死ねるだけ、死ねばいい。
去年の振り返りで書いたんだけど、ほとんどのソシャゲを辞めた。幸いにもデータを引き継いでくれる人もいたし、俺のFEHはエーデルガルトだけは育ってるから必ず使ってくれって言っといた。GEREOは最後にアリオレチャレンジしたけど、今まで一切来なかった後来組が来て引き継いでくれる友人が歓喜してました。FGOだけはまだ5章を終えてなかったので今はログインだけしている状態。この話だけは絶対にやれと大学の友人に言われてはやらざるを得ないけど、うっかり楊貴妃引くけちゃって股間に来る云々について真剣に考えることになった。育てたいこの笑顔。
うん、こんな感じなので新年を迎えようとも私は変わってないつーことですね。
■あらすじ
殺され続ける誕生日から抜け出したツリーだったが、次は恋人・カーターのルームメイト・ライアンがループの輪に閉じ込められてしまう。そもそもループの原因がライアンの作った機械・シシィにあることを知ったツリーはループを解決するために乗り出すのだが、ライアンの行動によって再び誕生日まで戻ってしまう。
そこではロリがツリーを殺そうとしなかったりカーターとダニエルが付き合っていたりとツリーの経験とは違うことばかりで一刻も早く帰ろうとするが、ツリーの死んだ母親が生きていることを知ってツリーはこの世界に留まるためにループの輪を閉じることを決める。
■感想
続いてみたよ、ハッピーデスデイ2U。
毎回ツリーがカーターと部屋にいる時に乱入してくる男・ルームメイトのライアンが今度はループに巻き込まれる。
ライアンは頭がいいので一度繰り返すだけで自分がループしていることに気づく。そして、カーターと一緒にいたツリーに自分が殺されたはずであることを話してピンときたツリーがライアンを助けるために動いてくれます。
いやー、なにこのツリーの頼もしさ。相変わらずカーターの提案は微妙ですが、修羅場をくぐり抜けたツリーがベビーフェイスの仮面の頭をぶん殴って捕まえてくれます。
すると、中身はライアン。
それは平行世界のライアンでループの輪を閉じるためにやって来たと。同一人物が同じ時空にいるのはうんたらかんたらと言い出した辺りで、これホラーじゃなくてSFやと気づく。それもかなりコメディ色が強いからホラー要素がほぼ消えてるのが残念ですねー。前回は死んではやりなおすというゲーム的でしたが、今回は科学が関わって科学オタクトリオも仲間になるのでシュタゲっぽいかな。
ライアンが平行世界ライアンを殺そうとシシィを発動させたことでツリーは再び殺される誕生日に戻ってしまう。
いつものやりとり、地球温暖化アンケートにスプリンクラー、ハンスト現場にゲイを超えて女子寮に戻るが、いつも声をかけてくるダニエル、そして毒入りケーキで殺しにくるロリがない。おかしい。
しかも、なぜかカーターとダニエルが付き合っている。これが分かるシーンは確実にコメディw
最悪だけど、ツリーは母親の死がなかったことになっているこっちの世界を選んでしまうのだった。
しかし、こっちでも病院には殺人犯がいるのでツリーが病院に向かうと、殺人犯の凶刃から救ってくれたのはロリだった。やだ、ロリが頼もしく思えちゃうやん……。
けど、ツリーとロリは二人ともベビーフェイスにやられてしまい、この世界のもう一人の犯人は分からずじまいで終わってしまう。
それよりもループを閉じることを重視し、ライアンたちとシシィの完成へ。不要なアルゴリズムを調べるため、試してはツリーが覚えて自殺してやりなおすを繰り返す。
ここで水着でI can flyはイチャつくダニエルとカーターの前に落ちてきて笑った。カーターの慌て具合いは百年の恋も冷めると思うが、逃さないダニエルが面白すぎたw
母親が生きているからこっちにいると決めたツリーだけど、カーターに殺される誰かを助けようと言われて拒絶してしまう。そうだよな、もう死にたくないもんな。心の支えだったカーターを失うことになっても、ツリーにとって死んだ母親は大切だったんだ。
けど、両親と逃げた先でツリーはニュース番組で殺人犯にロリが、一人で助けに行ったカーターが殺されたことを知ってもう一度自殺する。
母親にも諭されたし、ツリーは元の世界に戻ることを決めたのだった。
しかし、イレギュラーが続き学部長にシシィを奪われて奪還作戦で何故かダニエルが怪演してたり、シシィ発動まで時間があることでロリを助けに行く。
警官から奪った銃で速攻殺人犯を殺す手口は明らかにプロのものw そして今回のベビーフェイス、犯人は不倫がバレてロリを殺そうとしていたグレゴリーだった。
グレゴリーの作戦は基本前回のロリと同じ。殺人犯を解放して自分が犯す殺人をなすりつけようとしていた。
ここでまたもツリーのスーパー推理タイム! しかし、グレゴリーは単独犯ではなく、奥さんもグルでロリが撃たれてしまう。私の幸せを奪わせないと奥さんが参戦し、ツリーも足掻くがグレゴリーはロリと違って力があるのでツリーも負けてしまう。
ま、この辺からはグレゴリーの慢心。
ツリーの前に奥さんを排除したこと、勝った気になってツリーの命乞いを聞こうとしたことでしょうね。
最後は磁力の部屋、病院の何の部屋かは分かりませんが、磁力で押さえつけたグレゴリーに向かってスクリュードライバーを手放すだけの簡単なお仕事でした。
カーターのために元の世界に戻ったツリーとカーターに科学オタクトリオは罰なのか清掃していますが、シシィが認められてループ実験をすることに。その被験者はダニエルってところで終わるんですが、ここは蛇足な気がしましたねー。
さて、ループが起こった原因は分かったが、納得には到底至らない。まだ道理が合ってないぞ。
ループ対象がツリーになった意味、平行世界のライアンがこっちに来た理由やその後、ループによるツリーの人体への影響、何よりも別世界のループでツリー以外の人も記憶を持ち越している可能性があること。明日来るはずの学部長の来訪が早まったりとか、最後のターンだけイレギュラーが多すぎた。てっきりダイアンかと思ってたのに、あいつは天然でアレなだけだったから笑うしかねぇw
ツリーはもう死ねないと直感してたけど、ツリーのループはタイムリープに近いんだろうけど、身体がダメージを負っている意味が理解できないんだよなぁ。幻肢痛みたいなものとしてでもなく、確実に身体に傷跡を残しているからなー。
続きがあるならこの辺掘り下げてほしいけど、ちょっとコメディ色が強くなりすぎちゃってツリーの死が安っぽくなりすぎちゃったのが残念だ。僕はどうせみんな忘れるからって全裸で歩き回る初期ツリー好きでしたよw
では、ここで今回のお気に入りへ。
今回のお気に入りはついにループを閉じられると思ったときにカーターにこれから起こることを知っているなら殺人犯から罪のない人を助けようと提案されてキレてしまうツリー。自分の繰り返してきた死と最愛の母が生きているけれども好きになったカーターを失った世界を選んだことについて悩みに悩んだ末、母が死んでいない世界をツリーは選んだ。それをカーターは正しいのか尋ねる。
「でも事実だ。過去を消せばこの現実が嘘になる。それって他人の人生を生きるのと同じことだろ? 苦しんだり悲しんだりつらかったり、それで今の君がある。君の場合、他の人にはないチャンスもある」
「チャンス?」
「さよならを言える」
カーターのこの辺がツリーは好きなんでしょうね。
でも、ダニエルはダメだ。カーターやめとけ、さすがにそいつは趣味が悪すぎる。
ハッピー・デス・デイ 2U ブルーレイ+DVD
ジェイソン・ブラム(監督)ジェシカ・ロース (出演)
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン(2019/11/20)