へ。写真を見て誰がテロリストだ?とやるのだが、そもそもテロリストとは?
一方ではテロリストと呼ばれても、もう一方では正義の人。善悪は見方によって変わるというヤツだ。テロリストは?という言葉だけでは当てはめられない。歯車が狂えば誰でも、特に教養が高い者こそそっちに転ぶ可能性があるということ。
次の講義で新歓で勧誘している人たちを見に行くってのがあるんだけど、勧誘させる→なんかヤバい人→孤立させて退路を断つという目的があるんだそうだ。そしたら後は過激化させるだけつー、怖いね。対処法とかも解説されているからきちんと読もうな。
私という人間はそもそも人嫌いなので群れることは出来ず、そういうものに関わらずにいられましたが、この先もとは限らないからなー。
なんだかんだびくびくしながらも教授の授業についていく佐藤だったが、教授の忘れ物のドーナツを届けに行った時にTAの川島さんが英語で罵倒されているところを見てしまった。恐る恐る教授に聞くと黙れの一言。
ここから佐藤と幹事の村河、秋川とアカハラの現場を押さえようとするわけですが、実際はTAさんが受けているアカハラ、セクハラを教授が知りキレて対抗策を打っていたというもの。
教授の頼もしさハンパねぇ……。僕はですね、パワハラでちょっと壊れかけたので。録音は出来なかったから証明するのが大変だったんだけど、証拠を提出した後で人事に「パワハラすごい上司だから壊れない部下を与えたんだけどダメだったかぁ」と言われた時は殺意しかなかったね。クッキーやるから許してとか……俺に至るまでに壊れた人の数を聞くと主犯はこいつだと思うよ。根本的におかしいんだろうなあの人。
教授に利用されつつもTAさんの問題が解決して次は合宿へ。次が楽しみですが、1話冒頭の件はなんなんだろうな。教授はなにを忘れた方がいいんだろうか。授業もだけどゼミ生たちの関係も面白いので次も楽しみに待ってます!
では、この辺で今回のお気に入りへ。
今回はシズナイズナを助けてJUDAの一員としてスーツを着た浩一に社長秘書・緒川がかけた言葉を。
「往々にしてお馬鹿さんは予防接種を過小評価しまーす!!
病気と同じ! 手洗いうがいを大切に!!
みなさんはテロリスト適正が抜群に高い!! だから予防接種は必要です!!
個人としての「自我と自制心」をしっかりと持ってくださいね!!」
本当に無策はいけない。ラスボス行くのに装備を調えないのはうちの親だけだと信じてる。ボス倒してと言われて装備がひのきの棒でやくそうなしの状態を渡された時のことは今でも忘れない。
そう考えると予防接種=対策の必要性が実感できるゲーム脳なのでした。
テロール教授の怪しい授業 1
カルロゼン(原作),石田点 (漫画)
講談社 (2018/12/21)