2022年08月15日

ZOO 1



 ママが私を殺すとしたらどのような方法で殺すだろうか。


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 エリセの召喚に成功しました!
 ひゃっふーっ!!と喜びたいところですが、アルクェイドにプーリン、伊吹童子と星5が続いて出たことで種火とかスキル上げにQPとかいろいろなくなった。石とか石とか。
 でも、段々とイベント文章を読めなくなってる自分がいる。結構飛ばしてしまうことがあるんだが、全く飛ばさないこともある。自分に合う合わないが激しくなっていくなー。


 今回は集英社文庫ナツイチから読んでいなかった乙一さんの短編集。僕はですね、ブックバンドが好きでして。今年のナツイチ特典がブックバンドだったのでひゃっほーいとラインナップ見てたらほとんど読んでた。乙一さんも昔読み漁った気がしてたんだが、捲ってみたら読んだことないっぽいこれだ!と購入へ。
 今回の冒頭の抜き出しが最初の一行目なんだが、こんな始まりの読んだら覚えていないはずがない。ちなみに私は乙一さんなら緩やかに自殺する話が好きだ。こうして僕の自殺が始まった、だったかな?

 ブックバンド後日、私の鞄からナツイチの小冊子を見つけた家族が読みたい本があったらしくもう一個もらえたんだがね。読んでいないことに気づけただけでいいんだぜ。


■カザリとヨーコ
 カザリとヨーコは双子の姉妹だったが、母親からの扱いに天と地ほどの差があった。可愛く愛されるカザリといつも殴られて妹に食事を恵んでもらわなければならないヨーコ。
 迷い犬のアソを見つけたことから飼い主のスズキさんと知り合い安息を得るヨーコだったが、ある日、カザリが母親のノートパソコンを壊したことを自分に押しつける気だと分かった時、逃げたしてスズキさんの元に向かうがそこで面倒そうな家族にスズキさんの死を知らされる。

 こいつはなんとも胸クソ悪いぜ。
 双子という時点で結末はだいたい察せられますが、アソが無事だっただけでいい。
 カザリが怒られないように入れ替わり、ヨーコに成りすます……もうこの時点でアウトなんだが、追い詰められるとまともな判断はできなからな。
 自分の遺書を自分で書く。これはどんな気持ちなんだろうね。


■SEVEN ROOM
 喧嘩しながら遊歩道を歩いていたはずの姉弟は気がつくとコンクリートの四角い部屋に閉じ込められていた。部屋には床の中央部分に部屋を横断する五十センチほどの溝があり、身体の小さい弟が入ると同じような部屋が七つ、そして六つの部屋には一人ずつ女性が入れられていた。
 七番目の部屋に入っていた女性が言っていた死体が流れてくるとの言葉の意味が分かった時、順番に殺されていく自分たちの運命を知ってしまう。


 こいつは……ホラーとして最高なんだろうな。映画で観たい。もう映画になってた。ちょっとまだ映画の法については調べてありませんが、映像化されているなら是非とも観たいな。
 ホラーにありがちな理不尽な境遇ですが、姉弟を二人で一人カウントした犯人のミスで七つの部屋の秘密を知ることになる。
 お姉ちゃんが決断を私は予想していなかったので、やられたなぁでもつれえな、とボロ泣きしてしまった。俺の涙腺はガバガバだよ!

 今回のお気に入りはここで。
 六日目、姉弟を殺す犯人が部屋に入ってきた時、お姉ちゃんの渾身の反撃で犯人を出し抜くことに成功する。 ……ぼかして言ってもあれなので、他の部屋の人たちから貰った服を弟の服に詰め、それを姉は守る振りをした。そして溝を流れる泥水に隠れていた弟は姉の腕がチェンソーで切られた瞬間、犯人が入ってきたドアから出て姉と犯人を閉じ込めて鍵を閉めた。


 もちろん、扉は開かない。
 中から、姉の笑い声が聞こえた。高く、劈くような声だった。いっしょに閉じ込められて戸惑っている犯人に向けた、勝利を示す笑い声だった。


 この後、弟は他の部屋を開放してみんなで逃げるわけだが、姉が事前にみんなで逃げろって言ってるわけだよほら泣くしかねぇじゃねぇですか。自分には逃げ道ないからってここまでの献身はできないよ。
 ……でも、あれだな。バッドエンド症候群だから、こいつらはまともに逃げられもしないんだろうな、とも思っている最低な自分がいる。昔やったゲームみたいに、次の絶望がまってるんだろうな!


■SO-far そ・ふぁー
 父と母と三人暮らしだった僕は、ある日、父に母の死を、母に父の死を知らされる。しかし、僕には父も母も見えていて二人を繋ぐように僕は生活していたのだが、次第に二人の姿がどちらかしか見えなくなってしまう。

 ……なにを言っているのか、と思われるかもだが、俺にも分からん。要するに、僕にとっては父も母もいるが、二人には二人が居ないかのように過ごし出す。僕はお父さんはこっちだよ、お母さんはこう言ってるよ、と二人を繋いでいくのだが、次第にどちらか一方しか見えなくなってしまうんだ。
 父に無視したと言われてそれを吐露すると、叩かれてしまい、その先で母に出会った僕は「おかあさんの世界で生きることにする」と決断し、それ以降父親の姿が見えなくなった。

 ここで終われば不思議な話だが、実はこの夫婦、喧嘩をしてお互いを死んだことにして暮らしていただけ。その設定に子どもを巻き込んだ結果、子どもが父親を認識できなくなったわけだ。
 父と母は子どものために寄り添い、子どもは父と母を別れさせないためにこうなったんじゃないかなって思っていたという話。

 うーむ、なんとも自業自得な。
 そうとしか言えないが、この家族はみんな歪んでるよ。


■陽だまりの詩
 自分を作った男が死ぬまでの世話を命じられた私は、世話する過程で様々なことを学んでいく。病原体が蔓延る世界で人間の死を看取るために作られた彼女は、一緒に暮らしていく内に感情を知り、彼の秘密を知ることになる。


 アンドロイド的なものの話。なんでだろ、読んでいる間ずっと沙耶の唄の最後ってこんな感じの世界なのかなって思っていた。
 彼も人間ではなく、作られた人間で自分の最後のために私を作っていた。これな、細かいところ読み返すと彼が人間じゃないことに気づくんだよ。読んでいる間はまったく気づきませんでしたがね。
 そしてまた繰り返す、そんな感じに続いていくんだろうね。


■ZOO
 いなくなった彼女を探す俺の元に送られてくる日に日に腐っていく死んだ彼女の写真。犯人に対して憤りながらも、その写真を送っている犯人は自分だという矛盾。
 これは彼女を殺したことを認められない俺による俺のための一人芝居。


 申し訳ないが、私にはこの話がよく分からなかった。
 最後には自首することを決意するみたいなんだが、ちょっと解説して欲しいので久々に友人に連絡を取ったら「覚えてない」つーね。もう一回読むか……。










ZOO 1
乙一
集英社 (2006/5/19)
posted by SuZuhara at 16:47| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月11日

オーバーロード16 半森妖精の神人 [下]



『あの情けないセリフは全てブラフ。アインズ様って本当に、失礼だけど化け物みたいに頭が切れる御方だよね……』


 先月は週1ペースで映画に行けてうはうはだったのに、今月はまだ1回も行けていない。解せぬ。
 まあ、8月で行きたいのは1作品だけでペルソナのコラボカフェ行ったし、その後でちいかわクレープとか食わされているので私にしてはアグレッシブに行動していますね。夏なのに。後は大量に買った本をわっくわくしながら読むだけだー。


■あらすじ
 アウラを先行させてダークエルフの村へと上手く入り込んだアインズはそこでアウラとマーレに友人作りを促しながら情報収集に励む。しかし、法国がエルフの国を攻めたことからダークエルフも兵を出すように召集の話が来てしまい、アインズたちはダークエルフの村を出てエルフの国へと向かうことに。
 そこでいいところ取りするはずだったのだが、エルフの王・デケムに見つかってしまい、オッドアイからアウラとマーレを自分の孫と勘違いしたデケムがアウラに触れた瞬間、仲間にとって子ども同然の二人に邪な感情を持って触れたことに激怒したアインズとの戦闘が開始される。

 
■感想
 前回に引き続き、オーバーロード新刊で下巻。
 発売日に買って結構早く読み終わっていたのだけど、私がパソコンに向かう時間を取れなかった。だって、最近ほとんどの時間を睡眠に費やしている気がする……夏の体力回復は寝るしかないんだ。

 さて、上下巻読み終わって面白かったかと訊かれると難しい。私はドワーフの国辺りまではすっごい好きなんですよ。今放送中のアニメ4期はため込みながらも観ていますが、俺の好きなシーンほとんどカットって……くそぅ。ほら、お前たちはぶくぶく茶釜の特別とか冒険者組合での会合で奥の部屋に隠れていた男がいて……な話とかさ。

 ダークエルフの村では野伏として強者のアウラを信者のように慕うコミュニティができていたり、初恋だというブルーベリーの存在があるが、ここで一悶着は特になく、アインズ様と薬師頭の調合講座がメイン。もっとたった一人の異物に閉鎖された村の勢力バランスが崩れていくとか私の好きな展開を想像していたがそんなことはなかった。アインズ様がモテモテで終わった。
 アウラとマーレの友達作りは……なんかこう、親の思惑通りに行かないというか、リアルでしたね。友達ってなろうとしてなれるもんじゃないじゃないですか。育った環境とかフィーリングとか、それ以前に対等――少なくともそれに近い存在とでなきゃなれないもんだと思うんですよ。この辺はアインズ様の目論見自体が見当違いだわなー。

 薬師頭との日々を楽しんでいたアインズはダークエルフの元にエルフから召集が来たことから、村を後にして法国に攻められているエルフの国へ。攻められているエルフの国に潜入してめぼしいアイテム奪っちまおうぜ作戦のため、武装変更したアウラとマーレに完全不可知化(パーフェクトアンノウアブル)で存在認識させずにくっついていくんだけど……この手の魔法が私は嫌いでな。いや、便利すぎてつまらないじゃないか。現にこの上下巻で乱用しすぎだと思うんだよ。だから戦闘前なのにテンションが上がらない。

 アウラが先導しているにも関わらず、侵入を察知したエルフの王・デケムがやってくる。
 私、前回の感想でこいつに触れていなかったが、所々で触れられていた女という女に孕ませて自分の強さを引き継ぐ子孫を作ろうとしていた王様ね。子どもを失った母親をすぐに孕ませようとしたりとか、この国のデストピア感ハンパねぇが、王族の証とやらのオッドアイであるアウラとマーレを見て自分の孫だと思い込む。
 威圧してもなんともない二人に気を良くして、じゃあアウラをいたそうかなんてぶっ飛んだ思考をみせてくれますが――最初ここを読んだ時状況がちょっと理解できなかったんだよね。アウラとマーレ、デケムが会話している最中にアインズ様が戦闘に向けて隠れて魔法を詠唱するんだけど、その言葉が並列して書かれるからこれはアウラが言ってんの?みたいに困惑したんだ。初めは魔法名だけしか言わんから、あとになってアインズ様かって気づいたんだ。読解力低いと言われれば否定できないが、ちょっと分かりにくかったんだよ。

 自分よりも遥かに強いベヒーモスを召喚してくるデケムとアインズ様の戦闘は、アウラとマーレが怖いというほどあと少しで勝てると思わせる力量で戦い追い詰めていくが、自慢のベヒーモスを潰したことで戦意を失ったデケムは脱兎の如く逃げ出してしまう。
 アインズとアウラはアイテム回収、マーレが追撃に出るんだけど、デケムは逃げた先で待っていた絶死に殺されてしまう。

 ここからは絶死のターンなのだが、装備変更したマーレは今回の表紙のようなドスケベ装備なのにタンクができるという強さ。デミウルゴスたちが殲滅ならマーレみたいな言い方をしていたのがよく分かる戦闘でしたね。絶死のことがよく分からないままでこの戦闘に突入してしまったのが悲しい。アインズやシャルティアが使う技を切り札として持っていたとは言え、絶対強者の傲りもあってマーレの物理攻撃で追い詰められていく姿はもうちょっと頑張って欲しかった。絶死のデケムへの恨みとか母親への感情はもうちょっとちゃんと知りたかった。
 でもなー、私もFF10でユウナの通常攻撃9999とかバカなことしたからなー。魔法職の物理最強には浪漫があるんだよなー。

 マーレの小災厄(ぷちカタストロフ)を使ってもしななった絶死はナザリックに回収して記憶を覗かれる。そしてアインズ様が法国とシャルティアが繋がってしまったため、今やっていることを全てうっちゃって法国攻めに出ることになるってところでお終い。
 アインズ様にしては珍しく即断だが、この辺は次巻でじっくり語られるのかな。

 あとがきからあと2巻で終わりとのことだけど、これ終わるのかね? 今回アインズ様がなんとなく例えでアルベドの裏切りについて言及したことからアウラとマーレにそれが有り得ると布石が刻まれた。アルベドもアインズの激高がやましい心ありで自分を対象として勘違いしたのも完全なるフラグだろう。法国戦にナザリック内部騒動は確実だが、リクやイビルアイたちとの因縁もあるしもうちっと続けていいんだよって言いたい。早く、たくさん出ると嬉しい。今回のダークエルフの村のことも繋がっていかないなんてないだろうしなー。

 というわけで今回の上下巻は、マーレと絶死戦は面白かったけど、ダークエルフの村とアインズ様戦闘は僕的にあまり。今後の布石なんだろうなー程度で、ラナーとかブレインはどうなったの? 今のナザリックについて知りたいんだが、ってモヤモヤしたな。王国を潰したのに触れられないんだもんよ。
 このあと改めて全巻読み直したけど、寄り道的な話しが好きなので今後に期待したい。でも、あと2巻かー。

 では、今回のお気に入りへと行きたいところだけど今回は特になかった。マーレと絶死戦全体かな。余裕か増していた絶死をマーレが淡々と追い詰めていく様子はさぞきょうふでしかなかっただろうなー。







オーバーロード16 半森妖精の神人 [下]
丸山 くがね (著), so-bin (イラスト)
KADOKAWA (2022/7/29)
posted by SuZuhara at 11:44| Comment(0) | ライトノベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月23日

オーバーロード15 半森妖精の神人 [上]



(――昔より、少し思い出す回数が減ってきた、ような気もするな)


 やっとこさ『トップガン マーヴェリック』観てきた。今月は週1で映画観れているという俺的にグッドな展開だが、もう夏の日中には動けなくなってきたのでそろそろ厳しいか。
 しっかし、今日ほど隣人ガチャが酷かったのは初めてかもしれない。間引きで一席開けた隣で朝マックを食うわ携帯開くわ腕を振りまくるからアップルウォッチ反応してその度に光る……。くそぅ、あんまり集中できなかった。俺も朝マック食いたくなったじゃんかよぅ。


■あらすじ
 アインズは有給休暇と宣言してエルフの国へと向かう。かねてより懸念事項だったアウラとマーレの友達作りが目的なだけだったのだが、既に魔導国の王である身の上で個人的な休暇などとい戯言が通用しなくなっていることに本人だけが気づかないままダークエルフの村を目指す。
 一方、魔導国を警戒するスレイン法国は先にエルフの王を打倒するために大攻勢に出ようとしていた。そんな中でエルフの国へとアインズとともに訪れ期待されたアウラはアインズに褒めて貰うためにも、ダークエルフの村へと侵入して信頼を勝ち取っていく。

 
■感想
 久ビザのオーバーロード新刊! 今回は上巻ですが、下巻は今月末なので時期が分かるとゆっくり待てますなー。
 アニメの方、既に4期が始まっているので観てみましたが、相変わらず私の好きなシーンはカットされている。ほら、お前たちはぶくぶく茶釜の特別とか冒険者組合に隠れていた男の話とか。くそぉ、また小説読み返しちゃうじゃんか。

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 そんでもって、ただでさえ既存巻の10th限定カバー羨ましいのにどうしてパンドラズ・アクターのだけもらえるんだよ。こんなん1冊だけでもあったら全部揃えたくなるじゃん! ……ま、私物を減らさないといけない私には関係ないんですがねー。

 さて、本編。
 ナザリック第六階層、以前ワーカーたちが攻めてきた時にエルヤー・ウルズス――エルフ3人を奴隷のしててハムスケに倒された奴がいたんだが、その時に保護したエルフに情報を得るために接触する。
 個人的にここが一番面白かったかな。ナザリックの食堂のことが分かったり、誰かに美味いものを提供する瞬間は楽しい。ま、食堂の料理長は出てきた意味が分からんが。
 アルベドに有給休暇宣言してマーレの発言に一悶着あるが、やっぱりアルベドには怖ろしいものがあるな。異様にデミウルゴスを警戒しているし、ここに悪魔ラナーはどう絡んでくるんかねー。

 法国とエルフの戦いで火滅聖典がエルフの子ども一人に翻弄されつつもやっとこさ倒すと、エルフの王が現われて全滅するのだが、ここで法国の人間至上主義で他種族死すべしな思考は理解していたはずなのだが、ちょっとだけその考え方に思うところがあった。
 ちょっと早いが今回のお気に入りはここ。
 死ぬ間際、火滅聖典のヒュエンは最後のあがきで数秒の時間を稼げたことに安堵して思う。
 

 これで誰一人として国に戻れないということはまず起こり得ないだろう。ならばそれはシュエンの敗北にしかすぎず、法国の敗北ではない。 


 こういう考え方は嫌いじゃない。

 あとはアインズ様と双子によりダークエルフの村への潜入計画なのだが、今回のは途中までなので仕込みの時期なんだろうな、って感じ。
 この辺りの主的魔獣をアウラが従えて、わざとダークエルフ村を襲撃→ピンチに助けるアウラが丁重にもてなされる計画はいいんだけど、その村のダークエルフが変な方向にアウラを神格化してしまい、アインズ様的にも嫌な展開になっているのだけど、それ以前にダークエルフの名前が、アップルとかブルーベリーなのね。私の貧困な頭じゃダークエルフなんか果物なのか分からなくなってきてしまって……これ、下巻では脳が修正してくれるかな。

 上巻だけでは面白いかの判断はできませんが、次は番外席次とか出てくるみたいだし、もう発売まで1週間後だし、ゆっくり待とうと思います。








オーバーロード15 半森妖精の神人 [上]
丸山 くがね (著), so-bin (イラスト)
KADOKAWA (2022/6/30)
posted by SuZuhara at 22:23| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月16日

ファイアーエムブレム無双 風花雪月 赤焔の章



「私を守り続けるということは、ずっと私の一番そばにい続けるということよ」


 めちゃくちゃ久しぶりに携帯の機種変をした。面倒くせぇな、おい!FGO引き継ぎに行くまで時間かかって(引き継ぎがではなく、他設定を変更するのに)もう全部辞めてやろうかと思ったくらいだ。いらんアプリ消すのもなー、めんどい。結局料金値上がりとかしちゃうし、意味あったんかなーとちょっと自己嫌悪中だ。


■あらすじ
 主人公は在籍していた傭兵団を灰色の悪魔と呼ばれる傭兵に壊滅され、自身もその戦闘中に不思議な力が目覚めてなんとか生き残る。同時に自分の頭の中に響く声・ラルヴァとともに復讐を誓うのだが、途中に出会った士官学校の三学級の級長たちとともに盗賊対峙をしたことから謝礼としてガルグ=マク士官学校の生徒として学ぶ機会を得る。灰色の悪魔と戦える実力をつけるためにも提案を受け入れた主人公は三学級から自ら選んで彼らと共にその先に起こる戦争へと身を投じていく。

 
■感想
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 やー、黒鷲の学級終わったぜ。ちょっと支援回収とかでうろうろしてたから時間かかってるけど、ほぼ70時間は自分でも驚いた。エガちゃんもだけど黒鷲はみんな好きだからな、いろいろやりたくなっちゃうのだよ。

 さて、体験版後の流れをざっくり説明。
 こちらでも戦争を吹っかけるエーデルガルトはディミトリの国ことファーガスに乗り込む。その前にクロードのいるレスターも蹴散らそうとする。強者の暴力は素晴らしいね。
 クロードの策で撤退とかさせられると悔しいけれど、楽しくなっても来てしまうのだが、闇蠢のちょっかいとかだとげんなりするな。早い段階でアランデル公と手を切れたと思ったら、そう簡単な話じゃない。

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 ディミトリとの初回戦闘の時、引き抜いたアッシュを出した上にアッシュにイングリットを殺させた自分は最低だと思う。でも他意はなかったのよ。

 そんなこんなでエーデルガルト侵攻は概ね上手く行くが、同時に多くの邪魔も入る。そんな中でシェズ――あ、主人公と先生はデフォルトネームでやってます。シェズは即戦力で手柄を立てていく。エーデルガルトの暗殺未遂とか救っちゃうが、そこに至るまでエガちゃんヒューベルトは実は信頼していなかったんだって。

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 2部になるとエガちゃんとクロードが手を組んだ。

 (つд⊂)ゴシゴシ(;゚Д゚)…?!

 正直よう分からんかった。
 いや、意味は分かるよ。でもクロードが帝国と同盟を結んだっていうことがだよ。
 この辺が気になるので今は金鹿やってる。キャーホルストサーン!

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 帝国の双璧が、フェルディナントが父を断罪するに至るまでは面白かった。
 あと途中で灰狼のメンツも引き抜いていたので、ハピかわいいよバルタザール金もっとクレ、と楽しく進んでいく。


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 このハピ支援が好き。今回ハピとED迎えようかと思うほどだったが、ペトラの破壊力がすごすぎたのでペトラにお手紙貰いましたがね。

 途中、先生とジェラルドを仲間にできるイベントがありもちろん仲間にしたのですが、先生とシェズに関しては結構なぞが残ってるんだよなー。

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 こういうの見ちゃうと、先生にとってはこの世界線の方が幸せなのかなと苦しくなっちゃうんだが。

 その後、ディミトリを追い詰めたあたりでシェズの中のラルヴァが暴走して先生を襲い、ラルヴァがソロンを襲ってかつての級長たちとシェズはザラスの闇へと引きずり込まれていった。

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 ここでは所謂自分との戦いがあって、乗り越えると最終局面へ。
 レアさんとアランデル公倒してお終いでしたが、相変わらずその後まだまだ戦争は続くで終わってしまった。

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 この最後のやりとりがすげー好き。また黒鷲行きたいな!

 しかし、無双ゲーとしては少々やりにくい。
 時間制限と撃破数ノルマあるくせに敵が少なかったり、待機命令ができずに気がついたら知らんとこ行ってる仲間とかぐぬぬだった。常に金欠とかね。前作はとりあえずドラゴンに乗せとけだったが、今回はむしろドラゴンは移動時のみとか使い方が違うのが面白かったかな。うちのベルナデッタは強いぜー。
 けど、今回はモニカもいるしでエーデルガルトに対して特別感というか、シェズがいなくなったらエガちゃんは痛いだろうが止まらないんだろうな。すぐ対策取るんだろうなとでも言うか、仲間の1人って親密度しかなくて師好きすぎてポンコツになるエガちゃんに会えなかったのがかなしいな。



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 では、金鹿攻略に戻ろう。
 赤でのこのシーン好きだー。











ファイアーエムブレム無双 風花雪月
コーエーテクモゲームス(2022/6/24)
posted by SuZuhara at 22:07| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月12日

ファイアーエムブレム無双 風花雪月 体験版



 三つの国、三つの運命、もう一つのあなたの物語。


 人嫌いなので深夜とか早朝とかに行動する事が多いのですが、真っ暗の早朝3時頃に「あーーー」言いながら走るおじいちゃんに遭遇する。
 ここで閃くゲーム脳。これはゾンビだ、ホラーゲームによくある奴だ!
 そんなこんなで擦れ違わないように道を変更するが、ついてくる。が、走っているのに足が遅い。そして自分は歩くのクソ早い。無事振り切る。
 遠くから聞こえた「元気でねー」の声は何を意味していたんだろうか……なぞだ。


■あらすじ
 傭兵である主人公はとある仕事でジェラルド傭兵団と遭遇し、灰色の悪魔の手によって所属していた傭兵団は壊滅してしまう。
 ラルヴァと名乗る存在の力によって生き延びた主人公はジェラルド傭兵団を探す途中で士官学校の級長3人と出会い、成り行きで手を貸したことからガルグ=マグ士官学校へと入ることになり生徒として3クラスの級友たちと共に過ごしていくことになる。

 
■感想
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 うえーい、体験版来てるじゃんかー!と勢い勇んでプレイ。3クラス分でもう計21時間とかやってる時点で、ゲームすると廃人と言われてたのが懐かしくなるな。

 データ引き継ぎように黒鷲組だけは支援Cと15レベルまで上げてある。カスパル拳闘士、メイジ組のモニカ、ドロテアが楽しい。そしてソシアルナイトの有能さを初めて感じたねw

 ちょっと心配だった新主人公のシェズですが、今回はデフォルトネームで行くのでベレトスも然り。思いの外馴染んでいたので嫌悪感はなかった。
 そりゃあ、先生があんなに苦労したのにベレトスに会わなければ、エガちゃんディミトリはまともなルートに進めるのかって思わないこともなかった。でも、同級生だからこその信頼感ってのが上手く前作との棲み分けができてると思う。

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 このメンツにシェズが入れていることが嬉しいんだよ。
 あ、自分は基本男主プレイです。先生EDあるかもとレス先生選択しましたが、エガちゃんとの組み合わせを考えるならレト先の方が――ああ、エガちゃん両刀だから大丈夫だ、と自分安堵とかしてて笑った。

 男主はストレートにいい奴ですね。個性はあるけど癖はない。自己投影派じゃないので受け入れられたけど、このあと女主でやるとこっちは反対に癖が強いかんじでしたね。
 青獅子は女主で……いや、オレはイングリットを嫁にしたい。黄鹿こそ女主で……いや、ヒルダを嫁にするんだ。……もう5、6週目くらいにはできるんじゃないかな。

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 ストーリー的には学級選びまでは共通。
 イエリッツア先生が担任になったこともあり、エーデルガルト暗躍によっての課題・モニカ救出へと向かうことになる。
 お、この子知ってる。ニセモノだった子――本人クッソ面白いんですけど!!
 エガちゃん大好きなのでヒューベルトとバチバチしてるかと思えば、ドロテアのファンだったりと濃いキャラしてんなw うちではドロテアと並んで強メイジ。てか、魔法による範囲攻撃つえええ。

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 ちょっとウザい子かなと思ったこともあったが、ヒューベルトとの支援でちゃんと周りが見えている事も分かったし、これからが楽しみだ。

 今は副官との連携技が楽しいのでいろんなパターンを試し中。今のところシェズとクロードの掛け合いが好きかな?
 確か「オレが道を切り開く」「ならオレが道を広げる」だったかな?エーデルガルトとフェルディナントとかも好きです。
 兵種でアクション変わっていくから本当に製品版たのしみだなー。

 では、今回のお気に入りへ。
 掛け合いで面白いのはやっぱり青獅子幼馴染みコンビだったりするんだよな。今回は訓練でシルヴァンとイングリットを組ませたときの会話。

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 他にはフェリクス支援の幼馴染み評とか好きですね。
 ただこの辺のイベントは周回時に回収すべきなので黒鷲以外はあんまやらない方向で。
 でも、今回支援上がってもイベントなかったりするキャラあって悲しいなー。






ファイアーエムブレム無双 風花雪月 TREASURE BOX
コーエーテクモゲームス(2022/6/24)
posted by SuZuhara at 16:03| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする