2018年06月26日

鉄のラインバレル 完全版 (2)



「我々はキミに「敵」を与えてあげよう」


 大分お久しぶりになってしまいましたが、元気です。
 単に疲れて毎日事切れるように寝てしまっているだけなので、ゲームや本にほとんど触れられていません。まだFGOと帝都イベも走りきっていないしな……どうしたものか。
 とりあえず精神安定のためにゲームしたいのに買いたいのなく、今欲しい五年前に発売したゲームも休日出勤のせいで買いに行けないと言うね。発狂せねばならぬ。


■あらすじ
 JUDAへと連れてこられた浩一は一度は誘いを断るも、JUDAの一員として加藤機関と戦うことを決意する。
 一方、中学校生活の傍らで手に入れた力を安易に見せつける浩一の良くも悪くも考えなしの行動を見ていた城崎絵美は浩一への評価を最低と決定づけていた。


■感想
 今回はラインバレル完全版2巻。浩一のJUDA入りから加藤機関の宣戦布告、衛星兵器爆破戦の序盤まで。
 ついにヒロインである城崎さんがちょこちょこ出てきましたよーっ! 当時の私はロボさえあればなにもいらぬという人間でしたが、それでも梨紗子がヒロインだったら耐えられなかった。
 なんでかなー、梨紗子はものすごく苦手なんだよね。

 JUDAから加藤機関のことを聞き、一度は幼馴染みの梨紗子の元に戻るが、遠藤姉弟――シズナとイズナのピンチを聞いてラインバレルで駆けつける。
 ディスィーブはアナログな感じが好きですね。自分が乗ることになったら終わったとは思うけど、神経クラックとか格好いいよな。けれども、勝つイメージが持てないというね……なんでだろう。

 ここでも浩一の助けはいらないと言っていたシズナですが、ディスィーブは加藤機関のマキナのコピー・アルマに数で攻められて劣勢に陥る。
 浩一は性格に難あれどもラインバレルが強いので、シズナイズナのアシストもあり完全勝利する。
 しかし、ここで沢渡を倒しておかなかったのは良かったのか悪かったのか。殺しておけば良かったのか、どう言えば良いか分からん。改めて読み返すとこの人が最後まで出張るとは想像できなかったな。

 主人公らしくイズナとフラグを立てつつ、浩一は城崎と接触。転校生として浩一を監視していた城崎に浩一の方から接触し、そして道明寺も登場する。やっと役者がそろってきましたなw
 ファクターとなり強くなった浩一だが道明寺には勝てず、考えなしにラインバレルを呼び出して城崎に最低のレッテルを貼られるという浩一の空回り加減がよく分かる回ですが、その裏で森次さんはジャック戦。アルマサイボーグとかワックワクしてしまうのですが、ここにも助けに来たはずの浩一はラインバレルの回復力に頼った戦いをしたことで道明寺に言われたように戦闘センスのなさを指摘されてしまう。

 ジャックさんが稼いだ時間で加藤機関は宣戦布告してしまい、浩一と山下は加藤機関に掌握された米軍の衛星兵器破壊のために在日米軍基地へと向かったところで続く。

 まだまだ浩一が安定しないので読んでいて歯痒いですが、今回は森次さんとヴァーダントの格好良さに痺れるシーン。痛覚がないから怯まないとか格好良すぎるよな、と安易に思っていた昔の私を思い出します。
 でもなー、ジャックも好きなんですよね。武人に弱いのはどうにかせねばならない。

 では、ここいらで今回のお気に入りへ。
 今回はシズナイズナを助けてJUDAの一員としてスーツを着た浩一に社長秘書・緒川がかけた言葉を。


「確かに最初は何も理解せずキミは手に入れた力を無責任に弄んでいた…
 でも今のキミは間違いなくふたつの命を救ったのよ
 だから、もうそろそろいいんじゃない?
 ちゃんと親友と向き合って お線香の一本でも上げてきたら?」 


