2025年03月09日

ユニコーンオーバーロード オーケストラコンサート2025



『ユニコーンオーバーロード』発売1周年を記念して贈る、初のオーケストラコンサート!


 前回から続けて書いているのでもうここに書くことないんだがw
 そうそう、ちょいと胃の調子が平常運転になってきたのでランニングでもするかなと、ちょうどこのコンサート前くらいから再会している。走るのが好き? そんなまさか。ランニングが一番コストがかからないだけだ。どうせ2時くらいから起きてラジオを聴いてソシャゲするなら走ろうと今日も走っていたのだが、去年もいたゾンビ走りのおじいちゃんがいた。あああああ、といいながら両腕だらんと下げて走るから勝手にゾンじいと呼んでいるじいちゃんがまだ走ってた!
「おはああよおおう」と言ってくれるので「おはよーございまーすっ!」と返す深夜2時から3時。さすがにこの時間にこの邂逅は怖ぇんですわw


■感想
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 本来であれば、僕が参加できるイベントはこのコンサートで最後のはずだったのでちょっと感慨深いはずが、転勤はなくなり現状維持で待機&当日の東京マラソンの交通規制で迷いまくるという珍道中ながらも行ってきたよユニオバオーケストラ!

 グッズ付きチケットにはしなかったので席は後方中央ブロック。すぐ傍にゲストのリヒターさんたちいて違う意味でビビる。
 物販は先行予約システムがあったのでこれを使って並ばず買おうと思っていましたが、計算式に先行システム利用料なるものがある……うむ、当日並ぼう。当方ケチである。
 でも、ちょっとこの辺りの杜撰だったかな。僕が行った14時ちょい前の会場外物販に並んでいたのは10人未満。予約組の列とかよう分からん状態で声がかかると予約組がちらほら抜ける。予約組は4窓、当日2窓くらいだったからたいして待たずに買えたんだけど、予約組は本人確認資料とか必要でちょこちょこめんどいという印象でした。

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 今回はパンフだけ購入。
 だって、キャラものはメリザンドいないしデスクマットの地図は欲しいけど、僕はどうにもゲーミングマットは使いにくいので買えない。天のかけら金平糖でコーヒー飲むかと思ったがソーダ味だったぐぬぬ。
 それと、当日にXキャンペーンのクリアファイルもちゃんともらった。

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 列がすごいし会場は電波悪いしで阿鼻叫喚だったのはなんとも言えんw というか、会場自体がコンサートホール以外が狭いんだ。縦長に3階建て、その2階部分でフィギュアが飾ってあったんだが、入り口から手前の階段がフィギュア撮影で列は2階から3階に向かって。奥の階段は1階で販売しているグッズ列と説明ないから察しろだった。僕は最後の最後まで両階段の間部分にヘッドホンが展示してあったの気づかなかったよ……。

 着席して待っている時に普通はコンサート終わりに初出しになるはずのオーケストラコンサート音源のCD化を知りつつ、近くの席から聞こえてきた会話が面白かった。
「あの黒リンデと白リンデの姉妹いるじゃん」「おま、その認識酷すぎ!」本当にな! でも、僕も同じような間違いをしたので他人事とは思えんw
 友人とユニオバの話をした時の話。前情報として僕はカタカナがものすごく弱い。自分の覚えやすいように覚える。名前とか固有名詞は特にそれが顕著に出る。それでやらかしたのだが、言わなければ誰にも気づかれない。でも、どこの誰か知らないけれど君が臆せず言うのならば俺も言おう。確かこんな感じで話してたんだ。
「エルフの国を助けにはまだ行かない。けど、ドラケンガルドに行く前にダークリンデは回収したい」「あ? お前今なんて言った? 俺の嫁の名前を間違えたな」「?」「……じゃあ、妹の方は? 名前を言ってみろ」「…………エルフリンデ?」

 本当に、これやった。
 エルトリンデとロザリンデが覚えられなかった。てか、エルヘイム全体がかなりきつい。そもそも、この二人を僕は戦闘で使ってなかったんですよ脳筋だから。今ではもう間違えないけれどもかなりの頻度でやらかすどうにかしてくれ。

 そんな最低なことを思い出しながらオーケストラコンサートに臨んだのはきっと僕だけでしょう。

 コンサートが開始されるとゲーム映像とともにコルニア解放の旅が始まる。要するにゲーム映像とともに時系列順で演奏されていく。
 もうメインテーマが流れると震えましたね。ただ、ゲーム映像に目がいってしまうのでオーケストラが観れないのが難点だ。後方だったこともあり、映像がきっちり見えちゃうからさ、メリザンドが回避してる。あのくるくるが好きだと思っちゃうんだw

 指揮者の方がものすごく愛嬌のある方で、曲ごとにメインとなる楽器演奏者を教えてくれるし、なんとも言葉にしにくいのだが曲への理解が深いのだろうなと感じさせるというかリスペクトを感じて素晴らしかった。なのに、俺は映像ばっか見やがって……。
 以前、日本橋でやったP5オーケストラだったかな? 目黒さんも来てた回に参加していたのですが、ひとりものすごく楽しそうに演奏する人がいてその人ばっかり観ていたのですが、目黒さんも途中のゲストトークで同じことを言って全員の目がひとりに集中するといったことがあった。
 なにが言いたいかというとライブなのだ生なんだ、どこを観るのも誰に注目するのも自由なんだ。ゲーム映像で振り返るの演出は良いが、せっかくの生演奏なんだからもっといろいろ観るべきだったなぁと後悔していたりもする。
 でもね、最終戦でアレイン隊にメリザンドがいたのは嬉しいじゃん。メテオスラッシュをここで観れると思わないからテンション上がるじゃないですか!

 コンサートは前半後半に分かれていて、その両方で真ん中にゲストトーク。イソッチこと声優の磯村知美さんがMCでのトークはやはり面白いですね。野間さんには是非全員分のオーケストライラストを描いてほしい切実に。あと何気にちゃんとイソッチを見るのは初めてかもしれん。僕の当選してたイベントは去年台風で中止になったからな……。

 パンフでは全24曲でしたがシークレットでプラス2曲。
 パレヴィア島ともう一度メインテーマ。メインテーマは段違ですが、コルニアバトルとかバトル系の音楽がやはり好きですね。
 ちょうど金曜にメタファーもオーケストラコンサートが決まりましたが、こんな感じになるのか? 前の席狙いならグッズ付きを、ユニオバも楽しかったからあの旅を映像付きで振り返るのは楽しいでしょう。僕は申し込むかはまだ考え中です。
 だ、だだ、だって、夏場の僕が使い物になるわけないじゃないか。でも、場所が所沢だとまたKADOKAWAのところでなんかやんのか?とちょい静観して考えます。






ユニコーンオーバーロード オーケストラコンサート2025
2025年3月2日 1st(昼の部)
すみだトリフォニーホール 大ホール
posted by SuZuhara at 00:40| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月08日

abec/BUNBUN 20th Exhibition「CHARACTERS」



 あなたの、私の、主人公。


 寒くて死ぬ。けれどもそれよりも少々退屈していたりする。
 今はどうにもゲームをする気が起きないシーズンなのだが、僕には時たまこういう時がある。しかし、デイリーミッションという忌まわしい風潮のあるソシャゲはそれを許さない。だが、FGOのCBCとかロスストの歌姫イベントとか、僕にとっては大枠で同じモノに分類されてしまうので興味が惹かれない。
 そんな中、未だに理解できていないアークナイツのローグを必死こいてやっとブリキさんを完凸。
 ここまでやればいいよな頑張ったよ……もうすぐLv.100なのに初心者から抜け出せる気がしないよ。


■概要
 イラストレーター・abec/BUNBUNの画業20周年を記念し、初のイラスト展覧会が開催。
 abec名義では『ソードアート・オンライン』シリーズのイラストを担当し、BUNBUN名義では『サクラクエスト』、『終末のイゼッタ』、『結城友奈は勇者である』などのアニメ作品、数々のライトノベルのイラストを担当している。


■感想
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 2日目に行ってきましたabec/BUNBUNさんの個展。
 いやー、俺らしからぬ素早い行動には理由がある。来場特典に黒ポリがあるのが開催から3日目までだったんだもん。同日の午後にユニコーンオーバーロードのオーケストラコンサートで近くまで行ってるから、そのまま行ってやらぁ!でチケット抽選を見事勝ち取れました。良かった、本当に良かった。

 しかし、当日はものすごい誤算がありましてな。
 なんとその日、東京マラソンで街が交通規制。マジかよである。けど、初日は物販トラブルがあったみたいで何時間も並ぶとかあったようですが、2日目はそんなことないスムーズで広々と見れました。うん、3日目はBUNBUNさん在廊してサイン会やったらしいから、俺が行ったときは本当になんもなかった時みたいだったけれども個展自体には大満足でした。是非行った方がいい、SAOファンはもちろん俺のような黒ポリファンも是非。

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 さて、このブログを遡るとちょこちょこ話しているが、黒ポリこと神曲奏界ポリフォニカのブラックシリーズこそ、僕の初めてのラノベである。たぶんきっと、そうだと思うんだよな……。

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 ブラックシリーズ第3作目である『プレイヤー・ブラック』を本屋で見つけて表紙絵買いだった。当時、確か本屋の全作品10%オフで購入できる資格を持ってたからいろんなジャンルを手に取っていたんだ。
 作品の感想は今書くことじゃないか、正直全く分からんかったw だって、『神曲奏界ポリフォニカ』という作品のスピンオフの3作目から読むなんて正気じゃないよ。無理だよ、世界観わかんないだからさぁである。
 まあ、そこで辞めずに全巻読んだのは大迫純一さんの文章とBUNBUNさんのイラストあってだったと言い切れる。今だって大好きでせっかくだからちゃんと読み返して感想を書くかな。

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 特典のしおりをもらって会場に入ると、まず目に入ったのは本棚だった。BUNBUNさんが担当していた作品が発売日付入りで並んでいる。
 すごい……当時、BUNBUNさんのコメントにもあったけれども大迫さんは速筆だったので毎月なにかしら読んでいたけど、本当に毎月だったw
 会場の写真はこれ以上は載せませんが、なんというか高校生のBUNBUNさんの歩み、お絵かきBBSとか僕は見るだけでやったことないので実感はないのですが、そういうのがあったんだよなと。今も昔も良し悪しはあるのでしょうが、Xのファンアートで「AI学習禁止」という文言が入ったイラストが当然となってしまったのがなんとも悲しい。
 当時のコピー本とか飾ってあったんだけど、ちょこっと中身が見えるんだよ。スタッフさんに「これ触っちゃダメなんですよね?」と分かりきったことを確認したのは俺です。

 コメントがあるものは全部読んだのですが、BUNBUNさんの人柄が分かるようなものばかりでなんか嬉しかったですね。好きな作品を描く人が、勝手だけども思った通りの人だったのは嬉しい。

 会場ではやはりSAOファンの方が多いみたいで、恥ずかしながらSAOのabecさんとBUNBUNさんが同一人物だとこの個展まで知らなかったのでめちゃくちゃ驚いた。似てる絵の人がいるんだなとくらいにしか思ってなかった……。
 SAOイラストはやはり量とキャラが多いだけあって、情報量の多い絵があってすごかったですね。格好いいと圧巻としか言えない。読んでない本や観てないアニメもいっぱいでしたが、ぼちぼち手を出していきたいなー。

 後半に作品ごちゃ混ぜでイラストが飾ってあるところでゾアハンターを見つけてうはうはしたり、SAO設定画を一眼レフで舐めるように撮影しているお兄さんの隣でマティアとマナガの設定画に悶えていたのも俺です。
 ちょいと自慢ですがね、俺はこのマティアとマナガの設定画イラストカードを持っている。特典とかはほとんど手放してしまうのですが、これだけはちゃんと持っている。

 ラストにabec/BUNBUNさんにメッセージを残せるスペースがあるのですが、珍しく参加させてもらいました。いや、字が汚いからあまり書かないようにしているんだが、この令和に黒ポリが観れたのが本当に嬉しかったので。大迫さんが亡くなってしまっているので権利とか大変だっただろうけれども新規イラストを描いてもらえたのは奇跡だと思うんだ。

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 だからっ、黒ポリグッズは全部買ったよ!
 でも、トレーディング系は惨敗だよw おい待て、キリト&ユージオとか当たりの分類なのに今は違うんだよおおお!
 図録も欲しかったのですが、SAOも追い切れていない自分では宝の持ち腐れになると思って諦めた。アクスタとポスカは許してくれ……マティアとマナガが本当に好きなんだ。黒ポリがあればユニボールワンPも欲しかったなぁ。

 ものすごく見応えのある個展だったので悩んでいる方がいたなら是非行った方がいい。後悔はしない。めっちゃ楽しいぜ。にやり。
 あ、でも物販がちょっと特殊だったかな。でかい紙にグッズいちらんがあるからそれに欲しい個数を書いてスタッフに渡す→レジ誘導→レジに集められたグッズが届く→購入という流れ。グッズ付きチケット持ちはここでタペストリーをもらうらしい。

 ……僕の時さ、ものすごく時間かかったんだ。
 そんでもってレジスタッフさんに「本当にこれで合ってます?」と何度も聞かれたw 合ってます俺の本命ですから!!




 



abec/BUNBUN 20th Exhibition「CHARACTERS」
2025年3月1日〜3月17日
TODA HALL & CONFERENCE HALL A




posted by SuZuhara at 23:18| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月01日

本なら売るほど



 きっとあなたも、本が好きな気持ちを思い出す。


 実はだいぶ前から打診があり、僕の生活はもうすぐ一変するはずだった。けど、なくなったんだってよー! なんでや。それは恒久的にか? 2、3ヵ月後にやっぱなしをなしでとか言い出すんだようちの会社はよ。身辺整理して身軽に過していたのだが、ライブとかのイベントも入れてなかったんだぞこんちくしょうっ!
 ま、過ぎたことはどうにもならんのでぼちぼち好きなことをしていきますが、僕も調子が戻ってきているところなのでちょうど良かったのかもしれぬ。


■あらすじ
 「十月堂」の店主は脱サラして古本屋を始めたのだが、古本屋が本好きとの商売だと思っていたのに本に興味が持てない人が本を捨てる場所であるという現実に直面していた。売れない本を処分する日々に思うところを抱きながらも、彼の元には様々な読書家が訪れる。


■感想
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 このニューギアに気づいてくれたら嬉しい。ブックスタンドを仕入れました! あとネスばかりだと芸がないのでバキを食らうゲレゲレにもご登場いただいている。

 さて、今回の漫画は確かなにかのテレビで紹介されていたんだけど、その時の芸能人のオススメポイントがすっかりくっきり俺には分らんくてな。切り抜きだと分からんから全部読んでみようとなった次第であります。

 表紙の紙が好きだなーとか色々あるんですが、まあ順番に行こう。
 全部読んでみてすごい面白かった。この空気感好き。
 1話完結で物語は6つ。初めの2つは亡くなった人の本を買い取る話。

 不動産屋より遠方に住むという妹からの依頼で亡くなった兄の本を買い取って欲しいと家に向かうと、書斎がいくつもある本だらけの部屋だった。
 もうね、これは憧れる。僕の一番の憧れはディズニーの『美女と野獣』で野獣がベルにプレゼントする書斎なんだが、部屋いっぱいに好きな本に囲まれるなんてどれだけの幸せなんだろうか。

 でも、悲しいかな。
 コレクションは死後まで持っていけないんだ。

 予算的にも時間的にも全部は買い取れないから吟味していくんだけど、1冊1冊大切にされている本に、蔵書印まで作るほど本好きだった誰かに思いを馳せてしまうのは致し方ないことだろう。

 子どもの頃に手に取った『最終兵器彼女』の最終巻、なぜか特別版のカレンダーつきが残っていてそれを買った。カレンダーはもう意味を成さないものだったけど、そこに作者の高橋しんさんの言葉で確か『読まなくなったらこの本を誰かに譲って欲しい』みたいなこと。それを子どもの僕は、持ってるだけの自分よりも読んでくれる誰かの手に渡った方がいいよな、って解釈したことだけはずっと心に残ってる。
 だから、大切な本や作品ほど手放す。後処理の手間は申し訳ないが、自分の大切が誰かの大切になってくれていたならそいつは嬉しいなと思うのだった。
 うん、古本屋っていいですねw

 2話は買い取りした本に入っていたお金を返しに行く話。
 ご主人が亡くなってその蔵書を売ったが婦人だったのだが、お茶に誘われてそこで店主は気づいてしまう。
 ご主人が好きだった、イチゴのコーヒーカップにコーヒー、花を飾り、奥さんに傍にいてもらう。それで店主はご主人の秘密に気づく。

 これはズルい。
 バラされたご主人は堪らないだろうが、残された奥さんからすると最高の送りもの。

 こんな感じで本と読書家の話。
 さすがに全部書くのは野暮ですが、好きなのは5話の着物ガールの話。着物を着て本を買った帰り道、知り合いに出会って着物の着方が正しくないと直されてしまう。彼女はあえて崩して着ているのに正しさを押しつけられて嫌な気分になる。そりゃそうだ、けれども現代で着物はなかなかレベルが高すぎる。

 ある日、病院ではさすがに着物を着ていなかったのだが、そこでひょんなことから着物を着た老婦人の八掛に骸骨があるのを見えてしまう。そこで自分も休日は着物を着ていることを話して写真を見せるが、以前に着方を注意されたこと思い出してしまう。やっべ。

 でも、婦人はクールだって褒めてくれて着物が自由であることを語る。好きは好きでいい。着物を来てマフラーにサングラスをしたってそんなの自由だ。僕らは着物に革ジャンが合うってことを知っていますが、あれだって式じゃなかったら似合わなかったかもしれない。これを着るんだってスタイルを自分のものにできることが大切なんだろう。……あれ、読書の話じゃなくなってらw

 ここら今回のお気に入り&僕がブックスタンドを買ったわけ。
 上の婦人の去り際の言葉です。そして、このスタンドは開いた状態をキープできる優れものなのであった。

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「たぶん アナタはアナタが思うより自由よ」


 格好よすぎんだろですが、本当にその通りなんですよ。
 そりゃあ病院にキンキラな着物を着てくるのはさすがに場違いですが、見えない裏地である八掛にドクロを仕込むくらいは全然問題ない。見えてないもん。
 僕は学生時代に「読書するヤツがはっきり物を言うな」と教師に言われましたが、うるせぇ知るかお前がなに言ってんのか分からねぇわである。体育教師にも「図書館行くようなヤツが試合で活躍すんな」って言われたな。趣味読書ゲーム映画に人権はないのか。

 ……あれぇ、こうして振り返ると僕が人嫌いなのは必然じゃないかw






本なら売るほど 1 (HARTA COMIX) - 児島 青
本なら売るほど 1 (HARTA COMIX)
児島 青

2025/1/15
posted by SuZuhara at 22:23| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月26日

きまぐれロボット



 博士、次はどんな夢を見せてくれますか?


 ヘッドホンが欲しいと思いつつも、一番よく使うのはネックスピーカーだったりする。
 基本的に耳を塞がれるのが好きでなく、耳的にイヤホンが合わないので耳掛け式を使うが長距離を移動する時にしかこれは使わない。あとたまに走る時とか。
 家にいる時、パソコンの前にいればそのままスピーカーから。料理や掃除をするならネックスピーカー。ゲーム用のもコレにしたいが、そんなにたくさんあってもしゃーないのだよなぐぬぬ。


■感想
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 確か夏辺りに本屋でスペシャルカバーってのに惹かれて買ってみた。星新一作品は夏の特別カバーを買うようにしているのだが、これは初めて見た。
 わりと薄い本なのでちょっとした小旅行、ライブに行く時とかに持って行く予定だったんだけど、そんな用事はなかった。そもそも慣れないことをする時の移動時間は睡眠時間だった。

 さて、星新一さんのショートショートについての説明はもう入らないだろう。分からなかったらちょっと過去を遡ってくれ。
 今回の『きまぐれロボット』の表題から分かるようにロボットに関連した作品が多い。そのせいかオチが似ているようなものが多いのだけど、エム博士やアール氏など架空の存在でありながらお馴染みの存在の話ばかりなのですんなり読める。

 特に好きだったのは『ネコ』。
 ネコを大切に、それこそネコに尽くすエス氏とネコが暮らしている家にカード星人が現われる。人間は気を失ってしまうが、テレパシーでカード星人がネコと話し出す。星々の調査をしている彼らはネコの動じない様子に支配階級であると認識して言う。人間がドレイの地位を不満に感じて反逆を考えないか、と。
 その時のネコの返答が、かなり早いがここで今回のお気に入り。


「そんなこと、心配したこともないわ。そこまでの知恵はない生物よ」


 まったくもってその通りだなw
 我々はお犬様やお猫様その他諸々に反逆など考えないほど骨抜きにされている。星新一さんの時代から我々の奴隷根性は染みついたものだったのかと笑ってしまった。

 あとは面白かったが、特筆するような作品ではなかったと思う。巻末にある谷川俊太郎さんの解説曰く、この作品は子どものためにまとめられた本のようで、悪く言えばちょっとありきたりだ。同じような展開だから先が想像できてしまうものもあった。けれども読みやすさと谷川俊太郎さんの解説がめちゃくちゃ興味深いので一読の価値はあると思われる。カドカワさんこれもシリーズ化するなら買いたいなぁ。




きまぐれロボット (角川文庫) - 星 新一
きまぐれロボット (角川文庫) - 星 新一
2006/1/25



ラベル:星新一
posted by SuZuhara at 12:00| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月25日

週末やらかし飯 1〜2巻



「またしんどくなったら 一緒にごはんやらかしましょう」


 そういや書いていなかったのだが、今年に入って僕は陽を浴びる生活をしている。
 健康的? いやいや違うさ。今まで僕の部屋は窓の先が森だった。鬱蒼としていて夜は怖いくらいの森だった。それが全て伐採された途端、ダイレクトアタックしてくる陽。こんなに明るいのか、日中は電気いらんのかと感動する反面で夏が怖すぎて今から震えている。2年くらいかけて隣には高層マンション建つらしいけど、さてはてどうなるんかなー。


■あらすじ
 社長秘書の久留米空子は日頃完璧に仕事をする反動、ストレス発散なども込めて週末にはやらかす。それは食べきれないほどの大量の料理を作って好きなだけ食べるというもの。
 そういう風に自分を甘やかして社会生活を生きる空子さんの週末やらかし飯。


■感想
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 珍しく本で買っているのと、1巻購入時についてきたイラストペーパー。チキンラーメンでかすぎる。
 あと腹痛で引きこもっている僕に家族がお土産としてやって来てくれたMOTHER2ガチャのネス。わかりみがすごいw

 さて、僕は元々食事ものの漫画や本が好きなんだけど、その話は何度かしたと思うのでさらっと。この作品はネットで更新される度に読んではいるのだけど、空子さんの生活が好きでな、ついつい何度も読みたくなってしまうんだ。

 まず第1話の段階で仕事に疲れたのと雨に降られる不運に見舞われた空子さんがやらかしたのは、チキンラーメン5袋全部入れw
 ちゃんと野菜も取る空子さんだが、基本疲れているのでカット野菜とか食費はかかっても必要以上に手間をかけないのが好きなんだ。ま、真似はできんけどw

 大量に作るだけあって出来上がりは圧巻ですね。空子さんガツガツ食うけど、さすがに食べきれない。けど、ちゃんと残った後のアレンジレシピも掲載されているので面白い。そういう残ったご飯が秘書の完璧空子さんの弁当とかになっているのも楽しいんだよな。

 社長とか後輩とかお隣の小説家さんとか、登場人物はちょこちょこいるけれども基本は空子さんがひとりでやらかす日々。自炊に拘るかと思えばレトルト三昧したりと、分かるめっちゃ分かる。2巻でデパ地下で買い漁り、翌日のレシートで現実に戻るのなんか本気で分かるよ! 

 そんな感じで空子さんのやらかしと飯を楽しく摂取できる漫画ですが、空子さんのギア好きも分かるんだよなー。セカンド冷蔵庫を買っちゃうとか、まだコミックスには載ってないけどワイングラススキーだけど壊しちゃうから100均とかw

 ちょい早いがタイミングがいいのでここらで今回のお気に入りへ。
 2巻にて、ホットサンドメーカーが欲しい空子さんに職場のメンツが「あれなくても作れますよ」と言う。違うよ、お前はなにも分かっていない問題はそこじゃねぇ。そんな空子さんの心の叫び。


「ホットサンドメーカーでホットサンド作ってる自分」に酔いてぇのよ!!


 ここめっちゃ分かるw いや、僕もホットサンドメーカーを持っているけど、そんなに作らねぇよ。むしろ使わないで作ることだってあるよ。だって洗うのめんどいもんw
 けどね、そうじゃねぇのよ。ギアは使ってなんぼでもそれを使う自分に酔うもんなんだ。俺がどれだけキャンプギア持ってると思ってるのか絶対にキャンプなんか行かないのに。

 あと空子さんと母&姉と行くコストコの話とか、お隣さんとサイゼ豪遊、後輩のやけ食いコンビニ飯とか、あまりに近い題材なのがいいんですよ。
 いつか空子さんが作ってたお好み焼き、ピーマンたまねぎにんじん入りとかはやってみたいんだけど、今お好み焼き粉クソ高いんだよね。物価高死ぬ。本もどんどん高くなっていくから生きにくい世の中だぜ……。




週末やらかし飯(1) (コミックDAYSコミックス) - 小村あゆみ
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2024/9/9

週末やらかし飯(2) (コミックDAYSコミックス) - 小村あゆみ
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2024/12/9


posted by SuZuhara at 06:00| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする