どんなに想っていても、言葉にしなければならないことは、ある。
やばい、本気で月一更新になりつつあるじゃんか俺!
まあ、言い訳が許されるなら最近本とか全然読めていないから感想を書くに書けないのである。決して、FGOぐだぐだイベントで土方さん目指してアルテラ、エジソン、エレナと連続で来ても本懐は遂げられなかったり、ソルトアンドサンクチュアリ超楽しいけどソルトは一粒も無駄にしないチキンプレイしてて忙しいわけじゃない。BBちゃん配布とか速攻で聖杯捧げるね、種火ストックしとくね、とかのせいじゃないんだから!
■あらすじ
精霊の身で殺人を犯したレオンは刑務所に収監されることになった。自慢の金髪はどす黒く染まり、ただ過ぎていくだけの二千三百年という日々を過ごすはずだったが、刑務所見学のバスに仕掛けられた時限爆弾の事件から、レオンは悉く命を狙われていくことになる。
精霊文字の刻まれた首輪により力の使えないレオンは自暴自棄になりつつもヒマワリ色の少女に叱咤激励され、自分を取り戻していく。
■感想
ああ、読んでしまった。これで私が持つ大迫さんの詠んでいない本はあと一冊だけだ。
悲しみは未だになくならないけれども、読むとやっぱり好きだなと心底思うのだからどうしようもないね。ポリ黒とか読み直して感想書きたいくらいだ。
さて、これは神曲奏界ポリフォニカのスピンオフブラックシリーズから生まれた黄金の獅子レオンガーラ話である。何度も言っているが、私は本家本元を知らない。スピンオフなのに、シリーズものの三巻目から手に取ってなにがなんだかわからないまま大迫節に惚れたからだ。
前巻を読んだのは大分前だけど、キレて人間を殺してしまったレオンの話。ブラックシリーズに精霊法に関してはかなり触れられているけれども、精霊が人間を殺すことは大罪だ。精霊は人間の善き隣人でなければならないのだから。
レオンは刑務所で腐りきっていますが、時限爆弾バスでちゃんとレオンであることを見せてくれる。看守ティガーとの関係も良かったんだがなー。
見学者の中に僕らのよく知る少女がいた。レオンは見えていないがヒマワリ色の少女である。バイクにまたがり、そして大好きな親友の真似してメモを取るようになった少女である。
正直なところ、ブラックとレオンではイラストが違いすぎるので表紙では誰か分からなかった。レオンもどうもイメージが違いすぎてちぐはぐな印象を受ける。難しいな。
レオン宛の手紙から時限爆弾だったので他の刑務所に移送されるところで襲撃。やめろっ、ティガーだけはやめろって!
ボロボロで逃げ延びたレオンを拾ったのはおでこが印象的な少女である。バイクで移動し次は電車。レオンが助けを求めるのはブラックの主人公であるマナガとマティアのもとへ。
しっかし、二人は不在。どうすりゃいいのか、と思っている時にレオンが大事にしている少女たちの職場が爆破。
絶望とさらなる襲撃を受けてもレオンを助ける少女。突き放して、そして傷つけたくないと気づかされたレオンは初めて少女の名前を聞く。
ヒマワリ色の少女――サジ・シェリカの。
うん、知ってた。
だってシェリカがどんだけすげー奴かなんてことはとっくのとうに知っている。レオンの負けなんぞ決まっている。
レオンを執拗に狙っていたのは前回にレオンが依頼を受けてちょっと痛い目を見たミサワさん親子。息子がギャングに置いたした結果顔が修復不可能な状態になったことへの報復だった。
しかし、問題はそれだけでなくレオンが首輪を外しても力を使えなくなっていた。なんてことだ。
そんな状態で飛行機爆破が目の前で迫る。
レオンを殺すためだけに二百人を道連れにしようとする。この事件の解決法は、レオンにしかないですな。
知らない、けれども知っている顔の女たちが集まっていた。
何百回と、レオンが契約しては捨てていった女たちだった。みんなレオンガーラを知っていて、シェリカの叫びに応えて集まった女たちが奏でる神曲で戻れないなんてレオンじゃない。
レオンがずっと暴走状態だったとか衝撃の事実は有りますが、そんなことよりもかつての契約者たちの何十年経っても変わらない面影が私は嬉しくてたまらなかった。
あとのことは語るまでもないね、レオンの復活と大団円だ。シェリカがマティアの親友であることに気づくレオンは楽しいな。やっぱり特別なんだな。
いやー、やっぱり大迫さんの話が好きだ。
私という人間は単純だから格好いいと思ったことは永遠と貫くという厨二なことをするのだが、その一つが大迫さんのせいであることに気がついたよ。ホント、どうしようもねぇことだから書かないけれど、小さなことだって俺に根づいてくれていることが嬉しくてたまらないんだ。
では、ここらで今回のお気に入りへ。
さっき書かないって書いたばかりだけど、読み返してもお気に入りはここなので私の趣味を晒そう。
無人駅で始発まで時間を潰すことになるのだがシェリカのバイクに積まれた携帯用ストーブやら、普通は積んでないものを見ての会話。
「いつもそんなもの積んでるのか?」
「まあね」
それはつまり、いつ必要になってもいいように、ということだ。予定を立てずにふらりと遠出してしまう、そういうことが頻繁にあるのだろう。
少なくても俺の知る限り、神曲楽士志望としては珍しいタイプだ。
「備えあれば嬉しいな、って言うじゃん?」
この、でたらめな諺が最高に格好いいと思っているのである。
なんだろうな、私は正しく使うことにあまり興味はないんだよな。ニュアンスが伝わるのであれば面白い方がいいじゃないか。間違ってなければいいんだよ、独りよがりだってさ気張った正しさよりもこっちの方が伝わる気がするんだ。
神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター4
大迫 純一(著),忍 青龍 (イラスト)
SBクリエイティブ (2009/4/15)



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