 緒川さん、で合ってるよな名前……。
 最初はなんとも思わなかったんですが、ここのところ自分もいろいろあったせいなのか、この言葉をかけてくれる人がいるっていうだけで浩一は救われたんじゃないかなぁ、と思ったら嬉しかったんだ。 








鉄のラインバレル 完全版 (2)
清水 栄一,下口 智裕 (著)
ヒーローズ (2017/12/29)
posted by SuZuhara at 22:52| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月20日

鉄のラインバレル 完全版 1



「落ちてきたのはこのロボットだ」


 ちょいと近状を語るにはヘビーすぎる事態になっていました。遠くない人が亡くなり、そのことから近い人が精神を病み、僕は事故に遭遇するというね。
 私自身はぴんしゃんしているので問題ないですが、気持ち的に落ち着かない日々が続いてましたので、こういう時はゲームしないとな!
 という感じでしたので、ぼちぼち平常運転へと戻りましょうかね。


■あらすじ
 早瀬浩一は三年前に巻き込まれた事故の後でいつの間にか手に入れた力を中学で不良たち相手に振るっていたのだが、突如襲撃してきたロボットからラインバレルに助けられてそのまま搭乗者=ファクターとして戦うことになる。
 初めこそ力に溺れて暴れていた浩一だが、同じくマキナのファクターである森次玲二と戦い格の違いを見せつけられ、自分の目を覚まさせようとした幼馴染み・矢島の死をきっかけにJUDAへと連れて行かれ、三年前の真実を知らされることになる。


■感想
 あらすじは本当にまとめられない。もうコピペにしてしまおうかと本気で見当しよう。

 さて、今回は大好きでたまらないロボット漫画のラインバレル完全版が出ていることを知り、とりあえず既刊は全部買ったぜという話。
 私はアニメから入った人間ですが、アニメとは別物のシビアすぎるストーリーとアニメEDソングの素晴らしさがすっごい印象に残っている。
 ちなみに言うと原作は最終刊まで読了済み。城崎さんは髪を切ってからが最強だと信じてやまない。くそぅ、大分先だなぁ。
 せっかくなので一巻ずつ感想を書いていこうと思います。

 内容は初めのラインバレルとの邂逅、そして三年後に再会。
 初めの浩一はすごく嫌なヤツというか、強すぎる力を手に入れて驕ってしまう中坊そのものなのでものすごく嫌われる主人公ですが、結末を知っている身としては正義の味方への信頼は揺るがない。てか、その後に触れたいろいろな作品の「正義の味方」のおかげで本当にいろいろ考えさせられることになった。社長の言葉なんか特に。

 好きな女の子の前で強い男に守られてばかりで守ることのできなかった浩一はそれがネックとなっていて、はっきり言って突如手に入れた力に溺れていた。
 だが、それはあくまで人としては強いレベルであり、襲撃してきたバケモノを前に逃げて、ラインバレルが現われたことにより助けられる。

 浩一のピンチに現われたことから呼べば来るのではと考えた浩一と浩一とラインバレルを捕獲しようとするJUDAの対決。
 ラインバレルが強いので圧勝しますが、ここでスーパー森次タイム。ヴァーダントの格好良さが異常なのではなく森次さんは異常に強いので浩一も打ちのめされる。
 城崎が転校してきたりしますが、しばらく絡みはないので耐えろ。理紗子で耐えろ? ……難しいこと言うなよ。

 一方で浩一が力に拘る理由が自分にあると知った矢島は浩一の目を覚まさせるために雨の中で殴り合う。
 ここは結構好きなシーンですね。強い幼馴染みだった矢島が自分の今までの行動の正当さに悩み、そして人間らしい打算を吐露するくせに、最後には昔からそうだったろといつものように浩一を助けるところなんか特に。

 森次さんと山下くんが浩一を捕獲するつもりだったのですが、先に襲撃してきたマキナによって矢島が致命傷を負い、そして浩一を助けて死んでしまう。
 ここからブチギレ浩一とマキナ、そしてJUDA組との三つ巴。山下くんが矢島の仇のマキナを殺してしまったことから浩一の殺意がJUDAに向いてしまうのだが、ここの浩一は本当に厄介だなー。
 浩一が力の使いすぎで昏倒したことからJUDAに連れて行かれるのだが、加藤機関などちょこちょこ出てきている。

 浩一は初めてJUDAの石渡社長と話をすることになり、浩一が望まない力を手に入れた理由――ファクターになるための二つの条件が明かされる。
 それは直接ナノマシンを埋め込むことと、マキナに殺されること。
 三年前の事故で浩一は一度死んでいること突きつけられたところでお終い。

 これからいろいろ起こるので忘れがちな序盤でしたが、矢島は本当にいいヤツだよなー。ヒロインが目立たないのは歯がゆいこともありますが、たまには女子などいらぬと戦いたいこともある。ロボットものだと特にそう思いますな。

 とりあえず発売済みの6巻までは買ってあるのでこれから選っちゃら呼んでいこうと思います。

 では、この辺りで今回のお気に入りに。
 矢島が自分を犠牲にして浩一を救ったシーンでの浩一の独白。自分を偽善者だと言っていた矢島だが、過去に守ってくれた姿に打算があったとしても浩一は矢島に憧れていた。


 なぁ矢島…………
 それでもオレ
 お前みたいになりたかったんだよ


 友人の片腕を抱いて絶叫というのは中学生には過酷なシーンですが、主人公の覚醒としては素晴らしい。
 怒りのままに暴れる浩一が、このあと矢島の残した言葉で正義の味方へと進んでいくのはもはや運命なんでしょうな。








鉄のラインバレル 完全版 (1)
清水 栄一,下口 智裕 (著)
ヒーローズコミックス (2017/12/5)
posted by SuZuhara at 23:17| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月29日

幼女戦記1〜9



「非科学的な世界で女に生まれ戦争を知り追い詰められるがよい!!!」


 Foooo! 主はいませり主はいませり! ひゃっほうハレルヤ!!
 と、テンション高く神を讃えてみたのは連休だからではなく、プレイ開始23日にしてやっとGEレゾナントオプスで支部長代理を引けたからだ!
 これで勝てる。配布アリサと両手に花で任務に行くぜ。え、同じキャラは出せない? ですよねー。
 ここ最近はログインしかしてなかったけれども、育てつつイベントを進めよう。でもほとんどFGOしかしたことがないからイベントの仕組みがてんで分かっていないんだけどもな!


■あらすじ
 日本でエリートコースを走っていた男はリストラを逆恨みした部下に殺された際に創造主を名乗る物体Xに出会い、そして逆らったことから、魔導師が存在する世界でターニャ・デグレチャフという少女に転生していた。
 呪いとも取れる神の恩恵から魔導師としての高い能力、生前に得た知識と徹底した合理主義的思考から幼い身で仕官し、軍人として生きることになる。
 安全な後方を望む本人の気持ちとは反対に前戦でエース級の活躍を見せたターニャは軍内では「白銀」、敵からは「ラインの悪魔」と呼ばれ恐れられ、ついには自分の部隊を持ち戦線を引っ張り回されることになる。


■感想
 アニメ1話の冒頭を観て合わないな、と思いそれ以降は触れていなかったのですが、漫画なら読めるかなと確か二月ぐらいに大人買いした。原作は読みにくいって聞いていたのとターニャは好みの外見ではないという偏見で手を出していなかったのです、はい。
 いやー、全くもって本当に偏見だったね。面白かったです。ターニャは十分可愛い(見た目)し、目の保養はセレブリャコーフ少尉がいればいいんだよ!

 部下をリストラしたら線路から突き飛ばされて死んだ男はそこで神に会う。しかし、無神論者のために信じない不届き者だったので過酷な世界に、それも女児に転生させられてしまうという話。
 転生すると過去の記憶が引き継がれたり思い出すのはお約束であり、ターニャと名付けられた少女にも男の記憶はあった。むしろ、男が女児の身体に入ったような感じ。
 魔導適性があったために確実に徴兵されると気づいたターニャは幼い身で仕官する。

 魔導師と言っても魔法使いのようなものではなく、魔導宝珠を用いたどちらかと言うと科学よりな力なのかな、と。この辺りは詳しく理解できていないや。魔導師は宝珠を用いて空を飛んだりしますが、基本武装は銃器であり、宝珠を使うとビームとか撃てるとそんな風にぼんやりと思っている。うん、相変わらず私の思考は酷いなw

 戦果を求めて自爆突貫したことを仲間を救うためと思われて生きてもらう者はほとんどいない「銀翼突撃章」を得て、後方ひゃっほうと宝珠開発に関われば存在Xの息のかかったマッドサイエンティストから威力はあれども神を讃える呪いの宝珠を押しつけられる。
 逃げるために戻った前戦で新人の部下を得ることになるが、これがセレブリャコーフ伍長である。

 あれ、アニメと見た目ちがくないか!? こっちの方が可愛いと思います!
 実際、伍長だけ少女漫画的な描かれ方ですこぶる可愛い。異論などないはずだ。

 伍長は自分が志願兵ではなく徴兵組であることを引け目に思っていたが、ターニャは祖国の義務を果たしに来たこと認められ、ターニャを厳しくも部下思いな上司と誤解して心酔していくようになる。毎回相性がキャラ紹介に書かれているが、呼んでいる人は一人しかないという不思議。私もセレブリャコーフ少尉って、後に上がる階級で呼んでいる。長いのにな。

 このライン戦線を終えて軍大学に行くことになったターニャはうはうはだったが、そこで出会ったゼートゥーア准将に気に入られようと世界大戦の展望を話したことから、魔導大隊が作られてそれを率いることになってしまう。
 ターニャはやることなすこと裏目に出まくるので楽しいな。この話の肝はターニャの考えと正反対に受け止める周囲とのギャップにあると思うのだが、漫画版の良さは小難しい部分などがキャラが狼にデフォルメされてで描かれることでとっつきやるくなっていることにあると思われる。
 これ、いちいちシリアスになりすぎなくていいなー。

 魔導大隊を作ることになったターニャはそこでセレブリャコーフ少尉と再会。昇進した部下が副官につき、可愛いので俺うはうはw
 徹底的にふるいにかけることで最強の肉壁を作ろうと、ここから部下の過酷な訓練が始まる。少尉が「ライン戦線の方がマシ」というほどの地獄である。
 しかし、みんな部下想いの上官だと誤解して慕われるのは楽しいw

 それを経てターニャの大隊は空から強襲する歩兵との戦線、航空魔導師との戦いなど圧勝を重ねて華々しい活躍をあげる。
 副隊長のヴァイスの最新刊までの成長ぶりとか見ると、ターニャじゃなくとも思うところがあるものだ。

 1巻からの因縁の相手、しかしターニャは気づいていないレガドニア協商連合軍のアリソン・スー大佐が守るフィヨルドを落とし連合軍は壊滅。
 帝国が覇権国家となる中、アリソンは妻と娘を合衆国に逃がし、自分は要人を亡命させるための任務へ。

 ターニャもしばらくは休みかと思っていたが呼び出されて北洋艦隊が捕捉した離脱を図ると連合軍の艦群と思われる艦の索敵のため引っ張り出されることに。
 そこで要人を逃がした後のアリソンと戦い、ターニャは勝利するがアリソンが娘からもらった銃を奪ってしまう。 これ、嫌な予感するんだよなー。なんせ神が信者の三つの叶えるとか言うのが偶然にもアリソン、アリソン妻、娘のメアリー・スーになってしまってメアリーに多大な加護がついてしまうんだ。
 メアリーは父のためにと女性が仕官できる合衆国で軍人になる気だし、メアリーを倒せるのは同じ奇跡を持つ者のみってターニャだけってことだろう?
 うわぁ、次の敵ですやん。ターニャ以外で初の表紙絵とか飾ってるし。

 ターニャの方がそんなことは知らずに知らぬ間に北洋艦隊に恩を売って撤退する際に要人を乗せた船に遭遇して逃げる潜水艦を発見したところで最新刊である9巻はお終いでした。

 いやー、本来であれば7巻で感想を書くつもりがもう9巻が発売しちゃったよ。
 ターニャの思惑が誤解されまくり、前戦大好きな狂戦士と思われながらも部下には慕われて戦果を上げていく様子は実に気持ちいいものがある。ただ、本人からしたらたまったモノではないですがね。
 特別この後原作やアニメに手を出す予定はありませんが、漫画の方は追っていこうと思います。……その前に巻末のインタビューとかちゃんと読まなきゃな。どうにも漫画に多大な文字があると後回しにしてしまうクセがあるので。

 では、今回のお気に入りに。
 まとめて感想を書いているので今回は7巻のフィヨルド戦でアリソンの大隊が迎撃に来たところから。
 第一小隊をセレブリャコーフ少尉に任せ、ターニャは抽出小隊とともに足止めに向かうのだが、ここで大隊唯一の乙女である少尉が――ターニャは女子だが乙女とは言わないと思っている。いじらしくも心配しながら一時の別れを済ませた後、残された部下たちに言い放つ。


「副官殿…」
『こんな時 少佐なら…』
「うろたえるな
 中隊長代理を拝命した
 第一中隊は当官が掌握する」


 ここのキリッとした少尉の格好良さは異常。
 だが、9巻でのターニャに男がいると思われた後に教わった言葉をターニャに言う真意が私には謎である。
 ターニャも本来の男として何か夢を見たりしたときに少尉が妻だったりするのは何か意味があるのだろうか。僕はそこが気になります。









幼女戦記1〜9
カルロ・ゼン (原作)、篠月しのぶ (キャラクターデザイン)、東條 チカ (漫画)
KADOKAWA
ラベル:幼女戦記
posted by SuZuhara at 10:41| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月22日

あげくの果てのカノン(1)



 どうかどうか、この気持ちがバレていませんように。


 特別狙ったわけではないのですが、月命日の挨拶に行けました。
 たくさんの人が訪れていて、すげーなぁ、の一言でした。咽び泣いて別れを告げている多くの人に驚いた。よくそこまで感情を表に出せるなぁ、と。僕はそういうことができないので。
 この一ヶ月ほどは、私には直接関係はなくとも近しい距離の人に不幸がありまして。レベルが高すぎて途方に暮れるほどです。
 今はただ、あなたが目を覚ました時にゲームの進捗状況を報告できる日を待っています。


■あらすじ
 高月かのんは高校時代の先輩・境宗介に憧れ恋をしていた。
 しかし、突如地球に襲来した異星生物『ゼリー』によって世界は変わり、境は異星生物対策委員会・SLCへと進路を進めてしまう。
 数年が経ち、境目当てでSLCの近くのパティスリーでバイトをしていたかのんは会えるだけで心を踊らせながらも、急接近していく境との距離に境が妻帯者と知りつつもずっと変わらない気持ちを告げてしまう。


■感想
 出先で立ち寄った本屋で出会った本。
 あらすじとか特に読まず、壊れた街に女の子とかそれだけで最高だと手に取ったわけですが、やはり一気に全巻買っておくべきだったな。給料日前だからと1巻だけしか買わないとか愚行すぎたぜ。

 読み始めると高校時代に憧れていた境先輩にストーカーするかのんから入るのだが、ストーキングレベルはかなり高い。盗撮はもちろん声まで録音しているからね。
 だが、そんな異常性も世界の方が以上だからどうでもよくなる。

 地球を襲うクラゲのような異星生物・ゼリーによって崩壊している日本。そんな生物と戦う境は本物のヒーローで、かのんの恋心は崇拝と化している。
 そんな先輩の気まぐれか、以前にフラれていたかのんは構ってくれる境にどうしようもなく引きつられつつも、境を思い続けるかのんだからこそ境の変化に敏感に気づく。

 ゼリーと戦う境は傷ついた身体を『修繕』に癒やす。その度に内面が変化し、徐々に性格も変わって言ってしまうのだ。
 高校時代よりも軽薄になった先輩に気づきつつも、そして自分の気持ちがストーカーで気持ち悪いものだと分かっていながらもどうしようもなく求めてしまう気持ちを抑えられなかった。

 そして、SLCの内部を見学するというデートに訪れた日、なぜ境は奥さんだけを見ないのかと悩み、この気持ちを抱き続けることをいけないと思いつつも、かのんは告白してしまう。
 それを笑って喜んだ境は、次の瞬間、頭を何かに切られて倒れた。血の海に倒れる先輩は彫刻みたいでかっこういい――――と思うところで終わりとか、もう次の巻を即買うしかないよねこれ!

 不倫モノとして進んでいくのかは分からんが、ゼリーなどがどう関わってくるのかでどう進むのか分からんや。
 かのんの恋愛暴走っぷりは楽しくて好きだが、境の考えが1巻では描かれていないから謎すぎる。僕が感じるに境はどこかかのんに縋っているような気がするんだよなー。
 次は早く買いたいのですが、近所の本屋は軒並み潰れてしまっているからいつになるか。……とりあえず、給料日後なのは確実だがな!

 では、今回のお気に入りに。
 と行きたいところだが、好きなシーンはかのんが先輩の好きなところについてつらつらと語るシーンだったりする。うん、ここは長いので巻末0話の冒頭の言葉を。


 生きているのか死んでいるかもわからない…
 沈んだ雨の日々…
 今日も私は神様を待っている。


 ああ、かのんはすげーや。
 そこまで人を好きになれることを尊敬する。たった一人を好きで居続けることは難しくないと僕は思うのだが、それでも手の入らない人の傍に居続けられるってのは僕にはできないからな。








あげくの果てのカノン(1)
米代恭
小学館 (2016/6/10)
posted by SuZuhara at 22:13| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月17日

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 1



 カタリナ・クラエスにハッピーなエンドなくない!? バッドオンリー!?


 相変わらずソシャゲは真面目に出来ていないのですが、比較的真面目にやっているのがペルソナOA。放置型だからやりやすいのだ。
 しかし、パートナー選択に真先輩がいない。そもそも強いペルソナが居ないので探索がなかなか進まない。合体させてくれ頼む。けれど、それならそれでペルソナ変えて探索してログで何が足りないか確認するのはなかなか楽しい。
 ……でも、耐久44でも足りないと行ってくる難易度ノーマルって何なのか。


■あらすじ
 交通事故で死亡した前世を思い出すと同時に自分が生前にプレイしていた乙女ゲームの悪徳令嬢であるカタリナ・クラエスに転生したことに気がつく。
 プレイの記憶からどう足掻いてもバッドエンドしかないカタリナの結末を思い出し、なんとかバッドエンドを回避するために剣に魔法の修行、そして国外通報されても生きていけるように農業に手につけるという頓珍漢なカタリナの行動は周りに良くも悪くも影響を与えていく。


■感想
 二月くらいから漫画を読み漁っているのだが、全く感想は書いていない。そもそも一巻を読んだら最新刊まで一気に読むタイプなのでその感想を書くのにはちょいと時間が必要なのだ。まあ、ぼちぼち書いていこうとは思っているのですが……。
 そんな中で今回は二日前ほどに読んだ漫画です。タイトルは聞いたことがあったんだけど、そういやどんな内容なんだろうと手に取ってみた次第です。

 乙女ゲームをプレイしている途中で事故に会い死んだ前世を思い出すと、自分がプレイしていた乙女ゲームの世界にいることを悟る。それも、主人公のライバルキャラである悪徳令嬢カタリナ・クラエスの幼少期だった。
 主に婚約者である第三王子と義弟のルートで死ぬか国外通報というバッドエンドしかない運命。まだゲーム開始時、十五歳までは時間がある八歳なのでカタリナ脳内会議の結果、剣と魔法の修行と農業というナナメ上の努力を始めるカタリナ。
 ここは笑ったw 高飛車お嬢様が怪我で寝込んでいたと思ったらほっかむりで農業を始めるとか笑うしかないだろうさww

 それは婚約者となる第三王子・ジオルドも同じでゲームではカタリナに興味のなかった彼も突飛な行動を気に入って足繁く会いに来ることなる。
 義弟・キースも同様で、孤独な幼少期を過ごさせるとグレて主人公に癒やされてしまうので、とことん引っ張り回す。カタリナの直球な行動に「義姉さん大好き!」な弟のできあがりである。

 この調子で男キャラ制覇するのかと思いきや、次は同じライバルキャラとなるメアリ。そう、女の子だ!
 攻略キャラである第四王子・アランの婚約者でアランルート時のライバルキャラであり、カタリナはこのルートでは出てこない。しかし、メアリはハッピーでもバッドでもそこまで悲惨じゃないカタリナの過酷さったらないw

 お茶会デビューしてメアリの作った立派な庭園に感動したカタリナはメアリに畑の相談をする。畑ww
 そして一緒に畑作業をして、アランルートをプレイ済みのカタリナはアランがメアリにした殺し文句を言ってしまってメアリを虜にするという無双っぷりを発揮してくれるw

 自分の婚約者が誑かされていると知って乗り込んできたアランも本来は主人公がするはずだった音楽の才能開花イベントをこなしてしまい、その後も宰相の子である兄妹・ニコルとソフィアも同様に攻略して子ども時代で既に主要人物を制覇するという偉業を為してくれる。
 最後にはカタリナ十五歳の誕生パーティーでゲームの世界とは異なる設定となった主要メンバーたちと集まり、ゲームの始まりである魔法学校の入学を控えたことろで今巻は終わり。男も女も攻略するカタリナ様すげーw

 内容がちょいちょい分からなかったのでなろうの方で小説も読んだのですが、小説にあったキャラ目線の話が漫画にないからちょっと分かりにくいんだな。
 ジオルドが腹黒というのはカタリナの言葉では分かるけど子ども時代にはその顔は見せていないし、ニコルの幸せ者も「可哀想」と言われてしまう背景がないと全く分からんかった。
 漫画なのだから同時進行で描いてくれるといいのにな、と思いますが、なかなか面白かったので次も買おうかと思います。
 子どもカタリナが大人カタリナにハイタッチする扉絵はすごくいいと思います!

 しっかし、私はそれなりに乙女ゲームをしている気がしたが、ライバルキャラと言われてもピンっと来なかったぜー。

 では、ここらで今回のお気に入りに。
 今回は地味に気に入ってしまったカタリナの魔法についてのシーンから。
 希少ではない土の魔法を使えるカタリナ・クラエスはゲーム中でこんな風に魔法を使っていた。


 ゲームのカタリナはこの「地面の土を2・3センチほどボコッと動かせる魔法」しか使っていなかった。
 この「土ボコ」でカタリナは主人公をつまづかせたり、つまづかせたり……
 要するにこれ、人をつまずかせることくらいしかできないのよね。
 この「土ボコ」だけではこれからの破滅エンドを生き抜くことはできない!


 てか、カタリナだけ設定が酷すぎるw
 メアリやソフィアという他のライバルキャラはしっかりしているのに、カタリナだけ無能なまま相手にされない王子にぞっこんだったみたいだし。
 魔法学校入学からは小説も読んでいないので楽しみに続きを待ってます。







乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…: 1【イラスト特典付】
ひだか なみ(漫画),山口 悟 (原作)
一迅社 (2018/3/24)
posted by SuZuhara at 22:45| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする